仮面ライダー「Mean」   作:JhonnyWolf

9 / 12
戦闘終了

「仮面ライダー?だったら・・・」

 

「おまえを制圧する、それが俺の正義だ」

 

「ずいぶん身勝手だね、アイツラは僕をいじめてたんだよ?

 

自殺したらいじめ止めるかな?と思ったら次のターゲット見つけてさ・・・

 

そんな奴ら生きてる価値ないじゃん」

 

「立場が違えば正義は違う、俺も警察官も誰一人君だけが悪いなんて思ってない

 

仕事だから護ってるし、むしろ君の為に制圧したいんだ」

 

「僕の為?詭弁だね」

 

「君はちっちゃな学校の、もっと小さな教室が世界の全てだと思ってる

 

でも世界は違う、もっと広くてもっと沢山の人間がいる、君はそれを

 

知るべきだ」

 

「そんなの笹木を殺した跡でだって・・・」

 

攻撃してきたカマキリ男の攻撃を楽々かわしながら秀人は手首のギミックを

 

起動させた

 

『インパクトナックル起動完了、使用可能です』

 

手首から棒状のナックルが半円を描き秀人の拳に装着された

 

カマキリ男の攻撃は一切当たらず、カウンターで秀人の拳が当たる度に「パンッ」

 

という破裂音が響いた

 

「どうして・・・」

 

「同じ改造人間同士なら単純に経験の差で勝敗は決まる」

 

「僕は・・・どうして・・・」

 

カマキリ男の最後の攻撃は秀人に届く事はなかった

 

「制圧完了」

 

秀人はエピペン形の注射器をカマキリ男の首筋に刺した

 

『おつかれさま、護送班を向かわせるわ』

 

恵梨香の言葉通り間もなく防護服に身を包んだ一団が突入してくると

 

カマキリ男に拘束具を取り付け始めた

 

「お任せします」

 

秀人は一礼すると帰り道に落ちていたアサルトライフルを拾って

 

ベースカーに戻った

 

『フェイズ2からフェイズ1への移行開始』

 

ベースカーでは先程とは逆に秀人の体から追加装備が外された

 

「疲れたぁ・・・」

 

変身を解いた秀人をみて香澄が伸びをした

 

「二人はいいわよ、私なんてこれから会社戻って報告書書かなきゃ

 

いけないのよ?帰るの遅くなるから適当に二人でイチャイチャしてて」

 

恵梨香はうんざりした顔をしながらベースカーに戻ってきた

 

「イチャイチャなんて・・・それより彼はこれからどうなるんですか?」

 

「GIFTの科学班が変身抑制手術を行った後警察に引き渡されるわ・・・

 

その後は普通の犯罪者と同じよ・・・まぁまだ未成年だし理由が理由だから

 

そこまで重い処罰にはならないと思うわよ?・・・どちらにしろ

 

私達には関係ないわ」

 

恵梨香はエナジードリンクを飲みながら答えた

 

「立ち直ってくれるといいですね」

 

「無理じゃない?」

 

「え?」

 

「あくまで「今のまま」だったらね・・・いじめが辛いからって自殺して

 

改造されて力を得たから復讐して・・・その前に「力なき時に」戦う

 

事もできたでしょ・・・自分じゃどうしようもない位大きな現実と

 

向き合って戦う勇気がなければ立ち直れないわよ」

 

恵梨香は飲み干した缶を秀人に渡すとベースカーから離れていった

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。