とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ) 作:マッスーHERO
「うわぁ!」
フォーゼと怪人が戦っている。
「とうま!」
インデックスはフォーゼに向かい叫ぶ。インデックスはサイクロンメモリを取り出すがダブルドライバーは出現しない。
「ひょうか、お願い!来て!」
インデックスの祈りもむなしくダブルドライバーは現れる気配もない。
[Elek On]
[Elek Limitbreak]
「ライダー電光キック!」
フォーゼはエレキステイツとなり、電気を纏いながらキックする。しかし怪人もまた、邪悪な波動を纏いながらキックを放つ。二つのキックがぶつかり合い、フォーゼが押し負けて倒れる。
「ぐわぁ!」
フォーゼは変身が解除されて上条へと戻る。怪人は倒れている上条にナイフを向ける。
「やめて!とうまを殺さないで!」
インデックスの言葉は届かず、怪人は二つの大きな目を光らせ、マントをたなびかせながら、ナイフを上条へと刺す。
「やめて!!!」
インデックスはベットから飛び起きる。そして周囲を二、三度見渡す。
「なんだ…夢かぁ…」
インデックスは安心するとため息をつく。
「いやな夢だったんだよ…まるで、本当のことみたいだった…」
インデックスは床に足をつけて立ち上がる。
「よし、こんなことは忘れるために今日は朝御飯をいっぱい…」
インデックスは立ち上がり、二、三歩歩く。すると地面から何かが壊れるような音がする。
「あっ…!」
インデックスはそれを見ると顔を青くした。
「うわぁっ!」
上条当麻は風呂場から飛び出す。昨日は夜中に怪人が現れてその駆除に出掛けていたために、朝寝坊をしてしまったのだ。日曜なので学校はないが、あの食いしん坊シスターに朝御飯を作ってやらなければ彼の命はない…。上条はリビングに急いだ。
「す、すまん!インデックス!」
上条がいきおいよくドアを開ける。
「あ、あれ?」
しかし、そこにインデックスは居なかった…。
「おかしいな…オルソラのところにでもいってるのか?」
上条はリビングを見渡す。するとテーブルに書き置きがあった。
「うん?」
上条は書き置きを手に取る。そこには…。
「『ごめんなさい。もう私はとうまと一緒にはいれません。さようなら。』なんだって!?」
上条は手早く着替えるとあるものを探す。
「くっそ、ない!朝から不幸だ!」
上条は仕方なく外へと飛び出す。
上条はまず隣の部屋のドアを叩く。
「土御門!土御門!」
「なんぜよ、上やん。」
すると、中から土御門がだるそうな表情で出てきた。
「昨日の怪人との戦いで疲れてるだがにゃあ…」
「土御門…舞花来てるか?」
「舞花?いや、ここしばらく来てないけど…」
「じゃあ、ここにはいないか…」
「どうしたぜよ?」
「じつはインデックスが書き置きを残して家出しちまって…」
「…腹が空いたら帰ってくるだろ…こっちは3時まで戦ってて眠いんだぜよ…じゃあな…」
「お、おい土御門!」
土御門はそう言うとドアを閉めてしまった。上条は仕方なくエレベーターで下に降りる。
寮の前には箒を持った人影があった。上条はその人影に話しかける。
「オルソラ、インデックス見なかったか?」
「あら、おはようございます」
彼女は現在、学園都市で起きている怪人騒動の調査のために派遣されたイギリス清教のメンバーの一人であるオルソラ=アクィナスである。今は何人かの仲間とともに怪人との戦いで負傷した上条の寮の管理人の代わりをしている。
「どうなさいました?」
「いやだから、インデックスが…」
「今日はいい天気ですね」
彼女は暗号解読班で活躍していた才女なのだが、話のペースが独特で上条は過去にも手を焼かされた経験があった。
「インデックスさんですか?今日は見てませんが…」
「そっか…見かけたら連絡くれ!」
ようやく話が通じ、インデックスを見ていないとわかると上条はどこかへ走っていってしまった。
「あっ…いってしまいました」
オルソラは一人取り残されるが、また掃除を再開した。
「ここもいないか…」
上条は小萌先生のアパートを出るとまた走り出した。
「あとあいつがいそうな場所は…ちくしょう、あれがないと不便だな!」
上条は走る。ここまでに心当たりのあるところは皆探したがインデックスは見つからない。上条は走り疲れていつもの自販機の広場のベンチに座り込む。
「くっそ…一旦、うちに帰ってバガミールたちにも捜させるか…」
上条は息が整うと再び走り出そうと立ち上がる。
「何をしているのですか?とミサカは息を整えるあなたにたずねます」
「うん?あっ!お前…」
上条が声をかけられた方に振り向くとそこには御坂美琴にそっくりの女の子が立っていた。しかし、彼女はゴーグルをかけて、ペンダントを首に下げている。
「そのペンダント…御坂妹か?」
「はいとミサカは念のため10032号とシリアルナンバーを告げます」
御坂美琴のクローンの一人である10032号、通称御坂妹はそういうと上条の前に立つ。
「お前さ、インデックスを見なかったか?」
「インデックス…ああ、あのシスターのことですか?とミサカは確認をとります」
「ああ…」
「残念ながら見かけていません…がいい方法があります、とミサカは明るくあなたに提案します」
御坂妹はまったく表情を変えずにそういうと、いつも蹴られている自販機の横に設置されたライドベンダーに駆け寄る。そしてセルメダルを投入していく。
[タカカン!タカカン!タカカン!タカカン!タカカン!×2]
タカカンドロイドを十個、ライドベンダーからだすと御坂妹はそれを両手で抱えて上条のところへ戻る。
「これって…まえに御坂が言ってた…」
御坂妹はタカカンドロイドを一つだけ手に持ち、あとは地面に置く。そして手のタカカンドロイドのプルトップスターターを引き変形させると、残りのタカカンドロイドも変形する。
「銀髪に白い修道服のちんちくりんシスターを探してくださいとミサカは丁寧にお願いします」
御坂妹の言葉を聞くとタカカンドロイドたちは一斉に飛び立った。タカカンドロイドが見えなくなると御坂妹は上条に向かいサムズアップをする。
「これでそのうち見つかりますとミサカは自信満々に言います」
「そうか、お前御坂からメダル貰ってたのか」
「いえ、ミサカは…」
上条が勝手に納得しているのを御坂妹が訂正しようとした時、一機のタカカンドロイドが戻ってきた。
「はやっ!?」
「見つけましたかとミサカは確認をとります」
御坂妹の問いかけにタカカンドロイドは頷くように空中で上下に動いた後、ついてこいといわんばかりにどこかへゆっくりと飛ぶ。
「行きましょうとミサカはあなたの手をつかみ、なかば強引に引っ張ります」
「ちょっ、おい!」
上条は御坂妹に引っ張られながらタカカンドロイドを追った。
インデックスは第二十一学区にいた。かつて上条がロシアで行方不明になり彼女が学園都市を徘徊していた、いつも最後にはここに来て空を見上げていたのを上条がしらないのも無理はなかった。
「ありさ…」
インデックスは空を見上げながら呟く。
「どうしたの?」
「あっ…」
インデックスは声をかけられ振り向くとそこには、風斬が立っていた。
「ひょうか…」
「昨日はごめんね。あの人たちは戦っていたのに来ることが出来なくて…」
風斬はインデックスの横に立つ。
「それにしてもどうしたの?こんなところで…」
「…」
インデックスは泣き出しそうになりながらあるものを取り出す。それを見た風斬の表情が一瞬曇る。
「これはとうまにとっても、私にとっても大事なものなんだよ…これがあの時、しっかり使えていたら…」
インデックスはそう言うと顔を伏せる。風斬はインデックスの手を掴むと優しい表情で言う。
「大丈夫。こんなことであなたとあの人の絆は切れたりしないよ」
「でも…」
「一緒に行こ、私も一緒に謝ってあげるから…」
「うん…」
風斬はインデックスを連れて歩き出そうとする。しかし…
「はっ!危ない!」
「きゃあ!」
突然風斬はインデックスと共に横っ飛びする。インデックスが何事かと周囲を見渡すとインデックスたちの立っていたところに大きな鎖付きのグローブのような形の鉄球がうちつけられていた。鉄球の当たった地面はひび割れ、クレーターのようになっている。
「禁書目録、ヒューズ=カザキリ…確認、破壊!」
鉄球をインデックスたちに当てようとしたのは全身灰色のミノタウロスような怪人、オックスオルフェノクだった。オックスオルフェノクは鉄球を引き寄せると再びインデックスたちに向けて投げつける。
「させない!」
風斬は素早く立ち上がると飛び蹴りで鉄球を蹴り返す。蹴り返された鉄球はオックスオルフェノクに当たり、オックスオルフェノクは吹き飛ばされる。
「ひょうか、いくよ!」
[Cyclone]
「うん!」
[Metal]
二人は素早くメモリを構えるとダブルドライバーに装填する。
[Cyclone Metal]
風斬がダブルドライバーのバックルを展開するとインデックスは倒れ、風斬は仮面ライダーダブル・サイクロンメタルに変身する。ダブルはメタルシャフトを構えるとオックスオルフェノクに向かっていく。
「はぁ!せい!」
オックスオルフェノクの鉄球と仮面ライダーダブルのメタルシャフトがぶつかり合い火花を散らす。
[このままじゃ、らちが明かない…ひょうか!ルナメタルで行こう!]
「うん!」
[Luna]
[Luna Metal]
ダブルはルナメタルに変身すると鞭のようになったメタルシャフトでオックスオルフェノクを攻撃する。
[ひょうか、ここから距離をとってトリガーだよ!]
「うん!」
ダブルは後ろにジャンプして距離をとるとトリガーメモリを取り出す。
[Trigger]
[Luna Trigger]
ルナトリガーに変身したダブルは新たに出現したトリガーマグナムでオックスオルフェノクを攻撃する。
「いける!」
「…」
オックスオルフェノクは無言のままダブルの銃撃を受け続ける。
[ひょうか!マキシマムいくよ!]
「わかった!」
ダブルはベルトからトリガーメモリを外し、トリガーマグナムに装填しようとする。しかし一時的に銃撃が止む。
「…今か」
オックスオルフェノクを小さい声で言うとグローブのような形の鉄球を腕に戻し、ダブルに突進する。
[あいつ、銃撃が止むのをまってたの!?]
「大丈夫、避けられるよ!」
ダブルは横に飛び、攻撃を避ける。しかし…
「しまった!」
[あっちの方向には私の体が!]
ダブルの後ろの方にはインデックスの体が倒れていたのだ。オックスオルフェノクは足を止めずにインデックスに突っ込む。
「吹き飛べ、禁書目録!」
ダブルは横っ飛びの反動で動けない。オックスオルフェノクがインデックスに迫る。
「させるかぁ!」
その時、インデックスの体をどこからともなく走ってきた上条がジャンプしながらつかみ、オックスオルフェノクの突進から回避させた。
「何だ!?」
オックスオルフェノクは突進を止めて停止する。それを見たダブルはオックスオルフェノクにトリガーマグナムを向ける。
[Trigger Maximum Drive]
「[トリガーフルバースト!]」
トリガーマグナムから発射されたいくつもの光弾がオックスオルフェノクを襲う。オックスオルフェノクはそれをグローブ型の鉄球でパンチしていくつか撃ち落とすが、何発か光弾を受けて膝をつく。
「インデックス、風斬!大丈夫か?」
「大丈夫です」
[…]
インデックスの体を安全なところへ運んだ上条はダブルに問いかける。ダブルのなかの風斬は返答するがインデックスは答えない。上条はフォーゼドライバーを装着する。
[3・2・1]
「変身!」
激しい白煙と共に上条はフォーゼに変身する。
「宇宙キター!仮面ライダーフォーゼ、お前の幻想殺させてもらうぜ!」
そう言うとフォーゼはオックスオルフェノクに向けて走る。
「その怪人はそうとう固いです。気をつけてください!」
「わかった!」
[Chainarray Shield]
[Chainarray Shield On]
フォーゼはチェーンアレイとシールドモジュールを装備する。
「いくぞ!」
「かかってこい!」
フォーゼのチェーンアレイモジュールとオックスオルフェノクの鉄球がぶつかり合い、火花を散らす。
「私たちも!」
[Cyclone][Joker]
[Cyclone Joker]
ダブルはサイクロンジョーカーに変身し、オックスオルフェノクとフォーゼの戦いに乱入する。フォーゼの攻撃に気をとられたオックスオルフェノクは後ろからダブルのキックをもろに喰らい倒れる。フォーゼはスイッチを切ると別のスイッチをいれる。
[Drill On]
フォーゼは右足を軸にドリルモジュールを装備した左足で回し蹴りをオックスオルフェノクに喰らわせ、更にダブルが連続蹴りをオックスオルフェノクに打ち込む。オックスオルフェノクは反撃できずに苦しむ。
「インデックス、風斬!これで決めるぜ!」
「はい!」
フォーゼとダブルはオックスオルフェノクと距離をとる。そして各々の必殺技の体制に入る。
[Rocket]
[Rocket On]
[Rocket Drill Limit Break]
[Joker Maximum Drive]
二人の仮面ライダーが空へと飛ぶ。その姿を物陰から見ている白いスーツ姿の男がいた。
「なるほど…まがい物にしてはやるな」
白いスーツの男『ガイ』は懐から銀色のガイアメモリを取り出す。
「リベンジャーの新たな技術の試験体になってもらうのだ。オックスオルフェノクよ」
[Steel]
ガイはガイアメモリを起動し、オックスオルフェノクに投げつける。
「ライダーロケットドリルキック!」
「ジョーカーエクストリーム!」
二人のライダーのキックが直撃する直前、メモリがオックスオルフェノクの体内に入り込む。そして…
「なに!?」
「うそ…」
なんとオックスオルフェノクは二人のキックを受け止め、あろうことか跳ね返したのである。
「うわあ!」
「きゃっ!」
フォーゼとダブルは吹き飛ばされ、ダブルは変身が解除されてしまう。フォーゼのドリルモジュールもひしゃげて使い物にならなくなっている。
「くっそ!風斬はいったんインデックスと隠れてろ!」
フォーゼは風斬にそういうとオックスオルフェノクの前に立つ。オックスオルフェノクの体には新たに鋼鉄の鎧が装備されており二本づのの先も剣のようになっている。
「スティール、鋼鉄の記憶のメモリか…すがすがしい気分だ」
「怪人がガイアメモリを使っているのか…」
[Gatling]
[Gatling On]
フォーゼの左足にガトリングモジュールが装備される。
「喰らえ!」
7.62mm口径の6連装ガトリング砲から大量の弾丸が発射され、オックスオルフェノクにめがけて飛ぶ。しかしオックスオルフェノクの体は弾丸をすべてはじいていく。一分間の間に実に2400発の弾丸が発射されるもそのすべてがはじかれた。
「か、硬い!」
「終わりか?では今度はこっちが…」
オックスオルフェノクは余裕綽々といった感じでゆっくりとフォーゼに迫る。その時、オックスオルフェノクの足元にメダルのような形の光弾が飛来し爆発する。
「なんだ?」
「いまのは…」
「ヒーローは遅れて来るものですとミサカは途中でひよこのストラップに目がくらみタカカンドロイドを見失ったことを棚に上げて、ドヤ顔でバースバスターを構えます」
物陰から現れた御坂妹は手に大型の銃『バースバスター』を構えてオックスオルフェノクを攻撃する。
「その銃…お前まさか?」
「やっと気づきましたかとミサカは勘の悪いあなたに半分呆れ顔でいいます」
御坂妹は過去に御坂に見せたベルトを取り出し装着する。そしてセルメダルを一枚取り出すと指で上空に弾く。そして落ちてきたメダルをキャッチしベルトに装填する。
「変身!とミサカは勇ましくベルトのハンドルを回します」
御坂妹がベルトのハンドルを回すとベルトのカプセルが開き御坂妹の姿がかつてフォーゼが病院で見た銀色に赤いラインの入った戦士の姿に変わる。
「その姿はあの時の…」
「仮面ライダーバースMP!とミサカは声高らかに名乗ります」
バースはそういうとバースバスターにセルメダルを装填する。
「一人増えたところで同じだ!」
オックスオルフェノクはバースとフォーゼに向けて突進してくる。フォーゼとバースはオックスオルフェノクの突進を紙一重でよける。
[Launcher On]
「これならどうだ!」
フォーゼはランチャーモジュールを新たに装備し、オックスオルフェノクに向けて至近距離から発射する。爆風がフォーゼとオックスオルフェノクを包み込む。その中からフォーゼとオックスオルフェノクが取っ組み合いをしながら出てくる。
「パワーもすごいな…」
「お前が非力なだけだろ」
「でも頭は弱いんだな!」
フォーゼはオックスオルフェノクを腕で抑えて動きをとれなくする。
「いまだ!」
「わかりましたとミサカはバースバスターの出力を最大にして至近距離から発射します」
[セルバースト!]
オックスオルフェノクの後ろに回り込んだバースはバースバスターの取っ手になっているメダルポッドを銃口に付け替え、至近距離から攻撃する。甲高い音がその場に響く。
「効かないな」
「そんなとミサカは驚愕を露わにします」
「ウソだろ…うわあ!」
オックスオルフェノクは至近距離からのバースバスターの攻撃をはじき返したのである。さらにオックスオルフェノクはフォーゼを振りほどいて吹き飛ばし、更にバースを二本づので攻撃し、吹き飛ばす。
「くそ!なら…」
[Smoke Stamper]
[Smoke On]
フォーゼの右足にスモークモジュールが装備される。スモークモジュールから煙幕が発射され、周囲に立ち込める。オックスオルフェノクの視界が完全に覆われる。
「子供だましだな」
「どうかな!」
[Stamper On]
[Stamper Limit Break]
煙幕の中からスタンパーモジュールを装備し、ジャンプしたフォーゼが現れる。
「喰らえ!ライダースタンパーキック!」
「させるか!」
フォーゼの必殺技キックがオックスオルフェノクに迫る。オックスオルフェノクはグローブ型鉄球をスタンパーモジュールに向かって投げつける。空中でスタンパーモジュールと鉄球がぶつかり合う。反動でフォーゼは吹き飛ばされスタンパースイッチが吹き飛ぶが、オックスオルフェノクの鉄球もスタンパーの効果で爆発した。
というわけで後半に続きます。
最近友達とかと相談して書き方を変えるように努力してます。
アドバイス等ございましたら感想欄によろしくお願いします。