とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ)   作:マッスーHERO

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TOKYO MXは30分後に、AT-Xは30分前にとある化学の超電磁砲Sを放送開始しました。楽しみです。


強敵と轟轟と白い花

オックスオルフェノクの戦いから一時間後、学園都市・第18学区にある、とある商業ビルの一室。一人の男がスーツ姿の男に向かい持っていたアタッシュケースを開く。そこには大量の札束が入っていた。

 

「Tres bien!(素晴らしい!)では、こちらも約束のものを」

 

黒いスーツにゴーグルという出で立ちのエンターと呼ばれていた男は自分も持っていたアタッシュケースを開く。その中身はいくつかのガイアメモリとゾディアーツスイッチだった。

 

「確かに確認しました。リーダーもお喜びになると思います」

 

「商談成立ですね、でも大丈夫ですか?下部組織の『Exe』が壊滅したと聞きましたが」

 

「大丈夫ですよ。あんなクズどものかわりはいくらでもいますよ」

 

「そうですか、安心しましたよ」

 

「それでは、あなた風に言えば…Adieu.(さよなら)ですかね?」

 

そういうとメモリとスイッチを買った男はわずかな音とともに虚空に消えた。

 

「超能力…この街の人間は本当に興味深い。ですが…やはりあなたを超える人間はまだ現れませんね…レッドバスター」

 

エンターは微笑すると部屋をでで、エレベーターに乗る。エレベーターには二人のOLらしき女性が乗っていた。

 

「ねえ、知ってる?第5学区においしいフランス料理店があるの」

 

「へええ!行きたい」

 

女性たちはすぐにエレベーターを降り、一人残されたエンターはある一点を凝視して考え込んでいた。

 

「フランス料理…興味深いですね」

 

 

 

学園都市・第10学区、かつてビッグスパイダーという組織が根城にしていたストレンジと呼ばれる地域にある廃ビル。入り口にはジャッジメントが立ち入りを規制する黄色いテープが張られ、中からは金属が触れ合う音が響いている。こんなところに入る、物好きなスキルアウトは一人もいないだろう。廃ビルの中には何人かの人影があった。

 

[Accel]

 

「変…身!」

 

[Accel]

 

人影の一人、固法は仮面ライダーアクセルに変身する。

 

「行きますよ、固法先輩!」

 

「いいわよ」

 

アクセルの前に立ったゴーカイイエローは二つの箱をアクセルのほうに突き出す。アクセルは二つの箱を凝視した。

 

「どうですか、先輩?」

 

「左の箱には白井さんの腕章が入ってるわね。右はわからないわ…」

 

「あたりですよ、先輩!」

 

ゴーカイイエローはアクセルから見て左の箱を開ける。そこにはジャッジメントの腕章が入っていた。それを見ていた。それを座って見ていた御坂、黒子、そして端末を操作していた初春は立ち上がりゴーカイイエローとアクセルのもとへ向かう。

 

「予測どおりでしたね、先輩」

 

「そうね。やっぱり私の能力では無理だったみたい」

 

御坂は変身を解除した固法とそんなことを話していた。

 

「先輩の能力でも中が見れないなんて、すごいね初春!」

 

「それだけこの箱がすごいってことですの」

 

「白井さん…プレシャスボックスと呼んでくださいよ」

 

そういうと初春はプレシャスボックスという箱から御坂のゲコ太携帯を取り出し、御坂に渡す。このプレシャスボックスは初春が変身したボウケンピンクの持つ装備のひとつである。彼女たちはこの廃ビルで仮面ライダーやスーパー戦隊の能力を色々と調べていたのだ。

 

「それにしても固法先輩、よく知ってましたねこんな廃ビル」

 

「前に教えてもらったのよ、黒妻先輩から」

 

「おかげで色んなことがわかりましたよ」

 

初春はアクセルラーを取り出して操作する。するとプレシャスボックスが消えた。

 

「中でも一番興味深かったのは能力のことですね」

 

「そうですわね。レベル4以上では能力に制限がかかるのがわかったのは一番の収穫ですの」

 

「初春や固法先輩、湾内さんたちの能力は変身しても普通に使えて。白井さんや御坂さん、婚后さんの能力は制限がつくんですよね」

 

「他にもヒーローの武器やボディには一部の能力が効かない場合もあるわ。私の透視が効かなかったみたいに」

 

固法はそう言うと腕時計を確認する。

 

「あ、いけない。私ちょっと用があるの。先に帰るわね」

 

そういって固法は先に廃ビルから出ていった。残された四人も廃ビルから出ると第7学区に向かう。

 

「今からみんなであのクレープ屋さんに行きませんか?」

 

「いいわね、行きましょうか!」

 

四人はクレープの屋台へと向かう。

 

「チョコバナナクレープ2つお待ちどうさま」

 

クレープの屋台では一人の男が接客をしていた。そこへ四人がやって来た。

 

「こんにちは!」

 

「あ、いらっしゃい!」

 

「あれ、新人さんですか?」

 

「僕?いや僕は違うのよ。店主の古くからの友人。サイゾウです」

 

すこしオネエ言葉の入った男サイゾウはそう言うとメニューを四人に出す。

 

「あれ、サスケさんはどうしたんですか?」

 

「あ、サスケは…」

 

サイゾウは調理場の方を向く。そこには表情のほとんどない状態でクレープを焼いているサスケがいた。

 

「はぁ…しょうがないなサスケは」

 

「どうしたんですの?」

 

「いや、女房が実家に帰っちゃったんだって」

 

「へぇ…て、大変じゃないですか!」

 

佐天がのりつっこみをするとサイゾウは笑って答える。

 

「大丈夫。いつものことなのよ。これで何回目か…そんなことよりご注文は?」

 

四人はすこし困惑しながらも注文をしてワゴンの近くに設置された机に座る。

 

「大変なのね…あの人も…」

 

「いまは安易に言葉をかけないほうがいいですの」

 

「そうですね」

 

「はい…」

 

「クレープお待ちどうさま!」

 

サイゾウは四人にクレープを運んできた。四人はそれを食べ始める。

 

「そう言えば能力の制限ってどのくらいかかるの初春?」

 

「いまわかってるだけでも…御坂さんは特定のメダル、クワガタとウナギでしか電撃が使えない…白井さんは自分、あるいは自分と密着した状態で自分も含めて二人をテレポートすることしかできない…」

 

「それと婚后光子は能力を自分の体にしか発動できないことですの」

 

「初春さんや固法先輩の能力は無制限なのよね」

 

「それじゃあ、やっぱり能力の使い方もタイミングが重要なんですね」

 

四人がそんなことを話していると突然初春の携帯がなる。

 

「はい、もしもし」

 

[おい、花畑野郎!イマジンもどきが大量に現れた!すぐに来い!]

 

「うわっ!」

 

突然耳元で大声を叫ばれて初春は携帯を落とす。それを御坂が拾い上げる。

 

「もしもし、モモタロス?今どこにいるの?」

 

[あん?ここは…あ、す、な、ろ…これなんて字だ?]

 

「あすなろ…まずいわ!」

 

「あすなろ園の近くに怪人がいるんですか!?」

 

「すぐにむかいますの!」

 

四人は立ち上がると走り出す。その様子をサイゾウはしばらく見ていた。その横にサスケが並んで立つ。

 

「大丈夫ですかね彼女たち?」

 

「大丈夫でしょ、少なくともあの宇宙海賊たちよりは…それよりも替え玉ご苦労様、ヒュウガ君」

 

ヒュウガと呼ばれたサスケによくにた男はバンダナを外して四人の後ろ姿を見ていた。

 

「ところでサスケさんは大丈夫ですか?」

 

「ああ…実家のお父さんが日本刀片手に襲い掛かってきて…『赤い鷲が見える』とか唸ってたよ…」

 

 

 

学園都市・第13学区にある置き去りの保護施設『あすなろ園』の近くでは 仮面ライダー電王・ソードフォームが『カース』と呼ばれる大量の白い怪人と戦っていた。

 

「くそぉ!こいつら!数ばっか多いな!」

 

[絶対あすなろ園に入れちゃだめなの、モモタロス!]

 

「わかってるけどよ、そろそろ疲れてきたぜ!」

 

[桃の字!ここは俺がいったる!]

 

「確かにこいつら固ぇし、任せたぜばか熊!」

 

[Axes Form]

 

電王はベルトにパスをセタッチし、アックスフォームに変身する。

 

「俺の強さにお前らが負けた!涙はこれで拭いとき!」

 

電王・アックスフォームはデンガッシャーを構えるとカースを片っ端から攻撃する。倒されたカースは石のように砕け散っていく。

 

「ほんまに石みたいなやっちゃな!」

 

数体のカースが電王の体にまとわりつき、動きを封じる。

 

「放さんかい!」

 

その隙にかなりの数のカースが電王に襲いかかる。

 

「くっ!」

 

[イエローチャージ!ライジングストライク!]

 

襲いかかろうとしたカースたちが横からのゴーカイガレオンバスターの砲撃で吹き飛ばされる。 電王はその隙に拘束を引き剥がし、カースをデンガッシャーで砕く。電王がゴーカイガレオンバスターが発射された方向を見ると変身した四人が立っていた。

 

「大丈夫ですか?」

 

「おお、大丈夫や!」

 

「あなたじゃなくて春上さんのことですの」

 

「なんや、つれない姉ちゃんやな」

 

「まあまあ、みなさん行きますよ!」

 

ゴーカイイエローはゴーカイガレオンバスターを横に投げるとモバイレーツとレンジャーキーを取り出す。

 

「今日は変わり種でいきますよ!豪快チェンジ!」

 

[オーレンジャー!]

 

ゴーカイイエローは黒いスーツに金色のアーマーを纏ったキングレンジャーに変身する。

 

「キングトルネード!」

 

キングレンジャーは体を高速回転させ、竜巻を起こしカースたちを空中に巻き上げる。

 

「キングビクトリーフラッシュ!」

 

キングレンジャーは空中に巻き上げられたカースたちに向かい専用武器・キングスティックから光線を発射して爆発させる。

 

「私もいきますよ!ブロウナックル!」

 

ボウケンピンクはローター型の籠手・ブロウナックルを装着してカースたちを攻撃する。

 

「はああ!ナックルキャノン!」

 

更にブロウナックルから突風を発生させてカースたちを吹き飛ばす。

 

「ナイスですの、初春!」

 

吹き飛ばされたカースたちの着地点にはデカイエローがディースティックを構えて立っていた。

 

「イエローブレイク!」

 

デカイエローのディースティックがカースたちを打ち砕く。

 

「白井さん!」

 

「ナイスアシストでしたの!」

 

「みんなやるわね、私たちも…」

 

「行くで!」

 

オーズはメダルを入れ替え、電王はパスをベルトにセタッチする。

 

[クワガタ!ゴリラ!チーター!]

 

[Full Charge]

 

[スキャニングチャージ!]

 

オーズはデンガッシャーを構えた電王の足をつかむとジャイアントスピンの要領で回転しながらカースたちに突っ込む。

 

「「行けええ!!」」

 

カースたちは二人の合体技を喰らい粉々になる。

 

「すごい!合体技だ!」

 

「きいいい!お姉さまとの合体は私の特権ですの!」

 

「これは目が回るわね…」

 

「泣けるで…」

 

「きゃああああ!」

 

カースたちをあらかた殲滅した五人は突然の悲鳴に驚く。見るとあすなろ園にカースたちが入り込み生徒たちを襲っている。生徒を逃げさせようと園長と初春たちの担任の大圄が奮闘している。

 

「大変!初春いくよ!」

 

「はい!ラジアルハンマー!」

 

[マジレンジャー!]

 

ゴーカイイエローはマジピンクに変身すると両足をそろえてジャンプする。更にボウケンピンクはラジアルハンマーでマジピンクの足の裏を思い切り殴り、前方へ射出する。大圄や子供たちの前に立ったマジピンクは魔法携帯マージフォンを構え、5、9のボタンを押す。

 

「ジンガ・マジュナ!マジカルカーテン!」

 

[ジンガ・マジュナ]

 

マジピンクたちの前方に光の壁がうまれカースたちを弾き飛ばす。マジピンクはゴーカイイエローに戻るとゴーカイガンとサーベルを構え、レンジャーキーをシリンダーにセットする。

 

[ファイナルウェーブ!]

 

「ゴーカイブラスト&スラッシュ!」

 

ゴーカイイエローの必殺技でカースたちが砕け散る。ゴーカイイエローの後ろにいた大圄たちがゴーカイイエローに近づく。

 

「ありがとう。君は一体?」

 

「そんなこといいから早く逃げて!」

 

ゴーカイイエローは迫ってくるカースたちを撃退しながら大圄たちを逃がす。

 

「本当に何体いるの!」

 

「サバイバスター!」

 

「ディーショット!」

 

「リュウタ、交代や!」

 

[Gun Form]

 

「お前たち倒すけどいいよね?答えは聞いてない!」

 

デカイエロー、ボウケンピンク、電王・ガンフォームはカースたちを銃激し、粉々にしていく。

 

「埒があかないわ!コンボでいくわよ!」

 

[タカ!クジャク!コンドル!タージャードルー!]

 

タジャドルコンボに変身したオーズは空へと舞い上がりタジャスピナーにタカ、クジャク、コンドルのメダルを装填し、オースキャナーでスキャンする。

 

[タカ!クジャク!コンドル!ギ、ギ、ギ、ギガスキャン!]

 

「セイヤー!」

 

オーズのマグナブレイズにより、大量のカースが吹き飛ばされる。周りのカースを全て倒した五人は一旦集合する。

 

「倒しきれたみたいね…」

 

「はい…」

 

「つかれた~」

 

五人がホッと息をついたその時、彼らの足下に大量の銃弾が着弾する。五人はなんとか弾丸を避けると弾丸が発射された方向を見る。そこには黒いアーマーをつけた怪人が立っていた。怪人は二丁の拳銃を五人に向けている。

 

「何、お前?倒すけどいいよね?答えは聞いてないけど!」

 

電王・ガンフォームは謎の怪人に向かって走り出す。謎の怪人は両手の銃を下ろし、まるで電王に近づけといっているかのように振る舞う。電王はブレイクダンスを踊りながら怪人にキックを放つが怪人はそれを全ていなす。

 

「くっ、お前やるね…」

 

「ありがとよ、まだ本気じゃねぇけどな!」

 

怪人は電王の足を掴むとそのまま四人の方へ投げ飛ばす。ボウケンピンクがそれをキャッチするとどうじに他の三人が走り出す。ボウケンピンクにキャッチされた電王はアーマーが外れたプラットフォームと呼ばれる姿になってしまう。

 

「面白くなってきたな!」

 

怪人の二丁の拳銃が火を吹き、オーズたちを襲うがそれをオーズがタジャスピナーで防ぐ。

 

「黒子!佐天さん!今よ」

 

「わかりましたの!」「はい!」

 

オーズの肩を踏み台にデカイエローとゴーカイイエローが高くジャンプする。

 

「豪快チェンジ!」

 

[ダイレンジャー!]

 

デカイエローがディースティックとボウケンピンクから借りた(奪った)サバイブレイドで、ホウオウレンジャーに豪快チェンジしたゴーカイイエローがダイレンロッドで謎の怪人を攻撃する。それを謎の怪人は二丁拳銃で防ぎ、蹴りで二人をふきとばす。

 

「甘いなあ!」

 

「よくも、黒子たちを!喰らいなさい!」

 

[ギガスキャン!]

 

オーズが怪人にセルブレイズを放つ。それを怪人は横に転がっていたカースで防ぐ。そして高速でオーズに近づき、飛びげりを放つ。

 

「御坂さん、白井さん、佐天さん、春上さん!大丈夫ですか」

 

「弱いなあ!退屈であくびが出るぜ」

 

「あんた…何者よ」

 

「俺はクエスターガイ。お前らみたいな邪魔物を排除する『リベンジャー』の行動隊長の1人だ」

 

そう言うとクエスターガイは銃をボウケンピンクに向ける。

 

「ひぃっ!」

 

「悪いな、お前に恨みはねえが…その姿見てると吐き気がするんだよ!」

 

拳銃が火を吹き、弾丸が大量に発射される。

 

「させない!天風星・一文字竜巻!」

 

ホウオウレンジャーの手から竜巻が発生し、弾丸が全て弾かれる。

 

「小賢しい!」

 

クエスターガイはボウケンピンクを蹴り飛ばすと、ホウオウレンジャーから元に戻ったゴーカイイエローに接近し、首をつかみ締め上げる。

 

「うっ…」

 

「ハッハッハ!あの世に落ちろ!かわいこちゃん!」

 

「さ…佐天さん…」

 

他の四人は立ち上がれずただ、ゴーカイイエローが殺られそうになるのを見ていることしかできない。

 

「うう…」

 

「もうすぐあの世…ん?なんだこりゃ?」

 

突如クエスターガイの周囲に光の粉のようなものが漂いはじめた。光の粉はクエスターガイを包み込む。するとクエスターガイが突然苦しみはじめる。どうやら光の粉は花壇の方から出ているようだ。

 

「ぐわぁ、なんだこりゃあ!?」

 

「今だ…ゴーカイブラスト!」

 

[ファイナルウェーブ!]

 

ゴーカイイエローが一瞬の隙を見つけてゴーカイガンでクエスターガイを攻撃し、それによりゴーカイイエローが解放される。

 

「ゲホッ!よくもやったな!初春!ボウケンジャーでいこう!」

 

「はい!いきますよ!」

 

ボウケンピンクがアクセルラーを取り出すとそこから四色の光が排出される。赤い光はオーズのベルトに、青い光はデカイエローのSPライセンスに、黄色い光はゴーカイイエローのモバイレーツに黒い光が電王のベルトに入り込み、それぞれをアクセルラーに変える。

 

「「「「レディ!ボウケンジャー、スタートアップ!」」」」

 

四人はアクセルラーを使いオーズはボウケンレッド、デカイエローはボウケンブルー、電王はボウケンブラック、ゴーカイイエローはボウケンイエローに変身し、五人は一列に並ぶ。

 

「深き冒険者!ボウケンピンク!」

 

「熱き冒険者!ボウケンレッド!」

 

「高き冒険者!ボウケンブルーですの!」

 

「迅き冒険者!ボウケンブラックなの!」

 

「強き冒険者!ボウケンイエロー!」

 

「果てなき冒険スピリッツ!轟轟戦隊!」

 

「「「「「ボウケンジャー!」」」」」

 

「ボウケンジャー…俺はこの世で二番目にそいつらが嫌いなんだ!」

 

五人の名乗りを見たクエスターガイは怒りをあらわにして五人に迫る。

 

「アタックです!」

 

ピンクが指パッチンをすると同時に五人がクエスターガイに向かっていく。

 

「春上さん、行くよ!」

 

「OKなの!」

 

ボウケンイエローとブラックがバケットスクーパーとラジアルハンマーでクエスターガイを攻撃するが二丁拳銃をトンファーのように使い阻まれてしまう。

 

「そんな攻撃きかねえんだよ!」

 

「狙い通りなのよ!御坂さん!白井さん!」

 

「OK!いくわよ黒子!」

 

「はいですの!」

 

クエスターガイの二丁拳銃をイエローとブラックが封じ、その隙にレッドとブルーがボウケンジャベリンとサバイブレードで攻撃する。

 

「ぐわ!?」

 

「まだまだです!シューターハリケーン!」

 

更にボウケンピンクの個人武器による必殺技があたり、クエスターガイが二丁拳銃を落としてふらつく。

 

「いまです!アクセルテクター!デュアルクラッシャー!」

 

ボウケンピンクの胸と肩に青いアーマーが装着され、それと前後してボウケンピンクの元にバズーカ砲のような武器が転送される。他の四人がピンクの元に集まりピンクの体を支える。ボウケンピンクはデュアルクラッシャー上部のレバーを引くと、ノズルのようなパーツがデュアルクラッシャーの前方に展開される。

 

「ミキサーヘッド!」

 

ピンクはデュアルクラッシャーをクエスターガイに向ける。

 

「ゴー!」

 

デュアルクラッシャーからハイパーコンクリートと呼ばれる物質が発射され、クエスターガイの体を固めて拘束する。

 

「くっ!なにしやがる!」

 

「これで決めます!ドリルヘッド!」

 

ボウケンピンクは上部のレバーを再び引き、デュアルクラッシャーの先にドリルのようなパーツを展開させる。

 

「皆さん、行きますよ!ゴー!」

 

デュアルクラッシャーからドリル状の破壊光線が発射される。

 

「奴は動けません。貰いましたの!」

 

「ぬう…」

 

ドリルヘッドの破壊光線がクエスターガイに迫る。その時、クエスターガイの前に黒い影が現れ、破壊光線を弾く。

 

「な、なんですの!?」

 

「新手の怪人!?」

 

「ガイ、情けないぞ」

 

「悪いなレイ」

 

レイと呼ばれた怪人はクエスターガイを拘束していたハイパーコンクリートを手刀で砕く。

 

「くっ、初春さんもう一度!」

 

「は、はい!」

 

ボウケンピンクはデュアルクラッシャーを再び構える。

 

「ゴー!」

 

デュアルクラッシャーから再び破壊光線が発射されるが、今度は簡単に避けられてしまった。

 

「ガイ、もう十分だ私たちの任務は終わった」

 

「そうか、なら撤退といくか。お前ら、まがい物にしちゃあ楽しめたぜ!」

 

「お前たちはこいつと遊んでいろ !行けクエスターロボ!」

 

レイが叫ぶと空に巨大な銀色のオーロラが現れ、そこからトーテムポールのような外見と巨大な大砲を持ったロボットが現れる。クエスターガイとレイはそれを見届けると銀色のオーロラを再度発生させてそのなかに消えた。

 

「あ、待て!」

 

「佐天さん、深追いはだめよ。今はこいつを何とかしないと…」

 

「任せてください!来てくださいよ…ゴーゴービークル!」

 

ボウケンピンクはアクセルラーを操作する。

 

[発進シフトオン!ダンプ!フォーミュラ!ジャイロ!ドーザー!マリン!ゴー!ゴー!]

 

ボウケンピンクがアクセルラーの下部の円盤、ゴーゴータービンを回すと空から5つのアタッシュケースのようなものが飛んでくる。

 

「なんですか、これ?」

 

「さすがにボウケンジャーのロボットは出てこな…」

 

ボウケンイエローがそう言いかけた瞬間、彼方から五台の巨大なマシンが現れる。

 

「ほら!やっぱり来ましたよ!」

 

「おお!」

 

「すごいの!」

 

「みんな乗り込むわよ!」

 

ボウケンジャーはそれぞれゴーゴーダンプ、フォーミュラ、ジャイロ、ドーザー、マリンに乗り込む。そして先ほど飛んできたアタッシュケースのような形をした『ボウケンドライバー』をコックピットにセットし、更に横にアクセルラーをセットする。

 

「いきますよ!轟轟合体!」

 

[合体シフトオン!ダンプ!フォーミュラ!ジャイロ!ドーザー!マリン!ボウケンフォーメーション!]

 

五台のゴーゴービークルが合体し、最後にヘルメットのようなパーツが装着されてダイボウケンが完成する。そして五人のコクピットが一か所に集合する。

 

「すごい!大全集通りだ!」

 

「なんか機械的なコクピットだね…ゴーカイオーのが味があってわたしはすきだな」

 

「あら、私は好きですのよ。SFチックなコクピット」

 

「みんな!今はあいつを倒すことに集中するわよ!」

 

「「「「「ファーストギア・イン!」」」」」

 

クエスターロボに向かいダイボウケンが迫る。クエスターロボが雷砲と呼ばれる大砲でダイボウケンを狙う。

 

「させませんの、ゴースコッパー!」

 

ボウケンブルーが操作するとダイボウケンの手に巨大なスコップが現れる。そのスコップでダイボウケンは地面に転がったがれきをクエスターロボにぶつけて動きを止める。

 

「一気にたたみがけますよ!轟轟剣!」

 

ダイボウケンの手に巨大な剣が握られ、その剣でクエスターロボを切り裂く。

 

「いけるよ!」

 

「このまま一気に!」

 

 

 

 

その頃、第五学区のとある飲食店、ではエンターが一人で料理を食べていた。

 

「C'est bon.(おいしい)これは素晴らしい」

 

「ねえ、第十三学区でロボットが暴れてるって!」

 

「本当?逃げなくて大丈夫かな?」

 

店内は巨大ロボット同士の戦いでちょっとした騒ぎになっていた。そんな店に1人の男が入ってくる。男はエンターの姿を見つけると真っ直ぐ彼の座っている席の正面に座る。

 

「ヤッホー。相席いいかな?」

 

「ん?おお、これはムッシュ・ジョロキア」

 

エンターの正面に帽子に赤いスーツの男が座る。

 

「いい感じに店だねえ。あんたひょっとして美食家?」

 

「食は人間のデーターを集めるうえでもっとも重要なものの一つですから」

 

「ふうん~」

 

「そういえば、あなたはリベンジャーの会議にはあまり出ませんね」

 

「いやあ、会議ってのは苦手だし…ダマラスの旦那といろいろあってね」

 

「そうですか、それであなたの方はうまくいってるんですか?」

 

「まあね」

 

そういうと赤いスーツの男『バスコ』は持っていたアタッシュケースを開ける。そこには数本のレンジャーキーのようなものが入っていた。

 

「Tres bien!(素晴らしい!)これがリベンジャーの新兵器『ダークレンジャーキー』ですか」

 

「その通り!かっこいいだろ!まだ試作品だけどな。この街にはほんとにいいモルモットがたくさんいるよねえ」

 

「あなたもなかなか人が悪いですね」

 

「まあね、ところで…」

 

バスコはメニューを見つつ言う。

 

「ここってイタリア料理店だよね?あんたてっきりフランス料理好きだとおもってたけどなあ…」

 

「フランスとイタリアの区別がつかないとは…人間は本当にわかりません」

 

「え…目の前の店フランス料理店だけど…」

 

「…」

 

エンターは持っていたピザを落としながら絶句していた。

 

 

 

場面は戻り、ダイボウケンとクエスターロボが戦う第十三学区。ダイボウケンは轟轟剣でクエスターロボを追い詰める。

 

「これで決めましょう!」

 

ダイボウケンが轟轟剣を振りかざした瞬間、クエスターロボの雷砲が火を噴き、すさまじい衝撃が

コクピットを襲う。

 

「きゃあ!?」

 

「なんですの!?」

 

「大変です!今の攻撃でゴーゴードーザーが破壊されちゃいました!」

 

「なんですって!あの大砲にこんな威力があるなんて…」

 

「轟轟剣も今の使用できなくなっちゃったの!」

 

雷砲の砲激でダイボウケンの右腕であるゴーゴードーザーが破壊されたのである。それにより握っていた轟轟剣も破壊されてしまう。形勢逆転したクエスターロボは雷砲でダイボウケンを攻撃する。

 

「なにか武器はないんですの、初春?」

 

「轟轟剣はもともとダイボウケンの武器を合体させた武器です。あれが破壊されてしまったとなると…そうだ!」

 

ボウケンピンクは普段自分が使っていた端末を取り出す。

 

「どうしたの初春?」

 

「大全集のデータを端末にいれておいたんです。…これだ!轟轟武装!」

 

「轟轟武装?」

 

「ダイボウケンはほかのビークルと合体し、強化する効果があるんです!」

 

そういうとボウケンピンクはアクセルラーを操作する。

 

[発進シフトオン!ドリル!ゴー!ゴー!]

 

電子音がなってすぐに地中からオレンジ色の巨大なドリルの装備されたビークル『ゴーゴードリル』が出現する。

 

「すごい!あれを新しい右腕に?」

 

「はい!」

 

「でもこれだけ激しい攻撃じゃ…」

 

「合体する余裕がありませんの!」

 

ボウケンブルー=黒子の言う通り、クエスターロボの雷砲による砲撃は強力でダイボウケンとゴーゴードリルが近づく隙はまったくない。

 

「このままじゃダイボウケンがバラバラになるの!」

 

「こんな砲撃じゃダイボウケンから降りて、ゴーカイガレオンを呼んで乗り込むこともできない…」

 

「く…あれ?なにかしらあれ」

 

ボウケンレッド=御坂が空を指さす。その方向から巨大な飛行物体が飛来しレーザー砲でクエスターロボを攻撃する。

 

「援護してくれてる?」

 

「初春!今がチャンスですの!」

 

「はい!轟轟武装!」

 

[合体シフトオン!ドリル!]

 

[ドリル!パワーオン!]

 

ダイボウケンの右腕にゴーゴードリルが装備される。

 

「ダイボウケンドリル!合体完了!ファーストギアイン!」

 

ダイボウケンドリルは右腕の大型ドリルでクエスターロボの雷砲を破壊する。

 

「これで決めます!マキシマムペネトレーション!」

 

ダイボウケンドリルの右腕の大型ドリルが唸りをあげて高速回転し、クエスターロボを貫いた。それによりクエスターロボの胴体に大穴が開き、火花を散らしながら大爆発する。それを見届けたかのように飛行物体はどこかへ去って行った。それをみたボウケンピンクはもう一度端末を操作する。

 

「やっぱり…あれはスターキャリアー…」

 

 

 

 

変身を解除した五人はあすなろ園に戻っていた。そこには戻ってきた園児と園長、大圄がいた。

 

「大圄先生!」

 

「うん?おお、佐天、初春!」

 

大圄は花壇の手入れをしていた。そんな大圄に佐天と初春が近づく。

 

「怪人に襲われたって聞いたんですけど大丈夫ですか?」

 

「ああ、噂のヒーローが助けに来てくれたんだよ」

 

「へえ~…あれ、この花は?」

 

初春は花壇の白い花を指さす。

 

「ああ、新しく入った理科の星川先生がくださったのを植えたんだよ」

 

「ジャガイモににてるけど…違いますね…ジャガイモの花言葉はたしか…『明日は明日の風が吹く』」

 

「ちがうぞ初春。ジャガイモの花言葉は『慈善』『慈愛』だ」

 

「へえ、さすが先生!」

 

「(あの光の粉はたしかこの花から…)」

 

その白い花は風に揺られながら不思議な香りを漂わせていた。




御「ついに超電磁砲S放送開始!」

佐「まあ最速でですけどね…」

黒「たぶん作者まだ見てませんの…」

御「まあいいじゃないめでたいことなんだから!」

佐「そうですね!」

黒「それはそうと今回は初春が結構活躍してましたね」

御「何かに感づいてたわよね…」

佐「そこらへん詳しく聞きたいんですが…」

黒「初春は先日のけがで今日はお休みですの。そこでスペシャルゲストの…」

春「春上襟衣なの~」

御「今日はよろしくね!では今回はボウケンジャーの新アイテムとロボを紹介するわよ!」

デュアルクラッシャー&アクセルテクター

轟轟戦隊ボウケンジャーに登場した強化プロテクターと必殺武器。アクセルテクターは攻撃力と防御力をアップさせることができ、デュアルクラッシャーの反動にも耐えられるようになる。デュアルクラッシャーはその名の通り、2つの機能を持つ武器であり、敵をハイパーコンクリートと呼ばれる物質で固めてしまうミキサーヘッドと敵にドリル状の破壊光線を発射させるドリルヘッドの2つの能力を持つ。しかし、反動が強くアクセルテクターをつけなければしょうできない。だかゴーカイジャーで二度使用された際はアクセルテクターを装着せずに使用している。

佐「アクセルテクターはサラマンダーの鱗っていうプレシャスを使用した強化アイテムですよね」

御「この小説ではどうなのかしら?」

黒「何はともあれ強力な武器が増えたことに変わりありませんの」

春〈モモ〉「ドリルはオデブのことを思い出すな」

御「続いては巨大ロボ、ダイボウケンを紹介するわよ」


ダイボウケン

轟轟戦隊ボウケンジャーが使用する巨大ロボ。5台のゴーゴービークルが合体して完成する。ネオパラレルエンジンを動力源とする。腕を様々なビークルに換装し戦った。武装はつるはし型武器ゴーピッカーとスコップ型武器ゴースコッパー、それらを合体させた轟轟剣。必殺技は全身から発生したエネルギーを轟轟剣に集めて敵を切り裂く『アドベンチャードライブ』。

ダイボウケンドリル

右腕にNO.6ビークル、ゴーゴードリルを換装した。実は今回のダイボウケンはドーザーが破壊されていたため完全な姿ではなく、本来は脚部に分離したビークルを合体する6台合体のロボである。必殺技は『マキシマム・ペネトレーション』

佐「199ヒーロー大決戦だけでなくゴーカイジャーやゴーバスターズVSゴーカイジャーにも登場しました」

春〈ウラ〉「あんまり何回も出るとしつこいって嫌われるよ」

御「あんたが言うな!」

黒「次は怪人紹介ですの」

エンター 登場作品 特命戦隊ゴーバスターズ

ヴァグラスという組織の幹部であり、最終的には支配者となった男。フランス語会話に織り交ぜるのが癖。特徴的なゴーグルをかけている。ヴァグラスの頭脳としての能力の高さだけでなく戦闘力も高い。シリーズ終盤に戦闘形態へと変身できるようになっただけでなく、恐ろしい能力も手に入れた。ゴーバスターズに倒されたはずだが…リベンジャーの力で復活したと思われる。その目的は不明。過去にはデータを集め完全な存在になろうとしていたが…

バスコ・タ・ジョロキア 登場作品 海賊戦隊ゴーカイジャー

かつてアカレッドとゴーカイレッド(まだそのころはゴーカイレッドではないが)を陥れ、赤き海賊団を壊滅させた男。ノリは軽いがように見えるが非常に残忍な男で目的のために仲間を見捨てることも平気でする。戦闘形態はおそらく戦隊の赤い戦士の力をすべて持ったアカレッドすら恐れたといわれる。彼もその目的は不明…。なぜ恨みを買っているダマラスのいる組織に所属し続けているのか・・・

佐「エンター、バスコは王我(仮)さんのリクエスト怪人です。今後も活躍しますよ」

御「この二人の目的はなんのかしら?」

黒「たしかにわざわざこの二人が組織にいるのは不思議ですね…」

春〈キン〉「給料がええんやないか?」

御「次はクエスターね。これも王我(仮)さんのリクエストよ」

春〈キン〉「スルーかい」

クエスターガイ&レイ 登場作品 轟轟戦隊ボウケンジャー

轟轟戦隊ボウケンジャーに登場した怪人。元々はアシュと呼ばれる人間とは違う進化を遂げた獣のような生き物だった。ボウケンジャーに倒されるも大神官ガジャにゴードムエンジンを埋め込まれ復活したのがこのクエスターである。機械的な姿になり、戦闘力も高まった。ガイは二丁拳銃をレイは剣にもなる銃を使い戦う。スーパーヒーロー大戦にも登場した。

クエスターロボ

元々は巨神ガガドムというガジャの作ったロボ。トーテムポールのような形をしている。ラフ画のデザインの元ネタはライブロボ。


御「クエスター…手ごわい相手になりそうね…」

春〈リュウ〉「僕あいつ嫌い!」

佐「ボウケンジャーは35週年戦隊ということで怪人のモチーフに戦隊のロボが用いられてて、カースはオーレンジャーのタックルボーイ、ガイとレイはダイレンジャーの大連王と牙大王なんですよ」

黒「そうなんですの」

御「ところで…先週からリクエスト怪人が出てるけど…みんな王我(仮)さんのリクエストよね…ひょっとして…」

佐「おおっと皆まで言うな、御坂さん。現在4人の方がリクエストくれてますよ」

黒「だったらバンバン出しますの!一気に決戦とか言って…」

佐「だめですよ!せっかく自分のお気に入りを出してくれた方々のためにもたとえ何年かかっても…」

御「それはそれでどうかと思うけど…」

春「作者も頑張って書くので応援よろしくなの~」

御「今回はここまで!さあ、私たちも頑張るわよ!」

佐「はりきってますね」

黒「新約の7巻の表紙もゲットしましたし…ご機嫌なんですの」

春「原作では出番のない私はどのくらいでられるの?」



次回予告 学園都市内外で起きる様々な事件。TPCの謎や滝壺の新能力、そしてあのレベル5が登場。


『変身の代償』
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