とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ)   作:マッスーHERO

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今回は短編集みたいな感じです。


変身の代償

大平洋のとある場所にあるクリオモス島。表向きには無人島とされているがここには新組織TPCの秘密基地が存在している…とされている。意味がわからない人も多いと思うがそれがこの島を最初に訪れた親船の率直な感想だった。島には申し訳程度の施設とわざとらしく設置された滑走路。そこに配備された旧式の戦闘機。この島はまさしく張りぼてだった。親船はこの島で一番大きい施設の中にある会議室に入る。そこにはロベルト=カッツェをはじめとした各国の首脳陣の姿があった。親船が席につくと軍服を身に纏った男が立ち上がる。

 

「本日は皆様、遠方よりお越しいただきありがとうございます。私はTPC航空部隊の責任者、飛羽高之と申します。本日はTPC総監が都合で欠席のため代行をさせていただきます」

 

「私たちほどのクラスの人間を集めておいて、一番の責任者が不在とはふざけているな」

 

そう発言したのは某国の首相である。この国は軍事力が高く、反学園都市派の筆頭だと言われている。そんな首相に対してロベルト=カッツェはニヤニヤと笑いながら話しかける。

 

「よく言うよ。今回の会議はあんたが招集したようなもんだろうが」

 

「そんなことはどうでもいい。率直に言おう、TPCの全権を我が国に即刻、譲渡してもらおう」

 

某国の首相の一言に会議場はざわめく。そんななか親船が立ち上がる。

 

「首相、それはあまりにも暴論ではないでしょうか?」

 

「ふん!私にはお見通しなのだ、TPCはアメリカ主導の国際組織として結成されているが、実は学園都市の作り上げた秘密組織であると言うことをな!」

 

「ばかな…そんな事実はまったくありません」

 

「ならば、あの兵器はなんだ!知らないと思っていたのか!」

 

某国の首相がパソコンを操作すると会議場のスクリーンにかつて学園都市の上空で怪物と戦った、あの青い飛行機が映っていた。

 

「この戦闘機のスペックは明らかに学園都市製のものではないのか?」

 

「我々はこのような戦闘機を製造してはいません。我々の方こそTPCという組織がどのように結成されたのかロベルト大統領にお聞きしたいと思っていたのです」

 

その言葉を聞いた各国の首脳陣はロベルト=カッツェに注目する。当のロベルト=カッツェはやれやれと言うかのように両手を広げる。

 

「どのようにと言われてもな…俺自身、この人たちに頼まれただけだしな…」

 

そう言うとロベルト=カッツェは隣に座る飛羽を見る。飛羽は再び立ち上がると首脳陣たちを見渡す。

 

「私があれこれいう前に皆さんには今、世界を襲っている敵の姿をしっかりと見ていただくことにしましょう」

 

そう言うと飛羽は先程から強く発言している某国の首相の隣に座る男に注目する。見つめられた男は表情を変えずに飛羽を見つめ返す。二人の間の空気がどんどん冷たくなっていく。先に動いたのは見つめられた男だった。男は立ち上がるとその姿を一瞬で怪人へと変えた。

 

「うわぁぁぁ!」

 

先程まで大言をはいていた某国の首相は情けない悲鳴をあげて仰け反る。いくつかの国の首脳陣は出口に逃げようとするが一部…親船とロベルトは逃げようとしない。カブトムシのサナギのような怪人、ワーム サナギ体は飛羽に襲いかかる。飛羽は会議室の椅子を踏み台にしてジャンプしワームの攻撃を避けると軍服の袖をめくる。そこには鷲のマークのエンブレムの入ったブレスレットが巻かれていた。飛羽はブレスレットを敵に見せつけるようにつきだす。ワームは怯まずに飛羽に攻撃を仕掛ける。

 

「バルイーグル!」

 

ワームの爪が飛羽の喉を切り裂こうとする。首脳陣たちは一瞬目をつむるがいつまでたっても飛羽の悲鳴や断末魔が聞こえてこない。不思議に思い目を開くとそこにはワームの爪を右手で掴む赤いスーツの戦士が立っていた。戦士はワームに蹴りをいれて距離をとるとポーズをとる。

 

「バル、イーグル!」

 

バルイーグルと名乗った戦士はワームに向かいジャンプする。

 

「イーグルウイング!」

 

バルイーグルはまるで鷲のように羽ばたき敵に攻撃を仕掛ける。更にバルイーグルは腰のスティックを引く。

 

「バルカンスティック!」

 

スティックはたちまち日本刀に変わり、バルイーグルはそれを持ちながらワームに突っ込む。

 

「新飛羽返し・改!」

 

バルイーグルが剣で円を描いた後、ワームを真っ二つに切り裂き、ワームは体液を撒き散らしながら倒れた。

 

「ブラボー!ハリウッドで映画化すれば大ヒット間違えなしだ!」

 

ロベルト=カッツェは拍手をしながらバルイーグルの方を見る。バルイーグルはロベルトに一礼すると次に親船を見る。

 

「あなたは驚かれないんですね」

 

「ここへきた時からあなたが只者ではないことには気づいていました。あなたの気配はただ机に向かっているだけのエリートでは出せませんから」

 

「 さすがは『平和的な侵略行為』をすると呼ばれたかただ。今回、あなたが来た理由がよくわかりましたよ。あなたを見ていると嵐山長官を思い出す…」

 

バルイーグルは飛羽の姿に戻ると席につく。

 

「ほらほら、なにぼんやりしてるんだ!会議を再開しようぜ!」

 

ロベルトは腰を抜かしている首脳陣たちに一喝すると会議を再開させた。

 

 

 

学園都市・第七学区のとある病院。カエルのような顔の医師は自販機の前でコーヒーを飲んでいた。この病院は先日グロンギに襲われながらも、全壊は免れ、現在は修復作業と平行して一部 (といってもほとんどだが)の業務を再開していた。

 

「最近は妙に手術が多くてさすがの僕も疲弊してしまうね?」

 

カエル顔の医師は窓から病院の外を見る。そこには何かの施設の建築が始まっていた。

 

「TPC…この病院にも医師が4名ほど派遣されるというが一体何者なんだろうね?あのアレイスターがこんなに簡単に学園都市内部に研究所を作らせるのも不自然だがね?」

 

カエル顔の医師はコーヒーのカップをゴミ箱にいれるとその場を立ち去った。

 

 

 

学園都市・第七学区、上条の寮。オルソラが箒で掃除をしている。そんなオルソラに近づく人影があった。

 

「シスターオルソラ。そろそろよろしいのではないですか?」

 

「あら、ルチアさん。何かご用ですか?」

 

「我々の任務はあくまでも学園都市に現れた怪人の調査とどさくさに紛れて侵入してくる魔術師の撃退です」

 

「いえ、まだあっちの方も掃かないと」

 

「管理人とは言え、あくまでふりなんですからね」

 

「調査と言っても、私は戦力になりませんから」

 

「シスターアニェーゼもシスターアンジェレネもどこかへ遊びにいってしまうし…」

 

「ふりでも管理人は管理人ですし」

 

「このままでは負傷した部隊のみんなに申し訳がたちません…」

 

「二人には珍しいものばかりで楽しいんですよ」

 

「あの…シスターオルソラ…」

 

「負傷した方々も死ぬようなけがはおいませんでしたし。私たちは私たちのやれることをやりましょう」

 

「はあ…」

 

ルチアはオルソラから離れると空を見上げる。そこには飛行船が飛んでいた。

 

「どうもこの街は好きになれません…」

 

あの日…イギリスに大量の怪人が現れた日。ルチアたちは女子寮近くで怪人と交戦していた。

 

『シスターアンジェレネ!部隊の状況は?』

 

アニェーゼがアンジェレネに問いかける。

 

『もう残ってるは私たちだけです…シェリーさんも…』

 

彼女たちの近くにはシェリーのゴーレムの破片が転がっている。

 

『万事休すってやつですかねえ…まあ、やれるところまでやりましょう』

 

『あの時、捨てる覚悟だった命です。私は神とシスターアニェーゼに捧げますよ…』

 

『わ、私もです!』

 

『出てこい、雑魚ども!』

 

頭が魚のような怪人、冥府神ダゴンが叫ぶ。

 

『行きますよ、シスタールチア、シスターアンジェレネ!』

 

三人は物影から飛び出しダゴンに向かっていく。

 

『悪あがきを!』

 

ダゴンは粛正の矛から破壊光線を発射し、三人を攻撃する。三人は吹き飛び、その場に倒れこむ。

 

『く…』

 

『さて、止め…』

 

『マジボルト!』

 

ダゴンが粛正の矛を振りかざし、おろそうとした瞬間、ダゴンの体を炎が包み込む。

 

『そこまでだ!冥府神ダゴン!』

 

『貴様…ブレイジェルの息子か?』

 

突如、アニェーゼとダゴンの間に1人の戦士が割り込む。その戦士は赤いスーツに白と金のアーマーのようなものを装着していた。

 

『燃える炎のエレメント!赤の魔法使い!レジェンドマジレッド!』

 

『ぬうう!』

 

ダゴンは粛正の矛から破壊光線を発射する。

 

『ジンガ・マジュナ!』

 

レジェンドマジレッドの前方に光の壁が発生し、ダゴンの破壊光線を防ぐ。そして持っていた杖と新たにもう1つの剣のような武器をもち、ダゴンに突っ込む。

 

『フェイタル・ブレイド!』

 

レジェンドマジレッドの二刀流の斬激がダゴンの粛正の矛を真っ二つに叩き折り、ダゴンに大ダメージを与える。

 

『くっ!覚えていろ!』

 

ダゴンは銀色のオーロラを発生してその中に消えていった。

 

『大丈夫かい?』

 

レジェンドマジレッドはアニェーゼたちに近づくがアニェーゼたちは各々の武器をレジェンドマジレッドに向ける。

 

『あなたは…何者ですか?』

 

『何者か…まあ、魔法を思い出した魔法使いってところかな』

 

レジェンドマジレッドとアニェーゼたちは暫くにらみあっていた。するも突然謎の光が周囲に降り注ぎ始めた。

 

『な、なんですか?この光は』

 

『見てください!シスターアニェーゼ、シスタールチア!』

 

アンジェレネが突然叫びだす。アニェーゼとルチアが周囲を見渡すと光が降り注いだ場所にいた傷ついた部隊のシスターたちの傷が少しずつ癒されていく。

 

『翼兄の嫌みのない癒し薬か』

 

『これはあなたが?』

 

『俺の家族がしたのさ、魔法の力でね』

 

そういうとレジェンドマジレッドは白いレンジャーキー三本を取り出すとアニェーゼに向かい軽く投げる。それをアニェーゼがキャッチする。

 

『これは…』

 

『君たちにあいつらと戦う力を与えるものさ。だけどこれだけは覚えていてほしい…その鍵は溢れんばかりの覚悟と勇気で本来の力を発揮する。その力を使いたければそれを示すことだね。マージ・マジュナ!』

 

そういうとレジェンドマジレッドはどこかへ消えた。

 

 

 

「この鍵がつかえるようになれば私たちもあんな姿で戦うことができるんでしょうか?」

 

ルチアは白いレンジャーキーを眺めながら呟く。そんな彼女の視界の隅をこそこそと動く物体があった。

 

「シスターアンジェレネ!気づいていないと思ったら大間違いですよ!」

 

「ひぇー!」

 

「あらあら」

 

ルチアとアンジェレネの鬼ごっこが今スタートしたのだった。

 

 

 

学園都市・第七学区のとある映画館。

 

[五人揃ってゴレンジャイ!]

 

「だあ~超つまんねえ」

 

「また、ハズレ?」

 

絹旗と滝壺は二人で映画を見ていた。というより二人しか映画館に人影はいなかった。

 

「今日は超当たりに会えません…」

 

「大丈夫。私はそんな絹旗を応援してる」

 

二人はその後も暫く映画を見ていたが当たりに会うことはできず映画館を出た。

 

「すみませんね。いつもなら浜面を超付き合わせるんですけど」

 

「仕方ないよ、バイトだもん」

 

絹旗と滝壺は第七学区のセブンスミストに入る。

 

「新しい服を超買うんですか?」

 

「うん、いいジャージがないかと思ってね」

 

二人は店内を暫く物色していた。すると滝壺が突然腕のモーフィンブレス外すと絹旗に渡す。

 

「ちょっとお手洗いいってくるから持ってて」

 

「いいですよ」

 

滝壺はトイレに向かい、絹旗はベンチに座るとモーフィンブレスを眺める。

 

「私のグローブや麦野たちのベルトもいいけどブレス型も超いいですね…うん?」

 

絹旗がモーフィンブレスの側面を見ているとそこに赤、青、黄の3つのボタンを発見した。どうやら今は黄色が押されているようだ。

 

「なんでしょう?このボタン…」

 

そこに謎のボタンがあれば押したくなるのは必然。絹旗は試しに赤いボタンを押してみた。しかし何も起きない。

 

「あれ…」

 

「ごめん絹旗。待った?」

 

「あ、いえ。はい、これ」

 

絹旗は戻ってきた滝壺にモーフィンブレスを渡す。

 

「滝壺さん、そのボタンなんですけど…」

 

「ボタ…ン!?」

 

突然滝壺が背筋を伸ばして体を動かさなくなる。

 

「滝壺さん?どうしたんですか?エネルギー切れですか?」

 

「ち、違う…あ、あれ…」

 

絹旗が滝壺の見ていた方向を見るとそこには鶏がデザインされたシャツが飾ってあった。

 

「鶏…苦手でしたっけ?」

 

「ち、違う…この感じ…エネルギー切れに近いけど違う…」

 

「とにかくこんなところにいたら目立ちますから、移動させますよ」

 

絹旗は滝壺を持ち上げる。

 

「お、重い?」

 

「絹旗…」

 

「いや、超なんでもないですよ…」

 

絹旗は滝壺をベンチの方に持っていく。暫くして滝壺の体の硬直が解けた。

 

「大丈夫ですか?滝壺さん」

 

「う…うん」

 

「なんで鶏を見て動きが止まったんでしょう?」

 

「やっぱりエネルギー切れに近いな…」

 

「あ!ひょっとすると…」

 

「きゃあああ!」

 

絹旗が何か言おうとした瞬間、外から悲鳴が聞こえる。二人が何事かと外に出ると数体の怪人が人々を襲っていた。

 

「いくよ絹旗!」

 

「はい!」

 

二人は物影に隠れて変身アイテムを構える。

 

[It's morphin time!]

 

「レッツ!モーフィン!」

 

「たぎれ!獣の力!ビーストオン!」

 

二人は変身して怪人たちの前に飛び出す。

 

「日々是精進!心を磨く!オネストハート!ゲキイエロー!」

 

「イエローバス…あれ?」

 

滝壺が変身したのはいつものウサギをモチーフとしたイエローバスターではなく、チーターをモチーフとした赤い戦士だった。

 

「な、なにこれ?」

 

「超赤くなってます?」

 

滝壺の変身した戦士、レッドバスターとゲキイエローはとりあえず怪人たちに向かっていく。紫のタイツに鉄のアーマーを装備したバグラーと呼ばれる怪人たちは二人に襲いかかる。

 

[Transport]

 

「ソウガンブレード!」

 

「ゲキハンマー!」

 

レッドバスターがトランスポッドを押すと短めの剣が右手に現れる。ゲキイエローは鎖鉄球を手に装備してバグラーに向かっていく。

 

「はあああ!」

 

レッドバスターが高速移動しながらソウガンブレードでバグラーを蹴散らす。

 

「この形態ではスピードが速くなるんだ…」

 

「超やりますね!私も!」

 

ゲキイエローはゲキハンマーを振り回す。

 

「ゲキワザ!弾弾丸!」

 

ゲキイエロー

はハンマーでバグラーたちを吹き飛ばす。数分後にはバグラーたちは全滅していた。絹旗と滝壺は変身を解除すると再び歩きだした。

 

「このボタン?」

 

「ええ、赤いの押したら滝壺さんの変身が超赤くになりましたよ」

 

滝壺はモーフィンブレスの3つのボタンを凝視する。

 

「これを押すと変身能力と弱点が変わるのか…」

 

「じゃあ、青いのも超押してみましょう!」

 

滝壺は絹旗の言う通りに青いボタンを押す。しかし何も起こらない。

 

「このボタンはどんな弱点があるんだろ?」

 

「さあ…」

 

「おーい!」

 

二人は呼び掛けに反応し振り向くとそこにはビートチェイサーに乗った浜面がいた。

 

「なにしてんだ?」

 

「特にはなにも…今帰るとこ?」

 

「超いいタイミングです。乗せてください」

 

「おいおい、三人のりは不味いだろ」

 

そんな三人の元に今度はオートバジンに乗った麦野が現れる。

 

「なにしてんの、あんたたち?」

 

「超いいタイミングですよ!」

 

そう言うと絹旗はすぐにオートバジンに乗り込み。滝壺はビートチェイサーに乗り込む。よくみると浜面はコンビニの袋をもっている。

 

「なにその袋?」

 

「あんまん。寒いときにはぴったりだし、エネルギーチャージできるだろ」

 

「なら私が持ってるよ」

 

滝壺はコンビニの袋を腕にかける。そして四人はルームシェアしているマンションに向かう。滝壺のエネルギー切れ問題が発生してから四人はもう一人とルームシェアをしているのだ。

 

「(なんか…体がぽかぽかしてきた…?)」

 

このすぐあとに浜面に悲劇が起こったのは特撮ファンの方々なら分かることだろう…

 

 

 

一度、学園都市から目線を外してとある場所に舞台を移す。そこは眩しいくらいに輝くビルの一室だった。そこで二人の人影が対面して話し合っている。

 

「あの平行宇宙への侵入法をゼロが見つけたそうだ」

 

「本当ですか!?セブン兄さん」

 

「ああ、そこで君にはその平行宇宙の地球の守護を頼みたい」

 

「え…」

 

「今回の任務はおそらく、最大の戦いになるだろう…君の他にも二人、平行宇宙での戦闘経験のあるものを送る。君にはその先見隊としていってもらいたい。ゼロの話ではすでに別次元のウルトラマンが向かったらしい」

 

「…わかりました。行きます」

 

「ありがとう…その地球には君の過去の仲間たちもいるかもしれない…君には辛い思いをさせてしまうかもしれないが…」

 

「行きます…それが僕の、ウルトラマンの使命ですから!」

 

そう言うと人影の一人はビルから飛び立った。セブンと呼ばれた人影はその姿を凝視する。

 

「頼んだぞ…ウルトラマンメビウス」

 

かくしてウルトラマンメビウスは平行宇宙の地球…すなわち上条たちの住む学園都市のある地球に向かったのだった。

 

 

 

舞台は再び学園都市のとある場所。薄暗く木の多い森のような場所。そこにはまるで人型の猫のような怪人が数体とかなりの大きさのカニのような怪人が蠢いていた。怪人たちは街へと進撃を開始しようとするが、その前に1人の男が立ちはだかる。

 

「お前たちが例の怪人だな!どいつもこいつも根性のない顔してるな」

 

バケネコという怪人たちは男に向かい襲いかかる。

 

「すごーいパンチ!」

 

男の手から衝撃波のようなものが発生しバケネコが吹き飛ぶ。バケネコの攻撃を男は空手のような技で受け流す。

 

「使ってみるか…こいつを!」

 

男は右手に鬼の顔がついた音叉のようなものを取り出すと木を叩く。すると音叉が振動し美しい音色を出す。

 

「根性!変身!」

 

男は音叉を額にかざす。すると額に鬼のマークのようなものが出現し、男の体が火に包まれる。

 

「ハア!」

 

男が火を振り払うとそこには鬼のような姿の戦士、仮面ライダ響鬼が立っていた。響鬼は腰の二本の音撃棒・烈火を抜くとバケネコたちに突っ込む。

 

「いくぞ!」

 

二本の音撃棒の先端から炎が吹き上がり剣のような形になる。響鬼は二本の烈火剣でバケネコを斬りまくる。斬られたバケネコたちは炎に包まれながら爆発していく。響鬼がバケネコを全て片付けると今度はバケガニが響鬼に襲いかかる。

 

「デカイカニだな!てこずりそうだ」

 

響鬼はバケガニの爪を軽やかに避けるとジャンプし、木をつかって三角とびの要領でバケガニの背中に立つとベルトの音撃鼓をバケガニの背中にセットする。すると音撃鼓が巨大化し、バケガニの動きが鈍る。

 

「根性火炎連打の型!」

 

響鬼は二本の音撃棒で音撃鼓をリズミカルに叩きまくる。バケガニは苦しみやがて爆発する。響鬼は地面に着地し変身を解く。

 

「怪人たちよ!何人こようとこの仮面ライダー響鬼、削板軍覇が根性で倒し尽くしてやる!」

 

削板は声高らかに宣言すると街のほうに出ていく。数分後…

 

 

「いや、本当にあやしいものではなくて…」

 

「全裸で街中をあるいてる人のどこが怪しくないんですの」

 

「白井さん!この人、あのレベル5ですよ!」

 

「あなた、レベル5として恥ずかしくないんですの?」

 

「いや、本当に気づかなかっただけ…」

 

猥褻物陳列罪で連行されかかる削板の姿がそこにはあった。

 

 




御「今回はとあるで言うところのSSね」

佐「短編集てきなものですね」

初「様々な伏線を追加しましたよ。あの光の巨人の参戦も近いんですかね?」

黒「作者のことだからまた随分時間がかかりますの」

御「彼らの力があれば、戦いがかなりらくになるわ!」

佐「でも…別次元のウルトラマンって、一体…」

初「今回はイエローバスター、ゲキイエロー、仮面ライダー響鬼の紹介ですね」


イエローバスター 変身者 滝壺理后 変身装置 モーフィンブレス 所属戦隊 特命戦隊ゴーバスターズ

ヴァグラスと戦った戦士であり、スパイをモチーフとした戦隊『ゴーバスターズ』の紅一点。高いジャンプ力を持つが、ウィークポイントとして『甘いものを接種しないとエネルギー切れになる』を持つ。また、今作では初期の三人のゴーバスターズにボタンを押し換えて変身することができる。レッドバスターはスピードに優れるが、『鶏を見るとフリーズする』というウィークポイントを持ち、ブルーバスターはパワーに優れるが『腕が熱くなりやがて熱暴走を起こして狂暴になる』というウィークポイントを持つ。

ソウガンブレード&イチガンバスター

双眼鏡にもなる剣とカメラ型の銃。それぞれを合体させるとスペシャルモードになる。

御「浜面は死んだのね…」

黒「かわいそうに…」

佐「今回は何もしてないのに…」

初「タイプを変えられるのは利点でもあり、弱点でもありますね」

御「選ばれた理由はやっぱりウサギだからね」

佐「彼氏持ちはいいですね~」


ゲキイエロー 変身者 絹旗最愛 変身装置 ゲキチェンジャー 所属戦隊 獣拳戦隊ゲキレンジャー

獣拳という拳法を使い戦う戦隊、ゲキレンジャーのこちらも紅一点。激獣チーター拳の使い手であり、強い心を持つ戦士。絹旗の『窒素装甲』は制限がかかっており、一時的に体の周囲に発生させることができる。

ゲキトンファー

ゲキレンジャーの共通武器。バトンやロングバトンにもなる。

ゲキハンマー

鎖鉄球型武器で激獣エレファント拳の神髄といわれる。

瞬瞬弾

チーターのオーラーを敵に飛ばして攻撃する技。


御「レベルによっての制限がかかっているのね」

黒「それでも相性のいい能力ですの」

初「選考基準があまりはっきりしないキャラですね」

佐「とにかく格闘系のキャラにしようとした結果らしいよ」

御「遠距離攻撃もできるから弱点も少ないわね」


仮面ライダー響鬼 変身者 削板軍覇 変身装置 変身音叉・音角

身長 222㎝ 体重 156㎏

魔化魍と呼ばれる怪物と戦う、鬼と呼ばれる音撃戦士の一人で清めの音で怪人を倒す。変身後に着ていた服が消える。

音撃棒・烈火

二本の太鼓のばち型の武器。炎をだして、剣としても使える。

音撃鼓・爆裂火炎鼓改

音撃を敵に与えるための太鼓。敵に張り付けると巨大化する。通常の爆裂火炎鼓と違い使い捨てではない。

音撃打 火炎連打の型

音撃棒で音撃鼓を何度も打ち付けて敵を倒す技。


御「どっちかというとビーストとかゴレンジャーとかのがいいんじゃないの?」

黒「レベル5は全員平成仮面ライダーにするらしいですの」

佐「ならビーストでいいじゃないですか」

初「ビースト登場前に設定ができていたんですって」

御「冷蔵庫さんでもなく一話の人でもなく…」

黒「落ちがこれはひどいですの…」

佐「今回の怪人は魔化魍バケネコ、バケガニですね。王我砲射さんのリクエストです」

御「先週、私が王我さんしかリクエストくれないんじゃないのと発言しようとして言葉を濁したら、王我さんが『それもネタにしていいですよ』と言ってくれたそうよ」

初「いいひとですね。これからもよろしくお願いします」

佐「今作の魔化魍は私たちの力でも倒せます」

御「今日はここまでね。それでは次回予告よ」


激突する怪人対13人の戦士たち。巨大な敵に苦戦する戦士たちの前に新たな巨神が現れる。

次回「巨神乱舞」
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