Preghiera di duo~月に祈りを星に願いを~   作:紅 奈々

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メリークリスマース、ハッハッハーw
さて、クリスマスの朝と言えば、元論、プレゼントの確認だ!
朝起きたら、サンタさんが枕元にプレゼントを置いていってくれているか、見た人は居るかい?w
残念ながら、私の元にはサンタさんは来なかったわけだがw←
つか、今考えたら、サンタさんって法に触れてる気がw
不法侵入だよなw
まぁ、そんな事はどうでも良くてw

さぁ
本編をどぞw


標的7

「やれるモノなら、やってみるといい」

 

 

突然の声に全員が振り返った。

そこには、ヴァリアーの唯一の観覧者(?)として放置プレイを喰らっているゴーラ・モスカが居た。

先程の声は、ゴーラから聞こえていた。

全員が緊張の面持ちでゴーラを見ていると、ゴーラの体から、プシューと空気の抜ける音が聞こえた。

そして、その後にガコン、と音が聞こえてモスカの頭が落ちた。

 

 

「モスカの首落ちたぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!?」

 

 

メテーオラが驚きのあまりに、情けなく叫ぶ。それは、観覧席に居たリオン以外の面子が思った事なので、メテーオラの言葉に突っ込む者は居ない。

メテーオラの顔は、ムンクの「叫び」の様な顔をしている。

そうなる気持ちは解らないでもないが、空気を読め。唯一、リオンだけがメテーオラに対して思った事だ。

「よっこいしょ」と、モスカの落ちた首の下から出てきたのは、白髪の老父だった。

その姿を見た京子以外の面子が驚きに目を剥く。

 

 

「9代目!」

 

 

「何故、こんな所に!?」

 

 

バジルとレオナが声を上げた。

そう、モスカの中から出てきたのは、この争奪戦を開催させた張本人で、イタリアに居る筈だった9代目ボンゴレボス、ボンゴレⅨ世(ノーノ)ことティモッテオだった。

想定外の登場人物に、その場は驚愕に包まれる。

それを気にすることもなく、画面の向こうのミオンを見やる、ティモッテオ。

 

 

「その代わり、どんな犠牲が出てもそれは、君の因果応報だからね?」

 

 

嘲笑うようにティモッテオはミオンに向かって言った。

その声を聞いたミオンは、「てめぇ!!」と、キレた調子で今にも襲いかかってきそうなくらいの剣幕になる。

どんなに怒ってもここまでキレたのは初めて見たので、リオンとメテーオラ、メリア以外は戸惑いを隠せなかった。

 

 

「あのまま大人しく殺されていれば良かったものを。

君さえ居なければ、次の夜空と風の守護者はレオナだった。

そして、綱吉君がXANXUSを消してくれたなら、この争奪戦はお仕舞いだったのに。

全部予定が外れてしまったね」

 

 

ティモッテオの言葉に、沢田と沢田側の守護者、観覧席のリオンとスクアーロ以外の人間が驚きに目を見開く。

ティモッテオはここから語り出した。

 

 

「私はね、何もXANXUSを後継者にする為に綱吉君と戦わせたわけじゃないんだよ。

綱吉君には強くなってもらわないと行けなかったからね。

だから、XANXUSと戦うように仕向けたんだ。

私が本当に10代目になって欲しいのは、綱吉君、君だよ」

 

 

ティモッテオは、笑顔を浮かべ、沢田に言った。

ティモッテオの笑顔は沢田には見えていないが、沢田はその顔に笑みを浮かべる。

 

 

「解りました。

そこまで言うなら、10代目になります。

・・・・・・XANXUSも、それを望んでいる様ですから」

 

 

沢田の言葉に、その場に居たバジルとレオナ以外の人間が驚いた。

何よりも、リボーンが一番、驚いていただろう。

何せ彼は、この一年間で沢田がずっと「マフィアのボスになんかなりたくない」という言葉を聞いていたのだから。

ティモッテオは、沢田の言葉に感激したように目尻を下げる。

 

 

「おぉ、やってくれるか。

君ならそう言ってくれると信じ――――」

 

 

「ただし」

 

 

ティモッテオの言葉を遮り、沢田は言葉を挟んだ。

それにティモッテオは首を傾げる。

 

 

「俺が創りたいボンゴレは、純粋に強い――――仲間を守れるような最強のファミリーで、俺はそこにミオンにも居て欲しいと思っている。

それが不満なら、ボンゴレをヴァリアーと一緒になって壊す。

そして、二度と、マフィアには関わらない」

 

 

ミオンは、沢田に目を向けた。

まさか、沢田がそんな事を言うとは思っても居なかったのだ。

ただ、XANXUSだけはその口元に笑みを浮かべていた。

ただの甘ったれた中坊だと思っていたが、これなら――――。

すると、マーモンが息を細く吐いた。

 

 

「仕方ないね。

そこまで言うなら、僕は協力するよ。

報酬はSランク三倍分ね。出世払いで良いから」

 

 

「しししっ、マーモンが協力するなら俺もっと!」

 

 

「あたしだって協力しちゃうわよ~!!」

 

 

「ボスの仰せの儘に!!」

 

 

「こう言う偽善者は嫌いなんだ。

徹底的に千切り殺してあげるよ、跡形もなく」

 

 

マーモンの後に、ベル、いつの間にか回復してベッドから解放されたルッスーリア、レヴィ、ラクスがそれぞれ、言った。

最後に「ボスはどうするんだぁ?」と、スクアーロがモニターの向こうから声を掛けてくる。

XANXUSは少しの間の後、言った。

 

 

「争奪戦は、俺の負けで良い。

ボンゴレも終わらせねぇ。

その変わり、言ったことは最後まで責任持てよ、ツナヨシ」

 

 

XANXUSの言葉に驚くと、沢田は力強く頷いた。

 

 

「解った」

 

 

その返事を聞いたチェルベッロは、互いに顔を見合わせ、頷いた。

 

 

「それでは、リング争奪戦を終了とし、全ての結果を発表します。

XANXUS様の失格により、大空戦の勝者は沢田綱吉氏」

 

 

「よって、ボンゴレの次期後継者となるのは、沢田綱吉氏とその守護者7名です」

 

 

 

チェルベッロが勝負の結果を言って、もう1人が言葉を挟んだ。

その言葉に、今度はティモッテオが焦る。

予定が全て狂ってしまった―――!!

 

 

「これから、どのようなことが起きようが、私たちの知ったこっちゃあないので・・・・・・」

 

 

チェルベッロの1人が言葉を切ると、チェルベッロから霧が現れて、それが彼女達を包んだ。

そして、霧が晴れた先に2人の男女の姿が見えた。

 

 

「あたし達も参加させてもらうわよ・・・・・・9代目ファミリー吊し上げ大会」

 

 

チェルベッロの幻覚が解けて、霧の中から現れたのは、ミオンに似ている赤髪に碧眼の女性と紫の髪に緑と青のオッドアイの少年。

2人の姿を見たミオンは驚きに目を見開いた。

それは、観覧席のリオンとレオナ、沢田側の観覧者も同じだった。

 

 

「姉貴、マオ!?」

 

 

2人の姿を見たミオンは、驚きに声を上げた。

ミオンに姉貴、と呼ばれた女性は、ミオンに手を振る。

 

 

「随分と元気そうね、ミオン。

おねーさん、安心したわ」

 

 

ミオンに声を掛けた女性は、キオ・ルーン。そして、少年の方はマオ・ルーン。

2人は、ミオンの姉と双子の兄である。

ミオンは、口を魚のようにパクパクさせて、唖然としている。

 

 

「え、な、どうして・・・・・・!?」

 

 

「詳しい話は後だ。

あのジジィ、部下を何人か忍ばせてやがるぞ。

早く、そこのボロ雑巾共を回復してやれ」

 

 

ミオンが狼狽していると、マオが言った。

確かにマオの言うとおり、学校に気を向ければ学校の裏、敷地の外、校舎内、野外更衣室などに、人の気配がしている。

ミオンは頷いた。

 

 

「京子!」

 

 

頷いた後でミオンは、京子を呼ぶ。

呼ばれた京子はモニターに目を向けた。

 

 

「君も手伝ってくれ!」

 

 

ミオンの言葉に京子は狼狽したように驚く。

それは京子だけじゃなく、リオン以外の全員が同じ様に驚愕した。

「そんな、出来ないよ!!」と言う京子にミオンは言う。

 

 

「いや、出来る!!

君は10年前、リオンに呪いを掛けられた。今からその呪いを解いて貰えれば、京子もできる筈だ」

 

 

ミオンの言葉に、京子は驚きを露わに、リオンを見た。

リオンは説明する。

京子は生まれ付き、とても強いO.C.波をその声に宿していた。だが、一般人として育てられている京子にその能力は必要ない、と、弥月に頼まれ、O.C.波が声から出ないように京子に呪いを掛けた、と。

それを初めて聞いた京子は絶句した。

そんな話は、両親から一度も聞かされていなかったのだ。

 

 

「でも、そんな話は・・・・・・」

 

 

「お前が覚えてねぇだけだ。まぁ、それも呪いの副作用なんだが・・・・・・。

安心しろ、ミオンのフォローをするつもりで合わせて歌っていればいい」

 

 

京子が困惑したように言うと、それを遮るようにリオンは言った。

 

 

「Risolvere la maledizione che è stata sottoposta a voi」

 

 

「あの・・・・・・リオン君・・・・・・?」

 

 

詠唱をするリオンの顔が近くなってきて、京子はリオンに声を掛けた。

そんな京子にリオンは「じっとしてろ」と言うと、そのまま、顔を近付けてくることをやめない。

目と鼻の先にリオンの顔が近付いてきて、遂に動いてしまえば唇が触れそうな距離までになった。

京子は今までよりもずっと近い距離にあるリオンの顔に赤面して、目をキツく閉じる。

すると、不意に顔の前にあった気配がなくなり、代わりに額に何か温かくて柔らかい物が触れる感触がした。

次の瞬間、体の奥から力が溢れてくるような開放感が湧き出てくる。

まるで、今までずっと何かを封じ込められていて、その呪縛が解かれたかのような開放感。

体が軽くなるのを京子は感じた。

すると今度は、ミオンの声がモニター越しではなく、近くに居るかのように直接、聞こえて来る。

 

 

「ああ、京子のO.C.波はオレのO.C.波と相性が良いみたいだな。

今、京子の感情が手に取るように解る。」

 

 

確かめるようにミオンは胸に手を当てた。

そして、目を開くと「京子はいつものように何も考えずに歌っていればいいから」と、ミオンは京子に念を押すように言った。

京子はミオンの言葉に頷く。

 

 

「月に幾千の祈りを!」

 

 

「星に幾年の願いを!」




キオ・ルーン(22)

ミオンとマオの姉。
チェルベッロ機関の1人で、ミオンには隠していた。
人虐救済機関「セイバー」の創立者。
今では脱退している。


マオ・ルーン(14)

ミオンの双子の兄で、キオの弟。
キオと同じくチェルベッロ機関の1人だが、立場はヘルプ。聞こえは良いが、要するにパシリ。
もっと言って下僕。
ミオンとは喧嘩をするが、キオには頭が上がらない様子。
ちなみに、「体を蝕む焼けるような痛みが快感・・・・・・」と言っていたのは、彼である。
そして、彼の名誉の為に言えば、彼はサディストであり、マゾではありません←
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