インフィニット・ストラトス アグル   作:K.V

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今回は短いです。


第38話

根源的破滅招来体が襲ってきてかなりの日数が経った。それからほぼ毎日のように怪獣が出現していた。止む事のない怪獣の出撃に人々には不安がよぎっていた。そして今もまた、山の中でウルトラマンと怪獣の戦いが続いていた。

 

『ウアアアアア!!』

 

アグルは怪獣の攻撃に押されていた。何時ものような余裕は無く、苦戦を強いられている。それもそのはず、連日連戦続き、身体が疲労してしまいそれが影響してしまっているのだ。そして、今まで受けてきたダメージも完全に回復していないため、本調子が出せていない。故に、アグルは今自分の思うように戦えていなかった。

 

『ウアッ……アッ……』

 

アグルはどうにか立てる状態だった。怪獣はそれを狙ってアグルに迫ってきた。

 

「行くぞ!!」

 

その時、ラウラの指示で専用機持ち達が怪獣に一斉攻撃を仕掛けた。直接的なダメージは無いものの、足止め程度にはなった。アグルはその隙を見て怪獣にフォトンクラッシャーを放った。フォトンクラッシャーは怪獣に直撃し、爆破した。

 

『ウアッ……』

 

アグルは怪獣を倒すと跪いてしまった。それと同時に息を切らしているのもうかがえる。

 

『お疲れ様、戻ってきて』

 

「了解。みんな、戻るぞ」

 

専用機持ち達は、待機していたヘリコプターに乗り込んだ。そしてアグルは跪いたまま、光

が収束され、綾人の姿に戻った。

 

「はあ、はあ……ぐっ……。これは、やばいかもな……」

 

綾人は息を切らしながら歩いて行った。

 

 

 

 

 

戦いを終えた専用機持ち達はコマンドルームにもどっていた。それを千冬と草薙が出迎えた。

 

「お疲れ様 。みんなのおかげで被害が出ずに済んだわ。これからも頑張ってね、期待してるわよ。じゃあ、今日はゆっくり休んで」

 

「はい、ありがとうございます」

 

ラウラが代表して礼を言い、コマンドルームから退出した。

 

「草薙さん、ありがとうございます。何から何まで、あいつらのために……」

 

「彼女達が頑張っているのは事実です。それに、戦いを強いたのは私ですから」

 

「それでも、草薙が直接訓練をしてくれているおかげであいつらも戦えているのですから」

 

「私は自分が出来る事をしているだけです。ここまで戦えたのはあの子達自身の力です」

 

「しかし、実際はウルトラマンが……」

 

「むしろ、彼女達がいるからウルトラマンも勝てるのではないですか?」

 

「と、言いますと?」

 

「今日の戦い、そして以前の戦いでも、彼女達の援護が無ければウルトラマンは負けていたでしょう。一概に、ウルトラマンがいるから勝てるとは言えないと思いますよ」

 

「草薙さんは、ウルトラマンをどう思いますか?未知の存在にいつまでも頼り続けるのは、いささか危険だと私は思います」

 

「確かに、ウルトラマンに頼り続けるのは良く無い事です。いつ敵になってもおかしく無いですから。しかし、ウルトラマンも怪獣と戦ってる以上、我々にとっても貴重な戦力です。なので、ウルトラマンの力は必要不可欠ではないでしょうか?」

 

「……そういうものでしょうか?」

 

「私はそう思います。さあ、私達も今日は休みましょう」

 

「そうですね」

 

千冬と草薙も、コマンドルームから退出した。

 

 

 

 

 

夜、セシリアは1人自室で考え事をしていた。

 

(綾人さん、戦いが続いてがお身体大丈夫でしょうか?)

 

そしてセシリアは綾人に電話をかけた。

 

 

 

 

 

 

その頃、綾人はどうにか避難所に戻っており、がっくりとうな垂れていた。戻って来るときにも体力を使ったため、相当疲れているようだった。そして、自分に電話がかかっていることに気づいた。

 

「ん?セシリアからか、はい」

 

綾人はセシリアからの電話に出た。あの日、セシリアと別れてから初めての電話となる。

 

『綾人さん、お久しぶりです。あ、あの、そちらの様子はどうですか?』

 

「こっちは大分落ち着いています。もう避難所にも慣れた感じですね。……そっちはどうなんですか?今はどうしてるんですか?」

 

綾人はセシリアに聞いた。セシリアと別れて以来、何をしているか不明だったが、アパテーの時にIS部隊に入ったと確信した。だがそれでも確認のために聞いた。

 

『私は……』

 

セシリア自身も自分がIS部隊にいることは綾人に知られている事に気付いている。それでも答えにくかった。

 

「言えないなら大丈夫ですよ。大事な事をしているなら……」

 

『すみません、綾人さん。ミカさんはどうしてますか?元気ですか?』

 

「はい。今は寝ています。なのでまた今度かけてください。きっと喜びますよ」

 

『そうですか。では、またお掛けします。綾人、お身体には気をつけてください。それでは、失礼します』

 

そして、電話が終わった。

 

「……セシリア……」

 

 

 

 

 

そして、草薙麗美がコマンドルームとは別の部屋に1人で入った。草薙は、モニターを起動すると、今日のウルトラマンの戦いの映像を映した。それも1つではない。様々な視点からの映像があった。そして、映像はウルトラマンが消える所まで進んだ。すると、ウルトラマンが消える瞬間をズームで捉えた映像がった。草薙はそれを拡大した。その映像は、ウルトラマンが消え、人間の姿になる所まで映っていた。それは顔も鮮明に映っていた。そしてそれには綾人の顔が映し出された。

 

「ふふっ、見ーつけた♫」

 

 




はい、草薙さんにバレました。これからどうなるんでしょうね。
ある意味で平和な戦いは終わりかもです。

では、次回もお願いします
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