AM7:12オルコット家にて
俺は珍しく早起きをした。何故ならばここで泊まらせてもらっている以上何かをしないと落ち着かないからだ。ベットから起き上がろうとすると自分の体に少し違和感を感じた。気にすることでも無いと思い俺は部屋に置いてあった服を着て部屋を出て、オルコット家をうろうろし始めた。
軽く周りを見るだけでわかるが、やはりこの家はお金持ちの家らしい。高価な置物やカーペットの質が良いのもわかる。しばらく歩いていると外に広いスペースがあり、そこに謎のパワードスーツを着た昨日の少女が電子で出来た的を狙撃している。俺も狙撃手をしていたせいか、どうも気になってしまうのでしばらく見る事にした。
立ったまま見ていると、一昨日のメイドさんにわざわざ椅子を用意してもらった。一応お礼は言ったが怪我の会報もしてもらった上ここまで優しくされるのに違和感を覚えてしまう。どうやら少女は俺に気が付いたようだ。
「動かれてもよろしいのですか?」
「この通り火傷の跡も無くなってきたんでな、それにしてもなかなかの狙撃の技術じゃないかぁ」
俺は腕の袖をめくりそう言うと彼女は少し驚いていた。
「あれほどの火傷がこんなに早く治るだなんて信じられませんわ」
「運が良かったんだろうなぁ、そう言えばなんで俺を助けたんだ?名前も何も知らないんだろう?」
俺の質問に少女は真剣に悩んでいる。
「何故でしょう、私にもわかりませんわ」
「そういうもんか?まぁ、なんだ?助けてくれてありがとよ」
「いえ、当たり前のことをしただけですわ」
「そう言ってくれると助かるぜ、命の恩人さんよ........」
「そう言われると照れますわ、もし良ければお名前を聞いてもよろしいですか?」
彼女は少し頬を赤く染めながら言った。
コードネームを教えるか、それとも本名を教えるか悩んだが、ロックオン・ストラトスは今頃他の誰かが引き継いでいるのかもしれないし、多分この世界では、ソレスタルビーイングは存在しない。ならば、俺がロックオン・ストラトスと名乗る意味があるのか?答えはNO、だから俺は本名を教えた。
「自己紹介してなかったな、俺の名前はニール・ディランディだ。よろしく」
俺は微笑みながら握手を求めた
「私はセシリア・オルコット、こちらこそよろしくお願いしますわ」
握手をすると、ある疑問が浮かんだ。それは何故身長がセシリアと10センチくらいしか変わらないのかということだ。俺の身長は186センチ目測だったが彼女に身長は160センチがあるか無いか位だった。本来ならば、約30センチくらい違うのが普通なはず、それなのにどうして......
「なぁ、セシリアお前って身長何センチだ?」
「いきなりどうされたのですか?一応お答えしますけど156センチですわ」
「じゃあ、俺は何センチくらいに見えるんだ?」
「そうですね、175センチくらいですわ、だけど一体それを聞いてなんになるのか教えて欲しいですわ」
彼女は首を傾げながら言った。175センチそれは俺が15歳頃の身長だった。まさか俺が若返っているのか?まさか........
「なんとなく聞いただけさ、それより狙撃するときは、もっと周りを広く見たほうがいいと思うぜ」
俺はそう言ってベットのある寝室に戻った。今の自分の体が一体どうなっているのかそれを考えるために........