とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ) 作:マッスーHERO
それから今回のタイトルの『、』も実はちゃんと意味があります。
フォーゼとシンケンブルーは第一三学区に現れた怪人『サソリネジラー』と戦う。取り巻きのクネクネを蹴散らした二人だったが、次に彼らを襲ったのはなんと子供たちだった。子供たちにまとわりつかれて攻撃できない二人は一方的にサソリネジラーの攻撃を受けてしまった。
「この子たち、どうやら操られているようぜよ」
「なら…右手で!」
フォーゼの右手が子供の肩をなでるが子供は相変わらず生気のない顔をしている。
「だめか…」
「いや、どこかに操るための何かがあるかもしれないにゃあ!それを探すぜよ!」
シンケンブルーの言葉を受けて、フォーゼが子供たちの体を観察し始める。しかしサソリネジラーの攻撃の激しさのせいでうまくいかない。
「このままじゃ、それを見つけるよりも先にお陀仏だ!」
「確かに…」
「そろそろとどめといくかな」
サソリネジラーの右腕に巨大な光弾が発生し、フォーゼとシンケンブルーに標準を合わせる。これが着弾すれば二人も子供たちもひとたまりもないだろう。二人は何としても子供たちを引きはがそうとするが、間に合いそうにない。その時…
「きたれ!十二使徒のひとつ、徴税束にして魔術師を打ち滅ぼす卑賤なるしもべよ!」
「はああ!」
二人の後ろから複数の羽のはえた金貨袋と大きな車輪がサソリネジラーに向かい飛んできた。サソリネジラーはそれを避けるために光弾を消滅させて、横に跳ぶ。
「万物照応、五大の素の第五、平和と秩序の象徴、司教杖を展開、 偶像の一、 神の子と十字架の法則に従い、異なる物と異なる者を接続せよ!」
しかし横にとんだサソリネジラーを強い衝撃が襲い、遠くへ吹き飛ばした。二人が後ろを見るとそこには蓮の杖〈ロータスワンド〉を構えるアニェーゼとルチア、アンジェレネが立っていた。
「お前ら!危ないぞ、逃げろ!」
「そんな心配をする前にはええとこ、子供たちを操っているものを見つけちまったらどうですか?」
アニェーゼの痛烈な一言にフォーゼはぐうの音もでない。そんななか、サソリネジラーが怒りに燃えながら立ち上がりアニェーゼたちに向かい突撃していく。それをみた三人は臨戦体制をとった。
「私たちが時間を稼ぎますから!はええとこ子供たちを元に戻しちまってください!」
サソリネジラーの尾のような左手を蓮の杖で受け止めるアニェーゼ。右手から光弾を発射してアニェーゼを攻撃しようとするサソリネジラーだが、アンジェレネの操る硬貨袋に妨害される。更にルチアがサソリネジラーの背中に向けて、再構築した車輪を投げつけて爆発させる。サソリネジラーが突然のダメージに驚いた隙にアニェーゼが距離をとって蓮の杖を思いきり地面に叩きつける。魔術により凄まじい衝撃が発生し、サソリネジラーが近くの建物に叩きつけられる。
「やりましたね」
「シスタールチア、それフラグっていうんじゃ…」
アンジェレネの予感通り、建物から光弾が発射され三人の近くに着弾し、爆風で三人は吹き飛ばされる。建物から無傷の状態で出てきたサソリネジラーは近くに倒れていたアニェーゼの首を右手で掴み、持ち上げる。
「くっ…」
「こんな力では時間稼ぎもできんな!」
そう言いながら笑うサソリネジラー。しかしアニェーゼは苦しそうにしながらも笑みを浮かべる。
「何がおかしい?」
「狙ってこういうことをするのは…あまりいい作戦とは言えませんが…今回は大成功となっちまったみたいですよ!」
その時、アニェーゼのポケットから光が放たれ、サソリネジラーが吹き飛ばされた。アニェーゼがポケットから光輝くレンジャーキーを取り出す。ルチアとアンジェレネも立ち上がり、ポケットから光輝くレンジャーキーを取り出した。
「最初から狙いはレンジャーキーの覚醒にあったのか!?」
レンジャーキーの光が三人を包み込み、その光が止むとそこにはピンク、銀、白に着色されたレンジャーキーを持った三人が立っていた。
「確かに…頂きましたよ」
「変身する前に叩き潰してやる!」
サソリネジラーの光弾が三人に向けて発射される。
「そうはいくか!」
[Shield On]
飛んできた光弾を間に入ったフォーゼがシールドモジュールで弾く。
「な、なに!?」
「たく、見つけるのに苦労したぜ…あんな小さい針」
周りにはすでに子供たちの姿はない。フォーゼとシンケンブルーが子供たちを操っていた小さな針を幻想殺しで破壊したためだった。遅れて子供たちを避難させていたシンケンブルーもやってくる。
「ちっ、役立たずどもが…」
「子供たちを操り…命を弄ぶ…絶対に許せねえ!そんなお前の幻想は粉々にぶち殺してやる!」
「いきますよ!シスタールチア、シスターアンジェレネ!」
「「はい!」」
三人のレンジャーキーが眩く光、変身アイテムへと変化する。アニェーゼとアンジェレネのレンジャーキーは金色の携帯に変わり、ルチアのレンジャーキーは飛行機の操縦桿のような形のものへと変わった。
「天空聖者よ!我に魔法の力を!魔法変身!マージ・マジ・マジーロ!」
アニェーゼが携帯電話型変身装置『マージフォン』に106と打ち込む。マージフォンが変形し、アニェーゼがそれを天に掲げると上空から魔方陣が彼女の体を通過し、体にピンク色のスーツが装着される。最後にメットが装着され、変身が完了する。
「ガオアクセス!」
次にアンジェレネがこちらも携帯電話型変身装置である『Gフォン』を開き、ボタンを押す。するとGフォンが虎のような形に変形し、そこからさらに戦士の姿に変形する。
「サモン!スピリット・オブ・ジ・アース!」
そのGフォンが白いスーツとなりアンジェレネの体に装着され、最後に虎型のメットがセットされ変身が完了する。
「チェンジソウル!セット!」
最後にルチアが操縦桿型変身装置『ウイングトリガー』に四角いパーツを装填する。
「レッツ!ゴー・オン!」
ルチアがウイングトリガーの赤いボタンを押すと体に銀色のスーツが装着される。
「メットオン!」
最後にルチアが両手を上に掲げると銀色のメットが現れる。ルチアはそのメットを自らの手で装着した。
「マジピンク!」
「ガオホワイト!」
「ゴーオンシルバー!」
変身した三人とフォーゼ、シンケンブルーがサソリネジラーに立ちはだかる。
「まとめて吹き飛ばしてやる!」
サソリネジラーの光弾が五人に向けて発射される。しかしマジピンクが1人前に出るとマジスティックという杖を構える。
「ジンガ・マジュナ!マジカルカーテン!」
過去にゴーカイイエローも使用したマジカルカーテンを発生させ光弾を弾く。さらにマジカルカーテンが消滅した瞬間、マジピンクを除く四人がサソリネジラーに突っ込む。
「ロケットダガー!」
「獣皇剣!」
ゴーオンシルバーとガオホワイトが短剣型武器でサソリネジラーを切りつける。しかしサソリネジラーは尾型の右腕でそれを防ぐ。
「そのていどか?」
「それはこっちのセリフだ!」
[Chainsaw]
[Chainsaw On]
[Chainsaw Limitbreak]
「ライダーチェーンソースラッシュ!」
二人の間からサソリネジラーに飛びかかったフォーゼのチェーンソーモジュールの一閃がサソリネジラーの右腕を切り裂く。
「グォォォ!」
「土御門!決めろ!」
「おう!明鏡止水!」
シンケンブルーの必殺技がサソリネジラーを後方へ引き飛ばす。その隙に五人が一ヶ所集まる。
「あれでいっちまいしょう!シスターアンジェレネ!」
「はい!」
ガオホワイトがGフォンから四色の光を放出する。その光がほかの四人の戦士の変身アイテムに吸収されると、ほかの変身アイテムをGフォンへと変える。
「「「「ガオアクセス!サモン!スピリット・オブ・ジ・アース!」」」」
Gフォンを使い、フォーゼはガオレッドへ、シンケンブルーはガオイエローへ、マジピンクはガオブルーへ、ゴーオンシルバーはガオブラックへと変身した。
「麗しの白虎!ガオホワイト!」
「灼熱の獅子!ガオレッド!」
「孤高の荒鷲!ガオイエロー!」
「怒涛の鮫!ガオブルー!」
「鋼の猛牛!ガオブラック!」
「命あるところ、正義の雄たけびあり!百獣戦隊!」
『ガオレンジャー!』
名乗りを終わらせた五人はサソリネジラーに向かっていく。
「タイガーバトン!」
「バイソンアックス!」
「シャークカッター!」
破邪の爪と呼ばれる個人武器を手にしたホワイト、ブラック、ブルーの三人の連続攻撃がサソリネジラーを襲う。さらに三人が肩を組み、それをレッドとイエローが踏み台にして飛び上がる。二人の腕にはライオン型の手甲と鍔が鷲の形の剣が装備されている。
「ライオンファング!ブレイジングファイヤー!」
「イーグルソード!ノーブルスラッシュ!」
「ぐわあああ!」
二人の必殺攻撃を受けてサソリネジラーが上空へ舞い上がる。その隙にホワイト中心に個人武器を合体させて巨大な剣を作り出す。
「破邪百獣剣!」
ホワイトが破邪百獣剣を構え、ほかの四人がホワイトを支える。
「邪気退散!」
ホワイトが破邪百獣剣で円を描き、上段に構えると落下してくるサソリネジラーに向けて振る。すると剣先から巨大な刃が伸び、サソリネジラーを真っ二つに切り裂いた。
「があああああああああ!」
爆発四散するサソリネジラーを見つめながらガオホワイトはゆっくりと破邪百獣剣を地面に下した。
[があああああああああ!]
爆発四散するサソリネジラーの姿をスクリーン越しに二人の女性が見ていた。
「くう!くやしいねえ!こんなに簡単にドクターヒネラーから借りた怪人が敗れるとは…」
「まあいいじゃないの魔女バンドーラ。子供たちの生体エネルギーは集まったんだろう?」
「それはそうだけどね、へドリアン女王…」
「これであの剣の完成に一歩近づいたじゃないか」
「…たしかにそうだね。ふふふ」
二人の女性は高笑いをしながらスクリーンの反対側の生体ポッドを見る。その中にはきもの姿の男が入っていた。
「「ふふふ早く目覚めてよ…腑破十臓」」
恐ろしい計画が確かに進んでいた。
続く
御「ずいぶん時間がかかったわね」
黒「次回はちゃんと更新するんでしょうね?」
佐「なんかピリピリしてるね、あの二人…」
初「早いとこ今日の紹介しちゃいましょう」
マジピンク 変身者 アニェーゼ=サンクティス 変身装置 マージフォン 所属戦隊 魔法戦隊マジレンジャー
29代スーパー戦隊であり、変身口上が歴代で一番長いスーパー戦隊。
様々な魔法を使用して戦う戦士。
共通装備は『マジスティック』と呼ばれる杖で剣や斧などに変形させることもできる。
ピンクは特に変身魔法を得意としており、アニェーゼ本来の座標攻撃とともに相手を翻弄する。
必殺技は『ピンクストーム』強烈な突風を発生させる。
ゴーオンシルバー 変身者 シスタールチア 変身装置 ウイングトリガー 所属戦隊 炎神戦隊ゴーオンジャー
32代スーパー戦隊であり、事実上最後のフィルム撮影作品。
共通装備は『ロケットダガー』(ロケットブースターという名称もある)と『マンタンガン』(本来の装備ではないが今作では装備されている)
シルバーには専用装備はないが、他のゴーオンジャーの装備が使用できる。
ロケットダガーでの飛行戦法やゴローダーGTを使用した魔術攻撃を得意とする。
必殺技は『フリージングダガー』ロケットダガーの三つあるスイッチの2番目を押して刃から冷気を発射する。
ガオホワイト 変身者 シスタールチア 変身装置 Gフォン 所属戦隊 百獣戦隊ガオレンジャー
25代スーパー戦隊であり、劇場版の制作が再開されたきっかけを作った戦隊。
共通装備は獣皇剣と呼ばれる短剣で光線発射可能など様々な機能を持つ。
個別装備は『タイガーバトン』で両端の飾りが虎の顔を模している棍棒。
必殺技は先端にエネルギーを充填して敵を突く『ベルクライシス』と十文字を描くように敵を斬る『白虎十文字斬り』
スーツには爪が装備されており敵への攻撃も可能。
今作では『ガオの宝珠』と呼ばれる宝玉を魔術で操作して攻撃ができる。
破邪百獣剣
ガオレンジャーの合体武器。
戦隊の武器では珍しい剣型の合体武器で『邪気退散』の掛け声とともにガオソウルと呼ばれるエネルギーで刃を伸ばして敵を切り裂く。
サソリネジラー
元ネタはメガレンジャーのサソリネジレ。
今回のものはパワーアップされており、右手から光弾と尾形の左手から発射される、毒針で子供たちを操った。元ネタの光線ではなく毒針になっているのは子供たちからあるものを奪うためである。
御「で、なんで更新がおくれたの?」
黒「ちゃんと話してもらいますの。感想欄の更新もほっといて」
初「それについて作者がLINEで送ってきました」
佐「LINEって…」
初「ええっと『重ね重ね読者のみなさんには申し訳なく思っています。長く更新ができなかった理由についてですが、今回の話のネタがあまりできていなくかわりに次の話のネタばかり頭に浮かんでしまいなかなかこの話を完成できなかったためであることや夏休み中で生活バランスが崩れて書く時間が作れませんでした』とあります」
御「せめてなんか予定があったとかないのかしら…」
黒「法事だろうと資格取得だろうとちゃんとペースを守ってたのに…言い訳以外のなにものでもないですの」
佐「そのかわりに明日も更新するそうなのでどうかみなさんお許しください」
初「それでは次回予告です」
次回予告
メビウス=重福〈ミライ〉が授けられたもう一つの任務…それはある戦士を探すことだった。
同時に訪れる春上とイマジンの異変。佐天と再び対面するバスコ。
彼はなにを語るのか?
そして…ついに二人目の巨人が学園都市に現れる。
『秩序の光』