Preghiera di duo~月に祈りを星に願いを~   作:紅 奈々

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今回は、あの天使が出てきますよ!!
あの天使が!!
あの天し((ry


標的2

「初めまして。

オレは神南弥王だ」

 

 

「私は、クローム髑髏(ドクロ)

あ・・・・・・もしかして、骸様が前・・・・・・話してた・・・・・・」

 

 

犬と千種を引き剝がして、弥王は少女に穏やかな調子で声を掛ける。

少女も自己紹介をした。

その名前がアナグラムであると言う事に気付くと、弥王は「余程、骸のことが好きなんだな」と微笑ましくなった。

そして、骸=ロリコンの方程式が出来上がった。

だが、なかなか良いセンスである。声も可愛いし、目とかもクリクリしてて凄く愛嬌がある。

嫁にしたいくらいだわ。また1人、弥王の嫁が増えました。

弥王は「そうか、よろしくな」と微笑んで、クロームを撫でた。

撫でられて恥ずかしいのか、クロームは顔を紅くして俯く。

そして、弥王は周りを見回した。

 

 

「おい、お前ら・・・・・・まさかとは思うが、お前達は(こんなに可愛い天使のような)女の子が居るにも拘わらず、こんな所で野宿みたいな生活してたのか?」

 

 

辺りを見回した弥王は、犬と千種に問うた。

ちなみに、括弧の中身は言っていないから、犬や千種に聞こえている筈がないが、彼らは弥王が言いたいことが何となく解った。

「んあ?まぁな」と、犬が弥王の問いに「当然だ」とでも言いたげに答える。

弥王は頭を抱えたくなった。

何で、女の子が居るのに野宿なんだよ。彼らの無神経さに呆れる。

 

 

「お前らはオレが保護するから、付いてこい。

勿論、君もだ、クローム」

 

 

犬と千種の無神経さに溜息混じりに言うと、クロームには打って変わって、優しい声色で言った。

犬は何だ、この扱いの差は・・・・・・と思いながら、返事をする。

千種とクロームは普通に頷いた。

 

 

黒曜ランドから歩くこと1時間で弥王の屋敷に着いた。

屋敷を見るなり、犬が目を見開いた。

 

 

「え、お前ってこんな金持ちらっけ?」

 

 

立ち止まって屋敷の外見を見る犬に弥王は「置いていくぞ」と声を投げる。

千種とクロームは弥王に付いて、屋敷の中へ入っていった。犬もその後に慌てて続く。

 

 

クローム達をそれぞれの部屋に案内した後、食堂で屋敷の住人の紹介も兼ねて、小さな夜会を開いた。

兼ねる、と言うよりは、住人の紹介が主である。

 

 

「えーっと、まずは執事のメテーオラから紹介しようか。

一応、これでも執事だしな」

 

 

弥王は初めに、メテーオラを指指した。

「一応」扱いされて、メテーオラは内心凹むも、「メテーオラです、どうぞお見知りおきを・・・・・・」と恭しくお辞儀をする。

 

 

「こいつの紹介と言えば、この屋敷の中で一番ヘタレな執事だ。

特技はオレをキレさせることだぞ、いっつもオレにシカトされてるしな。

この屋敷の中じゃ究極のドMだぜ。本人は無自覚だけどな。

コイツとは、8年前に知り合ったんだぞ。

ちなみに、メテーオラってのはイタリア語で“流星”って意味だ。思っくそ名前負けしてるよな~。

あぁ、あと、困った時や暇過ぎて死にそうでどうしようもない時は「おい、そこの黒縁ヘタレ執事!」って呼べば来るからな」

 

 

弥王のメテーオラを紹介する言葉が酷すぎるのは、今に始まった事じゃない。

メテーオラはこの世の終わりを告げられた貧民のような絶望した顔で「ご・・・・・・ご主人様ぁぁぁぁぁああ!?」と叫んだ為に弥王によって制裁を食らっている。

これも、日常茶飯事だ。

犬と千種は見慣れていたのか、特にどうと言った反応はなかった。

 

 

「次は我が家の才色兼備なメイド、メリア・クライだ」

 

 

「メリア・クライです」

 

 

弥王が名前を呼ぶと、メリアは丁寧にお辞儀をした。

 

 

「メリアは、オレの両親の友人の娘で、オレがまだ小さかった時からオレと居る、姉的な存在だ。

面倒見の良い、お姉様気質のイイヤツだぞ。

使用人の中じゃ、一番のしっかり者だな。執事よりもしっかりしてんだ、少しはその執事も見倣ってもらいたいモンだよな。

甘い物が食べたくなったら、メリアに作ってもらうと良いぜ。

メリアのスイーツ、すっげぇ美味いから」

 

 

「いやですねーミオン様、褒めすぎですよ!!」

 

 

メリアとメテーオラの紹介でこんなに落差があるのも、いつもの事である。日頃、弥王が2人をどのように見ているかが窺える。

弥王に褒めちぎられて今にも舞い上がりそうだと言う様に両方の頬に手を添えて顔を紅くしているメリアの仕草が可愛い、と弥王は思った。

流石、オレの嫁。いや、弥王の嫁ではないが。

それとは対照的に、メリアの紹介でも詰られたメテーオラはまた、世界の終わりを告げられた貧民のような絶望的な顔で「酷いです、ご主人様ぁぁぁぁああ!!」と号泣していたら、弥王に蹴られた。

そんな調子で、京子や千種、犬、クロームを紹介して、弥王達は夜会を楽しんだ。

途中、弥王がやっべ、これハーレムだとか思っていたが、そこはまた、別の話。

夜中まで食べて飲んで騒いで、ゲームをしたりして、弥王繋がりで知り合った者達は楽しく親睦を深めていったとか。






メリアとメテーオラの扱いに落差があるワケ。

メリアは天使だから←
メテーオラは少々扱いが杜撰でもいいから←

それでも、割と弥王はメテーオラのことも気に掛けている。
それを本人に言うと、「ご主人様ぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」と鬱陶しい為、口が裂けて死のうが言わないが。
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