インフィニット・ストラトス アグル   作:K.V

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お久しぶりです。間が空いてしまいましたがどうにか投稿できました。

それでは、どうぞ。


第41話

「うわああああああああああああ!!」

 

綾人の叫びが部屋中に響き渡る。それは、綾人が拘束され、全身に電流を流されているからだ。草薙は電流に苦しむ綾人を面白おかしく見ていた。そしてしばらくすると草薙は電流を止めた。

 

「うあ……あっ……」

 

電流は止まったが、それでも綾人への負担は大きかった。

 

「へぇ、案外しぶといのね。流石、ウルトラマンってところかしら。あと、この部屋は防音設備がされているから貴方の恥ずかしい悲鳴は聞かれることはないから安心しなさい」

 

「うっ……貴様……」

 

綾人は何とか意識は保っているが、苦しそうにしているのは明らかだった。

 

「これだけやっても何も反応がないなんて、どうやらこれが必要みたいね」

 

「っ!?それは……!?」

 

そう言って草薙取り出したのはアグレイターだった。

 

「その反応、これにウルトラマンの力があるのは間違いないわね」

 

草薙はアグレイターを透明なケースに入れ、ある機械に取り付けた。それに綾人は草薙がこれから何を始めるのかを察した。

 

「貴方のウルトラマンの力、使わせてもらうわ」

 

「貴様に……アグルの力が使えるものか……」

 

「アグル?それがウルトラマンの名前なのね。ふふっ、貴方にウルトラマンの力が使えて、私に使えないわけないでしょ」

 

そう言う草薙の表情は実に冷たかった。そして遂に機械を作動させた。

 

「やめろ!!」

 

綾人は草薙を止めようとするが身体が拘束されているため、身動きが取れずにただ見ていることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

「セシリア、大丈夫かな……?」

 

そう口にしたのはシャルロットだった。謹慎処分を下されたセシリアに接触する事は禁じられているため、心配するのは無理もない。

 

「あいつは命令違反をしてしまったんだ。謹慎になっても仕方がない」

 

「でもよ、1回命令違反をしただけで謹慎にするなんて、厳しすぎないか?」

 

「確かにそうかもしれないが、草薙さんの立場を考えてみろ」

 

「草薙さんの?」

 

「ああ、私達が戦っている相手は根源的破滅招来体という未知の存在だ。それと戦っている私達の命を預かっているのが草薙さんなんだ」

 

ラウラはそう一夏に説明する。

 

「お、おう」

 

「草薙さんは私達の命を預かっている。その命を預かっている人の命令を無視して私達の誰かが死んでしまったら、草薙さんはどうなると思う?」

 

「それは……」

 

「草薙さん自身が責任を取らされ、処分が下される。それだけじゃない、自分のせいで死人を出してしまったと思うだろう。草薙さんは私達を戦場に送っているが、それと同時に生きて帰ってきて欲しいと思っている筈だ。だから危険な事をさせないためにも、一度謹慎にさせておいた方が良かったのかもしれない」

 

「でも今回はあのラファール部隊がウルトラマンを攻撃したからじゃないか!!」

 

「確かに、セシリアは誰よりもウルトラマンを信頼しているからな」

 

「ああ。今回はあのラファールの部隊がウルトラマンを攻撃した事によるものだ。だが、草薙さんは私達に撤退命令を出した。それが草薙さんにとって最善の事だったんだ」

 

「何でウルトラマンが攻撃されているのに俺たちは撤退しなくちゃならないんだよ?」

 

「それは私にもわからない。だがセシリアはラファールの部隊に攻撃してしまった。おそらくそれが不味かったのだろう」

 

「確かに、向こうも命令で動いてるのに他のISに攻撃されちゃ溜まったもんじゃないわよね」

 

「そうだ。もしも今後似たような事があれば、セシリアは間違いなくウルトラマンを守ろうとISに攻撃をするだろう。そのせいで、その部隊から敵とみなされたくない。だから草薙さんはセシリアを落ち着かせるために謹慎にしたのではないか?」

 

ラウラは自分の考えを述べた。あくまで自分の考えであるため、草薙がどう思っているのかは知る由もない。

 

「でも、これからしばらくはセシリア抜きで戦うんでしょ。それはどうすんのよ?」

 

「そうだよ。今までセシリアのおかげで勝てた戦いも多かったから……」

 

そう、セシリアが謹慎になったということは、その分の戦力が減ると言う事である。そしてシャルロットの言う通り、セシリアが率先してウルトラマンを援護していたため勝てる戦いが殆どだった。

 

「それは私達が強くなるしかない」

 

「そうだ、俺たちがセシリアの分まで強くなるんだ!」

 

一夏の言葉に全員が頷き、その場を後にした。

 

 

 

 

 

 

アグレイターを取り付けた機械を作動させると、アグレイターから青い光が流れISのコアに吸収されていた。

 

「やめ……ろ……」

 

綾人は散々電流を浴びせられたせいで体力が消耗していた。今も身体に力が入らず抵抗すらできない。草薙は綾人を気にせずにISを見ていた。だが途中で機械からアラームが鳴った。

 

「これが限界ね」

 

すると草薙は機械を止めた。

 

「流石にウルトラマンの力全てとはいかなかったわね。でも、これくらいで十分よ。良かったわね、ウルトラマンの力が残って。でも、その身体でウルトラマンに変身したところで、まともに戦えないでしょうけど」

 

「貴様……」

 

綾人は歯をくいしばりながら草薙を睨む。だが草薙は綾人を全く気にせずに残りの作業を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

(わたくしは、これからどうすればいいのでしょうか……?)

 

セシリアは1人で考えていた。謹慎になってしまい怪獣が現れても出動する事が出来ない。そして仮にウルトラマンが現れても自分がいないので援護できない。最悪の場合また他のIS部隊がウルトラマンを攻撃する可能性がある。だが、今のセシリアではどうする事も出来ない状況なのだ。謹慎を無視して動こうとなると、最悪自分のISが没収されるかもしれない。そうなれば綾人を助ける事が出来なくなってしまう。『今』綾人を助けたいと思っても、今の自分では何もできない。そんな歯痒さがセシリアにはあった。

 

(わたくしは、なんて無力なんでしょう……)

 

 

 

 

 

草薙が作業を始めてから数時間、遂にその時が来た。

 

「ふふっ、完成したわ」

 

「なん……だと……!?」

 

「これがウルトラマンと同等の力を持つ、最強のISよ!!」

 

そこには、アグルと同じ青と黒のカラーリングをしたISがあった。

 

 

 

 




はい、遂に完成しました。

そして地味に綾人以外の初めてのアグル発言でもあります。

この話を読んだ方はどうか活動報告もご覧になっていただきたいです。どうかお願いします。

それでは、次回もお願いします。


ジードのopでマグニフィセントのシーンの所ホリゾント見えてる気がする。気のせい?

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