神のみぞ知るセカイ 続編   作:竜猫

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第4話「涙と応援」

「「歩美!?」」

 

私は今、軽いパニックに陥った。

勿論この先、桂木と付き合っている事はみんなに知れ渡る。そう思ってた。

だから私は、自然に伝わる前に、きちんとみんなに話そうとしたのに…。

 

親友の歩美にこんな形で知られてしまうなんて…。

やばいよ。泣きそうだよ私。

 

「上手くいったんだね、桂木。」

 

へ?上手くいった?

どゆこと?

 

「ああ。」

 

桂木と歩美…なんか話してたの?

ちょっとまって、頭の整理しないと。

 

「ちひろ、あのね?私…ううん、私達は聞いたんだ。桂木がちひろに告白をするつもりだってことを」

 

「へ?」

 

待って待って、どういうこと?

全く理解できない。

 

「あの日…桂木が戻ってきた日。打ち明けられたんだ。」

 

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「お前らに大切な話しがある。」

 

歩美。かのん。結。月夜。栞。天理。

女神がいる6人に向かって僕は口を開いた。

 

「大切な話し?」

 

「ああ、そうだ。」

 

「どんな話しなの?」

 

僕は大きく息を吸う。

そして、ゆっくりと確かに言葉を続けた。

 

「僕は、ちひろが好きだ。」

 

衝撃的な言葉だからだろう。

全員が目を大きく開き、口を塞げないでいた。

 

「だから僕はちひろに告白するつもりだ。」

 

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な、何を言ってるのさ!

まてまてまて、桂木はみんなに宣言したの?

私が好きだって?

 

「(ちひろ…口がパクパクなってる)」

 

「そんなの初耳だー!」

 

「言ってなかったからな。」

 

「言ってなかったからなじゃなーい!」

 

恥ずかしいじゃないか!

 

「ちひろ、僕はみんなに宣言したぞ。」

 

「もうわかってるわ!」

 

桂木は馬鹿なの?アホなの?

もー!ふざけんなよー!

これからみんなにどんな顔すればいいのさー!

 

「ふふっ。」

 

「どうしたの?歩美。急に笑い出して」

 

なんか面白いことでもあったのかな?

 

「ううん。2人共、息ピッタリだなーって思ってさ」

 

あ…。

なんか恥ずかしいなぁ!もう!

顔が熱くなってきた!

 

「歩美。今日の帰りにみんなを集めてくれないか?」

 

「え?」

 

「僕はちひろを彼女としてみんなに紹介する義務がある。」

 

何を言い出すのさ!桂木!

恥ずかしいからやめてよ!

 

「わかった。それじゃ私、部活あるから行くね!」

 

そう言って向こうを向く歩美。

 

「うん、頑張れ〜!」

 

走り出したと思ったら歩美は振り向いた。

 

「私、応援するから。」

 

その時私は、気付いた…。

歩美は無理をして笑っていたんだ。

だって………歩美は泣いていたから。

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