とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ) 作:マッスーHERO
急ピッチなので誤字も多いかもしれませんがどうぞよろしく。
鮮血がゴーカイイエローのスーツを染めていく。
「…なに?」
バスコの目にはスーツを緑色に、つまり己の血の色に染めたゴーカイイエローが写っていた。
「ど、どういう…」
バスコは慌てて自分の体を見る。体からはどんどん血が流れ出し、ゴーカイイエローだけでなく地面も緑に染まっていく。
「く、くそ!」
バスコは狼狽しつつ後ろへと下がっていく。すると突然茶色い蛇のようなものがバスコをからめとった。
「な、なんだ!?なんだこれは!?」
「…ふふ。あなたもそんな子供みたいになるときあるんですね。弟思い出しますよ」
[ファイナルウェーブ!]
「ゴーカイブラスト!」
ゴーカイイエローの必殺技がバスコに直撃する。先ほどの攻撃の直撃すら避けたバスコだったが、いつもよりも強い爆発に巻き込まれダメージを負う。
「ぐう…」
さすがのバスコもそのダメージの前によろめき膝をつく。
「これで公認がもらえそうね佐天さん」
「いえいえ私一人の力じゃありませんから」
バスコの背の方から放たれる声にこたえるゴーカイイエロー。バスコが後ろを見るとそこにはオーズ・ガタウバコンボをはじめとする七人の戦士が立っていた。
「お前らは…足止めしてたはずだ」
「あんたみたいのと戦うんだから奥の手は多い方がいいでしょ」
第七学区の病院ではダークチェンジマンと四人のバースMPが戦っていた。
「本来はお姉さまたちが敗北した後の最終防衛ラインとして待機していましたがこんな奴ら相手なら私たちだけで十分ですとミサカは自信満々に答えます」
[カッターウイング]
MPRが飛行し、ドラゴンアタックの体制に入っていたダークチェンジドラゴンを吹き飛ばす。
「あなたは最初から佐天さんの思惑通りにここへ誘い込まれたのよ」
「なに…」
「あの時、佐天さんの投げた手裏剣にこの場所のメモと作戦が書かれていたのよ」
「固法先輩のおかげです。前に私たちがうまく戦える場所を場所をいろいろ教えてくれましたから」
「だけど…どうやって…」
その時、バスコは気づいたのだ。自分の体に大量のきらきらした粉がついていることに。
「これは…砂鉄?」
「わすれたの?私が何をつかさどる能力者か」
「…そういうことか」
バスコは彼女たちの作戦のすべてを悟った。あの時、ニンジャレッドの状態のゴーカイイエローは分け身の術で三人に分身し、ギンガレッドと黒騎士がバスコを追撃した。その隙に残っていたニンジャレッドは周りの金属を削って粉末状にし、そして二階から粉末状の金属をバスコにかけていたのだ。そして金属は御坂の能力で磁力操作され、チェーンーの要領でバスコの体を切り裂いたのだ。
「レッドスライサーは俺に疑われないためのフェイク…さっきの蛇みたいなのはギンガレッドと黒騎士が壊したパイプからあふれた燃料を…」
「私の能力で操作してあなたにまとわりつかせたんですわ」
チェンジマーメイド=湾内の能力はレベル3の『水流操作』であり、その能力で燃料を敵に纏わりつかせたのである。
「あんたはどんな攻撃も馬鹿みたいに防御している訳じゃないわ、さっきの三位一体攻撃も直撃を避けて傷をできるだけ少なくしていたのよ」
「だったら湾内さんの能力で絶対に避けられなくするしかないですからね」
七人がゴーカイイエローのもとに集まる。
「なるほど…所詮は無能力者…能力者の助けを借りないと何もできないわけか」
「そうかもしれませんね。でも人は一人じゃ何もできないものですよ」
「私たち一人ひとりではできないことでもみんなとならやれる。今回は私たちの力を佐天さんがまとめてくれたのよ」
「それこそ佐天さんの大いなる力ですよ。かつてゴーカイジャーが様々な戦隊の大いなる力を得て戦ったように」
オーズとボウケンピンクの言葉がバスコに響く。バスコの心によぎるのはかつて彼と戦った戦士たち。
「今の私は無能力者の佐天涙子じゃありません。この学園都市の230万人の一人でありこの街を守ろうとするものの一人です!」
『今の俺は赤き海賊団じゃねえ!』
ゴーカイイエロー=佐天涙子とゴーカイレッドとしてバスコと戦ったライバルの姿がバスコにはダブって見える。
「私たちやこの街を生きる正しき人たちの夢を邪魔するものは、誰であろうと潰します!」
『俺達ゴーカイジャーの夢を邪魔するもんは、誰であろうとぶっ潰す!』
「それがあなただろうと、誰だろうとも!」
『てめえだろうが、ザンギャックだろうが、アカレッドだろうがな!』
「…マベちゃん」
バスコの目には完全にキャプテンマーベラスと佐天涙子が完全に重なって見えた。
「みなさん、決着をつけましょう!」
ゴーカイイエローのモバイレーツから四色の光が放たれ、オーズたちの変身アイテムに吸収される。
『豪快チェンジ!』
[ゴーカイジャー!]
「海賊戦隊!」
『ゴーカイジャー!』
ゴーカイジャーとホワイトスワン・チェンジマーメイド・ピンクフラッシュが並び立つ。
「ド派手にいきますよ!」
ゴーカイイエローが一歩前に出て、イエローフラッシュキーを取り出す。
「豪快チェンジ!」
[フラッシュマン!]
「行きますよ、泡浮さん!プリズムバトン!」
「はい!プリズムブーツ!」
ピンクフラッシュがプリズムブーツをはいて空中で浮遊し、その上に乗ったイエローフラッシュがプリズムバトンをクロスする。
「「デュエットスーパーブリザード!」」
「ぬう!」
プリズムバトンから放たれた吹雪がバスコを襲う。さらにイエローフラッシュはジャンプして今度はチェンジマーメイドの横に降り立つ。
「次はこれ!豪快チェンジ!」
[チェンジマン!]
「「チェンジソード!ダブルハリケーンソード!」」
「のわ!」
チェンジマーメイドとフェニックスがジャンプして背中合わせになり、回転しながらチェンジソード・銃モードを連射する。
「佐天さん!肩使ってください!」
「ありがとう泡浮さん!豪快チェンジ!」
[ジェットマン]
チェンジフェニックスからブルースワローに豪快チェンジした佐天はチェンジマーメイドの肩を踏み台にして大きく飛翔する。その上空ではすでにホワイトスワンが待っていた。二人は手をつなぎバスコに向けて急降下する。
「行きますわよ!」
「ええ!」
「「ジェットダブルキック!」」
二人のダブルキックがバスコに直撃し、バスコが吹き飛ばされる。ブルースワンがゴーカイグリーン(春上)の横に降り立つ。
「私たちはどうするの?佐天さん」
「新しいレンジャーキーを使うんですよ」
ゴーカイイエローに戻り、グリーンとともにベルトのバックルからレンジャーキーを取り出す。
「「豪快チェンジ!」」
[[マスクマン!]]
二人の姿が変わり、ゴーカイイエローは光戦隊マスクマンのレッドマスクに、グリーンは緑色の戦士に変身する。
「レッドマスク!」
「X1マスク!」
「「メディテーション!」」
レッドマスクとX1マスクが印を組むと右手にオーラパワーが纏わる。
「「ダブルゴットハンド!」」
「ぐおお!」
立ち上がったバスコに二人の右正拳突きが決まる。さらに今度はレッドマスクとゴーカイブルー(黒子)が並び立つ。
「佐天さん、このレンジャ-キーはどうやって手に入れたんですの?」
「それは後でいいじゃないですか、行きますよ白井さん!」
「「豪快チェンジ!」」
[サンバルカン!]
豪快チェンジとともに二人バルイーグルが並び立ち、佐天版イーグルは剣を構える。
「はあ!飛羽返し!」
「イーグルウイングですの!」
二人のバルイーグルの同時攻撃がバスコに追い打ちをかける。
「次は初春!」
「はい!」
「豪快チェンジ!」
[ゴーバスターズ!]
バルイーグルからゴーカイイエローに戻り、ピンクとともに再度豪快チェンジする。
「いくよ、初春!」
「一気に決めましょう!」
イエローはビートバスターに、ピンクはイエローバスターにチェンジして、ドライブレードとソウガンブレードを構える二人。
[It's time for beet attack!]
[It's time for buster!]
「「はあ!」」
二人の斬撃がバスコを切り裂き、跪かせる。
「これで…最後です!」
「最後は私よ!」
ゴーカイレッドとイエローが並び、レンジャーキーを取り出す。
「「豪快チェンジ!」」
[[キョウリュウジャー!]]
ゴーカイレッドがキョウリュウゴールドに、イエロ-はキョウリュウピンクにチェンジする。
「荒れますよ!止めてみてください!ブレイブイン!」
[ガブリンチョ!ドリケラ!]
「アームドオン!」
[メッチャムーチョ!]
「天怒りて、悪を斬るわ!ザンダーサンダー!トリプルブレイブイン!」
キョウリュウピンクが獣電池をガブリボルバーにセットし、右腕でリボルバーを回転させて追加武装『ドリケランス』を装備し、ゴールドはザンダーサンダーという剣に獣電池を三本装填する。
「「獣電ブレイブフィニッシュ!」」
まずピンクがドリケランスでバスコを突き刺す。
「雷電残光!」
最後にゴールドの雷撃を纏った斬撃がバスコを切り裂いた。
「ぐ、ぐわあああ!」
さすがのバスコも耐えきれずに爆発した。それを無言で見つめる八人。
「やったのかしら…」
「…残念ですけど…」
ゴーカイレッドとイエローが残念そうに炎を見つめる。やがて炎が四方八方に吹き飛び中からボロボロになったバスコが現れた。
「やっぱり…」
「しぶといわね!」
「あいにく…頑丈に…できてるもんでね…」
八人も臨戦態勢をとろうとするが、先ほどまでの戦いでの疲れからか一人、また一人と倒れる。なんとかサーベルを杖代わりにイエローだけが倒れずにいるが、戦闘できる状況ではない。バスコはカリブレードを手にゆっくりと近づき、カリブレードをイエローの首に当てる。
「…なぜ、恐れない?今までの君なら無様に命をつなげようとしたはずだ」
「…わかりません。ただ、この力を受け取ったものの責任を果たそうとしているだけだと思います」
「責任ねえ…そんなたいそうな力じゃないよ。君、名前はたしか…」
「佐天…涙子です」
「涙子ちゃんか…覚えとくよ」
バスコはカリブレードをしまい、そして何かを落としながら銀色のオーロラを発生させて消えた。あとに残ったゴーカイイエローは佐天の姿に戻りながら倒れた。地面には彼が落としたと思われるラッパラッターが輝いていた。
数日後、佐天は星川と屋上のベンチに座っていた。前日の夜に星川たちは彼女たちにすべてを話して、彼女たちに戦い続ける意志があるかを尋ねており、今日の昼にその答えを聞く約束だったが佐天はそれよりもだいぶ早くに星川と話がしたいと誘ったのだった。
「先生ですよね、あの箱にレンジャーキーをいれて持ってきてくれたのは?」
「ああ。君たちになら使いこなせると思ってね」
「ありがとうございました。おかげ助かりました」
「…なあ、佐天。今日何人が戦い続けるといってくれると思う?」
「…きっと、みんな言ってくれますよ」
「なぜだ?」
「だって…」
佐天は少し笑い、星川を見る。
「みんな友達思いでこの街を愛してますから」
こうして超電磁砲ガールズの戦いはひとまず幕を閉じた。だが…
「ふふふ、たのしいことになりそうね御坂さん☆」
バスコと戦った廃工場でラッパラッターを持ちながら少女は笑った。
そして宇宙では…
「あれが、この世界の地球…リュウさん、テッペイさん…僕は耐えられるだろうか…」
この後、始まった戦いが彼女たちの大切な友を失うことになるとは、どれも思っていなかった
伝説の戦士 超電磁砲編 完
御「ついに超電磁編完結よ!」
黒「次の新章に向けてしっかり準備しておきませんと」
佐「長く続いてしまった私のシリーズもようやく終わりましたね」
初「いいなあ、私のストーリーもやってほしいなあ…」
御「さて、今回は佐天さんの新レンジャーキーを紹介するわよ!」
新レンジャーキー
星川の持ってきた箱に入っていたレンジャーキー。
原典の200本以外のもので、こんかいのX1マスクのような番外戦士やバルイーグルのような複数いる戦士のもの、キョウリュウジャーのようなゴーカイジャー以降の新戦隊のものがある。
黒「X1マスクのゴットハンドはオリジナルなので原典では使用してませんの」
佐「今後の戦いでもガンガン使いたいですね!」
初「…わたしはメ…」
佐・御・黒「させるか!」
ドカ!バキ!
初「グエ…」
御「…さ、さてと…いよいよ次回はこの小説のこの章の最終回ね」
佐「は、はい!はい!」
黒「では、次回予告をどうぞですの!」
次回予告
伊達健太からついにすべての真実が開かされる。TPCとは何なのか?ヒーローの力とはなんなのか?
そして彼らの選択は?
「迷うぜ!究極の選択」