Preghiera di duo~月に祈りを星に願いを~   作:紅 奈々

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ドSマーモン・・・・・・←
ちなみに、アルコバレーノは皆大人の姿なので、見方によってはマーモンが変態に取れる表現とか言動があり、要注意です。
チビマモンは居ません。
キャラが崩壊した銃標準装備ドSマモンが居るだけです。←
ここには、好戦的なマーモンしか居ません。
マーモンが銃装備とか、普通に俺夢フラグ入っちゃってますが、許せる方のみどうぞ。←

※俺夢フラグ・・・・・・作者の都合で立てられたフラグのこと。
例えば、そのキャラが持っている筈がない、使えるワケのない装備をそのキャラが持って居たり、中の人ネタで弄くられたりしているフラグ。
良い例が、銃を標準装備しているマーモン、ポイズンクッキングを持って「愛の為にジャンクになりなさい」と迫ってくる某ロボットアニメのピンクの歌姫、黒い羽根を撒き散らして、「ジャンク」を連呼するビアンキなど。



標的3

「今宵の守護者戦の戦闘フィールドの説明をします」

 

 

クロームがフィールドに入ったのを確認すると、チェルベッロの1人が静寂を破る様に静かに言った。

隣のチェルベッロが言葉を続ける。

 

 

「今宵の戦闘フィールドは、体育館内です。

観覧席の赤外線感知式爆破装置以外はこれと言って何の仕掛けもありません」

 

 

「仕掛けがない?って、爆破装置!?」

 

 

チェルベッロの言葉を復唱して、沢田は声を上げた。

爆破装置って、危なすぎないか!?

 

 

「在るモノを無いモノとし、無いモノを在るモノとする事で敵を惑わし、ファミリーの実態を掴ませないまやかしの幻影。それが、霧の守護者の使命だからな。

今回の戦いには余計なモノは要らねぇんだ」

 

 

「赤外線感知式レーザーは別として、爆破装置は要らないモノなんじゃないの!?」

 

 

「そんなの知るかよ」

 

 

沢田の疑問に答えたリオンの言葉に沢田がまた、声を上げる。

喧しい奴だな、と思いつつ、リオンは沢田の言葉を切り捨てた。

チェルベッロは、「赤外線感知式爆破装置」と言ったが、実はただの赤外線レーダーであって、爆破はしない。

読心術やテレパシーが使えるリオンにはチェルベッロの虚言は通じなかったが、沢田達は信じただろう。

チェルベッロが虚言を言った事は、教えないに徹しておこう。リオンはそう思った。

 

 

「制限時間は無制限です。

また、体育館内のモノは何を使用してもらっても構いません。

それでは、マーモンV.S.クローム髑髏、勝負(バトル)開始!!」

 

 

チェルベッロが説明を終え、号令をする。今夜も長い夜が始まるのだった。

 

 

 

「僕の力の阻止をするくらいに強力な力を持つ術師がどんな奴かと思えば、まさか子供だなんてね。

まぁ、解った所で手加減するつもりは初めから無いから、自分の最期でも見てると良いよ」

 

 

クロームを見ながら、マーモンが感情のこもらない声で言うと、マントの下から触手が伸びてきて、クロームを絡め取る。

ギリギリ・・・・・・っ、と触手がクロームの首を絞めていく音がクロームの耳元に聞こえて、クロームは苦痛の表情を浮かべた。

 

 

「つまらないね。

君はこのまま、絞め殺して上げよう」

 

 

「くっ、あぁ・・・・・・っ」

 

 

「あぁっ、マズイよっ!!」

 

 

クロームを絞め殺す為に触手に力を込める、マーモン。

クロームは喉の奥から声にならない声を上げている。

その光景を目の当たりにしている沢田は、思わず声を上げた。

京子とレオナも「クロームちゃん!!」と悲痛な声を上げて、勝負の様子を見守っている。

そんな中、「誰に向かって言ってるの?」と、小馬鹿にした静かな声がマーモンの背後から聞こえた。

突然の声にマーモンは急いで振り返る。

 

 

「こっちだよ?」

 

 

マーモンが振り返れば、クロームはいつの間にかバスケットボールの入っているカゴになっていて、本人はマーモンの後ろで小首を傾げていた。

突然の出来事に、その場のミオン、リオン、レオナ、リボーン以外の人間が現状に付いていけずに目を見開く。

バスケットボールのカゴは床に打ち付けられて、鉄カゴが歪んだ。

 

 

「むむっ、ある程度はできるみたいだね、少しは暇つぶしになりそうで、安心したよ。

あのまま終わるなんて、面白くないしね」

 

 

口角をニィッと上げて、マーモンは言った。

対するクロームは、唇を結んで、マーモンを睨む様に見ている。

 

 

「誰だろうが、負けない・・・・・・」

 

 

呟くと、クロームは体育館の床を蹴って、三叉槍をマーモンに向かって振り回した。

それをマーモンは難なく躱していく。

 

 

「健気な攻撃だね」

 

 

見下した様にマーモンが言った時、マーモンの周りに何かが落ちてきて、絡みついた。

それを見た沢田と獄寺が驚愕する。

 

 

「むむっ、この大蛇・・・・・・幻覚ではないのか」

 

 

マーモンに絡みついた何か、は大きな蛇だった。

クロームは、蛇を召喚したのだった。

蛇に絡まれても、マーモンは冷静に状況を把握した。

 

 

「あの蛇は・・・・・・」

 

 

「骸の畜生道!!」

 

 

獄寺に続いて、沢田が声を上げた。

曾て六道骸と戦った事のある沢田と獄寺は、クロームのあの技の正体が解った。

畜生道。それは、六道骸が使っていた猛毒を持つ蛇を召喚する技だ。

そんな技を何故、彼女が?彼女は六道骸なのだろうか。

だとしても、六道骸は今更、何が目的で味方してくれているのか。

そして、一番の疑問は、骸に憑依されているなら、彼女からは骸の気配がする筈だ。

かつて、その体験を沢田はしている。

六道骸によって、沢田の仲間は一度、憑依された事があったのだ。

その時は、仲間の意識など感じなかった。

だが、目の前の少女には、自分の意識がはっきりあるのを感じる。彼女は一体、何者なのだろう。

沢田は、クロームを見ながらそんな事を考えた。

沢田が考え事をしている間にも、クロームとマーモンの攻防は続いていた。

クロームが三叉槍を床に突くと、床から火柱が上がる。

それは、六道骸の使っていた「地獄道」と言う、幻覚を魅せる技だった。

 

 

「やっぱり彼奴は、六道骸なんですよ!」

 

 

獄寺は沢田に言った。

沢田は、肯定も否定もせずに、勝負を食い入る様に見ている。

 

 

「君の幻覚は、一級品だ。

少しでもその幻覚にリアリティを感じてしまうと、焦げてしまう程にね。

それだけは認めようか。

故に弱点もまた―――――幻覚!!」

 

 

火柱を避けながら、焦げたマントに目を向けて、マーモンは言った。

言い終わる頃には、辺り一面、灼熱地獄だった光景が今度は絶対零度の極寒地獄へと変貌した。

辺り一面凍り付き、半端じゃない寒さに襲われる。

クロームの唇からは白い息が吹き出ていた。

 

 

「術師にとって、幻覚を幻覚で返されると言う事は、知覚のコントロール権を奪われ、失ったと言う事。

君はもう、この極寒の地獄からは逃げられないよ」

 

 

マーモンの言葉と共に、クロームは足許から凍り付いていく。

クロームはこの窮地から逃げるべく、幻覚を作り出そうと必死に念じた。

それを嘲笑うかの様なマーモンの声が冷たく響く。

 

 

「もう、何を念じても無駄だよ。

君は僕の幻覚世界の人間なのだから。」

 

 

マーモンが指を弾くと、クロームは投げ飛ばされた。

固く冷たい床に体を打ち付けると、足許の氷が砕けて、体育館は元の景色に戻る。

床に打ち付けられた衝撃で三叉槍を手放してしまったクロームは、急いで起き上がって、三叉槍を握り締める。

その様子を見ていたマーモンは無情な声で言った。

 

 

「その武器、君にとっては大切なモノみたいだね」

 

 

マーモンは拳を作ると、その拳を握り締めた。

「だめ―――っ」と、クロームの悲痛な声が体育館内に響き渡る。

その声を無視して、マーモンはその拳に力を込めた。

パァン、と三叉槍が甲高い音を鳴らして、クロームの手から砕け散る。

それをクロームは戦慄した目で見た。

犬と千種は、その光景を見て顔を苦痛に歪めた。

 

 

「ごほっ、ごほっ、ごふ・・・・・・っ!!」

 

 

「クローム!!」

 

 

「クロームちゃん!!」

 

 

「クロームさん!!」

 

 

次の瞬間、クロームは咳き込んで、吐血した。

紅い血を撒き散らせて、クロームは体育館の床に倒れ込む。

その光景を見たミオン、京子、レオナが声を上げた。

次に、ペシャッ、とクロームの腹が陥没して、クロームの顔が土色に変化する。

 

 

「む・・・・・・く、ろ・・・・・・様・・・・・・、ミオ・・・・・・ン、様・・・・・・」

 

 

無意識なのか、クロームは呟いて涙を流した。

目の前の光景に体育館内に居る全ての人間が驚愕し、言葉を無くした。

 

 

「にわかに信じがたいが・・・・・・彼女は幻覚でできた内蔵で延命していた様だね」

 

 

ポツリ、とマーモンが呟いた。

その言葉に沢田側は驚愕する。

幻覚で延命するなんて、ミオンやリオンですら聞いた事がなかった。

 

 

「まぁ、どうであれ、あっけなかったね。

彼女に過大評価しすぎていたかな」

 

 

マーモンはクロームに歩み寄りながら、つまらなさそうに呟いた。

誰もがクロームの敗北と死を覚悟した、その時。

突然、霧がクロームを包み込んだ。

 

 

「おい、霧が彼女を包んで居るぞ!!」

 

 

「最後の力を振り絞って自分の醜い死体を隠そうとする。

女術師によくあるパターンだよ」

 

 

了平の言葉にマーモンが反応する。

それと殆ど同時に沢田は寒気を感じ、ミオンは頭の中で声が聞こえた気がした。

 

 

【クフフ、上出来でしたよ、僕のクローム。

君は少し、休んでいなさい】

 

 

ミオンの頭の中で、聞き覚えのある男の声が聞こえた。

その時、霧の中から、「クフフフフ」という、独特の笑い声が聞こえた。

その光景に、マーモンは足を止める。

 

 

「何だ・・・・・・うわっ!!」

 

 

突然、床が隆起して、マーモンは足を取られて転んだ。

霧が晴れて、その中から、クロームと同じ髪型をした蒼い髪の男性が姿を現す。

その姿に、沢田達は驚愕の表情を浮かべた。

 

 

「クフフ。

随分と粋がっているじゃありませんか、マフィア風情が」





リボーン(25)

世界最強のヒットマン。
銃の腕前は百発百中で、読心術にも長けている。
沢田綱吉の家庭教師で、今は沢田をバシバシ扱いている。
ミオンとは一度、パートナーとして組んでいた事もあり、その時からミオンを気に入っている。
今ではミオンに対して恋愛感情を持っているが、本人はそれを「兄貴としての・・・・・・」と、否定している。



マーモン(20)

世界一のサイキック能力を持つ術師。
性別は男である。
強欲で好戦的な性格に加え、執着心が強い為、ある意味手強い。
ミオンを妹の様に思っており、ミオンに対しては甘い。
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