16時・・・広めの公園で見るからに中学生の男の子を大勢の機動隊員が
取り囲む様子は「異様」に見えた
「君が二人を殺害し、笹木隼人君を狙っているという斉藤達也君か?」
「そうだよ、笹木から聞いたの?」
機動隊員に冷静に答えた
「ここに集まってもらったのはさ、約束がしたいんだ」
「約束?」
「そう、僕は笹木君を殺したらもう誰も傷つけない、おとなしく自首する、
だから僕に笹木を殺させてよ」
「そんな事・・・罪を認めるなら自首しなさい」
『犯罪がバレてるんだから「自首」じゃなくて「出頭」だよ、警官が間違えるかな普通』
恵梨香の突っ込みにベースカーに乗った香澄が笑った
「どうして僕がこんな事しているか原因は知ってるでしょ?悪いのはアイツラじゃないか
それなのに警察はアイツラの味方なんだね、僕だって・・・警察には何回も相談したのに
たすけてくれなかった・・・でもアイツラはたすけるんだね」
「それは・・・」
「僕は笹木以外に危害を加える気はないんだ、でもそうしてもと言うなら・・・」
場は緊迫していたが機動隊員は動けなかった、現時点において
構図的には一人の中学生を多数の大人が取り巻いているのだ
「自首したまえ」
「するって言ってるでしょ、笹木さえ殺したらすぐに逮捕していいよ」
『斉藤君が正しい』
恵梨香は退屈そうに言った
「まだ「力」に慣れてないんだ・・・手加減出来ない・・・だから・・・
警察の人を傷つけたら・・・アイツラと一緒になるから嫌なんだ、だから
道をあけてよ」
『秀人君スタンバイは?』
『完了してます』
『バイタル安定、スタンバイモードから戦闘モードに切り替えます・・・
切り替え完了、活動限界まであと9分59・58・57・・・』
秀人のライダーアーマーからモーター音と「パシュー」という排気音がした
「通らせてもらうから・・・」
斉藤はカマキリ男の姿に変身した
「第一射。撃て」
盾を構えた機動隊員の後ろに隠れてた隊員達が立ち上がり制圧用のゴム弾を発射した
「痛いなぁ・・・大人がよってたかってさ・・・」
ゴム弾は次々に命中、カマキリ男は勢いで倒れたがすぐに立ち上がった
『第二射と同時に行くよ』
『『了解』』
第二射のゴム弾は流石にカマキリ男は防御姿勢で耐えた
「あとは任せろ」
秀人は機動隊の頭上を跳び越すと着地と同時にアサルトライフルをカマキリ男に発射した
「痛いじゃないか・・・何するんだよ」
『あちゃー効いてないねぇ・・・開発部に文句言わなきゃ』
カマキリ男は多少出血しているがピンピンしていた
「大体君は誰?警察じゃないみたいだけど?」
「俺はGIFTの仮面ライダーだ」
秀人はアサルトライフルを地面に置いた