Preghiera di duo~月に祈りを星に願いを~ 作:紅 奈々
ツナ達SIDE。
サイド毎に登場人物の名前の表記が変わります。
例)弥王SIDE→沢田、弥王、京子など
ツナ達SIDE→綱吉、神南弥王、笹川など
時は弥王達が買い物中に遡る。
沢田綱吉、獄寺隼人、山本武は窮屈な学校の時間が終わり、綱吉の家で会議的な何かをしていた。
もっとも、山本の気分的には「会議ごっこ」みたいな感じである。
話の中心は、昨日と今日起こったことである。
「あいつ、何モンなんですかね?」
獄寺が眉間に皺を寄せて、唸るように言った。
獄寺の言う“彼奴”とは、昨日転入してきた神南弥王の事である。
「彼奴、擦れ違いざまに言ったんだ。
「お前には失望したよ、ボンゴレ
綱吉の報告に獄寺は「彼奴、10代目に対して何て事を・・・・・・!!」と額に青筋を浮かべ、今にもダイナマイトを取り出しそうな勢いでタバコを握りつぶす。
綱吉をボンゴレ10代目と崇めて止まない獄寺にとって、己のボスを愚弄されたことは何よりの屈辱だった。
綱吉はそんな獄寺を宥める。
「彼奴の強さも異常だよな。
雲雀を一発でノックアウトって」
山本が話に参戦してくる。
その言葉に綱吉はうん、と頷いた。
学校で唯一のマフィアである獄寺さえも敵わなかった雲雀を一発で倒すなんて、普通の生徒に出来るはずがない。
しかも、神南弥王は雲雀のことを名前で呼んでいた。
そこも気掛かりなのだ。一体いつ、雲雀と知り合ったのだろう。どういう関係なのだろう。
端から見ても、雲雀と神南弥王が何やら普通の関係でないことは一目瞭然であった。
綱吉には雲雀の目が今まで以上に爛々と燦めいていたのが何となく見えていたのだ。
「これは調べてみる必要があるんじゃないッすか?
もしかしたら、ボンゴレとかの関係者かも知れないッすよ」
煙草を吹かしながら、獄寺は言った。
「調べるって、どうやって?」
綱吉は頭にクエスチョンマークを浮かべて、首を捻る。
山本は最早、話に付いていけず、首を傾げている。
「任せて下さい、10代目!!」と獄寺は立ち上がった。
「この俺が命に代えても、神南のことを調べてやります!!」
1人で力む獄寺に綱吉は「この人に任せて大丈夫かなー!?」と内心、突っ込んでいた。
彼が力任せになりすぎると、問題が起こる。それに巻き込まれるのは毎度毎度、綱吉の方だ。
これまでに幾つ、問題に巻き込まれて大変な目に遭ったのだろうか。今回は何も無いことを願いたい物だ。
そう思いながら綱吉は暮れていく窓の外を遠くを見る目で見ていた。
そして、彼らはまだ、知らない。
この後の自分たちが他人を構っている余裕すらなくなることを。
煙草・お酒は二十歳から!!
良い子は真似しないで下さい、肺がんになりますよ!!良いんですか!?←
それと、妊婦や育児中の方も禁煙を!!
子供の成長に悪影響です!!