真剣で魔王に怯えなさい!! (5/26より、更新停止)   作:volcano

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頭の中の考えを『言葉』で表すのは凄く大変。




6

Side:------

 

 

クソッ!

 

あっているはず、

 

あっているはずなんだ……

 

 

 

スッ スッ スッ

 

 

 

……クソッ

 

 

 

「な なぁ、どうなんだ?」

「大丈夫、だよな?」

「…お、おい、」

 

 

 

 

 

何で、何でこうなったんだ。

 

俺達は、どこで間違ったんだ。

 

 

 

 

 

「何時まで待たせるつもりだ。」

 

 

 

 

 

心臓が止まりかける。汗が体中から溢れてくる。

 

ゆっくりと後ろをふり返る。

 

 

 

 

 

そこには

 

 

 

 

 

『人力車』に乗っている俺達の『ボス』、『織田信長』がいた。

 

 

 

 

 

「それで、『どうなのだ』?」

 

「あ あの、その…」

「こ これは俺達のせいじゃないっていうか…」

「むしろ俺達も被害者というか…」

 

 

 

 

 

「黙れ。」

 

「「「はい……」」」

 

 

 

 

 

「…で、余(オレ)達は……

 

 

 

『迷った』のか?」

 

 

 

「「「……はい。」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2003年 8月3日 京都府

 

 

 

織田信長は『修学旅行』で京都に訪れていた。

 

 

 

今日は修学旅行3日目

 

五人一組の班に別れて、各班自由に行動していた。

 

 

 

信長の班は、市内を散策していた。

 

 

 

……いたのだが、

 

 

 

 

 

「で、『此処』は何処だ?」

「……分かりません。」

 

「…地図を見ていたのではないのか?」

「……いや、もう『さっぱり』で、」

 

 

 

 

 

「……」

 

「「「………」」」

 

 

 

 

 

バッ

 

 

 

 

 

「「「すいませんでしたぁぁあああ!! どうか、どうか命だけはぁぁあああああ!!!」」」

 

 

 

 

 

ズッダァアアアアンッ!!

 

 

 

 

 

それはそれは綺麗な土下座をしていた。

 

 

 

 

 

「……ま、別に何処かに行きたかった訳でもないしな……」

 

 

 

 

 

信長にとって『旅行』は、『楽しい余興』に当てはまる。

 

 

 

なのに何故信長が、こんなにテンションが低いのかというと、京都に行き慣れているからだ。

 

 

 

それは『現世(今)』ではなく、『戦国(昔)』の頃のこと。

 

 

信長は『京都』が好きではない。かといって嫌いなわけでもない。

 

 

 

どんな華やかな都も、見慣れてしまえば只の街だ。

 

 

 

 

 

「まぁ、何処も古臭い土産屋ばかりだったしな、いっそこの辺りを見て回るのも悪くない。」

 

「! 本当ですか!」

「や、やった! まだ『生きられる』んだ!」

「よかった…本当によかった…」

 

 

彼等は涙を流し喜んだ。

 

 

 

「……でも、何処に行くんですか? 」

「何処でも良かろう、まず『旅の資金』を調達しに市街に行くか。」

 

 

 

「「「え?」」」

 

 

 

 

 

どんな街にも必ずあるものがある。その一つが『銀行』である。

 

信長達は人力車に乗って街を移動していた。

(乗っているのは信長。後の四人は人力車を引いている。)

 

 

 

 

 

「ふむ、ようやっと『この辺り』が何処か分かってきたぞ。この周辺に銀行がある。」

 

「(いや~、最初マジビビったよな。)」 ヒソヒソ

「(あぁ、そこらへんの人を襲うのかと思ったぜ。)」 ヒソヒソ

 

「あ、彼処に『銀行』ありますよ!」

「あれ、でも何か変じゃ……」

 

 

 

 

 

「オラオラ! 静かにしやがれぇ!」

「俺達に近づいたら、ブッぱなすぞ!!」

 

 

 

バンッバンッ!

 

 

 

「ぐわああああ!」 バタッ

 

「こ、小林ィィイイイイ!!」

「ほ、本部! 至急応援を! 我々だけでは、食い止められません!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何あれ? ねぇ、何あれ?」

「『銀行強盗』…じゃね?」

「お おい、警察官の人射たれてるぞ!」

「やべぇな、早いとこずらかろう…」

 

 

 

ハッ!

 

 

 

彼等は一斉に振り返った。

 

そこには

 

 

 

 

 

『嬉しそうに笑っている』信長がいた。

 

 

 

 

 

「まままままま待ってください! まさか、『あれ』に行くつもりですか!?」

 

「無理ですって! 相手 銃持っているんですよ!?」

 

「そうですよ! あ、思い出した! 俺 高山の名所思い出しました! そこに行きましょう!」

 

「おおぉぉ! そうしましょう! ね! そうしましょう!!」

 

 

 

 

 

「貴様等………

 

 

 

行くぞ。」 ニヤァ

 

 

 

「「「NooooOOOOOOOOOOO!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:銀行強盗

 

 

「ヘヘヘ、チョロいもんだぜ!」

「オイどうしたぁ! そんなんじゃ俺達逃げちゃうよぉ! 」

 

 

 

ハハハ! 何だ何だ何だ何だ! 最初はどうなるかと思っていたが、楽勝じゃねぇか!

 

サツの連中なんて、ビビり上がって何にも出来てねぇ!!

 

 

 

 

 

「オイ! テメェラ! そろそろ引き上げっぞ! 」

「ハハハ! アバヨ! サツ共! 捕まぇられるもんなら、捕まえてみろ! 」

 

 

よし、後は車で逃げれば完璧だ!

 

ヘヘヘ、『こんだけ』金がありゃあ、何でも出来……

 

 

 

 

 

「「「チクショォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」」」

 

 

 

 

 

あ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドバァァアグオン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物凄い勢いで人力車が突っ込んできた。

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?

 

 

 

 




これでも『まし』な方なんですよ。

本当に執筆って、難しいですね。
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