インフィニット・ストラトス アグル   作:K.V

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お久しぶりです。今回よりタグの他ウルトラシリーズネタ有りが仕事します。


第39話

草薙麗美がウルトラマンの正体が綾人だと知り、草薙は綾人の事を調べ上げた。

 

「湊綾人、あの時セシリア・オルコットと一緒にいた男ね。そして織斑一夏に次ぐ男のIS操縦者。ISを動かせるのはウルトラマンが関係してるかもしれないわね。それで、10年前に両親を事故で亡くし、母親の妹に引き取られた。経歴を見れば湊綾人は普通の人間。ウルトラマンの力は後付けで間違いないわね。ウルトラマンが初めて現れたのは、今から10年前、白騎士事件の時。という事は、5、6歳でウルトラマンになったって言うの?」

 

草薙は調べた事を口にしながら、自分の考えを述べた。

 

「それに、両親の死んだ年と白騎士事件は同じ10年前。それと同時にウルトラマンが現れた。これって偶然なのかしら?でも、まあいいわ。ウルトラマンの正体がわかったんだから」

 

笑みをこぼす草薙の後ろに、1台のISが置かれていた。すると草薙はそのISに近づいた。

 

「待ってなさい、ウルトラマン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えー、昨日セシリアお姉ちゃんから電話あったの?」

 

「はい。ミカさんが寝てた時ですけど」

 

避難所では、綾人がミカにセシリアから電話が来ていた事を伝えた。するとミカは不貞腐れた。

 

「何で起こしてくれなかったのー?」

 

「いや、まあ、起こすわけにもいかなかったと思って。でもまた掛けてくると言っていましたよ」

 

「本当!?」

 

「はい。なので気長に待っていましょう」

 

「うん!!」

 

そして、ミカが走っていくのを見送り立ち上がった時、一瞬立ち眩みを起こしてしまった。だが綾人はすぐに気を取り直した。

 

 

 

 

 

 

 

太平洋上空、小型のワームホールが出現した。そのワームホールから、多くの銀色の球体が出現し、海の中に飛び込んでいった。

 

 

 

 

 

 

コマンドルームに警報が鳴り、専用機持ち達がコマンドルームに集められた。

 

「海上より怪獣が出現、このままの進路だと都市部に入るわ。都市部に入る前に怪獣を殲滅。出撃!!」

 

『了解!!』

 

専用機持ち達がコマンドルームから出ていくと草薙は少しだけ笑みを浮かべた。

 

(これはチャンスね)

 

草薙の笑みに、千冬は気づいていなかった。

 

 

 

 

 

避難所にいる綾人のアグレイターのランプが点滅し、綾人も現場に向かった。だが、その足取りはあまり良くない。

 

「いや、大丈夫だ」

 

綾人そう自分に言い聞かせ、走り出した。

 

 

 

 

 

専用機持ち達は現場に到着し、怪獣『大海魔 ボクラグ』と対峙した。

 

「都市部に入る前に止める。行くぞ!!」

 

専用機持ち達は攻撃を開始した。始めにセシリア、シャルロット、ラウラの3人がそれぞれビーム攻撃をした。だが、ビームは当たるとすぐに消えてしまった。

 

「そんな!?攻撃が消された!?」

 

「くそっ、また通常攻撃が効かない怪獣か」

 

ボクラグは専用機持ち達を無視し、霧を撒き散らしながら進行を続ける。

 

「これ、海水か?」

 

「それがどうしたのよ。海から出て来たんだから海水くらい当たり前でしょ」

 

一夏の疑問に鈴音が答えた。確かに、海から出て来たのだから海水が身体にあってもおかしくない。

 

「だが、あの量は尋常じゃないぞ」

 

箒の言う通り、ボクラグから出ている霧の量はあまりにも多かった。

 

「それよりも、今は怪獣を止めないといけません!!」

 

セシリアはボクラグの足元に攻撃をし、進行を妨げた。

 

その頃、綾人は人目のつかない所にいた。綾人はアグレイターを展開させ、アグルに変身した。そして光となり、ボクラグの背後に轟音を立て降臨した。

 

「ウルトラマン!!」

 

ボクラグもアグルに気付き、霧を撒き散らしながら振り向いた。

 

(悪いがすぐに終わらせてやる)

 

アグルはボクラグに接近し、パンチ、キックを叩き込んだ。ボクラグが後ずさるとアグルはアグルブレードを装備した。

 

『ハアッ!!デヤアア!!』

 

アグルブレードでボクラグの身体は斬り裂かれた……はずだった。ボクラグの斬られた部分はすぐに修復されたのだった。

 

『アッ……!?』

 

(なっ、何……だと……!?)

 

攻撃が効かなかった事にアグルは動揺してしまった。そして隙のできたアグルに、ボクラグは両腕の巨大なハサミでアグルの首を挟んだ。

 

『ウアッ……アッ……ウアアア!!』

 

ボクラグはアグルのエネルギーを吸い取り始めた。さらにボクラグはアグルに電流を流し込む。

 

『ピコン ピコン ピコン』

 

エネルギーの吸収と電流の攻撃により、アグルのライフゲージが点滅を始める。

 

「ウルトラマンが!!」

 

(綾人さん!!)

 

セシリアがボクラグに攻撃するがやはり攻撃は消されてしまう。

 

「どうすれば……」

 

「奴の噴出している海水の霧……そしてあの再生能力……まさか、あの怪獣は海水で出来ているのか!?」

 

ラウラはボクラグの身体は海水で出来ているのではないかと考えた。

 

「じゃあ、僕たちの攻撃が効かなかったのって……」

 

「おそらく、奴の水分のせいだろう」

 

「だったらどうすんのよ!!攻撃が効かないんじゃ手も足も出ないわよ!!」

 

「いや、さっきのウルトラマンの剣技が効いていた。それなら!!」

 

箒の発言で全員がハッとなる。

 

「それなら俺に任せろ!!うおおおおお!!」

 

一夏はボクラグのハサミの部分に近づいた。そして雪片でボクラグのハサミを切断できた。

 

『ウアッ!!』

 

ボクラグのハサミが切断された衝撃でアグルは吹っ飛んだ。

 

「よしっ!!」

 

「いいぞ一夏!!」

 

『ウアッ……アッ……ハアァ……ダアッ!!』

 

アグルは踠きながらボクラグのハサミを首から外した。立ち上がろうとするがアグルは体力の消耗によって跪いてしまう。そしてボクラグのハサミも瞬時に再生された。

 

『デアアアッ!!』

 

アグルは何とか立ち上がりボクラグの首に回し蹴りを決める。すると、ボクラグの首が簡単に吹っ飛ぶが、やはりすぐに再生された。

 

『ハアァッ』

 

アグルはボクラグの背後に回り、尻尾を掴んだ。そしてボクラグを振り回し始める。アグルはボクラグを何回か振り回すと、遠くに投げ飛ばした。アグルはボクラグを投げ飛ばすと、両手でエネルギーを貯め、それを球状にした。

 

『ハアアア……フン……デアアア!!』

 

アグルは『リキデイター』を放った。リキデイターはボクラグに直撃、爆破と同時に大量の水しぶきを上げ、蒸発した。

 

「やった!!」

 

ボクラグを倒したアグルだったが、またもや跪いてしまう。それもそのはず、アグルのライフゲージの点滅は早くなっていた。今までの戦闘のダメージと身体の疲労が十分に回復しないままでの今回の戦闘。ボクラグのエネルギー吸収と同時のダメージ。アグルのダメージは綾人の身体にも直接反映されるため、影響は大きい。

 

「よし、戻るぞ」

 

だがその時、数体のラファール・リヴァイヴが現れた。

 

「何だよあれ?」

 

「別動隊かな?」

 

「何よ今頃。もう終わったわよ」

 

「コマンドルーム、こちらrボーデヴィッヒ。別動隊と思われるISが現れました」

 

『気にしなくていいわ。貴女達は戻ってきて大丈夫よ』

 

「わ、わかりました。みんな、気にしなくていいそうだ」

 

草薙からの命令で全員が戻ろうとした。だが……

 

「ターゲット確認、攻撃開始」

 

なんとラファール部隊は一斉にアグルに攻撃を始めた。

 

『ウアアアアアア!!』

 

「なっ!?」

 

「なっ、何やってんのよ!?」

 

「ウルトラマンを攻撃したぞ!?」

 

全員ラファール部隊がアグルを攻撃した事に驚愕するが、ラファールはそれを一切気にせずアグルに攻撃を続ける。

 

「草薙さん、ラファール部隊がウルトラマンを攻撃しました!!」

 

ラウラは草薙に指示を求める。だが

 

『気にしなくていいと言ったわよね。貴女達は手を出さないで』

 

「しかし!!」

 

『これは命令よ』

 

「りょ、了解……」

 

ラウラは草薙の圧に押され命令に従う事にした。

 

「草薙さんの命令だ。戻るぞ」

 

「でもウルトラマンが!!」

 

「戻るぞ!!」

 

シャルロットはラウラの怒号に怯んでしまう。

 

「草薙さんの事だ。何か考えがあるはずだ」

 

「ああ、きっとそうだ」

 

箒のフォローでラウラも少し落ち着きを取り戻す。だが納得しないまま全員戻ろうとするが、セシリアだけはアグルの所に飛び込んだ。

 

「セシリア!?」

 

「やめてください!!」

 

だがラファール部隊は耳を傾けずアグルに攻撃を続ける。

 

「お願いします!!攻撃をやめてください!!」

 

それでもセシリアは叫び続けるがラファールは聞き入れない。

 

「……仕方ありませんわ」

 

するとセシリアはラファールに攻撃をした。

 

 

 

 

 

コマンドルームにいる草薙はセシリアの行動に心の中で舌打ちをした。

 

(余計な真似を……)

 

「ボーデヴィッヒ、セシリア・オルコットを止めなさい!!」

 

『りょ、了解!!』

 

「草薙さん、これは一体?」

 

千冬もいきなりの流れに戸惑いを隠せない。

 

「貴女もウルトラマンへの攻撃には賛成だったはずですよ。それが今だとういうだけです」

 

「……」

 

 

 

 

 

 

セシリアはアグルを守りながらラファールに攻撃するが、相手の数が多い故か部が悪い。そして

 

「ッ!?身体が!!」

 

セシリアの動きが止まった。否、動けなくなった。

 

「やめろセシリア!!草薙さんからの命令だ、戻るぞ!!」

 

「離してください!!」

 

「ダメだ!!」

 

ラウラはセシリアを無理矢理掴み、戦闘エリアから離脱した。

 

(綾人さん!!)

 

セシリアの思いも虚しく、アグルの元から引き離された。

 

『ウアアアアアア!!』

 

アグルはラファールからの攻撃を受け続ける。ボクラグとの戦いの影響で、ラファールの攻撃はアグルにとってかなり大きいものだった。そして遂に、アグルは消えてしまった。

 

「うあっ……がっ……な、何なんだあいつら……」

 

アグルから戻った綾人は立ち上がることすら困難になってしまった。するとそこにラファール部隊が降りてきた。

 

「あっ……」

 

(やべぇ……)

 

綾人は正体がバレたと勘付く。その場から逃げようとするが、動くことができなかった。そして、ラファール部隊の1人に無理矢理捕まれた。

 

「うっ……」

 

綾人はラファールに気絶させられてしまった。

 

「捕獲、完了」

 

 




はい、綾人君が捕まりました。これからどうなるんでしょうね。

ところでBSのウルトラマン枠が消えるって本当なんですかね?
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