仮面ライダー「Mean」   作:JhonnyWolf

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命の価値

笹木邸は新興住宅地にある広めの一軒家だった、両親は「怪物」は

 

信じていなかったが、殺人現場に息子が居た事から警察に協力していた

 

「対象は犯人を「斉藤佳樹」だと言っているんですが、その斉藤佳樹

 

は半年前に自殺しています、死体検案書もあり死亡しているのは間違い

 

ありません」

 

恵梨香に資料を渡しながら刑事は説明した

 

「どう思う?秀人君、香澄ちゃん」

 

「本人に話聞くしかないでしょ」

 

「しかし本人は・・・」

 

言いかけた刑事を恵梨香が遮った

 

「まぁ・・・任せてください」

 

怪しく微笑むと笹木邸に入って行った

 

「GIFTの高橋です、お話を聞きに来ました」

 

2階の隼人の部屋のドアをノックしたが応答はなかった

 

「詳しい話聞かないと警護出来ないんですけど・・・」

 

沈黙

 

「我々が掴んでいる情報だとこんな所に閉じこもっていたら

 

すぐに餌食なんですけど」

 

ドアを少し開け憔悴しきった少年が顔を覗かせた

 

「笹木隼人君ね」

 

 

「僕は最初から反対だったんだ、でも武藤が斉藤をいじめようって言い出して・・・

 

まさか自殺なんてすると思わなかったし・・・でも武藤が「勝手に死んだ

 

んだから俺達のせいじゃない」とか言い出して・・・僕は・・・」

 

三人が入ると隼人は一気にまくし立てた

 

「ちょ・・・ちょっと落ち着いて・・・私達は警察じゃないの、会社に言われて

 

アナタを警護するだけだから・・・」

 

 

 

「どー思う?」

 

笹木邸から少し離れたパーキングに停めたベースカーの運転席をリクライニングさせて

 

恵梨香は伸びをした

 

「正直自業自得、たすける価値ないわね・・・さっきも死んだ子のせいにして

 

自己弁護ばっかり」

 

「いじめの加害者を守るって複雑ですよね」

 

香澄がため息を吐いた

 

「でもお仕事だからね・・・で、どうする?」

 

「どうする?」

 

恵梨香の問いに香澄が答えた

 

「ギルティーズ・・・殺す?」

 

「その斉藤って子に家族は?」

 

「当然居るわよ・・・中学生なんだし・・・引っ越して行方は判らないけど

 

ギルティーズ・・・改造人間だってご飯は食べるんだし、寝ないとダメだし・・・

 

秀人君もご飯食べるでしょ?」

 

「なんでそこで俺が出てくる?」

 

いつでも出撃出来るように後部ハッチを開け、マッサージチェアみたいに

 

全身を預けるタイプの椅子に座ってる秀人が不服そうに言った

 

「なんとか・・・できないですかね・・・」

 

「出来るよ、鎮静剤注射して確保した後GIFTのラボで「変身抑制手術」をすれば

 

無害化出来るし・・・一応護送班には出動要請かけてあるから」

 

恵梨香が眠そうに答えた

 

 

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