Preghiera di duo~月に祈りを星に願いを~   作:紅 奈々

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リメイクするって、難しいよね~。
特にさぁ、弥王のキャラが最近迷子になってるから、昔の設定とかどうだったっけ、って資料探したりさぁ・・・・・・。





標的3

学校を出た後、京子と弥王は京子の生活用品を揃えよう、と言う事で並盛商店街で買い物をしていた。

家に帰って荷造りしていたら、親に何を言われるか解ったモンじゃない、と弥王から助言を受け、取り敢えずここは、強行突破だ。という弥王の提案に乗せられたのだ。

 

 

「少し、休憩しようか。

ここからだと、ナミモリーヌが近かったよな?」

 

 

「うん!」

 

 

ある程度生活用品を揃えた所で、弥王は休憩しよう、と提案した。

京子はそれに頷いて、弥王と京子はラ・ナミモリーヌという洒落た名前のケーキ屋に入っていく。

店内は割と広く、中々綺麗な装飾がしてあり、奥の方はテーブル席が幾つかあった。

 

 

「うーん・・・・・・」

 

 

「あはは!

神南君、面白い顔になってる!」

 

 

入店から暫くして、弥王は硝子ウィンドウに並ぶ色取り取りのケーキと睨めっこしていた。

その様子を京子は笑いながら見ている。

そんな京子のトレーには既に一つのケーキが乗っていた。

弥王は目の前に並ぶケーキの数々を前に決めかねていた。今まで弥王は、メリアかメテーオラか自分か相棒がスイーツ系を作って食べていたから、こう言った店には行ったことがなかったのだ。

イタリアにも幾つか喫茶店だの何だのあったが、興味も特になかった。

 

 

「おれ、こう言う店に来るの、初めてなんだよなー」

 

 

「そーなんだ。

ここ、ミルフィーユとかオススメだよ!」

 

 

弥王の言葉に少し驚くと京子は、この店のオススメを教えてくれた。

弥王は京子のオススメ通りにミルフィーユをトレイに乗せると、京子の分と自分の分のトレイを会計に持っていった。

 

 

「いらっしゃいませ~!

店内でお召し上がりですか?」

 

 

「はい」

 

 

店員の質問に答えて、飲み物をそれぞれ注文する。

注文が終わると、店員は近くの席を指して、お掛けになってお待ち下さい、と厨房に引っ込んでいく。

指定された席は丁度、外の景色が見られてなかなか良い席だった。

暫く京子と他愛もない話をしていると、「大変、お待たせ致しました~」と店員が注文した商品を持ってきた。

テーブルにさっき注文した商品とその他に可愛くトッピングされたショートケーキを二つ置いていく。

 

 

「あれ、このケーキ頼んだっけ?」

 

 

頼んだ覚えのないケーキまでテーブルに乗ってきて、京子は思わず弥王に訊いた。弥王も首を振る。

すると、店員が口元に笑窪(えくぼ)を浮かべて答えた。

 

 

「私的に、貴方達があまりにもお似合いのカップルさんだったので、おまけです!

若いっていいですよね、それでは、ごゆっくり」

 

 

会釈すると、店員はカウンターへ戻っていった。

カップル・・・・・・

カップル・・・・・・

カップル?

カップル!?

カップル!?!?

さっきの店員の言葉が弥王の頭の中でリピートする。

端から見れば自分たちはカップルに見えるのか・・・・・・と弥王はぼんやりと思った。

いや、でも、笹川さんとカップルに見えると思われるのは悪くないな。笹川さんは小さいし、可愛いし、肌白いし、天使だし、ふわふわしてるし。

どっからどう見ても、美少女だし。カップルに見えると言われて、嬉しくならないはずがない。

京子も同じ様な事を考えていた。

弥王とカップルに見える、と言われて、頭が沸騰しそうなほどに嬉しいと感じていた。

そして、そんな事を二人して考えているから、言葉少なになる。

京子ははっとして、さっき思った事を言ってみることにした。

 

 

「でも、意外だな。

神南君だったら、いろんな()と来てるかと思った」

 

 

暫く固まっていたら、弥王の耳に京子の言葉が飛んできた。

その内容に内心、割と傷付くぞ、おい、と突っ込む、弥王。

そう突っ込みながらも、「何で?」と弥王は首を傾げた。

オレって、女誑しとかそう言うチャラ男系に見えるのだろうか。

ふと、そんな事まで考えてしまった。

 

 

「だって・・・・・・神南君、格好いいし、優しいから」

 

 

京子は微笑んで言った。

あぁ、この子は本当、可愛いな、おい。もう、結婚しよ。

思わず、そんな事を思ってしまった、弥王。

何なんだ、この天使は。

少し、頭の中が壊れてきた弥王であった。

 

 

「別にオレは格好いいワケじゃないし、優しいかどうかなんて解らない。

ただ、自分のやりたい事のみを感情のままにしているだけだ」

 

 

頭が壊れても、口だけはしっかりとしている弥王。

こんな主人公で大丈夫か、という問題は敢えてスルーさせて貰うとして。

出会って二日しか経っていないが、京子は弥王の事を少しでも知れたような気がして、内心、嬉しくなる。

嬉しさで顔が火照った京子に弥王は京子の顔を覗き込んだ。

 

 

「笹川さん、大丈夫か?

顔、赤いけど」

 

 

気が付いたら弥王の顔が近くにあって、京子は勢いよく「大丈夫だよ!!」と首を振った。

 

 

 

買い物も終わり日が暮れてきた為、弥王と京子は弥王の家に行った。

家に入ると、「お帰りなさいませ」と一番にメリアが声を掛けてきた。

微笑んでいるメリアも可愛い、結婚しよ。弥王はそんな事を呆然と思った。

一夫多妻制、悪くねぇな。むしろ、天国だ。

そこまで書いていて信憑性も欠片もないが、弥王は女誑しではありません。

 

 

「あぁ、ただいま。

部屋は?」

 

 

「こちらです」

 

 

「笹川さん、付いてきて」

 

 

メリアに用意しておくように頼んだ部屋について訊くと、メリアは階段を上がっていく。

弥王と京子はメリアの後に付いていった。

京子に用意された部屋は、弥王の部屋の隣だった。

 

 

「あぁ、オレの部屋の隣か。

これなら、解らないことがあったら、いつでも呼べるな」

 

 

弥王は納得したように頷いた。

そして、メリアに向き直る。

 

 

「それと、奴はもう来てるのか?」

 

 

「応接室にて待たせております」

 

 

弥王の問いにメリアは即答した。

それに頷くと弥王は京子をメリアに任せて、応接室へと行った。





没ネタ


メリアに用意しておくように頼んだ部屋について訊くと、メリアは階段を上がっていく。
弥王と京子はメリアの後に付いていった。
京子に用意された部屋は、弥王の部屋の隣だった。


「あぁ、オレの部屋の隣か。
これなら、解らないことがあったら、いつでも呼べるな」


弥王は納得したように頷いた。
「それに隣だったら、夜這い掛けるのも簡単だな」と言おうとしたが、メリアに汚物を見るような目で見られた為、弥王は慌てて、口を閉じた。



これは設定場の都合、後々で色々と面倒くさい事になる為、没となった説明文。
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