転生者で世界を救ったけどヒロインとか要りませんから 作:メンヘラのかけソバ
ちょっとしたすれ違いを重ねると前話のようになる。
塵も積もれば山となるわけですよ
※追記
日間ランキング46位に入った。
ヤベェ、超嬉しい。順位微妙だけどね。思わずスマホでスクショした(笑)
これからもこの駄文にお付き合いいただけたら嬉しいです。
※追記その2
日間ランキング13位
コーヒー吹き出した。
ノワールが堕ちた原因 その1
某日ラステイションにて
「そこでさ、ネプテューヌが………」
「……そう」
何だかノワールのノリが悪い。顔も明らかに不機嫌だ。
いつもノワールはむっつりしてるけど今日は格段とむっつりしてる。
可笑しいなぁ、コイツはネプテューヌが好きなのに。お友達のいないノワールの数少ない知り合いだから、結構気にかけていたよね。いつもは喰いつくのにな。
もしかしなくても俺の話がつまらないのか?
なら、申し訳ないな。退屈な話を延々と聞かされれば機嫌も悪くなるのも当然だ。
「話を変えようか。この間リーンボックスに行った時なんだが……」
「はぁ。今度はベールなのね」
むぅ、困った。ノワールの機嫌がさらに悪くなった。
もう俺の話自体が嫌なのか。というか俺が嫌いなのかも。
大体、ノワールにとって必要なのは「阿部鏡夜」ではなく「お友達」なのかもしれない。そうだとしたら、どうしようもない。
「なぁ、ノワール。仕方なく俺の話に付き合ってくれてるなら、別に嫌だって言ってくれて良いぞ?俺はお世辞にも良い友達とは言えないから、俺が嫌いなら……」
「別に嫌いじゃないわよ。」
「………はぁ、意地張ってても仕方ないわよね」
ん?意地?どうして意地を張るのだろうか。
「あのね、普通女の娘と二人でお茶してる時、他の娘の話をする?」
呆れた顔でノワールはため息を吐く。
なるほど。確かに漫画で読んだ事がある。これは俺の落ち度だ。
しかし、いかせん女の娘と二人でお茶などあまりした事もない。どうして良いか分からないんだが。
「でもさぁ、ノワールと二人でお喋りよりも、他の連中の話をした方が楽しくないか?」
(注
鏡夜はノワールが自分と話しをするより、他のお友達のお話をする方が楽しいと思っています。
俺は地雷を踏み抜いた事に気づかなかった。
その2
某日プラネテューヌ
「ね、ねぇ、鏡夜。明日、どこかに遊びに行かない?」
プラネテューヌの教会に遊びに来ていたノワールのお誘い。
しかし何故、顔が紅いんだ?遊びに行くぐらい普通じゃないか。デートとかならまだ納得出来るけど…。
別に構いはしないが、予定とかあったかな?
「うーん、ちょと時間くれ」
頭の中の予定表とにらめっこをする。
特に予定はなさそうだな。
「ああ、だいじょ………」
「キョーヤ!明日お仕事お休みになったんだ。どっか遊びにいこー」
飛びついてくるなや。転けるだろ、アホ。
言わずもがなアホことネプテューヌである。
まぁ、見事なタックルを決めるものだと思う。
「別に良いけど、どこに?」
「ゲームセンター!!」
寝ても覚めてもゲームばっかりだな。
けど、このお子様女神にもっと女の娘らしく、可愛らしい場所とかに行けなんて言うだけ無駄か。
「もぅ、今私の事バカにしたでしょ。もっと女の娘らしくしろって」
お前はエスパーか。なんで俺の考えをナチュラルに読んでるのさ。
「ならなら、ゲームセンターじゃなくてデートしに街に行こうよ!私の女子力の高さを見せてあげる!」
デートって……なんでコイツは恥ずかしげもなくそんな事を言えるのか。非常に気になる。
そして女子力(笑)、皆無なモノをどうやって見せるつもりだろうか。
「…っとそうだ。ノワールお前も一緒に………ってアレ?どこ行ったんだ?」
いない。ノワールが忽然と姿を消した。
急ぎの用事でも出来たのだろうか?でも一言もかけていかないというのは珍しい。
「どうしたの?」
「いや、さっきまでノワールが居たんだけど、居なくって……」
俺はまたしても気づかぬうちにノワールを追い詰めてしまった。
その3
某日ラステイション
「なぁ、ノワール。お願いだ、俺を匿ってくれ」
「いやよ。どうして私があなたを匿わなきゃいけないの?」
ノワールが冷たい。何かしてしまったのだろうか?
俺は怪しい薬を試させろと迫ってきたブランから逃走し、ラステイションに辿り着いが、ノワールが匿ってくれない。
「俺はまだ死にたくないんだ。ブランに殺られる」
「殺られないわよ。いくら何でもブランが殺すわけないでしょ」
そりゃ、そうだけど。確実に被害は被るよね。
だって毒だもん。絶対毒だもん。あんな紫色でなんかボコボコと泡が浮かぶ液体が健康的なモノのハズがない。
ハッ!俺の生存本能がブランの接近を知らせている。不味い、このままここに居たんじゃ捕まる。
「酷いなぁ、友達なのに匿ってくれないなんて。これじゃあ、友達やめようかな」
冗談で友達をやめると言ってみた。
きっと面白い反応をするだろう。
「え?!」
すると思った通り、ノワールは顔を真っ青にしてこちらを見た。
「ははは、冗談だよ。友達はやめないさ。まぁ、ネプテューヌのとこで匿ってもらうかな。なんだかんだで頼りになるし」
「あ、まっ、待って!」
ノワールが呼び止めた気がしたが、ブランから逃げるのが先決だと思い、プラネテューヌを目指した。
この行動がノワールの不安を煽りに煽り、暴走させる事を俺は知る由もなかった。
もう、無理だ。
今週はこれで勘弁して下さい。