とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ) 作:マッスーHERO
竜巻サイマ獣トルネデウスを倒したフォーゼたちだったが、新たな怪人、爆発弾サイマ獣ガスガイルが出現し、ダブルは一時戦線離脱を余儀なくされ、フォーゼとシンケンブルーは爆煙に巻き込まれてしまった。
「こんがりロースト二丁の出来上がりだ!」
爆煙の中の二人が動くような気配がないことを感じ取り、ガスガイルは高笑いをする。
「ハハハ!…うん?」
爆煙の中からエンジン音が聞こえることにガスガイルは気づいた。
「奴らめ…バイクで突っ込んでくるつもりか、よし!」
ガスガイルは体をボール状にして、爆煙に突っ込んだ。
「う~ん…」
「ひょうか!よかったんだよ!」
風斬が目を覚ましたのをインデックスは喜ぶ。風斬はゆっくり立ち上がる。
「ひょうか、まだ立っちゃ危ないんだよ」
「大丈夫、はやくいかなきゃ」
そんなことを話していた二人に呼応したのか、ファングメモリがやってきて風斬の手に収まる。風斬はジョーカーメモリをインデックスに渡す。
「行こう!」
「…わかったんだよ。でも無理しないでね」
[Fang][Joker]
「「変身!」」
[Fang Joker]
ハードボイルダーに乗り込んだダブル・ファングジョーカーは戦いに戻る。
爆煙の中からは打撃音が何度かしていたが、やがて一人の影が出てきた。
「うっ…」
その影は…
「奴ら…何をした?」
なんと今まで優位に立っていたガスガイルだった。どうやらかなりのダメージを受けているようだ。まるで…
「エ、エンジン音がまた来る!」
ガスガイルは立ち上がり身構える。彼の傷はまるで車にはねられたような傷だった。
「く、来る!」
「行くぞ!」「喰らうにゃあ!」
爆煙から巨大な青いボディにランプをつけた装甲車と赤いバギーが飛び出し、ガスガイルにタックルを仕掛けた。
「ぐわあ!」
ガスガイルは吹き飛び、ビルに激突する。停車した装甲車のドアが開き中からメガレッドが出てくる。バギーからは見たことがない赤い戦士が降りる。
「な、何者だ?」
「ははは、メガレッド&デジタンク!」
「レッドターボ&ターボアタッカーぜよ!」
あの爆煙の中で何が起こったのか、それを説明するにはまずこの前日のことから離さなければならない。
『実験…?』
『そうやで、上やん』
『私たちの戦隊の能力をどれだけの間、ほかの人に預けることが出来るかについての実験よ』
学校の屋上で上条と土御門は、青髪ピアスと吹寄、姫神にそんな提案をされていた。
『確かにそれがわかれば戦闘中のチェンジも楽になるな』
『そやで、だから上やんには俺の赤と銀の力を渡しとくで』
青髪ピアスのデジタイザーから赤と銀の光が飛び出し、上条のフォーゼドライバーに宿る。
『私は赤の力を土御門に』
吹寄はターボブレスから赤い光を土御門のショドウフォンに転送する。
『でもさ、俺は解るけど…なんでもう一人は土御門なんだ?ライダーなら姫神だろ』
『あんたたちの怪人とのエンカウント率はヤバイからね』
『おいおい…』
『それにシンケンジャーには遠距離武器が少ないし、姫神さんの単独戦闘はほとんどないでしょ』
『なるほどね…』
こんなやり取りが前日にされていた。そしてあの爆煙のなかで…
『か、上やん!大丈夫か?』
『ああ、何とか…でもこのままじゃ…』
フォーゼ・マグネットステイツは地面に伏せながら爆発に耐えていた。
『俺もこの爆発のなかでは、モジカラで防壁を作ることも出来ないぜよ』
『どうすれば…そうだ!インストール!』
フォーゼはドライバーをデジタイザーに変換し、メガレッドに変身する。
『この状況を打破できる装備は…これだデジタンク!』
メガレッドはデジタンクと呼ばれる装甲車を呼び出し、シンケンブルーと共にその中に飛び込んで爆発から身を守っていたのだ。その後、シンケンブルーは外に出て、レッドターボに変身し、ターボアタッカーを呼び出して爆煙のながでガスガイルが来るのを待っていたのだ。
「車二台で敵をはねる…それでもヒーローか!?」
「これはテレビじゃない、ほんとの戦いなんだから何使おうといいぜよ」
「昔戦った敵は圧殺っていって車を出してたけどな」
二人はガスガイルの暴言を気にせずにメガスナイパーとターボレーザーでガスガイルを攻撃する。
「グォ!」
「一気に行くぞ、上やん!GTソード!」
「おう!ドリルセイバー!」
二人はガスガイルとの距離を詰める。しかしガスガイルは手からガスを出すと自分の至近距離で爆発を起こす。
「うわぁ!」
「自爆か?」
「なわけないだろぉ!」
ガスガイルは触手のようなものを体からだし、メガレッドのドリルセイバーとレッドターボのターボレーザーとGTソードをはたきおとし、二人を縛り上げる。
「ぬ…」
「動けない…」
「これで終わりだ!」
今度はガスガイルが二人との距離を詰めていく。その時…
[Fang Maximum Drive]
「[ライディングファングストライザー!]」
「な!?ぐわぁ!」
高速で走っていたハードボイルダーからダブルが飛び出し、必殺のファングストライザーがガスガイルに炸裂する。ガスガイルは辛うじて直撃は避けるが少なくないダメージを受ける。その隙に、二人は触手を振り払う。
「助かったぜ、インデックス、風斬」
「止めをさすぜよ!」
ダメージを受けたガスガイルは体をふらつかせながらも両手から大量の爆発ガスを噴出する。
「こうなれば…この命を捨ててでも…貴様らを倒す!」
[往生際が悪いんだよ!ひょうか!近づけないならこれなんだよ!]
[Trigger]
ダブルはトリガーメモリを取りだし、ファングメモリを一時変形させてジョーカーメモリを取りだすと代わりにセットする。
[Fang Trigger]
バックルが開くと同時にダブルの左側が黒から青へ変わる。更に胸には白いトリガーマグナムが現れ、ダブル・ファングトリガーが誕生する。ダブルがトリガーマグナムを構えると、メガレッドはドリルスナイパーカスタムを、レッドターボはターボレーザーを構える。
「うぉぉぉ!」
ガスガイルは体に爆発ガスを纏いながら突っ込んでくる。メガレッドは腕のバトルライザーの03ボタンを押し、ドリルスナイパーカスタムにエネルギーを充填し、ダブルはファングメモリのホーンを三回押す。
[Fang Maximum Drive]
「[さあ、あなたの罪を数えてください(るんだよ)!]」
三つの銃口がガスガイルを捕らえた。
「ドリルスナイパーカスタム!03モード!シュート!」
「ファングスティンガー!」
「ターボレーザー!シングルプラズマシュート!」
まずドリルスナイパーカスタムから発射された普段より強力な光弾がガスガイルに着弾し、次にターボレーザーから発射されたエネルギー光球とトリガーマグナムから発射された巨大な牙のような弾丸が着弾する。
「ぐおお!だが…貴様らも…」
「そうはいかない!」
[Aero Gyro On]
[Aero Gyro Limit Break]
メガレッドから再び姿を戻したフォーゼは左腕にヘリコプターのジャイロのようなジャイロモジュールと左足に掃除機のような形のエアロモジュールを出現させ、ベルトのレバーを引く。高速回転するジャイロモジュールをフォーゼは前につき出し、左足のエアロモジュールから巨大な空気の玉を発射する。ガスガイルが最後の悪あがきのためにだしたガスが吹き飛ばされ、爆発は三人に襲いかかることはなかった。ガスガイルの破片のなかから例のカードが恐竜グリードの元へ戻っていく。
「今日はこのくらいでしょう…」
恐竜グリードは銀色のオーロラに入り、消えた。
戦いが終わったあと上条と土御門は寮の近くの公園にいた。
「上やんの言いたいことはわかったぜよ」
「すまないな、俺も変なこといってるのはわかってるけどさ…」
上条は先程の健太とのやりとりや自分の感じた違和感を土御門に話したのだった。
「なに、上やんのこういうときの勘はたしかにゃあ」
「でも、あの人が悪い人なはどうしても思えないんだよな…」
「…わかったぜよ。もう変な詮索はしないぜよ」
「ほんとに悪いな…おっとそろそろ晩飯の準備をしないとインデックスが怒り出す…じゃあな」
上条はそう言うと寮へと戻っていった。一人のこされた土御門は公園のベンチに座る。
「(上やんがあそこまで言うなら悪いやつではないのかもしれない…が、やっぱり油断ならない相手だ…伊達健太)」
土御門がこう結論づけたのには理由があった。それは上条が感じたあの違和感の正体でもあった。
「(88の奇跡…かつてスペースプレーン、オリオン号の事故で乗客88名が無事に生還したことからそう呼ばれている…)」
その石碑にはいまでも訪れる人は少なくない…伊達健太もその一人と考えることは出来なくもない。
「(だが…問題なのは何故…)」
何故、上条は違和感を感じたのか?その理由は簡単である。伊達健太がした行動にこそ答えがあった。
「(何故、花を供えたのか…)」
普通ならおかしい…でも自分達にはおかしくない…だから上条にはその行為が明確な疑問ではなく違和感としてのこったのだ。
「(オリオン号事件は奇跡…つまり美談として語られている…)」
しかし彼らは知っている、オリオン号にはたった一人だが犠牲者がいたのだ。だからこそ花を供えるのは正しい。
「(だけど、なぜそれを伊達健太がしっていたか…)」
だがこの生存者のことは一般には知られていない。ではなぜ伊達健太はそれを知っていたか…。
「(伊達健太のバックには少なくともその事実を知っている連中がついてるということなのか?だとしたら…)」
冷たい風が土御門の髪を揺らす。
「(何か…起きる前振りじゃなければいいが…)」
ごぽごぽと緑色の液体が気泡を出しながら沸騰し、大量の試験官が並ぶ薄暗い研究室のような場所にドクターヒネラーが座っていた。彼の後ろに赤いボディの怪人が近づく。
「ドクターヒネラー。シボレナはどこへ?」
「なにやら調べているようだ…」
ドクターヒネラーは立ち上がり、怪人のほうへ体を向ける。
「…ユガンデよ。まがい物のメガレンジャー…叩き潰そうと思っている」
「ハッ!必ずしや、私一人の手で…」
「いや、奴らは意外に手ごわい。今作っているサイコネジラーを連れていくとよい」
「しかし…」
「私はお前の身を案じて言っているのだ…わが息子よ」
「ドクターヒネラー…」
その時ドクターヒネラーの後ろの生体ポッドが開いた。
「完成したか…アンコウネジラー!」
今、上条達に最大の危機が迫っていた…
御「ウルトラマンギンガの情報もかなり出てきたわね」
黒「最初の変身はブラックキング…」
初「次はツインテールですね」
佐「さすがにそれはないでしょ…」
御「これは登場させたいと作者も思っているみたいよ」
黒「さて今日の怪人紹介ですの」
竜巻サイマ獣 トルネデウス&爆発弾サイマ獣 ガスガイル
救急戦隊ゴーゴーファイブ2・3話に登場した。ガスガイルは一時的とはいえ、ゴーイエローを戦闘不能に追い込んだ。
初「今回は小型ビークルが活躍しましたね」
佐「私たちも活用しないと…」
御「二人は専用ビークルないわよ…」
黒「確かに…」
御「最近アイテムの人気がウナギのぼりね…」
黒「お姉さまの方が100倍魅了的ですの!」
佐「アニメは学芸都市までですかね?」
初「早く上条×一方…みたいな」
御・黒・佐「…」
御「…あぶな!ダブルの新フォーム、ド忘れしてた!」
黒「投降ぎりぎりで気づきましたの…」
仮面ライダーダブル ファングトリガー
今作のオリジナルフォーム。過去の解説で佐天が言っていた通り、今作のファングは暴走の危険がないためジョーカーメモリを使用する必要がないため使用できた。ファングメモリのタクティカルホーンをはじく回数でファングジョーカーと同様に能力を発揮する。今回は使用しなかったが、一回で『ソードファング』という銃剣のような形態にトリガーマグナムを変化させ、二回で『バレットファング』という牙のような形の弾丸を発射する。
武装『トリガーマグナム』
専用の白いトリガーマグナム。通常とは違い、最初から必殺技モードとなっているが、変形させてメモリを差し込むこともできる。通常より弾速と貫通性に優れる。
必殺技『ファングスティンガー』
トリガーマグナムから巨大な牙型の弾丸を発射する。
次回予告
学園都市に迫る極悪宇宙犯罪者。今こそエマージェンシー!特捜戦隊!
『スペシャルポリス・スペシャルチーム』