モンスターハンター《G級義兄妹の狩り日記 》   作:L.S

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最近小説書くのが楽しくてしょうがないです。
勢いで更新しました。また特に考えもせずフィーリングです。最後に1回見直しましたが頭に鼻水があがって非常にグラグラします。そんなきったない私が書いた本文ですどうぞ。





第5話 1部 英雄

翌日の早朝。

シルヴァはナギサに断りもせずに1人、ポッケ村を散歩していた。早朝とだけあって人は自分以外だれもいない。鍛冶屋も道具屋も、店の中でいつも同じような作業をしているいつもの光景が、この時間帯には見れなかったこと少し違和感を感じた。昨夜、ポッケ村では珍しくない雪が降ったためか、爪先が凍るほど寒く、手もかじかむ程だ。太陽はまだ昇りきっておらず、雪山の麓から僅かに覗くだけでまだ辺りは青々としている。シルヴァはガウシカの毛皮で作られたコートのポケットに手を入れて、マフラーに顔を埋めた。そして、集会所の入口付近の壁に、寄りかかって空を見上げた。

(まだ暗いな…)

今日は早く目が覚めてしまっただけあって、眠気覚ましに外へ出たが、紺色の空を見上げると再び眠気が襲ってきそうだ。

(フェリクスはまだ寝てるかな…)

腕時計を見ても、まだ5時をちょうど過ぎたところ。起きているはずがない。シルヴァはふぅ、と吐いた白い息が目の前で空間と同化するのを、細目で見た。右目はずっと閉じたままだ。眼帯をしてくれば、少し寒さが和らいだかもしれない。横顔に冷たい風が刺さる。白髪が右になびき、髪の一部が口に入る。それをポケットに入れていた左手でどかした。そしてすぐに左手をポケットに戻して身震いした。ガウシカの毛皮の保温性は、毎回驚かされる。ポケットの中にかじかんだ手を入れただけで生き返るように感覚が戻ってくるのだ。

特にすることもなく、シルヴァはただその場でじっと立っていた。少しずつ昇っていく太陽の光で村が照らされていく僅かな変化を、シルヴァはそこでずっと見ていた。

 

 

 

 

 

「ふあぁ〜…」

いつもより人が多い朝の集会所。

だがまだ皆眠いのか人気のわりには非常に静かで、シルヴァの大きなあくびが全体的に響いた。いつもなら少しは恥ずかしい気持ちが起きるのだが、眠すぎてそんな気にもなれない。

さっきまで目は覚めてたのに。とシルヴァは複雑な心境だった。

そして、今回は珍しく先日パーティーを組んだ古龍討伐隊の黒馬のメンバー、ドレイとレイラの2人と中央のテーブルに座っていた。ドレイはシルヴァ以上に大きなあくびをかいていたが、レイラはむしろ机に突っ伏してすーすーと寝ていた。

シルヴァが起こさないのか、とドレイに聞くとドレイは静かな声でムリ。と答えた。一体なにが無理なんだろう。起こしてみようとレイラの体を揺さぶろうと手を伸ばしたが、ドレイはシルヴァの手を掴んだ後、全力で首を横に振った。目が本気だった。

そっとしてあげて。とドレイは引きつった笑顔で言ってから、手を離した。

まるでピエロのような風貌の『マカルパZ』を装備しているドレイは、兜に取り付けられた鳥のような仮面をずっと付けている。仮面から覗く目と口は、性格に合わず整っている。

だが、なんとも道化っぽい感じで、言っていることはなぜかあまり信用できず、騙されているのではないかと錯覚してしまう。

ドレイは隣にいるレイラがモゾモゾと動く度に身構えていて、なにやら彼女をとても恐れているように見える。それだけはわかる。これを見ると、道化だとかそういう考えは馬鹿らしく感じる。そして、レイラを起こさない理由がなんとなくわかった気がした。彼女は超がつくほどマイペースで、自分のペースを崩されるとめちゃくちゃ不機嫌になる。その結果、なぜかドレイがとばっちりを受ける。おそらくドレイが彼女にちょっかいばかりかけているからかもしれないが…そういうことは昨日、リーダーのクロムからチラッと教わった。なるべく彼女のペースを崩さないであげてくれ。特に寝てる時。と言っていたことを思い出して、遅れて危機感を感じた。

「なぁ…ドレイ?」

「なんだい?」

シルヴァは軽く机に乗り出す。

「クロム、遅くないか…?」

できるだけレイラが起きないように声を押し殺しながらそう言った。すると、ドレイも声を押し殺しながら

「いやね…リーダー、めちゃくちゃ朝弱いからさ…今って午前9時でしょ?リーダーの場合、起きるのにあと3時間はかかるから…」

と右手を口に縦に添えて言った。

「えっ…じゃあ、フェリクス達の送迎会間に合わないじゃないか…!どうするんだよ…!」

この後10時に控えるフェリクスの送迎会。

正確にはフェリクスのパーティーの送迎だ。

ミナガルデに行くのはフェリクスだけではなく、ミナガルデのギルドマスターに功績を認められたパーティーが現地に行くことになる。

また、この送迎会は村のハンター全員で行うため、皆集会所に集まっている。

だが、朝が早いため、皆眠そうにしているが、ミナガルデのギルドマスターに功績を認められて派遣されることは、ハンターたちにとって夢でもあり、憧れでもある。今までポッケ村からはそういったパーティーが出るのは初めてで、かなり稀で貴重な会でもあるのに。

「来れないだろうね…リーダーは。まぁしょうがないよ!ドントマインドドントマインド!」

それは私じゃなくてリーダーに言うべきでは…

と内心で突っ込み、時計を見ると、9時50分。

もうすぐ始まりそうだ。辺りがだんだんとざわつき始める。すると、

「うっさい…ドレイ…黙れ…」

「うえぇ!?僕ぅ!?」

レイラが目を覚ました。

そして、

「だからうっさいって言ってんだろうが…潰すぞ…」

机に突っ伏したままだが明らかに殺意のあるドスのきいた声。殺気がこちらまで漂ってくる。

「そ、それよりもほら!もうすぐフェリパの送迎会、始まるからそろそろ…」

「ん…」

ドレイが紛らわすようにそう言ったあと、レイラがゆっくりと体を起こした。

ぼーっとしながら眠そうな目をごしごしこすっている。

そして、

「おはよう…シルヴァ…。ドレイ…歯食いしばんな…」

「なんでっっ!?」

次の瞬間、抜けた表情とは裏腹に鋭い拳がドレイの腹を貫いた。声にならない悲鳴をあげてドレイが今度は机に突っ伏してしまった。

「さっさと起きなよ…始まるんでしょ?」

「なんで殴るんだ…しかもっ…いきなり…」

「眠気覚まし」

「僕は…もう眠くないんだけど…」

「私のだよ。」

腕を組みながらドレイを見下すレイラ。

ものすごいサドだ。

「だ、大丈夫かよ…」

シルヴァはドレイの頭をぽんぽん叩いたが、首を横に引きずるように振るだけで大丈夫じゃないことがわかった。かすかにムリ、もうムリと聞こえてさすがに同情した。

しばらくするとドレイはゾンビのように顔を上げたが、その顔は仮面越しにわかるぐらい歪んでいて、ずっと腹をさすっていた。

レイラはそれを見てフッ、と笑っていた。

 

 

 

10時になると、しばらく開かなかった集会所の扉がドンと開いた。ざわざわしていたハンター達の声を引き裂くように耳に飛び込んできたその方を、シルヴァ達…そして他のハンター達も一斉に向いた。

すると、多めの荷物を持ったフェリクス、ナギサ、そして

(アルベール…エレーナ…)

この4人が、順番に入ってきた。

フェリクス、ナギサ、アルベール、エレーナ。

この4人こそ、ミナガルデのギルドマスターに今までの功績を認められた『英雄』なのだ。

彼らが集会所に足を踏み入れると、たちまちあたりは拍手喝采。

ピューと口笛を鳴らしたり、頑張れよ!と野次を飛ばすハンター達に混じってシルヴァは遠くから拍手を送った。レイラは拍手も声も出さず、テーブルに頬杖をついてあくびをしながら表情変えずにみていた。ドレイはさっきレイラから受けた傷が癒えたのか、前線でいつもと同じ高すぎるテンションで、うぇぇぇい!!と拍手しながら叫んでいた。なんの意味があるかはわからない。それを見たレイラは、猿みたい…と言っていた。そして、ギルドの受付カウンターにいる受付嬢のイリアにフェリクスはなにやら書類をテーブルに置いて見せた。それに、イリアは朱印を押した。

「とうとう君達も、飛竜掃討戦に行くんだね…生きて帰ってきてね。」

イリアは笑顔でそう言うと、フェリクスはああ。と呟いたが、周りの喧騒にかき消されたようだった。フェリクス達はクエストボードにその紙を貼り付け、クエスト出発口に歩み寄る。

すると、さらに騒ぎが大きくなっていく。

ほぼ全員のハンターが応援の言葉を送る中、シルヴァはもっと近くで見ようとハンター達を押し分けて行くと、ドレイに辿りついた。

相変わらずドレイはうぇぇぇい!!と叫びながら今度は寝そべって床をバンバン叩いていた。関わりたくない気持ちがあったが、とりあえずドレイの横にかろうじて行き、フェリクス達を見た。うるさそうに左耳を人差し指で塞ぐフェリクス。男性ハンター達と楽しそうに会話するナギサ。女性ハンターにもてはやされる、業物『エクシディス』を背負う金髪の青年、アルベール。スピリチュアルな雰囲気を醸し出し、1人集会所の道具屋で何かを買っている『メルホアZ』装備のエレーナ。

出発の時間までまだ時間があった。

シルヴァはフェリクスの元へ行こうと人々を草木を払うように掻き分けた。だが、フェリクスもかなり沢山の人に囲まれていて、とても話したいことを話せる状況じゃない。

「フェリクス…!」

思わずそう叫び、手を伸ばしたが届きそうもなく、押し寄せる人々が闇のようにフェリクスの姿を消し、シルヴァは人々の群れの外に押し出された。

それをレイラは哀れみをもった目で見ている。

情けない。とでも言いたげな表情だ。

目の前でごちゃごちゃと喚く群れがどんどんばらけていく。そして、さっきまでフェリクス達がいた場所には、人っ子1人もいなかった。

出発したのだ。

「くっそ…」

シルヴァは拳を握りしめ、唇を噛んだ。

こんなことになるんなら、昨日まっすぐ家に帰ってフェリクスとちゃんと話し合えばよかった。昨日はフェリクスにショックなことを言われて、一瞬、フェリクスに会うのが嫌になったせいでナギサに頼み込んで一晩世話になったが、シルヴァはこれが自分の悪い所だということを自覚していた。フェリクスにちゃんと自分の意志を伝えられない、いつまで経ってもフェリクスの言いなりになっている。このままじゃダメだと何度思ったことか。それなのにまったくいつもと変わらない。シルヴァはキャップを脱いで乱暴に頭を掻いた。

「行っちゃったね…どうすんの?アンタもしかしたらもう一生フェリクスとお喋りできないかもしれないのに、話さなくてよかったの?」

ずっと見ていたレイラが隣に寄ってきてわざとらしくそう言った。

話さなかったのではなく話せなかったのだ。

それを知っているうえで言っているのだろう。

少し苛立ったが、自業自得だ。

だが、きっと、フェリクス達は帰ってくる。

数々の功績を立てたあの4人がやられるなんてことは、飛竜の群れが相手でも考えられなかった。

シルヴァはレイラの問いかけに無言で小さく頷いた。

「いや〜、まさに英雄って感じでおじさん感動しちゃった〜!」

憎らしいほどの笑顔で両腕を頭の後ろに回し、こちらに歩み寄ってくるドレイ。

さすがにこの時ばかりはレイラと同じくシルヴァもうんざりした。

「いっや〜、フェリ君とアルベール君、おっとこまえで憎いね〜!ナギサちゃんとエレーナちゃんはも〜う可愛いし!ホントにポッケ村の伝説に残るよあの4人!伝説だよ伝説!ね、そう思わない?2人と――」

ドレイが一瞬でどこかへと吹っ飛んでいったのを、シルヴァは確認した。レイラがおそらく、腹に蹴りを食らわせたのだろう。

悲鳴は聞こえるまでもなく、行方がわからなくなったが、この時ばかりはシルヴァはレイラにナイスと言った。

かなり短かった英雄達の送迎会が終わったあと、ハンター達はいつものようにクエストを受けに受付カウンターに並んだ。

 

 

 

時計の針が12時を回ると、村のハンター達は皆クエストに出かけて行った。そのせいか、朝と比べて段違いに人気がなく、料理を運んだり

ビールを運んだりする給仕が厨房で暇そうにしているのが見える。フェリクス達が村を出てから集会所にいるのはシルヴァと黒馬の3人だ。

リーダーのクロムは12時前、G級個体の古龍『ナナ・テスカトリ』から作られる煌びやかなエンプレスXを身にまとい、特に焦る様子もなく集会所に入ってきて、何事もなかったようにシルヴァ達と合流した。

フェリクスさん達はもう行ってしまったかい?

と聞いてきて、シルヴァは無言でうなずくと、クロムは近くにいた給仕にホットコーヒーを頼んだ。

「それで?どうするの?」

頬杖をつくレイラが、暇そうにクロムに向かって言った。

「…そうだね。実はさっき、ここに向かう途中興味深い話を聞いてね…」

クロムはまだ眠気が覚めていないのか、目が細く、声も控えめだ。

「えっ、なに〜?聞かせてくんなーい?」

レイラに制裁を食らったドレイは、さっきまで集会所の外で死体のように転がっていたのにも関わらず、口元は笑っていていつものようなふざけたような口調だ。反省しているのかが些か疑問ではあるが、おそらくしているだろうとシルヴァは思うようにした。

クロムは運ばれてきたコーヒーを一口飲んで、息をついてから再び口を開いた。

「あぁ。どうやら珍しいモンスターみたいでね。ラティオ活火山を探索していた地質学者さんが、流れる熔岩の川付近を調査していたところ、川の中に何やら黒い影を発見。双眼鏡で確認したところ、それはまるで魚のような風貌で、活火山の煮えたぎる熔岩の中を遊泳していたらしい。学者さんは気付かれる前にその場から離れたから特に怪我もないんだけど、学者としての本能か、あの魚を調査してほしい。とのことだ。」

クロムは最後にどうだい?と3人を見回した。

熔岩を泳ぐ黒い魚。最初は、てっきり『グラビモス亜種』の見間違いじゃないのかと思ったが、そうではないらしい。奴は熔岩の中で泳いだりできるほど身軽ではないし、巨大な岩のような体なので、魚だと見間違えることはないはずだ。面白そうだ。行ってみたい。とシルヴァは思った。パーティーでの狩りをするにはちょうどいいのではないか。

そう考えて、シルヴァは手を挙げて伝えようとした。すると、ドレイがはいはい!と手をぴしっと伸ばして場を制してこういった。

「あのさ〜、それってもしかして…『ヴォルガノス』のことじゃな〜い?」

ドレイは自慢げにそう言った。

「知っているのかい?」

と、言いながらクロムはコーヒーを飲み干した。ドレイは両手を左右に広げて首を振った。

「いんや?見たことは無いし、知っているとしたら名前と熔岩を泳ぐ魚竜種ってことだけだよ。熔岩を泳ぐ魚といったら、そいつしかいないと思うんだけどな〜」

『ヴォルガノス』。そんな名前のモンスター、今までクエストで見たことがない。

相当レアなモンスターではないか。

火山の熔岩の中で生きられるモンスターが、グラビモス以外にいたなんて。グラビモスはあの耐火性の高い岩の鎧を纏っているから平気なのだが、その魚はどうなのだろう。興味深い。

「私は別に構わないけど?暇が潰せるなら、それでいいし、珍しそうだし。」

レイラが姿勢を戻し、そう言った。

「わ、私も行きたい!」

それに便乗して、シルヴァもようやく手を挙げた。

「いいねぇ〜!行きましょうよリーダー!」

ドレイも続いてクロムの方を向いた。

そして、クロムはふぅ、と息を吐き、口を開いた。

「わかったよ。行こう。まさか初戦がこんなレアモンスターなんて、シルヴァさんは運がいいね。」

「ホントだよね〜。ていうか僕達も4人で狩りに行くなんて相当久しぶりじゃない?」

「2年ぶりくらいじゃない?どんな奴かはしらないけど、勝てない相手じゃないわ。」

その自信はどこから来るのか。しかしレイラの言葉には妙に説得力があって非常に頼もしかった。僅かに見える赤目が鋭く光る。

「懐かしいね〜…4人揃って黒馬を名乗ってた時代が…」

「あと1人どうしたんだ?」

思い出に浸っているのか上の空になりかけたドレイは、シルヴァの言葉で我に返ったように喉を唸らせた。

「…いやね、あと1人はもういないんだよね〜…」

「そっか…」

その後は言われなくてもわかる。

戦死したのだろう。

ドレイはらしくない悲しい表情をしている。

「まぁ、いい奴だったんだよ。最後は僕達を体を張って逃がしてくれてね…後日彼の遺品が見つかって、今でもちゃんと供えてあるよ。」

いつもの茶目っ気のある雰囲気は一転してる。

こう見えてドレイは仲間思いの優しい人なのかもしれない。シルヴァは心を打たれたように頷くと、ドレイはよし!と意気込んでから、飛び出すように椅子から勢いよく立ち上がっていつものテンションで声をあげた。

「さて!湿っぽい話は終わりにして!さっそくヴォルガノス狩りにでかけよーう!」

「…あ、りょーかい」

ビクンと体を震わしたレイラはあくびをしてから大きく背伸びをした。

(寝てたのか…)

気にしなかったが、ドレイが話してる最中に何度か体ががくんと落ちるのを目撃した。

それよりそこまで長い話でも無かったのによくこの短時間で寝れたものだ。

本当にマイペースな人だ。

このマイペースさは、これから行くヴォルガノスに通用するのか。パーティーとして連携が成り立つのか。それらが不安ではあった。

レイラはさっそくクエストカウンターに向かい、クエスト受注を行っている。

「さて、行こうか。」

黙って聞いていたクロムが口を開き、椅子から立ち上がると、つられたようにシルヴァとドレイも立ち上がってカウンターに急いだ。

レイラが手続きを行っているクエストには、

非常にシンプルに熔岩竜ヴォルガノス!と書かれている。なるほど、熔岩竜と言うのか。これもシンプルでわかりやすい。

「あら?シルヴァちゃん、この人達と一緒にクエスト行くのね?」

受付嬢のイリアが笑顔でシルヴァの顔を覗いた。シルヴァはあぁ!と元気よく頷くと、向こうも頑張ってね!と笑顔で返してくれた。

「…はい。」

レイラが手続きを終えて、イリアに判子をもらう。

「はい。それじゃあ気をつけて。クロムさん、シルヴァちゃんのこと、よろしくね?」

「任せてくださいよ。」

クロムは会釈をすると、クエストボードに紙を貼り付けるレイラの後を追いかけるように歩いた。シルヴァとドレイも続く。

クロムの背中には『夜刀❮月影❯』が、ドレイの背中には『ゴルトリコーダー』、レイラの背中には『極鎚ジャガーノート』。どれもこれも強力な武器ばかりで、シルヴァは自分の背負う『ブルーブレイドボウII』が小さく感じた。

確かな緊張と高揚感を噛み締めながら、黒馬は集会所を後にした。




最初の描写、何となく思いついたので書きました。
シルヴァのちょっと可愛いところを想像してもらえたら嬉しいです。次回はようやく戦闘です。もんはん小説なのにそれらがあまりないですね増やしたい。
感想などはどしどし受け付けてます。
やらしいこと言います。感想ください。うっとおしいぞ、私よ。
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