Preghiera di duo~月に祈りを星に願いを~   作:紅 奈々

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多分、あと1話で終了ですw
どんだけ引っ張るんだ、私は・・・・・・Orz


2016年7月20日
誤字を訂正。
最後の方を修正。


エピローグ
標的1


リング争奪戦が終わって、その翌日。

ミオンの家にリボーンが訪ねてきた。

話を聞けば、山本の家で祝勝会をするぞ、といきなり言ってきた。

 

 

「はぁ?

何でオレが奴らの祝勝会なんざに付き合ってやらにゃあいけんのか。

オレは暇じゃねぇんだ・・・・・・」

 

 

「京子とクロームは既に行ってるぞ?」

 

 

断ろうとしたミオンを遮ってリボーンが言うと、ミオンは少し考えた。

だが、「誰が行くか!」と、頑なに断る。

 

 

「困ったな、ツナ達にはミオンも来るからな、と言ってあるんだが」

 

 

「知るか。振られたとでも言ってこい」

 

 

「それはオレのプライドが許さねぇ」

 

 

「てめぇのちっぽけなプライドなんざ、ボキボキにへし折れてしまえ」

 

 

「ミオンが冷たすぎる・・・・・・」

 

 

ミオンにぼろくそに言われ、リボーンはショボンとした顔を見せる。

そんなやり取りに見兼ねたのか、メリアが声を掛けてきた。

 

 

「行ってきたら良いじゃないですか、ミオン様。

これから、色んな死線を共に潜る仲間です。いつまでも子供気分では、その内、身分を剥奪されかねません。

ここは、少しくらい大人になって、歩み寄っていくのも、当主として必要な事ですよ?」

 

 

「痛いとこをジワリと突いてくるな、メリア・・・・・・」

 

 

ミオンの言葉に「ふふふ」とメリアが笑って返せば、ミオンは「解ったよ、行きやぁいいんだろ、行きゃあ!!」と、投げやりに承諾した。

「ちょっと待ってろ」と言って自分の部屋へ上がっていったミオンを見送って、「相変わらず扱いが上手ぇな」というリボーンにメリアは笑って言う。

 

 

「だってミオン様は、複雑に見えて相当単純なんですもの」

 

 

クスクス笑うメリアにリボーンはこいつには敵わないな、と思った。

 

 

 

 

 

そして、ミオンの準備が終わり、屋敷を出たリボーンとミオンは、山本の家が経営している竹寿司に足を運んだ。

ミオンが暖簾を潜り店に入れば、争奪戦に参加していた守護者と、それを観戦していた仲間、そして、ハル達が和気藹々と争奪戦の祝勝会をしていた。

 

 

「あ、弥王君!」

 

 

店に入ってきたミオンに初めに気付いたのは、京子だった。

京子は、ハルが居る手前、ミオンの偽名を呼んだ。

まだ、ハルはミオンが女だとは知らず、ミオンも必要がないので、ハルには自分の正体を明かしていなかった。

それを知っていた為、京子はミオンを偽名で呼んだのだ。

案の定、京子の声に気付いたハルが、ミオンに駆け寄ってきた。

 

 

「あ、弥王さん!やっと来ましたね、待ってましたよ!」

 

 

一目見ればミオンの登場に喜びを隠せない様子のハルに、ミオンはさっきまでの憂鬱は何処へやら、ハルが来ていることに驚きと喜びに満ちた顔に変わった。

その変わり身の速さにリボーンは呆れた様に肩を竦める。

 

 

「女子にゲロ甘女尊野郎は相変わらずだな。

この際、性転換でもしたら良いんじゃないのか?」

 

 

「あはは、弥王君はいつもの事だよ」

 

 

リボーンの呟きを拾って、京子が返す。

ミオンはと言うと、ハルに勧められるがまま、寿司を食べていた。

そこへ、獄寺が突っ掛かるように話し掛けてくる。

 

 

「おい、神南!

俺はまだ、お前を認めたわけじゃないからな!

お前が悪夢の伯爵(ナイトメア・カウント)だとか、ぜってー認めねぇ!!」

 

 

「何ですか、獄寺さん!!

いきなり弥王さんに突っ掛かるなんて、良い迷惑ですよ!!」

 

 

獄寺が突っ掛かってきた事で、ハルが獄寺に掴み掛かる。

ミオンはその様子を黙々と眺めていた。「三浦さん強ぇー」と。

獄寺としては、未だに崇拝していたと言って良いくらいに尊敬していた殺し屋、悪夢の伯爵(ナイトメア・カウント)が同級生の、しかもつい最近まで敵だった人間だなんて思いたくもないのだ。

ミオンに掴み掛かったのは、一種の現実逃避だった。

 

 

「てめぇはカンケーねぇよ!

それとお前は知らないようだが、こいつはこう見えておん・・・・・・むぐっ!?」

 

 

「獄寺ぁ~?

ブートジョロキア巻き美味いぞ~、食ってみろ?」

 

 

ハルに向かって怒鳴っていた獄寺を遮って、ミオンが笑顔で手元に在った、真っ赤なブートジョロキアが丸々一つ、真っ赤に着色されたご飯に巻かれてある巻き寿司を獄寺の口に押し込んだ。

その時のミオンの笑顔は、般若か夜叉が棲み憑いているのか、とても人間とは思えない位に怖い笑顔をしていた。

流石、ギネスに登録されている程の辛さを誇る唐辛子。

規格外の辛さとミオンの迫力に、獄寺は顔を青くし、目を潤ませている。

そんな獄寺にドスの効いた小声で、獄寺にしか聞こえない声で低く囁く。

 

 

「てめぇに認められなくても、オレが認めなくても、オレは沢田の守護者なんだよ。

あぁ、嫌ですとも、こっちも嫌々だ。

だが、こっちが大人しく妥協してやるってんだ、少しは仲良くしようなぁ~、獄寺君?

それと、オレが悪夢の伯爵(ナイトメア・カウント)なのは、てめぇに認めてもらうようなことじゃねぇよな。

あと、女には優しくするモンだぞ?

女を舐めてかかると、痛い目見るからな?」

 

 

「解ったかな、獄寺君?」と言うミオンがあまりにも怖いから、獄寺は頷く以外の選択肢が見当たらなかった。

獄寺は思う。こいつは女じゃねぇ、女の皮を被った何かだ、と。

よくスクアーロはこいつと付き合えるな?と不思議な気持ちで一杯になる。

そんな2人を見た山本が、「何だ、獄寺お前、嫌われてねーじゃんか、良かったな!」と、天然スマイルで獄寺に言った。

山本の目には、仲良しの獄寺とミオンの図が展開されていたのだ。

 

 

「ジョーダンじゃねー!!

こんなおっかねー奴と仲良くできるか!」

 

 

「オレだって、こんな乱暴で野蛮な喫煙男、まっぴらごめんだ!」

 

 

「何だと!?」

 

 

「やるか!?」

 

 

山本の言葉に獄寺はミオンを指して食いかかる。

ミオンも、売り言葉に買い言葉の如くに言い返す。すると、獄寺が噛み付いてきたので、ミオンは獄寺の胸倉を掴んだ。

そんなミオンと獄寺の間に沢田と山本が割って入ってくる。

 

 

「神南君!

獄寺君も、直ぐに掴み掛かっちゃ駄目!」

 

 

「し、しかし、10代目・・・・・・!!」

 

 

「解らないなら、嵐の守護者は空席にするよ」

 

 

沢田が2人を止めに入って、獄寺を諫めると、納得がいかないかのように獄寺はまだ、食い下がる。

それが面倒だと感じた沢田は、獄寺にぴしゃりと言った。

すると、獄寺は「す、すみません」と、小さくなる。

余程、沢田に怒られたのが効いたのだろう。

それを見ていたミオンは、やれやれ、と肩を竦めた。

 

 

【その瞳は今 何を目指す?

その唇 誰を呼ぶの?】

 

 

 

 

それから、ミオンは正式に沢田にランボの家庭教師(カテキョー)を申し出て、ランボはミオンの屋敷に通うようになった。

ミオンと一緒に暮らすのは、「ママンと離れるのは嫌だ!」と言うランボの希望を聞いて、なしになり、今まで通り、沢田の家で居候している。

 

 

【出会えることを信じて 歌い続けた

全て償うまで 捧げるまで】

 

 

ヴァリアーは帰国と共に9代目に反感を持っていた9代目の部下と門外顧問と共に9代目に心酔している部下を根絶やし、新たにボンゴレを再起させた。

そもそもの根源である9代目はマフィア裁判に掛けられ、第一級犯罪と同等の判決を言い渡され、終身刑。

ギロチンの時を刻一刻と檻の中で待っている。

 

 

 

【その翼は ヴァルキュリア

(くずお)れた戦士の前 ヴァルキュリア

舞い降りる幻想の 恋人

大空(そら)の蒼に 貴方が溶けてしまわないように ヴァルキュリア

両手で拾い上げた ヴァルキュリア

継ぎ接ぎの悲哀(かなしみ)が 真実

この廃墟に誇り立つ種握り締め 東へ】

 

 

ちなみにXANXUSは、婚約者であるキオと結婚し、そのキオは、チェルベッロを脱退、マオに引き継ぐ。

そのマオだが、いつかの沢田の様にずっと、「チェルベッロなんてやるかよ!!」とごねていたが、最終的にはキオの圧力に負け、引き継がされる羽目に。

 

復讐者(ヴィンディチェ)の牢獄に投獄されている六道骸は、ミオンの正式な秘書として、ミオンの保護下にある事を条件に、釈放され、現在は黒曜に戻っている。

 

 

【愛おしくて 愛おしくて 澄み渡るよ ヴァルキュリア

その魂 導く為虹の橋を渡る ヴァルキュリア】

 

1年後に雲雀と了平と骸が、2年後には沢田、山本、獄寺、京子、ハルが並盛高校に入学。

ラクスは黒曜とは反対の隣町、星城にある星城学院の高等部にエスカレーターで進学。

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