とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ) 作:マッスーHERO
Mにご用心/メモリと分身と疑惑
[第7学区に怪人が出現。現場付近のアンチスキルとジャッジメントは直ちに急行されたし]
「白井さん!急ぐわよ!」
ジャッジメント第177支部に固法 美偉の声が響く。固法と白井は扉から外に出る。そしてそれに続いてもう一人がででいった。
第7学区の鉄橋では超高熱を放つ怪人、マグマドーパントがアンチスキルの猛攻に怯まず前進していた。
「皆!じゃんじゃん撃つじゃん!」
黄泉川の声に全隊員が攻撃を強める。そこに固法と黒子が到着する。
「状況は?」
固法の質問に鉄装が答える。
「敵は一人、銃弾の雨をものともせず進んでいます。このままじゃ…」
「あきらめるな!諦めなければなんとかなる!」
黄泉川のげきが飛ぶ。
「そう…ですよね!それに、もうすぐ彼らが」
鉄装の言葉に黄泉川、固法、黒子の顔が少し曇る。そこへバイクの音が響く。
「またあの人達ですの!?」
黒子が後ろを見ると、ライドベンダーに乗ったオーズとボウケンピンクが迫ってきていた。ライドベンダーはアンチスキル達の隙間を縫うように走り、マグマドーパントにタックルを喰らわせる。オーズとボウケンピンクはライドベンダーから降りる。
「皆さん、離れてください!」
ボウケンピンクはアンチスキル達に叫ぶ。
「今日のはまた暑苦しそうなやつね」
「ウオオオ!」
マグマドーパントはオーズに向かい火山弾を放つ。オーズは瞬時にトラメダルをウナギメダルに変える。
[タカ!ウナギ!バッタ!]
オーズはウナギウィップで火山弾を撃ち落とす。
「やっぱり火には水よね」
オーズはメダルを全て青に変える。
[シャチ!ウナギ!タコ!シャシャシャウタ!シャシャシャウタ!]
オーズの頭がシャチヘッドに変わり、脚がタコレッグに変わる。これによりオーズは水棲生物のコンボ、シャウタコンボに変わる。ボウケンピンクもオーズの横に立ちハイドロシューターを構える。
「行くわよ。う…じゃなかった、ボウケンピンク!」
「は、はい!」
オーズはメダルをスキャンする。
[スキャニングチャージ!]
オーズは高くジャンプする。
「いきます!シューターハリケーン!」
ボウケンピンクのハイドロシューターから放たれた必殺技、シューターハリケーンがマグマドーパントに直撃する。
「まだ終わりじゃないわよ!セイヤー!」
オーズのタコレッグから大量の蛸足が現れ、その蛸足が高速回転する。オーズはそのままマグマドーパントにキックを放つ。
「グ、グワァァァ!!」ドーン
マグマドーパントはオーズのオクトバッシュを受け爆発する。爆発が止むとそこには一人の男が倒れており、横にはMと書かれた全体が赤く、赤い端子のUSBメモリのようなものが落ちていた。
「またか…」
オーズは呟く。するとアンチスキルが突然銃をオーズとボウケンピンクに向けて構えた。ボウケンピンクは悲鳴をあげて両手を挙げる。黄泉川が叫ぶ。
「お前ら、今日こそ話を聞かせて貰うじゃん!」
「はあ…しかたないやね」
オーズはため息をつくとライオンメダルを取り出す。
[ライオン!タコ!ウナギ!]
「なにしてるじゃん?」
「ちょっと…眩しいわよ♪」
ライオンヘッドから出た強い光でアンチスキル達の目が眩む。そのすきにオーズとボウケンピンクはライドベンダーで去った。
「くっそ、また逃げられたじゃん」
アンチスキル達は撤退していく。固法と黒子はしばらくそれを見ていたがやがてやれやれといった顔で物影のほうに声をかける。
「居るのは分かってますわよ…お姉さま!」
すると、物影からやけにおどおどした御坂美琴が現れた。
「全くいつもいつもお姉さまは事件に首を突っ込もうとして」
「…」
御坂は黙って黒子の話しを聞いていた。固法はそんな御坂を見て、首を傾げた。すると遠くから初春が走ってくる。
「遅くなりました」
「初春!なにやってましたの!またあの変な人達か現れたというのに!」
「すいません…。それはそうと御坂さん!ちょっといいですか」
初春は御坂を連れてどこかへ連れ去っていった。
「ああ、初春!どこいきますの!?」
「ねえ、白井さん。さっきの御坂さん、ちょっとおかしくなかった?」
「えっ?確かに…」
初春と御坂は近くの公園のトイレに来ていた。そこにいたのは…
「遅くなりました」
「良いわよ。全然待ってないから」
なんと御坂美琴だった。すると、初春に連れられていた御坂が溜め息をついて言う。
「緊張しましたよ。白井さんにいつばれるんじゃないかと」
と言うと、後から来た御坂が光輝きスーパー戦隊の一人、魔法戦隊マジレンジャーのマジピンクに変わる。更にマジピンクは変身を解き佐天の姿に成る。
「それにしても…なんでこんなことするんですか?」
「いや、あの二人は勘が鋭いからこのくらいしないとごまかせない気がして」
御坂は佐天に頼んでこのようなことを何度かしていた。例えば佐天にボウケンピンクに変身して貰い、初春に黒子達の側にいてもらったりしていた。
「でも大丈夫。もう大丈夫だと思うから。それにしても佐天の能力凄いわよね」
「えっ、そうですかねえ」
「そうですよ。どのくらい姿を変えられるんですか?」
「そうだねえ…百くらいかなあ?」
「100!?本当に?それは凄いわ…」
御坂達は最初の戦いから何度となく戦いを続けていた。初春はジャッジメントの仕事もあり、ほとんどが御坂と佐天での戦いだった。
「さあ、早く戻らないと黒子達も心配…」クラッ
「「御坂さん!?」」
ふらついた御坂を佐天が受け止める。
「大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫…ちょっとコンボを使いすぎたみたい」
「無理しないで下さい。今日はただでさえダブルカードだったんですから…」
御坂は初めてコンボを使用してから数回コンボを使用している。その結果、コンボは一度の戦いで最高3回が限界だと分かった。と言っても相当無理をしなければならないため実質二回が限界なのだが…
「もう大丈夫。速く黒子達のところへ戻ろう」
御坂達は黒子達のところへ戻った。
ジャッジメント177支部では固法達が机に並べられた写真を見ながら頭を抱えていた。その写真にはM,S,Rと書かれたメモリが写っていた。
「人間を怪物に変えるメモリ…」
固法が呟く。
「2日前に一件、今日で二件…被疑者は帽子をかぶった男から買ったと証言してますの」
黒子の言葉を聞き、御坂はこれまでの事件を振り返っていた。最初の事件はRのメモリで怪物化したリバードーパントとの戦いだった。川を泳ぎまわるリバードーパントを前に御坂は初めてシャウタコンボを、佐天はマジブルーで使用し、勝利した。倒したあと人間が出てきたときはかなり驚いた。次の事件は今日の早朝、Sのメモリで怪物化したストーンドーパントとの戦いだった。このドーパントは硬く御坂はサゴーゾコンボとラトラータコンボを使いなんとか倒した。そして先程のマグマドーパントの事件に繋がる。そして先程のマグマドーパントの事件に繋がる。
「帽子の男の目的はなにかしら」
固法が言う。
「事件に関係あるかわからないんですが…」
初春はパソコンから目線を外し言う。
「事件現場ではいつも霧ヶ丘女学院の制服をきた長身で眼鏡の女の人がいたと目撃証言がありました」
「霧ヶ丘…あんまり聞きたくない名前ですわね…」
黒子が言った。彼女は少し前霧ヶ丘女学院の生徒にひどい目にあわされたのだ。
「じゃ、そこら辺から捜査をしましょうか」
「はい」
「ところで初春、お姉さまと佐天さん、今日はまたあっさり帰りましたけど…。何か聞いてませんの?」
「えっ!?い、いや何も」
そう言うと初春はパソコンに視線を戻す。パソコン台の下にはおもちゃのバッタのようなものが置いてあった。
第7学区のいつもの自販機の側で御坂と佐天は支部に置いてあったのと同じバッタのようなものに耳を近づけていた。これはカンドロイドと呼ばれるものでライドベンダーにセルメダルを入れると買えるものである。バッタカンドロイドは2体で通信ができる機能があり、御坂はあらかじめ初春にこれを渡していたのだ。
「霧ヶ丘で長身で眼鏡の女か…」
「御坂さん、私も見ましたよその人」
「本当に?」
「ええ、野次馬の中にいました」
二人はこの事件で固法と黒子が知らないことを1つだけ知っていた。初春にアンチスキルが担当した事件に似たような事件が合ったのを聞いたのだ。その事件でも怪人が倒れたあと人間が倒れており、メモリを挿したと証言しているのだ。そしてその事件は一人の戦士によって解決されたのだ。その戦士とは…
「未確認戦士5号、通称…」
「仮面ライダーダブル!右半身と左半身を切り替えて戦うから付いたあだ名は半分こ怪人だそうですよ」
「相変わらず詳しいわね…佐天さん」
未確認戦士とはアンチスキルやジャッジメント内で言われている御坂達のような戦士たちの俗称である。最初は未確認生命体と呼ばれていたがメモリ事件が発生してからあの戦士たちも人間ではないかと考えられ、そう呼ばれるようになった。
「今のところ名前が判明してるのは、1号で様々な武器を使う、戦う宇宙飛行士仮面ライダーフォーゼ、2号青い侍シンケンブルー、4号は白から赤に変わったとされる仮面ライダークウガ、6、7、8は私達で9号黄色のハイジャンパーイエローバスター、10号黄色いトラ、ゲキイエ…ゴホッ!ゴホッ!」
「大丈夫!?佐天さん」
「は、はい…」
「しゃべりすぎよ…佐天さん」
佐天は持っていたヤシのみサイダーを飲んで呼吸を整える。
「ところで…私達はなんて呼ばれてるの?」
「えっ?い、いやべつにたいしたふうには…」
「えー、気になるじゃない。教えてよ」
「どうしてもですか?」
「うん」
「私が変幻自在の魔術師で初春が五つ道具の冒険家、で、御坂さんは…」
佐天は意を決して言う。
「さ、三段団子怪人です…」
御坂は少しいやかなり悲しそうな顔をした。
第7学区鉄橋、そこに一人の人影があった。人影は携帯電話のようなもので連絡をとっている。
「どうやらマグマのメモリみたい…犯人の狙いは…うん、一度合流しよう」
人影は携帯を閉じる。そしてどこかへ歩きだそうとする。
「動かないで!」
「!?」
後ろからの突然の声に人影=風斬氷華は驚く。風斬が振り向くとそこには御坂が立っていた。「単刀直入に聞くわよ、あんたがこの事件の首謀者それとも…」
御坂はベルトを鞄から取りだす。
「仮面ライダーダブル?」
御坂には核心に近いものがあった。メモリ使用者は全員男からメモリを購入したと話していた。さすがに帽子を被っていても彼女を男と間違える人間はいないだろう。となると彼女は犯人ではない可能性が高い。犯人ではないなら何度も現場に現れる人間とは誰か、アンチスキル、ジャッジメント…そのどちらでもないならそんな人間はほとんどいない。事件解決のために独断で動く御坂達のような仮面ライダー達ぐらいのものだ。御坂にはそれ以外にも彼女が仮面ライダーだと言う理由があった。先程の佐天との会話でのことだ。
『どうやら私達以外にも協力関係にある人達がいるみたいですよ』
『そうなの?』
『はい、例えばクウガとイエローバスターとかもよく二人でいるのが目撃されてますし』
『ひょっとしてダブルも?』
『ええ、ダブルはフォーゼとよく一緒にいるのを目撃されてます。かなり親しげに話していたという目撃証言もあるみたいですよ』
『フォーゼ…、あいつと…』
その後御坂は霧ヶ丘のサーバーに侵入しデータを閲覧した。そこに御坂は聞き覚えのある名前を発見した。かつて彼=上条が友達と読んでいた女の子の名を。そして佐天と共に現場に戻ったところ彼女を発見し、いまにいたる。
風斬はかなり戸惑っていた。その姿を見た佐天は御坂にもう少し柔らかくいうように言おうとするが、それよりも速く御坂に白い小さいものが突っ込んだ。御坂は衝撃でひっくり返る。
「いてて…」
「ひょうかに何してるの!…って、あなたは短髪!?」
「短髪…。あんた、あいつんとこの!?」
突っ込んできたのはインデックスだった。
御坂達は先程の自販機のところに戻っていた。佐天は風斬と、少し離れたところに御坂とインデックスがいた。
「私、佐天涙子です!よろしく!」
「風斬…氷華です。宜しくお願いします…」
佐天と風斬はそれぞれ自己紹介をしていた。御坂に買って貰ったホットドッグを食べているインデックスと御坂は少し離れたところで話しをしていた。
「二人で一人の仮面ライダーか…不便じゃない、それ?」
「別に、戦いはいつもの氷華がしてくれるし、私はいろいろ考えるだけだもの」
「ふぅーん。で、メモリ事件を調べてたのはどうして?」
「私達も同じ力を使っているからそれを使う危険性もよくわかる。だからいろいろ調べてたんだよ」
「あいつはなにしてんの?」
「あいつ?ああ、とうまか。とうまは今日は補習だって。いつもは手伝ってくれてるんだけど」
「そうなの…」
御坂は少しあきれたように言った。
「で、そっちはなんかわかったの?」
インデックスはホットドッグをたいらげ言う。
「基本的にはそっちと同じかも…こっちで回収したメモリはこの3つ」
と言うと インデックスはD、S、Fのメモリをとりだす。
「それぞれドリル、サンド、フォッシルのメモリだよ」
「こっちのメモリはマグマ、リバー、ストーン…ちょっと待って。そもそもこのメモリはなんなの?」
「これはガイアメモリ、正確にはT3ガイアメモリだね。基本的には私達が持ってるのと同じ、違うのは体に挿しこむと人間を怪物に変えることくらい。怪物を倒せば体外に放出されるし、毒素も少ないから使用者にかかる負担も少ない。ただし重度の依存性があるけど」
「依存性って…そんなの麻薬と一緒じゃない!」
「まわりへの被害は麻薬なんかと比べ物にならないけどね」
御坂はインデックスの話しを聞きあることを思い出した。それは被疑者がみんなレベル0だということだった。
「(力を欲してる人にとってあれはまさしく麻薬みたいなものだわ…)」
かつてのレベルアッパー事件と近いものを御坂はこの事件から感じ取っていた。
「で、敵の目的は何?」
「この事件の首謀者もおそらくは誰かからメモリを買ったんだと思うよ。そしてそれを6人に売ったんだよ。こういうのを日本では…猫だっけ、牛だっけ?」
「ねずみ講ね」
「そうそれ」
「首謀者を捕まえる方法はないの?」
「いや、だいぶキーワードも揃ったし大丈夫だと思うよ」
「キーワード?」
すると風斬と佐天が御坂達のほうへやって来た。
「検索…出来そう?」
風斬がインデックスに聞く。インデックスは頷き目を閉じる。
「それじゃ検索を始めるよ」
「風斬さん、検索って?」
佐天が尋ねる。
「あの子が仮面ライダーになって得た特殊能力みたいなものです。ガイアメモリに関係あることならある程度知ることができる。その際に頭の中の本棚からキーワードで検索して調べるから検索って読んでます」
「へえー!それってすごいじゃないですか!」
佐天は感嘆する。
「じゃいくよ。キーワードは削岩機、砂、化石、溶岩、川、岩それ以外は…」
「あ!事件は全部川の近くだったはず」
「川の近く…それも追加して」
氷華の言葉にインデックス軽い反応を見せやがて目を開く。
「分かったよ。犯人の正体と目的」
インデックスは自信ありげにそう言った。
第21学区、学園都市の唯一の水源であるこの学区に一人のアンチスキルの姿があった。
「馬鹿なレベル0どものお陰でデータは集まった。これで復讐の準備は整った」
アンチスキルはGと書かれたメモリをとりだす。そしてボタンを押す。
[Grand]
ガイアウェスパーが鳴り響き。そしてアンチスキルはガイアメモリを体に挿しこむ。すると体が硬い岩盤でコーティングされた怪人グランドドーパントに変身する。グランドドーパントはダムに向かい攻撃を行おうとする。しかし大量のタカカンドロイドによって妨害される。
「なんだ!?」
「そこまでよ!」
グランドドーパントに向けて御坂の声が響く。
「あんたの思い通りにはいかないわ!」
インデックスの検索によると販売されたガイアメモリは全て地学に関係があるメモリであること、ドーパントの出現場所が全て川の近くだったことから怪人の正体は地学関連の研究者で目的は川を利用した何かだと分かった。ここまでは深く考えればだれでもわかるがインデックスはさらにメモリの散布されたのが第7学区で低レベル向け学校に近い場所を的確に狙っていたことから犯人は元地学学者の教師それもアンチスキルの可能性が高く目的は川を使った学園都市への復讐、そして次の狙いはこの第21学区だと考えられることを教えられ川の水源のダムにきたのである。
「じゃまをするな!私の復讐の!」
「その復讐のためにレベルの低い人を利用したの?」
「ふん!あいつらのような価値のないやつらに価値を与えてやったまでだ!この私の復讐の手伝いをさせてもらえるという価値を!」
「ふざけないで!」
佐天が叫ぶ。
「レベル0だからってそんなことのために利用される理由にはならない!なにがあったかはしらないし、知る気もないけどそんなことのためにたくさんのレベル0を利用するあなたを私は絶対許さない!」
「佐天さん…」
「あなたの野望はここで止めるんだよ。氷華!いくよ。」
「うん!」
風斬はベルトを取りだし腰に着ける。するとインデックスにも同じベルトが現れる。風斬は黒のガイアメモリ、ジョーカーメモリを取りだし、インデックスは緑色のメモリ、サイクロンメモリを取りだす。二人はメモリのボタンを押す。
[Cyclone][Joker]
「「変身!」」
インデックスはサイクロンメモリをベルトに挿し込む。すると風斬のベルトにサイクロンメモリが転送される。風斬はベルトにジョーカーメモリを挿し込み、バックルを開く。すると風斬の体の周りを竜巻のような風が包み込む。そして風が晴れるとそこにマフラーをたなびかせた戦士仮面ライダーダブルが現れる。同時にインデックスが倒れる。慌てて御坂はインデックスの体を支える。
[ありがと、短髪]
「意識はそっちに行ってんのね…佐天さん足持って!」
「はい!」
御坂と佐天はインデックスを二人で安全なところに運び、戻ってくると変身ポーズをとる。
「変身!」
[タカ!トラ!バッタ!タ、ト、バ、タトバ!タトバ!タトバ!]
「豪快チェンジ!」
[ゴーカイジャー!]
二人も変身が完了する。そしてグランドドーパントに…
「あれ?あいつは?」
「あっちに行っちゃいましたよ…」
「えぇ!?」
「まあ正常な判断ですよね…」
ゴーカイイエローは呆れ顔で言う。
グランドドーパントはダムの壁に近づいていた。
「あんなやつら相手にしてられるか。さあて、このま、グワッ!?」
グランドドーパントはダブル・サイクロントリガーとゴーカイイエローの銃撃で倒れる。
「しつこいぞ!お前ら!」
「あなたを好きにさせるわけにはいかないもの」
「「さぁ!あなたの罪を数えてください(るんだよ)!」」
ダブルはポーズをとりそう言うとトリガーマグナムで銃撃を行うがグランドドーパントは腕で弾いてしまう。すると資格から接近したオーズがメダジャリバーで斬激を喰らわせる。
ガギン!「くっ!」
「なんだ?そんなものか?」
グランドドーパントはメダジャリバーをつかみ、メダジャリバーごとオーズを投げ飛ばす。
「なら…これよ!」
[タカ!ゴリラ!チーター!]
「私も豪快チェンジ!」
「ゴーゴーファイブ!」
オーズは拘束でグランドドーパントに近づき、殴りつける。さらにゴーピンクに豪快チェンジしたゴーカイイエローが ビークドリラーで突く。しかしどちらも弾かれる。
「う、嘘!?」
「なんて固さなのよ?」
「二人とも離れて!」
[Trigger Maximum Drive]
「「トリガーガトリング!」」
トリガーマグナムからの大量の風の弾丸がグランドドーパントに襲いかかるが、全く効果がない。
「ウォーミングアップは終わりだ。ふん!」
グランドドーパントが地面を叩くと大量の岩盤がグランドドーパントを包み込む。グランドドーパントはかなりの大きさのビッググランドドーパントへと変貌する。
「そんなのあり!?」
ゴーカイイエローが悲鳴をあげる。三人はとりあえず物影に隠れる。すると誰かの通報かなにかで来たと思われるアンチスキルが攻撃を開始した。ジャッジメントもかなりの数いる。そのなかには黒子たちの姿もあった。
「な、なんですの?あの大きさは?」
「おそらく周囲の岩盤を取り込んであんな大きさに…」
黒子と初春は言う。アンチスキルはマシンガンで攻撃するがまるで効果がない。
「技が効かないんじゃ、もう打つ手がないですよ」
「そうよね…」
「あるよ。打つ手が」
ダブルの中のインデックスが言う。
「えっ!?」
「どんな?」
「それは…」
ダブルが何か言おうとするがグランドドーパントの攻撃で妨害される。さらにグランドドーパントは地面を揺らし、地震を起こす。するとオーズ達が動けなくなる。
「なにこれ?動けない!?」
「共振かなにかを応用して私達の動きを止めたっていうの?」
「そこでおとなしくしていろ!」
グランドドーパントは少しずつ迫ってくる。ゴーカイイエローは何とかレンジャーキーを取りだし、モバイレーツにセットする。
「ご、豪快チェンジ!」
[ジェットマン!]
ゴーカイイエローは鳥人戦隊ジェットマンのホワイトスワンに豪快チェンジし、翼を広げ空を飛ぶ。
「やっぱり!空なら自由に動けます!」
ホワイトスワンは腰のバードブラスターを抜き攻撃する。
「よし!私も」
御坂はクジャクとコンドルのメダルを取り出す。その時グランドドーパントがひときわ大きい地震を起こす。そのショックでオーズはメダルを落としてしまう。
「し、しまった!」
2つのメダルは茂みに入り込んでしまう。慌てて探そうとするがグランドドーパントの放った、岩石弾によりオーズは吹き飛ばされてしまう。
「う…」
「きゃあ!」
ダブルもまた岩石弾によりオーズの近くに飛ばされる。グランドドーパントが二人に近づこうとするがホワイトスワンに妨害される。
「ウイングガントレット!スワリングアタック!」
オーズはダブルにはなしかける。
「ねえ、さっき言ってた奴の対抗策ってなに?」
「あいつは巨大化したといっても岩石で鎧を作って装着した程度なんだよ」
「だからあの鎧を剥がせばあるいは…」
ダブルの二人が交互に言う。
「鎧を剥がすにはどうすればいいの?」
「鎧の接合部は弱いんだよ。一気にたくさんの攻撃を色んな場所に叩き込めばいいんだよ」
「うわぁぁぁ!」
ホワイトスワンがグランドドーパントのパンチで吹き飛ばされてしまう。ホワイトスワンは地面に叩きつけられゴーカイイエローに戻る。オーズはゴーカイイエローの元へ駆け寄る。
「佐天さん!大丈夫?」
「ええ、何とか…」
「無理させて悪いんだけど奴を倒すには数がいるの。協力して」
「数…なるほど!わかりました!」
グランドドーパントはアンチスキル達を吹き飛ばしながらこちらに向かってくる。オーズとゴーカイイエローは並び立つとオーズは全てのメダルを緑のメダルに変える。ゴーカイイエローはバックルから黄色のレンジャーキーを取り出す。
「一気にいくわよ!」
[クワガタ!カマキリ!バッタ!ガッタ、ガタガタキリバ!ガタキリバ!]
「豪快チェンジ!」
[マスクマン!]
オーズは全身緑の昆虫系コンボ、ガタキリバコンボにゴーカイイエローは光戦隊マスクマンのイエローマスクに変身する。ダブルもサイクロンメモリをルナメモリに変える。
[Luna!Trigger!]
ダブルは右は黄色、左は青のダブル・ルナトリガーに変身する。
「姿を変えたところでなにができる?」
「見てのお楽しみよ。はっ!」
「はい。影分身!」
するとオーズとイエローマスクが分身し、大量に現れる。
「なに!?」
「一気にいくわよ!」
「はい!」
「わかったんだよ!いこう氷華!」
「うん!」
分身したオーズ・ガタキリバコンボたちはオースキャナーを構え、イエローマスクたちはレーザーマグナム・ソードモードを構える。ダブルもトリガーメモリをトリガーマグナムに挿し込む。
[スキャニングチャージ!][スキャニングチャージ!][スキャニングチャージ!][スキャニングチャージ!][スキャニングチャージ!]…
[Trigger!Maximum Drive!]
オーズとイエローマスクたちは飛び上がりグランドドーパントに突っ込む。ダブルはトリガーマグナムを構える。
「「トリガーフルバースト!」」
「はあ!セイヤー!」「セイヤー!」「セイヤー!」「セイヤー!」「セイヤー!」
「喰らえー!」
オーズとイエローマスクの攻撃で装甲が全て剥がれ、ダブルの発射した複数の光弾がグランドドーパント本体に全てヒットする。
「う、復讐まで…あと少しと言うのに…うわぁぁぁ!」ドーン!
オーズたちはしばらく爆発したグランドドーパントを見ていたがオーズとイエローマスクは分身したまま四方八方に走りだし、それに紛れてダブルもどこかへ行ってしまった。
「また行っちゃったじゃん」
「何者なんですかねぇ?」
黄泉川と鉄装が話す。
黒子と初春、固法はその様子をしばらく見ていた。その時黒子は茂みに二枚の赤いメダルを見つけた。
「これは…「おーい!」!?」
後ろからの突然の声に黒子は思わず驚きメダルをポケットに隠してしまう。振り向くと御坂と佐天がこちらに走ってくる。
「事件、解決した見たいですね」
「よかったわね」
「よくないですわ。またあの方々に手柄をとられて…」
「まあまあ。そうだ時間もちょうどいいし、これからなにか食べにいきましょうか。私は奢るわよ」
固法の言葉に御坂たちは喜んであるきだす。
「それにしても、今回の犯人は本当に迷惑な奴でしたわ…」
「そうですね」
「まるで城南みたいなやつでしたね」
黒子と初春の会話に佐天が割り込む。御坂は固法と喋っている。ふと、黒子の足が止まる。
「どうしました白井さん?」
初春が問いかけるが黒子は反応しない。黒子の脳内はある言葉で満ちていた。
『城南みたいなやつでしたね』
『城南みたいなやつでしたね』
『城南みたいなやつでしたね』
確かに黒子も頭のなかで今回の事件の犯人は夏に御坂を狙った事件の犯人城南に似ていた。しかし黒子がそれを知ったのはついさっきでまだ他の二人は誰にもいっていないはず、なら何故…
「黒子!どうしたの?いくわよ!」
御坂の声に黒子は我に変える。
「はい!いまいきますわ」
何故佐天はその事を知っていたのか?それは彼女がこの事件に関わっていたからそして、彼女と一緒にいた御坂も…
「(考えすぎ…ですわね…)」
黒子はポケットに入ったメダルを握り締める。
学園都市内のあるジャッジメント支部。一人の女性がモニターを見ている。そこには仮面ライダーオーズがコンボチェンジする場面が写し出されている。謎の女性は電話をとる。
「突然すいません。あの至急用意していただきたいものがあります。粘着性の高い…」
様々な思惑と疑惑が彼女達を大きく揺さぶろうとしていた。
城南はOVAで登場したキャラです。