転生者で世界を救ったけどヒロインとか要りませんから   作:メンヘラのかけソバ

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昨日、テルマエ・ロマエ2を見ました。

古代ローマとかルネサンス期のヨーロッパでは男色が流行ったそうです。
なんでも女性との契りは欲にまみれたモノとし忌避されていたのが原因らしい。それに代わってより高尚な関係を求めて、世の男性貴族などが男色に走ったとか。
さらに男色を行えるというのは一種のステータスでもあったそうですよ。




結論、ホモとは高尚な行い、かつ自分を飾る宝石である。



監禁 初日

 

 

 

 

 

うぅ、頭が痛い。

 

視界がボヤけてる。

なんかすごい酩酊感なんだけど。

 

今まで俺なにして……?

 

ふらふらとして定まらない視界で辺りを見回す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?ベッドに寝てるのか?

 

おいおい、まさか……またなのか?

いや、そんなバカな事があるわけ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ないんです(歓喜」

 

ベッドに寝てるのは俺一人のようだ。

 

ハハッ!分かってたよ、俺は同じ轍は二度踏まない男だもん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし……どこだ、ここ?

見た事ない部屋なんやけど。

 

 

こんなモノクロな調度が多い、シックなデザインの部屋なんて知らない。

 

そして微妙に香る甘い匂いなんて知らない。

 

極め付けに明らかにおかしいゴッツイ金属扉と鉄格子のはめてある窓なんて見てない。

 

 

 

「痛ぇ……ここどこさ?」

 

 

 

てか、なんか寒いんだけど。

 

 

 

あれ?俺、服着てねぇじゃん。

 

俺の服は。どこ行った?

あ、テーブルの上にたたんで置いてあるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……やばい。服を取りに行きたいが、俺全裸だ。

手を伸ばせば届く距離じゃない。

 

 

 

 

 

冷静に考えろ。

 

 

 

 

周りに人はいない。なら瞬時に服を取り戻し、布団の中に潜り込めばミッション完了だ。

 

 

でも何故だろうか?さっきから視線を感じる。まるで誰かに見られているような………気のせいか?

 

 

 

「……よし。早くしようか」

 

 

そろりとベッドから降りて、テーブルに向かう。

なんで、ベッドとテーブルがこんな離れてんだよ。部屋の端と端じゃん。

 

 

 

 

 

 

「これ、俺のだよな。うん、さっさと着替え………」

 

 

 

………………。

 

 

 

「ゑ?」

 

 

 

 

遠目からじゃ気づかなかったけど。

 

 

なんか透明なガラスケースに入っているんだが。

 

 

 

 

 

え?なにこれ、カギかかってるやん。は?え?

 

360度、ありとあらゆる角度から見ようと穴がない。

つまり……

 

「取り出せねぇじゃん」

 

 

 

 

 

 

 

「……!?」

 

ふと顔を上げる。やっぱりなんか変だ。

 

こう、粘着質な感じ。全身にまとわりつくような視線を感じる。

 

しかし、いくら辺りを見回しても怪しいモノはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果として俺はベッドに戻った。

 

だって無理じゃん。いつまでも全裸で立ち尽くすとか不可能だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鏡夜はもっと注意深くあるべきだった。

視線を感じたその時、正体を探っておくべきだったのだ。

 

この判断の甘さが自身の自由を遠ざける事になっているのを鏡夜は知らない。

 

 

 

 

薄暗い部屋で視線の主はモニターに写る鏡夜を愛おしそうに撫で、狂気に顔を歪めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わってリーンボックス。

ちなみに時間も結構遡ってる。

 

 

その外れにあるエムエス山岳。

 

そこに2人の女神が対峙していた。

紫の女神パープルハートと緑の女神グリーンハートである。

 

「さっき、キョーヤが私のところに泣きついて来たのだけれど、心当たりはあるかしら?」

 

「心当たり?あり過ぎて困ってしまいますわね」

 

苛立った表情で問いかけるネプテューヌに対し、ベールは余裕を浮かべ挑発をする。場の空気が一層張り詰めたモノとなった。

 

「そう。ならキョーヤと寝たっていうのは?」

 

「まぁ、鏡夜ったらそんな事までお話しに?恥ずかしいですわね」

 

羞恥に悶える様な仕草をしながら語るベールにネプテューヌは殺意を滾らせた。

 

「……………死ネ」

 

「?!ッ‼︎」

 

甲高い金属音が響く。

ネプテューヌの振り下ろした刀があやまたずベールの首を刎ねようという刹那、なんとか自らの得物を滑り込ませる事にベールは成功した。

 

「…いきなりですわね。そんな風に野蛮だから鏡夜にフラれるのでは?」

 

「それはキョーヤがホモだからよ。私の性格は関係ないわ」

 

「本当ですの?あなたがそう思っているだけではなくて?」

 

未だ挑発的な態度をとるベールを睨み殺さんばかりのネプテューヌ。

けれどネプテューヌは一つため息を吐くと、その殺気を散らした。

 

 

「……はぁ、あなたが思わせぶりな態度をとるから無駄な事してしまったわ」

 

「…もう終わりですの?」

 

ベールは先程からやけに挑発をしてくる。

ネプテューヌはその態度が虚勢だと見抜いたのだ。

 

「えぇ、よく考えればヘタレな貴方がキョーヤを襲うなんて出来るはずがないわ」

 

「へ、ヘタレ?!」

 

「ええ、キスすら恥ずかしがるような処女が夜這いなんて出来るはずないでしょ?」

 

ネプテューヌは嘲笑うかのようにベールを見る。

ベールは心外だと言わんばかりの表情だが、反論がないところをみると図星のようだ。

 

 

「アタマに血が上っていた所為ね。もっと落ち着きを持たなければならないわね」

 

ちょっと自分の行いを反省したネプテューヌだった。

 

 

 

 




だってベールさん、ドラマCDでキスを恥ずかしがってたから。
そういうギャップが可愛いな、と思ったから。

(あえて主人公に触れない)

そろそろ収拾がつかなくなってきた。
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