「お前達に報告がある。」
僕は今、1つの義務を果たすべく、ある報告をする。
それは……
「僕とちひろは付き合うことにした。」
この事実を伝えることだ。
しかし、何故ハクアまでここにいるんだ?
それにしてもこいつら……
「怒らないのか?」
「その前に今まで何があったのか、説明して欲しいのですね」
「ボクも知りたい。」
「怒るか怒らないかはその話を聞いてからにするよ」
「桂馬くん。私達は知る権利があるよね?」
月夜、結、歩美、かのんの順に問いただしてきた。
勿論、栞も知りたいと思ってるだろう。
その証拠として僕を真剣に見ている。
「わかった。だが、僕一人では説明しづらい。天理、ディアナと変わってくれ。それとハクア、説明するのを手伝ってくれ。」
「あ、うん。わかった」
天理がディアナと交代したのを確認してから、僕は話し始めた。
「事の初めは一通のメールだったんだ───────」
───────────────
──────────
─────
話し始めて4時間を過ぎようとする頃、
ようやく、話が終わった。
「──────これで全てだ。」
「何か質問はあるか?」
僕は周りを見渡す。
みんな、まだ話しを理解しきれないようだ。
まぁ、無理もない。話しが話しだからな。
「まって、簡単に説明してよ!」
特に理解出来てないのは歩美のようだった。
そういえばこいつは馬鹿だったな。
「要するにだ。女の心の隙間に入り込む駆け魂を追い出す為にはその隙間を埋めるしかない。だから僕は、恋愛を使ってその隙間を埋める事をしてたんだ。」
「そこまでは理解出来てるのですね。その先も簡単に教えて欲しいのですね。」
「心の隙間を埋め、駆け魂が居なくなった女の子は記憶を消されるの。私達、悪魔の上の人達に。」
「それで、ボク達に記憶が戻って来たのは女神がいたからなんだよね?桂馬くん」
「ああ、そうだ。1度忘れてしまった記憶も女神を呼び覚ますと共に記憶を思い出すんだ。」
もう1度全部を話すことになりそうな気がする…。
まぁ、いい。理解をしてもらわなくてはならないからな。
「あ、あの…ヴィンテージってなんじゃ?」
今度は時代劇かなんかか?栞。
「私達女神が命をかけて封印をした悪い悪魔を復活させて、世界を征服しようとしてる人達です。」
「他に質問はあるか?ある奴は申し出てくれ。」
よし。全員理解出来たようだ。
あ…もう10時を過ぎてしまったか…。
こいつらを帰らさないと。
「大丈夫なようだな。よし、今日の所はもう遅い。早く帰れ。気を付けろ。」
「何を言ってるんですかにーさま?」
「は?」
「今日は皆さん、お泊りしてくんですよ?」
何をおっしゃってるんですか?えりさん?
お泊り?え?お泊り?
待て待て待て待て!
お前らその荷物はなんだ!本当に泊まるつもりなのか!?
「「「「「今日は1日、お世話になりまーーーす!」」」」」
……………何故だ。
何故こうなるんだ。