インフィニット・ストラトス アグル   作:K.V

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やっとできました。前回草薙さんがスフィアに乗っ取られゼルガギュロスが誕生しました。さあどうなる第45話。(ビルドっぽく)


第45話

スフィアがアルギュロスを草薙麗美ごと取り込み、ゼルガギュロスが誕生した。ゼルガギュロスは本拠地を置いている研究所を破壊、そこに所属する所員を殺害した。そして街に降り立ち、そこでも破壊の限りを尽くし、人々を惨殺していった。

 

 

 

 

「ぐっ……」

 

その頃、千冬は自力で崩壊した研究所から脱出していた。着ているスーツは所々破け、身体から出血もしている。

 

「千冬姉!!」

 

その時、一夏、箒、鈴音がやって来た。

 

「一……夏……?」

 

「千冬姉、大丈夫か!?」

 

「ああ。大丈夫だ、この程度……」

 

「千冬さん、セシリアは大丈夫なんですか!?」

 

鈴音がセシリアの安否を聞いた。その時、千冬は3人から目を逸らした。

 

「オルコットは……いなかった」

 

「いなかったって、どういうことなんですか!?」

 

「いなかったんだどこにも!!自分の部屋にも!!あいつはこの研究所からいなくなっていたんだ……」

 

「じゃあ、どこに行ったんだよ!?」

 

「わからない。だが、奴らが現れた時には既にいなかった。おそらく、その前にはもうここにはいなかったんだ」

 

「だったら尚更どこに……」

 

「お前達、今は奴を追え」

 

「千冬姉はどうすんだよ!?」

 

「私は大丈夫だと言っているだろう。いいから早く行け!!」

 

「千冬姉……」

 

「一夏、私が千冬さんは私に任せろ。一夏達は草薙さんを追え」

 

「箒……わかったぜ、行くぞ鈴!!」

 

「ええ、そっちは頼んだわよ!!」

 

箒が残り、一夏と鈴音がゼルガギュロスを追った。行方がわからないセシリアを案じながら……。

 

 

 

 

 

 

ゼルガギュロスの破壊行動は今も尚続いていた。ビルが燃え、人々は悲鳴をあげて逃げ回る。それはもう地獄そのものだ。そしてゼルガギュロスは、止まることなく進み続けていた。

 

するとそこに戦闘機の部隊が飛んできた。戦闘機だけではない。IS部隊も一緒にやって来た。そしてすぐに2つの部隊がゼルガギュロスに攻撃を開始した。

 

「ISの力、見せてあげるわ!」

 

一斉攻撃にゼルガギュロスは怯む……なんて事は無く、亜空間バリアを張り攻撃を防いでいた。

 

「そ、そんな!?」

 

ゼルガギュロスはフォトンクラッシャーを発射して戦闘機を全て撃ち落とし、IS部隊は断末魔をあげる事無く全員消し炭となった。するとそこにシャルロットとラウラが到着した。

 

「ひ、酷い……っ!?」

 

シャルロットはゼルガギュロスが踏み潰した人間の肉片を見てしまった。それも1人だけの物ではない。数え切れないほどの肉片がそこら中に散らばっていた。

 

「行くぞ、奴を止める」

 

「でも中には草薙さんが!!」

 

「そんな事言ってる場合か!!今目の前にいるのは、ただの化け物なんだ!!」

 

「そんな……」

 

「シャルー!!ラウラー!!」

 

そこに一夏と鈴音が遅れてやって来た。

 

「一夏、鈴!!」

 

「教官は無事なのか!?」

 

「ええ、箒が一緒にいてくれてるわ」

 

「これ、草薙さんがやったのかよ……?」

 

一夏は破壊された街を見てそう言った。今まで自分達を見守ってくれた人がこんな事をするなんて思いたくなかったのだろう。だが、これが現実なのだ。

 

「あいつを倒すぞ。これ以上好きにはさせん!!」

 

「待ってくれラウラ!!草薙さんは、草薙さんはどうするんだよ!?」

 

「奴を倒すのが最優先だ。これ以上被害を出さないためにも、倒すしかない」

 

「じゃあ、草薙さんを見捨てんのかよ!?」

 

「この惨状を見てそんな事が言えるのか!!もう、倒すしかないんだ、行くぞ!!」

 

「そんな……草薙さん!!」

 

一夏の叫びはゼルガギュロスに届いているのかはわからない。それでも一夏は、街を破壊したのが草薙だったとしても、見捨てたくなかった。そしてラウラ達は戦闘を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

「うっ……」

 

「綾人さん、大丈夫ですか?」

 

その頃、研究所の地下にいる綾人達は、ゼルガギュロスの攻撃の衝撃で倒れ伏していた。地下にまで攻撃が届かなかったのは、不幸中の幸いだろう。

 

そして綾人は遂に、ふらつきながらもアグレイターを取り戻した。そして綾人はすぐにアグルに変身しようとするが、セシリアに止められた。

 

「待ってください!!そのお身体では……」

 

「大丈夫だ……これくらい……」

 

そうは言うが綾人は今にも倒れそうなくらいだいぶふらついている。それでも綾人は戦おうとしていた。

 

「セシリア……俺は戻ってくる。必ず……」

 

「綾人さん……」

 

綾人はアグレイターを構えた。

 

「アグルウウウウウウウウウウ!!」

 

アグレイターの光は綾人だけでなくセシリアも包み、光となって飛んでいった。

そして、ウルトラマンアグルがゼルガギュロスの前に降り立った。だが……

 

『ウアッ……』

 

アグルは立ち上がってすぐに跪いてしまった。

 

「ウルトラマン!?」

 

「ウルトラマン……!!あの中に草薙さんがいるんだ!!」

 

一夏はアグルにそう訴えるが、アグルには一夏の声はおそらく届いていない。一夏の訴えを聞ける状態ではなかった。アグル自体もすでに立ち上がるのがやっとの状態だからだ。

 

ゼルガギュロスは、アグルにフォトンクラッシャーを発射しようと銃口を向けた。それを見たアグルもフォトンクラッシャーの発射体勢を取った。

 

『ハアアアア……デヤアアア!!』

 

アグルとゼルガギュロスは同時にフォトンクラッシャーを発射した。2つのフォトンクラッシャーがぶつかり合い、凄まじい衝撃が発生する。

 

「うわあああ!!」

 

一夏達も衝撃に巻き込まれそうになるがなんとか逃れた。そしてフォトンクラッシャー同士がぶつかり合った事でその衝撃からエネルギーが発生し、空へと上がっていった。そしてフォトンクラッシャーは互いに消滅した。

 

『ウアッ……』

 

フォトンクラッシャーを撃ち終えたアグルはまた跪き、ライフゲージも点滅を始めた。ゼルガギュロスはそんなアグルを嘲笑い、そして今度はリキデイターを発射した。

 

『ウワアアアア!!』

 

アグルはリキデイターをまともに受けてしまい、ビルを巻き込みながら吹っ飛ばされた。そしてゼルガギュロスはアグルに近づき、アグルを踏みつけ、蹴り飛ばす。さらに無理矢理起き上がらせると銃口でアグルの顔を殴った。

 

「ねえ、何だかウルトラマン変じゃない?」

 

「うん、いつもより動きが鈍い気がする」

 

「ウルトラマンが、弱っているのか?」

 

ラウラ達はアグルの動きがおかしい事に気付いた。いつも万全な状態で来ているのに今回はすぐにバテているのだ。

 

「頼むウルトラマン、草薙さんを助けてくれ!!」

 

それでも一夏はアグルがくれ草薙を助けてくれると願っていた。

 

 

 

 

「綾人さん……」

 

セシリアは、離れているところでアグルとゼルガギュロスの戦いを見ていた。綾人がアグルに変身した時にセシリアも一緒に脱出させていたのだ。

 

「何故、そんなボロボロになるまで……」

 

 

 

 

 

 

そして遂にアグルのライフゲージの点滅が早まった。ゼルガギュロスはアグルに近づきフォトンクラッシャーをゼロ距離で撃とうと銃口を向けた。

 

『ハアアア……』

 

その時アグルはゼルガギュロスの腹部に拳を当てた。ゼルガギュロスはアグルが自分を殴ろうとしてただ拳が触れただけだと思いそんなアグルを嘲笑った。確かに拳がゼルガギュロスの腹部に触れていた。その時だ。

 

ズシャッ

 

何が起こったのか、ゼルガギュロスは自分の腹部を見た。すると、光の刃がゼルガギュロスの腹部を貫いていた。アグルは逆に自分がゼロ距離でアグルブレードを発生させ、ゼルガギュロスの身体を貫いていたのだ。

 

『ギャアアアアア!!』

 

思わずゼルガギュロスも声をあげてしまった。アグルはすぐにアグルブレードを抜き、ゼルガギュロスから距離を取った。そして、フォトンクラッシャーの発射準備を始めた。

 

「待ってくれウルトラマン!!中には草薙さんが!!」

 

「やめろ!!もう手遅れだ!!」

 

「何で止めるんだよラウラ!?草薙さんが!!」

 

「もう手遅れだって言ってるだろう!!」

 

一夏はアグルを止めようとするが、それをラウラが止めた。

 

『デヤアアアアア!!』

 

アグルはフォトンクラッシャーを発射した。それはゼルガギュロスに直撃した。そして……

 

ドガアアアアアン!!

 

ゼルガギュロスは爆散した。街を破壊し、大勢の人間を惨殺したゼルガギュロスが今、ウルトラマンアグルの手によって、倒された。

 




はい、ゼルガギュロスが倒されました、

元人間の怪獣をウルトラマンが倒す。実際どうなんでしょうね。
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