転生者で世界を救ったけどヒロインとか要りませんから 作:メンヘラのかけソバ
駄文だね。
最近はこの作品、面白くないね。
「納得出来ませんわ!!」
リーンボックスの教会に叫び声が木霊した。
「わたくしの出番が少な過ぎませんこと?!」
「ま、まぁ、落ち着いてくだされ、ベール様」
騒ぐベールを宥めるように諭すイヴォワールだが、構わずにベールはまくし立てる。
「落ち着いていられる訳がないでしょう!わたしくの登場回は2つしかなくてよ!?しかもどちらも最後にちょっと出て来ただけです!もうモブキャラと変わりませんわ!!」
興奮した様子で喚き散らす。
「ベール様、ワシなんて初登場ですぞ」
「貴方はモブだから良いのです!わたくしはメインヒロインですのよ!」
別にお前はメインじゃないんだが……
「これも全て作者の陰謀ですわ!」
「ベール様、何を分からない事を仰って……」
………もうどうしようもないね。
「ベール様、それは高度な策略です」
「兄者の言う通りです」
「あら?貴方達、いましたの?」
突如として会話に割り込んできたのは巨乳好きの兄弟だった。
「ベール様はとても素晴らしい胸をお持ちです。そのアドバンテージとの整合性を取るためにベール様の出番は少ないのです」
「お黙りなさい。そんな無駄な事を言う暇があるのなら、自分達を餌に鏡夜を釣って来なさい」
「べ、ベール様、そんなにバッサリ切り捨てなくても…」
少々引きつった顔で反論したのは弟。
「鏡夜は貴方達のように下品な事は言いませんわ。少しは鏡夜の様に紳士的な言動が出来ませんの?」
「そもそもあの男は女性に興味なんて……ムグッ!?」
「そこらで止めておけ、弟よ。それ以上はいかん」
何時の間にか弟の背後に回った兄が口を抑えた。
次の瞬間ドス黒い殺気を感じる。
「何か言ったかしら?」
「いえ、何も」
怒りを隠さずに弟を睨みつけたベール。
その姿に畏怖した弟はすぐさま否定する。
「どうしてわたくしに会いに来てくださらないのかしら?鏡夜好みのBLゲームだって揃えていますのよ?」
「それはアレですじゃ、ベール様が鏡夜殿が来るたびに婚姻届を書くようにせがんだり、あの手この手で既成事実を作ろうとするのが原因かと」
イヴォワールの言葉にうんうんと同調する兄弟。
ベールが非常に不服そうな顔なのはご愛嬌だろう。
「ベール様、婚姻というのは互いに想い合う男女がするモノです。鏡夜はこう言ってはなんですがベール様の事は眼中にないかと…」
「それは後からどうにかすれば良いのです。夫婦の愛など結婚して育めば問題ありませんわ」
「それは離婚するパターンじゃ……」
「何か言いたい事でも?」
「滅相もないです」
はぁ、と大きくため息をついたベールは物憂げに窓の外に見える青空を仰いだ。
「わたくし、ヒロインから外されるのかしら?」
文句があるなら聞こうか。