トイレの番人 作:ボル
突然だが俺の仕事を紹介しよう。
特にすごい仕事ではないがなんでも屋?みたいな事をしている。
別に蜂の巣の駆除とかエアコン掃除とかするわけではない。じゃあ何をするか。依頼者の護衛や協力して敵を倒したり、敵地に行って施設を破壊したりしている。
え?施設を破壊ってトイレを詰まらせることだろって?
キノセイダヨ
それはそうとその仕事は儲かるのかって?
いや、儲からんよ。依頼者が非社会的なことをするから協力しろとか言われたら断るし、殺人鬼を護衛しろとか言われたら断るぜ。
こんな仕事だからあまり依頼がこないうえに来てもそいつがゴミなら断るし。取り敢えず金は山ほどあるから仕事しなくてもいいが趣味でしてるからな。
だから暇だ。暇つぶしにいつもこの喫茶店に来てるわけだが何故かここが俺の依頼所だとみんなは思っているらしい。
だが仕事しても体質のせいで大半は途中で無効にされるがな。そんなにトイレ詰まらせたのが嫌なのかよ...。
取り敢えず仕事の内容は話したがお前は強いのかって?
答えは仕事してる時に見ればわかるだろ。秘密兵器もあるから後で紹介したるわ。
さて、なんでこんなに仕事を話したかというとさっきのまないt...スレンダーな少女が依頼をしたいそうだ。それも含めて会話を見てもらおう。
「はい、カフェオレです。もし良かったらこの柿の種もおつまみに。」
店長はカフェオレとおつまみを置き店の奥へと行こうとした。
すると少女は店長を引き止めてあることを言った。
「すいません。少し訪ねたいことがありまして...」
店長はそう聞くと少女に訪ねた。
「ん?なにかありました?もしかしておつまみがダメでした?他にもスルメイカや海老せんもあるけど...」
いや、そもそもなんでそれらなんだよ。他にもあるだろ、ケーキや和菓子とかよ。
「い、いえ。それは大丈夫です。アハハ...」
少女、苦笑い。
「なら他に何か?」
すると少女は、
「.....ここに『トイレの番人』がいると聞いたのですが。」
それに対して店長は、
「そこの黒いやつに聞けばわかるよ。」
といい残して店の奥へと消えた。
「...」
「...」
つらい、無言はきつい。
そして数分後、この無言空間を破ったのは少女だった。
「あの...あなたが『トイレの番人』さんですか?」
「...違う。」
「...そうですか、あなたが『トイレの番人』さんですか。」
無視ですか?そうですか。
俺はこの呼び名が嫌いだ。だって、トイレとか普通ないだろ。中二病的な名称の方がまだましだよ。
「俺には御手洗爽太郎という名前があるんだが...」
「す、すいません。御手洗さん。」
「気にするな、普通に爽太郎と呼んでくれ。」
少女はそれに対して、
「わかりました。爽太郎さん、よろしくお願いします!」
元気良く返事をした。元気あるねぇ。
そして、少女はふと思い出したように自己紹介をした。
「そう言えば申し遅れました。私の名前はノイン・ハルベルトと言います。今回はある依頼をお願いしに来たのですが。」
依頼か、久々に来たな。
「ハルベルトさん、依頼とはなんだ?」
そう聞かれてハルベルトさんは、
「ノインで結構です、依頼とは私と一緒に戦って欲しいのです。」
ほう、めんどそうなの来たな。
「戦って欲しいというと何と戦ってるんだ?」
ギュル...
ん?今嫌な予感が...
「はい。私達市民が王と争っています。」
.....気のせいだったか。あれはまだ来ないはずだし、大丈夫だ...たぶん。
「もしかして、その王の政治がひどいのか?」
「はい。私たち市民はその政治のせいで苦しい生活をしています。それが嫌でみんなで立ち上がって革命を起こそうとしています。けれど王は強い人達を雇って私たちの革命を阻止してきます。それでこちらもお金をみんなで出して強い人を雇う事にしました。そして爽太郎さんの噂を聞いて依頼しに来ました。」
「わかった、依頼を引き受けよう。代金はタダでいい。」
ギュルル...
...あ、これは....
「いいんですか!ありがとうございます!早速ですが私たちのところへ来てください。」
それはそうしたいが...
「その前にトイレに行かせてくれないか?」
「わかりました。」
そう聞いて俺はトイレにこもった。
そして数分後あの状況になったとさ。