Preghiera di duo~月に祈りを星に願いを~ 作:紅 奈々
そう言えば、最近はこの小説に掛かりっきりになってるな・・・・・・;;
そのあと、弥王は雲雀を保健室に連れて行ったものの、「男は診ねぇ」と門前払いをくらったので、職員室で教師に救急車を呼んで貰って、雲雀に付き添わされる羽目になり、何やかんやあって、漸く解放されたのは昼になる頃だった。
目立つ怪我と言えば、頭を打ってたんこぶが出来ていたくらいで、その他は特に異常がないそうで、弥王は胸を撫で下ろすのと同時にこいつ、実は化け物なんじゃ・・・・・・とどうでも良いことを思った。
取り敢えず雲雀は放置していても大丈夫そうだったから、弥王はさっさと並中に戻って、京子を迎えに行った。
4時間目の終わりだったが気にせずに京子を連れ出して、屋上へ行って、昼食を2人で食べている。
「どうするか、決めたか?」
先に口火を切ったのは、弥王だった。
京子は弥王が焼いてきたブリオッシュを食べながら、弥王の顔を見て、食べる手を休めた。
「うん」
京子は頷いて、一旦視線を下げると、顔を上げて、弥王の目を見据えていた。
その目は、真っ直ぐに弥王の目を捉えていて、黄金の澄み切った、迷いのない綺麗な瞳が弥王の視界に入る。
「私・・・・・・神南君と来て良いかな・・・・・・?」
「大歓迎」
京子の言葉に弥王は微笑んで即答した。
何となく予想が付いていた為、特に驚きはしなかった。
「よっし、じゃあやることが出来た。
それ食ったら、早退するぞ」
京子に告げると、弥王は立ち上がって京子から離れるとポケットからケータイを取り出した。
電話帳から自宅の電話番号を見つけると、電話を掛ける。
≪はい、神南家です≫
ワンコールで電話に出たのはメテーオラだった。
「メテーオラか。オレだ」
≪ご主人様!!
ま、まさか、この私にお迎えを・・・・・・≫
「違ぇよ、メリアに代われ」
電話の相手が弥王だと知ると、メテーオラは電話越しにでも解る様に自分を頼ってくれると期待しているような明るい声で何かを言おうとしていた。
それを無情にも弥王は打ち砕くように遮り、電話を代わるように要求する。
電話の向こうで絶望したかのようにメテーオラが叫んでいるのが聞こえると、弥王はぶっきらぼうに「るっせっ!さっさとメリアに代われ!!」と怒鳴った。
電話越しにメテーオラが泣く泣くメリアに電話を代わる声が聞こえる。そう言う時は、保留ボタンを押せと何度も言っていたはずだ。
この執事、後でどうしてくれようか。そこまで考えていたら、電話からメリアの声が聞こえた。
≪はい、お電話代わりました≫
「メリア、すまないが、至急部屋を
≪はい?≫
電話を代わったメリアに弥王は用件をざくっと言った。
弥王の要求に素っ頓狂な声を出して返事をする、メリア。
そんなメリアにさっきとは打って変わって、穏やかな口調で説明をする。
「今日から、ルームシェアでもしようと思ってな。
どうせ空き部屋ばっかだから、問題無いだろ。
まぁ、詳しくは帰って説明するから、頼んだ」
≪はい、畏まりました≫
メリアの返事を聞くと、弥王はケータイを切って仕舞った。
京子の方を見ると、丁度食べ終わったらしい京子は、弁当箱を仕舞っていた。
「笹川さん、準備は良い?」
京子に声を投げかけると、京子は頷いた。
「じゃあ、行くか」と弥王は屋上の扉に歩いて向かう。
京子はその後に続いた。
次回!!
京子と弥王がデートしちゃいま((殴