翠の挿絵書きました。3章完了時点登場人物にあります
おれが神子の屋敷に来てから1年が経った。最初はさっさと出ていくつもりだったが、何気に居心地が良いのと屠自古や布都に霊力について教えることになったため留まることに。お陰で今じゃ皆滅茶苦茶強くなり、神子に至ってはこの前本気の勝負で負けかけたからな……正直驚いた。もう神子とはあまり戦いたくないな、負けそうで怖いもん……でもまあ教え子の成長を自かに感じられたから良しとしよう。
取り敢えずそこら辺の話は置いといて。
この1年の間に色々あった。
まず布都が仏像が嫌いなこと。この事を知ったおれはその日のうちに集められるだけ仏像を集め、布都が寝ている間に布団の周りに仏像を置き、次の日の朝に反応を見てやろうとした。そして次の日、布都の悲鳴が聞こえた。やってやったぞ!っと思いながら布都の部屋に行ってみると…………そこには仏像を自分の部屋ごと燃やしている布都の姿があった。
あのときは本気で焦った。思っているより火のまわりが早く、屋敷燃え尽きるんじゃないかと覚悟したが、給水所から布都の部屋が近かったお陰でなんとか消火することができた。
そのあとおれと布都は仲良く神子にこっぴどく叱られたけどな……
他にも神子がお面作りが趣味だったり、布都と屠自古の姓が物部と蘇我で、本来は敵対関係であり、二人で共謀して物部氏を滅ぼしていたりと中々凄いことをしていたりとたった2年間であの3人の深いところまで知った。
青娥はいまだによくわからん。
まあ、つまり言いたいのは今の状況がなにかと充実しているということだ。
布都と翠のコンビに悪戯したり、神子の作っているお面で遊んだり(後で神子に怒られるけど)、のんびり縁側で日向ぼっこしたりと、妖怪の山にいた頃とあまり変わらない生活をしている。
それじゃあ今日はなにをしようか。今日は授業をする日でもないし一日中暇だ。久しぶりに神子んとこの仕事場を茶化すもよし、町を散歩するもよし、部屋でだらだらするもし。
……あ、そういえば今日神子も書き物以外用事がないとか言ってたし茶化してやるか!
今日も今日とてなんら変わらない生活を。しかしずっと変わらない生活はありはしない。必ず、いつか変わる日は来る。結婚などの嬉しい変化もあれば死という悲しい変化もある。
そんな当たり前のことをおれは妖怪の山での生活により麻痺していたんだ。
人はいずれ死ぬ。それが何十年後の話だろうと……
_____それを思い出す日はそう遠い未来ではなかった。
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「で、暇だからとまた私の部屋で暇を潰しにきたのですか?」
「いやいや、暇潰しって訳じゃないぞ。暇潰しってのは暇な時間を無駄に使うことを言うんだ。おれは神子と過ごす時間を無駄とは思ってない。つまり暇潰しじゃあない!」
「また屁理屈を……」
この者……生斗が私の住む屋敷に来てから一年の年月が経つ。彼の異質な欲に興味を抱き、何だかんだでこの屋敷に留まってもらっている。
本来ならば少し話した後帰ってもらう予定だったのだけど私はそうはしなかった。何故そうしなかった?するわけがないでしょう、あんな魅力的な人。
道教を教えを受けている青娥との関係があり、霊力という未知の力を使うこなし、私が求める不老不死に最も近い存在。
そしてなによりの理由は彼といると落ち着くから。
私は能力のせいで聞く気がなくとも相手の本質を見抜いてしまう。
殆どの人間は欲にまみれている。これは自然の事、逆に欲のない人間など存在しないのだから。
といっても欲のある人でも色々な種類がいる。布都や屠自古のように自分より私に尽くす忠誠心の塊のような人間もいれば、自分がよければなんでもいいなんて思う利己主義者もいる。
そういうものほど私とは関わり合おうとはしない。当たり前だ、自分の汚れた欲が相手に見抜かれるのだ。会いたくもないだろう。
しかし自分の本質を見抜かれたくないのは汚れた欲をもつ者に限らず殆どの人が嫌なはず。
そういうこともあって幼少の頃、私はこの能力を露見するようなことはしなかった。今は摂政になり、知られても直接虐げられるようなことは無くなったのでいいのだが、それでも裏では愚痴を言われたり、心の中では虐げている者はいる。
それが嫌だった私は屋敷に信頼のできる者だけを招き入れている。
なら、なぜ生斗をこの屋敷に招いているのか。それはもちろん、私の(能力の)ことを嫌ってはいないからだ。……というより、彼は誰に対しても平等に接している。どんなに偉かろうがどんなに顔が醜かろうがどんなに忌み嫌われた力を持っていようが彼は気にしていない。口では罵っても心の奥底ではそんなことは微塵も思っていない。
そこが彼の魅力。その魅力は一緒にいるだけで落ち着くことができる。最近では彼といるときが癒しになってもきているほどだ。
だから今日、生斗が私の仕事場に来てくれたのは本当は嬉しい。
嬉しいことなんだけれど……
「……」ジィ~
「……あの、真顔で私を見つめるのはやめてもらえませんか?」
「なんだ、変顔がよかったか?」
「そういうことではありません」
このように私の仕事の妨害をしてくるから、素直に嬉しいという気持ちを伝えることができない。もしそんなことを言えば調子に乗っていつも以上に妨害を加えてくるだろう。
「ほら、みろ神子手の親指だけで立ってるぞ!凄いだろ!」
「どうせ身体を浮かせているのでしょう?というより私の部屋で暴れないでください」
「もっと驚けよ~」
はあ……生斗は何が楽しくて仕事の邪魔をしてくるのだろうか……まあ、大体の予想はついているけれど。
「はあ、わかりました。一旦休憩するとします」
「んあ?続けてもいいんだぞ?」
「貴方がいなくならない限り進みそうにないので休みます」
少し構ってあげれば満足して帰るでしょう。
早く済ませて仕事に戻れるよう頑張らねば!
「さて、なにを話しましょうか」
作業机を隅の方へ退け、座布団を二つ用意し、その1つに私は腰を下ろした。
「んー、そうだなぁ……」
そしてもう1つの座布団に腰を下ろし、なにを話そうか腕を組ながら考える。
「あ、そういえば神子達仙人の修行の方はどうだ?なれそうか?」
「……ええ、青娥からはなることはできると言われました」
「おおそうか!よかったな!」
「しかし……」
「ん?」
「なることができるのは何十年後との事です……」
「ん?なにか問題でもあるのか?」
「……あります」
勿論その理由が無かったのなら別に老いた身体でも受け入れよう。しかし私は一刻も早く仙人になり、”人間の呪縛″から早く解かれたい。いきなり暗い話になるけど仕方がない、生斗には私の考えることを知って欲しい。
「私は何故人間には死という残酷な運命を背負い生きなければならないのか不満で仕様がなかった。」
「あ?……うん、そうだな」
「神には寿命などなく、信仰させる限り生きることができ、妖怪も又然り、寿命という概念はあるもののその長さは人間の遥か上をいく。……そう、人間一人一人のこの世に留まる期間が短すぎるのです」
「ま、まあな。妖怪なんて100年経ったくらいじゃ見た目なんてそうは変わんないし」
「私は少しでも長く民の繁栄に貢献したい。そして人の寿命という呪縛から解かれたい。そのためには一刻も早く仙人となりたいのです」
「……」
私の話に合いの手をしていた生斗は私の話が終わるとともに目を閉じて黙りこんでしまう。なにか考えているのでしょう、無理に急かすのもなんだからここは相手が話し出すまで私も黙ることにした……生斗の意見についても聞きたいし。
そして1分ほど経ったとき、ゆっくりと目をあけた生斗は口を開いた。
「神子、なんか焦っているようだから忠告しておく。
急がば回れ。急ぎすぎると失敗するぞ」
「それって……」
「つまり焦りすぎるなってことだ。まだまだ、時間はあるんだ。気長にいこうぜ」
「……」
人の何百倍も生きてる人に言われたら余計慌てなければいけないような気がしてきた。
「まあ、その話はもう終わっていいだろ?おれはこんな辛気くさい話をしに来た訳じゃないからな」
「……それもそうですね。すいません、急に変な話にしちゃって」
「別に。おれは一向に構わないぞ。相談があるならいつでも相手してやる。少しぐらいは役に立てるかもだぞ、伊達に長生きしてないからな」
「じゃあ今から……」
「今は駄目。おれは今楽しい話を欲している」
「自分勝手ですね」
まあ、確かに今は止めておこう。
どうせ、もう実行するのだから。
つい昨日、不老不死をもたらすという”丹砂“を手に入れた。これさえ飲めば、手っ取り早く仙人になることができる。
もし苦痛から解き放たれた私はどう思うのだろう……
超人となり、本当の意味での人々の上にたったとき、どう思うのだろう……
生斗や青娥と同じ土俵にたてたとき、私は二人にどんな言葉をかけるのだろう……
考えるだけでも楽しみが込み上げてくる。
そうだ、もしこれが成功したら布都と屠自古にも飲ませよう。あの二人も私に尽くしてくれる大事な家臣だ。長き時を一緒に歩むことに不満なんてない。
「それじゃあなにから話すか。……あ!そういえばこの前おれが寝てたときに_____」
私が考え事をしていて黙っていると、生斗が前に起きた出来事を話し出す。
もし、今のままの私だったらこの話も何十年程しか聞けないだろう。
生斗の話は中々興味のそそる話が多い。聞いていて飽きないほどだ。
それも私が仙人になればいつでも、聞けるようになる。彼が私の統治する国にいてくれるのならば……
「_____生斗」
「水溜まりをみたら…………ん、どうした神子?」
「これからも、よろしくお願いしますね」
「??……お、おう。よろしくな」
と、この先長い付き合いになるだろうと予想した私は前置きに生斗に礼を言った。
ーーーー
このときの私は愚かだった。
目先の欲に手を伸ばしてしまったがため、罰を受けてしまったのかもしれない……
このとき、生斗の助言を真に受けていたら、青娥を騙さなかったら……もしかしたら違う結果になっていたのかもしれない……
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「はあ……」
「ん、青娥殿。ため息などしてなにか悩んでいるのか?」
「いえ、屠自古。なんでもないわ」
私が神子らに道教を教え始めてから1年が経った。
神子らの成長は凄まじく、私の教えたことをどんどん吸収していき、普通ならば10年かかるのをたった1年で修得した。これならば彼女らの寿命が来る前に仙人になることは可能だ。
ふふふ、やはり私の目は確かだったようね。あとは生斗にもなってもらえたら言うことはないのだけど……
「おーす、屠自古いるかー?……て青娥もいんのか」
「なんだ、熊口生斗。お前が私の部屋に来るなんて珍しいな」
「生斗、今私を見た瞬間嫌そうな顔をした理由を是非とも教えてもらおうかしら」
噂をしていればなんとやら。襖を開けて入ってきたのはなぜか断固として仙人にはならないと言う生斗。
「いやぁ、神子ん所にいってたら追い出されちゃってさ。暇だから暇そうにしてるであろう屠自古のとこに来たって訳。あと青娥、なんでおれが嫌そうな顔をしたのかは己の胸に語りかければ自ずとわかるはずだ」
「いや、帰れ。それに私は暇じゃない。今青娥殿に頼んで道教を教わっているんだぞ」
己の胸に語りかける……駄目だわ、生斗にちょっかい出している以外心当たりがない。
じゃあ一体なんで生斗は私を見ると嫌な顔をするのかしら……いや、だからってちょっかいはない。たまに寝ているところに忍び込む程度の優しいものよ?そのぐらいで嫌がるなら生斗はまだまだ初ってことになるわ。流石に何百年以上も生きてるっていうのに純情を保つのは至難の技、もはや尊敬に値するわ。……あ、でもこの前確か翠が生斗は童て……
「やめろ青娥、今お前が考えていることがなんなのかはわからないがそれ以上今考えていることをやめろ」
「あら生斗。いつの前に神子と同じ能力を習得したのかしら?」
まさか生斗に心を読まれるとはね。
「青娥殿、この馬鹿は放っておいて、さっきの続きをお願いできないか?」
「ええ、もちろんよ。そういうことだから生斗、暇潰し目的なら布都と翠がさっき遊んでいたからそっちに行きなさい」
「やだよ、おれはあいつらみたいに幼稚じゃない」
「確かに幼稚じゃないが馬鹿だろ」
「は、はぁ~?馬鹿じゃないし!天才だし!おれが天才だと見抜けないなんてお前の観察眼どうなってんの!?」
「そうムキになるところを見ると馬鹿でもあり幼稚ね」
「だな」
「幼稚じゃねーし!少なくてもあの二人よりかは!」
まあ、生斗はただ単純なだけなのよね。
1年という短い付き合いだけど生斗の性格は大体把握することができる。ていうか彼の性格がわかりやす過ぎてあの老人の家で過ごしていた間には大方見当はついていたけど。
でもその裏表のない性格だからこそ神子も生斗の事を気に入っているのかもしれない。隣にいる屠自古と廊下を無邪気に走り回っている布都も表では良くは思ってないように見えるが裏では霊力について教えてもらったりしたこと等に感謝しているようだし。
「馬鹿で幼稚……もはやあの阿呆と同類じゃないか。良かったな、これでお前も晴れて脳内お花畑という称号を得たぞ」
「そんな不名誉でしかない称号なんていらん!」
……感謝……しているわよね?
ガターーン
「ぐわぁ!?」
と、生斗の後ろにあった襖が急に倒れ、生斗は襖に押し潰されてしまった。
「くっ!翠め!ちゃんばらに蹴りは無しと言ったであろう!」
そしてその襖の上には、ちょっと話題に出た布都がおり、なにやら翠に文句をいっている。
「へへへ、すいません。長物なんてそう扱ったことがなかったものでつい足が出ちゃいました」
と、廊下の方から翠が顔を覗かせる。
どうやら追いかけっこから木の棒を使って打ち合いをしていたようだ。
「貴方達、廊下でそんなに暴れていたら、鬼の形相をした神子が来るわよ?」
「青娥殿の言う通りだ!阿呆は兎も角翠殿も暴れるなんて……」
「げっ、屠自古……なにか嫌な匂いがすると思えばここは屠自古の部屋だったか……翠!ここは一刻も早く退散しようぞ!」
そう言った後、布都は倒れた襖を蹴って廊下の奥へと走っていった。
「あ、ちょっ……すいませんでした!」
そして翠も一言謝罪をして布都が走り去っていった廊下を走っていく。
「……あの二人、嵐のようだったわね」
「確かに……」
さて、襖の下敷きになっている生斗は今どんな顔をしているのだろうか。ちょっと倒れた襖を退かして見てみようかしら。
そう思い、倒れた襖に近づいてみると_____
「……」ノソノソ
生斗自ら立ち上がった。額に血管が浮き出ており、それだけでも怒っていることがわかる。
「屠自古、青娥。ちょっと用事ができたから席外すわ」
いつもより低い声で言う生斗。あー、これは相当怒っているわね。
「行ってこい!あのわからず屋にキツいの一発かましてきてくれ」
屠自古はなぜか笑みを溢しながら退室を促す。笑っているのはおそらくこれまでの鬱憤を張らすことができるからだろう。なにかと屠自古も苦労しているようだし。
「やり過ぎないようにね」
取り敢えず私も一応声をかけておく。無駄だろうけど。
私がそう言うと生斗はおう、と返事をして廊下の奥へと姿を消していく。
その後、程なくして若い女性二人の悲鳴と鈍い音が2回ほど鳴り響いてきたが私は気にしない。
「……ったくあいつがここに来てから騒がしくなって堪らないな」ガタガタッ
そういいつつ屠自古が倒れた襖を直す。幸いにも少しへこみができたぐらいで目立った傷はついていないようだ。
「ふふ、そうね。でもまあ賑やかな方がいいじゃない?」
静寂と喧騒。日によっては静寂を取れど、基本は喧騒、少し騒がしい方が良い。
だけど屠自古は予想が外れたように驚いた顔で此方を見ていた。
「あら酷い。私だって賑やかな方が良いんですわよ」
「……いや、すまない。私の勝手な青娥殿の印象では静寂の方が好んでいるのかと」
「……因みにその印象とは?」
「厄介事を裏で手を回してその成行を影でこっそりと見ながらほくそ笑んでいる印象」
「偏見だわ。私がそんな悪役みたいなことするわけないじゃない(←参、肆話参照)」
と、暫し他愛のない話に花を咲かせていると、ふと、今朝見た光景が私の脳裏を過る。
_____丹砂を神子が持っていたことだ。
もしかしたら神子はあれを仙人に手っ取り早くなれるという都合の良い代物だと勘違いしているのかもしれない。
あれはただの毒だ。私が神子らに渡した教本にはあれを飲んで仙人になったと書かれているが、実際は毒に犯され、やむを得ず”尸解仙“となり、事なきを得たのだ。
もし神子があれを飲もうならば忽ち神子は体を毒で犯され、数日のうちにこの世を絶つだろう。
まあ、それもそれで彼女を尸解仙にしてしまえば手っ取り早いのだけど……
尸解仙になるには長い年月お天道様を見ることはできない。
早くて百年、長くて千年以上かかる気の遠くなるような年月を眠ることとなる。
そう考えると普通に修行をして仙人になった方が良い。
まず、尸解仙は仙人の中でも格が下だ。私の弟子ならちゃんとした行程を経て仙人になってもらいたい。
だから神子がもし丹砂を服用するようなことをさせてはならない。
今朝はちょっとしか見れなかったけど後で神子のところへいって問い詰めようかしら。
弟子の間違いを正すのも師匠の定め。面倒だけど行くしかないわね。
「どうした?青娥殿。にやついた顔をして」
「あら、笑っていたかしら?」
なんで笑ってしまったのだろうか?
…………もしかしたら久々に面白いことが起こりそうだからと無意識に笑ってしまっていたのかも知れないわね。良い展開でもないのに笑うなんて……我ながらどうかと思うわね。まあでも体が勝手に反応するのだからしょうがない。
さてさて、抜け駆けしようとしている太子様にどんな罰を与えてあげようかしら?
「青娥殿、そんなに良いことでもあったのか?」
「ふふ、そうかもね」
丹砂が不老不死をもたらす薬だと私が神子らに渡した教本には書いてあるが毒薬とも記されてある。いくら神子が不老不死に一刻も早くなりたいと思っていても躊躇うはず。
その間にお仕置きを2,3個でも用意しておこう。
太子をお仕置きするなんて人生で2度と体験できることではないし。
「ふふふ……」
「……」
と、堪えていたが思わず笑みが溢れた。
それを見た屠自古がなんとも言えないような微妙な顔をしてきた。
「どうしたの?」
「……いや、やっぱり私が思っていた青娥殿の印象は間違っていなかったなと思って」
「…………な、なにも企んでないわよ」
屠自古の私への印象、今言われるまで気づかなかったわ。
やはり屠自古の言った印象、私に言えることかも知れないわね……自重せねば。
ははは!こんなに時間をかけておいて
最終回までかけませんでした!ぐだりました!途中でぐだりました!
神子さんのとこまでは真面目にやろうとしたんですが……
はい、ということで次話ぐらいが多分4章最終回となります。投票してくださったお二方には感謝しております!
……まあ、同率だったのでどちらも取り入れるという事となったのですが……