転生者で世界を救ったけどヒロインとか要りませんから 作:メンヘラのかけソバ
もう無理だ、ホモくする為には外部から取って来なきゃなんだ。
原作じゃ賄えないんだよ。主人公が一人でホモくても仕方ないじゃないか!
「…うぇぇ………ひっぐ…ぇぐっ゛」
「え〜?何この突如として始まった私得な展開?」
涙が止まらない。俺ホモなのに、ホモなのに。
薄っぺらいネプテューヌの胸で涙を流す。まるで洗濯板みたいに硬い。
………もう少し包容力と柔らかさが欲しい(切実。
リーンボックスの教会を飛び出し、街を駆け抜けた俺は、大陸が近づいていない為、橋が架かっていないにも関わらず、断崖の果てを飛翔し(転生特典の無駄遣い)、プラネテューヌへと転がり込んだ。
そして直ぐさま教会へと突撃した。
「ぅえぇ…ぇぐ……」
今に至る。
「どうしたの、キョーヤ?泣いてちゃ分かんないよ」
ネプテューヌはよしよし、と抱きつく俺を撫で、問いかけた。
「…ぉれホ゛モなのに゛……ベぇるがぁ…」
「うん、分かるように話してね。嗚咽交じりに言われても私分からないから」
「…ホモげぇ…や゛って、、きっ゛いたら…ベっどでぇ……」
涙と鼻水で言葉が続かない、顔もグシャグシャなんだけど。
「えぇと、ベールとホモゲーやってたのまでは分かったけどその後は?ベッド?」
「…うぇ…とな゛りにぃ…ぇぐっ…べぇるい゛て…」
「……つまり起きたらベッドで隣にベールが寝ていたと?」
「…ぅん」
首肯する。
「…………」
なんかネプテューヌがめっちゃ睨んでるんだが…。
「へぇえ?そう、ベールと寝たんだ。で?わざわざ私に言いに来た理由は?嫌味?」
えぇ……何その態度?突然冷たくない?
「ねぇ?覚えてないかもしれないけど、私さ君に告白したんだよ?ホモだって言って断ったじゃん。……なのにベールなら良いんだ」
「い゛い゛わけな゛いっ!…ぉれはホモ゛なのおぉ…」
「……一旦落ち着こうね」
〜10分経過〜
ようやく落ち着いた。
しかし、少女に抱きついて泣き喚く男とか、冷静になって考えるとすごい絵面だな。
「このパーカーどうするの?涙とかでグショグショなんだけど……洗うか迷うなぁ」
「いや、迷わず洗えよ」
何処に迷う要素があるんだよ。
「ん〜、これは保留という事で。で?君の話は要約するとどうなるの?」
「つまりだ。ホモゲーをやって寝落ちをして気がついたらベッドINしてた」
「ベッドでINしてた?」
難聴か。何そんなに悪意丸出しなの?やっぱ怒ってるでしょ。
「誰もそんな風には言ってない。俺の名誉に誓ってやましい事はしていない」
「本当に何もやってないの?ベールのおっきな胸で《自主規制》とか《自主規制》とか?」
そんな事を言いながら、自分の胸を寄せるネプテューヌ。
……女神様がそんな汚い言葉を使うなよ。
「ヤるかボケ。俺はホモだ。男とヤっても、女とはヤらん」
「うわぁ、ドヤ顔で言ってるよこの人。まぁでも、薬とか使われてたら?それに寝ている間にって事も」
「うぅ、それを言われると自信がないけどさぁ。でも俺は身の潔白を主張する!例えヤったとしても俺が望んだ事じゃない!」
ネプテューヌは少し思案する素振りを見せるが、うんうんと唸った後、手を叩く。
「……まぁ、いっか。ベールに吐かせれば良いしね♪」
あれ?吐かせる?
何でそんなに暴力的な表現をするの?
「ちょっと待ってて。……ベールを〆てくるから」
〆る?女の子にあるまじき言葉使いだよ?
「待て待て、ステイ!ステイ!何しようとしてんのお前?!」
「何って……大丈夫だよ、死なない程度だから」
「え?は?どこらへんが大丈夫なの?!」
「死なない程度」
「大丈夫じゃねぇから!」
そんな事を叫ぶもネプテューヌは変身して、彼方へと飛び去ってしまった。
「………………」
「もう知らね」
メンタルボロボロな主人公。
主人公に極々僅かな変化が見て取れる事に気付きましたか?
この小説書いてると楽しい。毎日適当に投稿してます。代わりに短い。
当初すぐ終わるとか言ってたけど、まだ続く。
一話が短いからね。まぁ、完結への道筋は見えてきた。