真剣で魔王に怯えなさい!! (5/26より、更新停止)   作:volcano

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多分『マジ恋』の世界は現実より、文明の利器が発達している。

だから信長が『携帯電話』を持っていてもおかしくないはず。


5

Prrrrr Prrrrr

 

 

ピッ

 

「何だ?」

 

『あ、『信長君』♪ ねぇねぇ、今何処にいるの?』

 

「ム? 今……」

 

 

 

 

 

くらいやがれぇえええええ!!!

 

バキッ

 

ギャアアアアアアアアア!!!

 

 

 

 

 

「……今『外』にいるが。」

 

『ちょうどよかったぁ~。実は『おつかい』に行ってほしいんだけど。』

 

「『おつかい』?」

 

 

 

 

 

ド、短刀(ドス)が折れやがった!

 

拳銃(ハジキ)持ってこい! 撃ち殺せ!

 

 

 

 

 

『今日『肉じゃが』作ろうと思っているんだけど、『お肉』と『糸コンニャク』と『お醤油』が無いのよ~。だから、買ってきてほしいんだ♪ 』

 

「……なぜ余(オレ)が

 

『お願いね♪ 』 プツッ

 

……引き受けたとは言ってないんだが……」

 

 

 

 

 

キンキンキンキンッ

 

 

タ、弾(タマ)が効かねぇぞ!

 

 

殺せぇ!

 

 

ギャアアアアアアアアア!!

 

 

弾(タマ)が跳ね返った!?

 

 

何なんだよぉ! アイツはぁぁ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん? あぁ、もう『終わった』のか? 」

 

「あ…あ…」

 

 

 

 

愛知県の裏社会の頂点にたつ暴力団『北沢組』。

組織の巨大さだけでなく、『腕っぷし』の強さも有名な暴力団だった。

 

 

 

「『暇潰し』にはなるかと思っていたんだが……『最強』が聞いて呆れる。」

 

 

織田信長がそこに現れたのはほんの一時間前だった。たった一時間で愛知県最強と恐れられた暴力団は壊滅状態に追いこまれた。

 

 

 

「た、助けてくれ! い、命だけは!」

 

「騒ぐな、余(オレ)は『暇潰し』に来ただけだ……そうだな、一つ頼みがあるんだが。」

 

「! わ、分かった! 何でも言うことを聞く!! (か、金か? それとも……)」

 

 

 

 

 

「なら今すぐ『肉』と『糸コンニャク』と『醤油』を買ってこい。」

 

「……ハ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:織田信長

 

 

「ん~♪ 美味しい♪ さすが『松阪牛』ね♪ 」

「グフッ ま、『松阪牛』!? 」

 

「そうよ~『信秀君』♪ 信長君が買ってきてくれたの♪ 」

「ちょ、信長いったいこれ、いくらしたの!?」

 

「知らん。買ったのは余(オレ)じゃないからな。 」

「『お友達』が買ってきてくれたんだって。」

 

「いや、おかしいでしょ!? 何『当然』のように流してるの『由紀』さん!」

「え? どこが? 」

 

「どこがって、信長の友達が『松阪牛』を買ってくれたことだよ!」

「お金持ちなのね~。」

 

「違うよ!? 何かいろいろと違うよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『第六天魔王(オレ)』にも『親』がいた。

 

 

 

父は一国の主だったが、『その身に余る理想』を持ちすぎ死んだ。

 

母は……全く覚えていない。どんな顔かも、どんな『人間』だったかも。

 

 

 

余(オレ)は『親』という存在に、『恩』というものを感じたことがない。

 

 

 

育ててくれた恩?

育ててくれたのは乳母や付き人の爺だ。

 

 

生んでくれた恩?

生んだ『だけ』だ。他には何もない。

 

 

 

 

 

余(オレ)にとって『親』は『自分を生んだ人間』、それだけの存在と認識だった。

 

 

 

 

 

だったのだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほら、食べないなら食べちゃうよ~♪ 」

 

「待って! よく考えて! 『小学生の信長』の友達が、『松阪牛』を買ってくれて、お金も返さなくていいって言っているんだよ!? 」

 

「お金持ちなのね~。」

 

 

「チッガァアアアアアウッ!! 着眼点がチッガァアアアアアウッ!! 」

 

 

 

 

 

『今の親』は『前の親』と全く違う。

 

特に母の方が。

 

 

 

『前』が『あれ』だっただけに接し方がよく分からん。

 

 

そもそも、なぜこの『二人』は余(オレ)に『ここ』までしてくれるのだ?

 

余(オレ)から二人に何かをしたことは一度もない。それなのにだ。余(オレ)には理解出来ん。

 

 

これが『親』というものの、本来の在り方なのだろうか?

 

 

 

 

 

「信長君、助けて~。お父さんがイジワルする~。」

「してない! してないよ! ただ僕は着眼点を変えてほしいだけ!! 」

 

 

 

 

 

……ただ一つだけ言える。

 

 

 

 

 

「そうだな、『母』もこう言っているんだ。『父』も許してやれ。」

 

「何でお父さん悪者になっているの!? いつから『そういう空気』になったの!?」

 

「よし、信長君に免じて許してあげる♪ だからお肉ちょうだい♪ 」

「余(オレ)も貰うぞ、余(オレ)まで巻き込んだ『罰』だ。」

 

 

 

「結局 肉食べたいだけかいィィイイイイイイ!!」

 

 

 

 

 

ただ一つだけ言える。

 

 

 

 

 

『親』としてはどうか分からんが、

 

 

『人間』としてなら、

 

 

 

 

 

『今の両親』は非常に『面白い』。

 

 

 

 

 

 

 

 




父:『織田信秀』
母:『織田由紀』

今回の信長若干キャラが違う…反省してます。

次回から『破天荒』全開にします。お楽しみに!


PS,活動報告も見てください。
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