やはり俺がダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 作:しろねまる。
本当にお久しぶりです(笑)
最近リアルが忙しくなりまして、投稿がかなり遅れています^^;
それでも読んでくれている方には感謝です……!
それではどうぞ!
リリルカ・アーデ救出作戦(?)をあすに控え内心ドキドキしている俺だが、今日一日何事も無く終えることが出来たわけで、残すところは頑張ってホームに帰るだけだ。あぁ疲れた。帰ったら小町みて目の保養をしなければ…!
よしそうど決まればすぐ帰ろう!!真っ直ぐ帰ろう!
「仕事終ってから帰るまでが凄まじく速いわね。やる気のないアルバイト店員をみているようだわ。挽肉くん。」
「全然関係のない名前で呼ぶんじゃない。そして挽くんじゃない。突然現れたと思ったらいきなり暴言とは。一体何のようだ?雪ノ下。」
彼女は今のやりとりに満足したのか、微かに口角をあげている。なんでこんなんで満足してんの。
「偶然、見かけたものだから。あすの出来事について抱負を聞いておこうと思ったのよ。初めてでしょう、あなたが誰かのために何かをするなんて。」
「…らしくないな雪ノ下。そんな暴言のない台詞は初めてだ。…誰かのためにだなんてそんな立派なものじゃない。ベルは優柔不断で意外と女たらしだが、一緒にダンジョンにもぐって切磋琢磨してきた、もう俺の相棒なんだよ。だからこそ、あいつがやりたいと言ったことに関しては、直接的じゃなくても、サポートしてやりたいと思ってる。そしてそれが結果的には俺の成長に繋がると思っている。ただそれだけだ」
「変ったけれど変ってないわ。あなたはベル・クラネルの隣りではなく、光りではなく陰を選ぶとなんとなくだけれど、そう感じていた。でも、いいと思うわ。だってあなたジメジメしたところが好きじゃない?」
そういって彼女は微笑む。その笑みに思わず見蕩れてしまう。今までこいつと過ごしてきた中で、恐らく一番の純粋な笑顔だっただろう。
…っと何か言わねぇと
「でもまぁ…まだまだ一人じゃなにもできないからな、なんていうか…おまえらにも迷惑かけちまうかもしんねぇけど。よろしくな」
「あなたこそ、らしくないわね。」
そんなやりとりをして笑いあって。意外とこいつと居るのも悪くねぇなって思っちゃった俺は、やはり、らしくないみたいだ。
雪ノ下と別れた後、一直線にホームに帰宅する。あらかじめベルには早く帰ってくるように言っておいたため、予定通りの時間帯に打ち合わせができる。
「さて、俺らの予想ではリリルカ・アーデが行動に移す日が明日となっている訳だが、なにか変わった事はないか?」
ベルと情報交換をするようになりなんだか以前よりも会話が増えたような気がする。あれ俺だけかな
「今日も特に変わったことはなかったよ。先走っちゃうけど、もしも、リリが僕のナイフを盗んだとしてもあの子に手を出して欲しくないんだ。これは僕がどうにかすべき問題だし、どうにかしてやりたい問題なんだ。僕のやりかたでしか、僕が直接リリにぶつからなきゃきっとリリは変ってくれないと思うから」
と真剣な面持ちでそういった。だが五階層には例の高ランカーが待ちかまえているんだぞ。そこでリリルカ・アーデか鉢合わせてしまえばお前の思い描く結末にはたどり着かない。俺がそう言うと
「それもしっかりと分かっているよ。たとえ、このぬいぐるみを落さなかったとしてもその二人は五階層で待っているんだと思うし。十階層にはどんなモンスターがいるかはこの間八幡と一緒に調べたから対策できるとは思うけど何より僕は八幡を信じてる。だから安心して立ち向かえるよ。」
やばい目から汗が出そうになってきた。こんなにも信頼されていたとは…。嬉しすぎるぜ…
「…俺もお前を信じている。だから絶対にリリルカ・アーデを救ってこい」
そう言い合った後、ベルは寝室へと向かう。さて俺も中に入ろっと。外は風が冷たくてだめだ。中に入り今度は神様にステータス更新してもらわなくては。
と丁度良く神様がリビングに居たため話し掛ける
「おぉハチ君!今日もなんだかお疲れのようですな!」
相変らずのテンションだ。てか目が腐ってるから疲れているように見えるのではないでしょうか。泣きますよ。
「疲れるのは明日ですよ。それよりもお願いしたい事が。」
「分かってるよ。ステータスの更新だね。ちょっとそこで横になってくれるかな?」
指示に従いソファーにうつ伏せになる。しばらく横になっていると神様が降りる、沈黙が痛い。
「神様、どうかしましたか?」
なにも言わずに紙きれを差し出す
「著しいステータスの上昇、複数のスキル発現、そして謎の文字。一体どういう事だい?君にはステータス上昇系のスキルは発現していない。それにも関わらずこの異常なまでのステータス上昇。スキルだって今までに聞いたことのない様なスキルだ、そして一番不可解なことがヒエログリフではない文字だハチ君、僕に隠してる事はないかな?」
「隠したいことでは無かったのですが、なかなか言い出せなかったことではあります。申しわせありません。俺の中に、訳分からないのですが妖刀が住み着いています。」
すると神様は二度目のフリーズ。暫くしてまた再開。この人はどうなってるのよ。
「君、あの十もないと言われている極東の武器に憑かれていると言うのかい!?最早伝説級の代物だぞそれは!?」
と部屋中を駆け巡りながら時々わけのわからない方向を向いて喋る。おーい。俺はここにいますよ〜ショックで俺が見えなくなったのかな。
「まだ使ってはいません。もし扱えなかった場合、最悪死に至ります。これを使う時は覚悟を決めた時にしようかと」
「死に至る?そりゃまたどうして?」
極東の武器とは知っていた見たいだが詳しい内容までは知らないみたいだ。そりゃそうだよね。それを語れる人が居ないのだもの。
「妖刀とは魂を喰らうものらしいです。ですから、俺が扱えない場合、その妖刀に魂を喰われこの世から消え去るのではないかと」
そう言った瞬間俺の両肩を掴み、激しく揺らす
「そんなもの使っちゃいけない!覚悟がある無いの問題じゃない!もう君には帰りを待っててくれる人達が居るんだ!ダンジョンに潜るのですら危険なのに、それ以上リスクを背負ってどうするっていうんだ……!」
珍しく情緒を乱している神様をそっとなだめ、
やさしく語りかける
「明日の場合、最悪二人とも帰ってこない可能性があるんです。俺ら二人ともまだくぐったことすらない階層に行き、大型モンスターを相手にしなければいけない状況に直面するかもしれない。それに直面したとき、普通に戦えば二人とも死んでしまう。なら僅かな可能性に掛けてみるのも悪くないと思うんです。それに端から死ぬつもりで妖刀を引き抜いたりしません。引き抜くなら扱いきります。」
そういうと神様は肩を落とし、涙を流す。ファミリアとはこんなにも暖かく、そして硬い絆で結ばれているのだと改めて感じた。
今の居場所を守るためにも、明日、絶対に成功させなければいけない。
「神様、更新ありがとうございました。明日の夜は成功を祝ってじゃが丸パーティーでもしましょう期待して待っててください」
神様は察してくれたのかボロボロと涙を流しながらも無理やり笑顔を見せた。
「わかった。明日は沢山じゃが丸君を買って来るよ!頑張っておいで!」
そうして俺は自分の寝室へと向かった。
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やっと涙が止まった。なんだか、僕が知らない間に二人は成長してたんだなぁって、小町ちゃんだって最近二人のお世話出来るようになってきたし。読書だってするようになったし。気づかない間に三人は僕の元を離れてっているようで少し寂しい。
でも僕が君達の主神である限り、僕と君達が離れることはないよね。しっかりとした証があるよね。
なんかそう考えると楽になってきた……!
僕だって最近はバイトの掛け持ちとかしてるし!
ヘファイストスにはこき使われるけど!
なんだかんだでこのファミリアに貢献してるよね!?
よーし!自信を取り戻したところで、じゃが丸くんたべて寝よう!!!
「っしゃー!明日もがんばるぞー!」
今回はすこし緊張感を持たせようかとしてみましたがダメです(笑)
雪ノ下との会話では二人の絆が垣間見えたのではないかと思ってます。
俺ガイル本作でも意外と仲がいいですからね(笑)
さて、次回はいよいよ長々と書いてきたリリ救出作戦ということですね!
次回がいつになるのやら……週末かけたら書きたい!
そして八幡は見事使いこなすことが出来るのか!!!
私自身も楽しみで仕方がありません。
ではまた!