とある英雄の伝説大戦(レジェンドウォーズ)   作:マッスーHERO

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ようやくかけました…
私事ですが、今日19回目の誕生日を無事に迎えました。
今後ともよろしくお願いいたします。


連戦

「ここをこうして…よし、開いた」

 

ドアに特殊な器具を射し込んでいた浜面が顔をあげ、後ろの依頼人に報告した。

 

「どうもありがとう!出先で鍵を無くしてしまってね」

 

「気を付けてくださいね。念のために明日、新しい鍵を取り付けますから」

 

今日浜面は海原とともに第七学区のとあるマンションに仕事に来ていた。エントランスで別の部屋で仕事をしていた海原と合流した浜面はビートチェイサーの止めてある駐車場へと向かう。

 

「今日、俺直帰だから送っていこうか?」

 

「いえ、私も今日は直帰でこれから近くでようがあるので」

 

「そうか…じゃあ、ここで」

 

海原を見送った浜面はビートチェイサーに股がり、滝壺たちの待つマンションへと向かった。

 

 

 

学生の街である学園都市は相対的に車の数が少ない。まして平日の夕方であることもあって、道はかなり空いていた。

 

「こりゃあ、予想よりも早く帰れそうだな」

 

そう呟いた直後、信号が赤くなりビートチェイサーがカン高いブレーキ音とともに止まった。その時…

 

「うわあ!」

 

近くの路地から悲鳴とともに傷だらけの男子生徒が飛び出してきた。そしてそれを追うように一体の怪人が現れる。その姿はテンガロンハットをかぶり、弾丸を収納したベルトを巻いた二丁拳銃を持つ、さしずめ『ガンマンドーパント』とでもいえる怪人だ。

 

「お、俺がなにをしたっていうんだ」

 

「なにもしてないな。能力開発も満足にできてない…そんなやつは学園都市の未来に必要ないのさ」

 

ガンマンドーパントが手に持った拳銃を男子生徒の額に突きつける。

 

「ひ!?」

 

「じゃあな!」

 

「させっか!」

 

そこへ、ビートチェイサーを路肩に止めた浜面がガンマンドーパントにタックルを仕掛けた。弾はあらぬ方向に跳び、甲高い音とともに弾丸が壁にうまった。

 

「逃げろ!」

 

負傷した学生に逃げるように促す浜面。学生は負傷した足を引きづりながら、大通りへと逃げていく。

 

「く、離せ!」

 

「う、うわあ!?」

 

ガンマンドーパントは浜面を力いっぱい路地の奥の暗闇へと投げ込んだ。そして取り逃がした学生を追いかけようと大通りへと飛び出す。

 

「どこだ!どこにいる!」

 

「キャア!」

 

大通りは学生でにぎわっていたが、それが一瞬で喧騒と恐怖の世界へと変わってしまった。イラついたガンマンドーパントは両腕のリボルバーを乱射し、発射された弾丸は近くの学生を撃ち抜いていく。何人かの学生はなんらかの能力でそれを防ぐが、無能力あるいは低能力者の学生はひとたまりもない。血が飛び散り、怒声があたりに響く。

 

「ははは、いい気分だ!」

 

「いいかげんにしろこの野郎!」

 

ガンマンドーパントを止めるため、路地から飛び出したクウガが背中からガンマンドーパントを羽交い絞めにし、動きを止める。

 

「く、離せ!」

 

「そう簡単に離すか、超変身!」

 

クウガはマイティからタイタンへと変身し、さらに羽交い絞めを強化する。

 

「ノックアウトゲームのつもりか?死人でもでたら、お前人生終わるぞ!」

 

「へ、もうすぐ藤岡さんが高位能力者のための世界を作る!そうなれば俺はたちまち英雄だ!これはそのための戦争!戦争では何人も殺したほうが地位も上がる!」

 

「ふざけんな!本当の戦争も知らねえくせに!」

 

羽交い絞めからアームロックへと技を変化させ、右腕のリボルバーを手刀で弾く。さらに腕挫十字固へと変化させてガンマンドーパントを締め上げる。

 

「く、俺をなめるな!」

 

ガンマンドーパントの叫びとともにクウガの体が宙に浮き、すさまじい速度でビルの壁に激突する。

 

「がは…」

 

「死ねえ!」

 

地面に落下したクウガに向かい、のこった左腕のリボルバーを撃ちまくるガンマンドーパント。ビルの破片によってできた砂埃の中に六発の弾丸が吸い込まれていく。

 

「は、ははは…この力は無敵だ!あのヒーローでさえも赤子同然だ!ははは!ははは!は…」

 

突如、ガンマンドーパントの笑い声が途切れる。強い痛みを腹部に感じたガンマンドーパントはゆっくりとその部分を見る。そこには一発の空気弾がめり込んでいた。やがて砂埃が晴れるとそこには無傷でペガサスボウガンを構えるクウガ・ペガサスフォームの姿がそこにはあった。弾丸が発射されたとき、クウガは瞬時にペガサスフォームへと変身、その超感覚で全ての弾丸をよけ、さらにさきほどガンマンドーパントが落とした拳銃を変化させて、腹部を射抜いたのだ。

 

「く…」

 

「てめえにはきつい一発をお見舞いしてやる!」

 

そういうとクウガは一気にガンマンドーパントに接近し、何発もの回し蹴りを喰らわせる。やがてガンマンドーパントが怯み拳銃を落としたところでクウガはペガサスボウガンの銃口を腹部に押し付け、スロットルを引いた。

 

「たっぷり反省しろ!」

 

トリガーが引かれ、ガンマンドーパントの腹部が射抜かれ倒れる。そしてガンマンドーパントはメモリを排出し、人間の姿へと戻った。クウガはマイティフォームへと戻り、怪人だった男の姿を眺める。

 

「この制服…結構いいとこのやつじゃないか。どうしてこんな…」

 

感傷にひたるクウガをサイレンの音が目覚めさせた。クウガは停車中のビートチェイサーに跨り、モードチェンジさせるとあてもなく走り出した。

 

「はあ、これじゃあ帰りは遅くなりそうだな…また、麦野たちにどやされる…」

 

 

 

 

 

そのころ、第七学区のとあるオープンカフェに海原はいた。そこに先ほどのガンマンドーパントとの戦いの銃声が響く。

 

「おやおや、なにか事件ですかね?」

 

「は、この三日間あの馬鹿のせェでこンな事件ばっかじゃねェか」

 

海原の後ろの席に座っていた一方通行が言う。今日、海原がここへ来たのは一方通行に会うためだったのだ。

 

「これが頼まれた藤岡虎斬のデータです」

 

「さすがはァ便利屋。仕事がはェな」

 

海原が何枚かの書類を一方通行に渡した。今から二日前に海原は一方通行に依頼を受けて藤岡について調べており、その成果の報告に来ていたのだ。四日前、藤岡の大々的な宣言により学園都市各地で高位能力者の変身したドーパントやゾディアーツたちが暴れる事件がかなりの件数起きていた。

 

「学園都市上層部は慌てていますね。コード・レッドを内部犯のために何度も発令していますから」

 

「おもちゃを貰ったァ子供と変わンねェな。うン?」

 

喋りながら書類を読んでいた一方通行があるところで手を止めた。

 

「こいつゥ、暗部との関連性がないのかァ?」

 

「ええ、私も調べていて驚きました。何らかの闇を見たからこんなことを始めたのかと思いましたが、どうやら本気で高位能力の楽園を作ろうとしているようですね」

 

「本物の温室育ちってのは怖ェな。ゆとり世代ってやつかァ?」

 

「そんなことを言うと本当のゆとり世代の方たちに申し訳ないですよ。その世代にもいい方や立派な方はたくさんいます」

 

海原はそういい、静かにコーヒーを啜った。一方通行はさらに資料を読み進める。読めば読むほど、一方通行の心は目の前のブラックコーヒーよりも暗くなっていく。藤岡は未来を見る力を使い、長天上機に巨大な派閥を作り上げていた。その力で誰かを脅迫し、誰かとの喧嘩でも先手をとって勝ち、その力を学校に売り込み、様々な犯罪をもみ消していた。特に低能力者に対しては厳しく何人もの人間が犠牲となっている。しかし一方で彼は能力しかない男だった。それ以外は平凡以下の人間だった。だからこそいくら有益な能力でも、学校にとって彼は厄介者になっていた。彼の退学のきっかけとなった事件、それは『殺人未遂』だった。気に入らない態度をとった無能力者を拉致監禁し、三日にわたり暴行…死んだと思い河川敷に遺棄した。特出すべき点はその無能力者が中学生で女性だったことだった。彼女は保護された後もその出来事のショックで自殺未遂を繰り返し、現在も入院中だ。その事件の揉み消しを最後に長天上機は彼を見捨てた。

 

「…俺が言うのもなンだがァ、こいつは下衆の極みだな」

 

「ええ…調べていて本当に不愉快でした。殺してやりたいくらいですよ」

 

疲れたように書類をテーブルに投げ捨て、椅子の背もたれに背中を預けてコーヒーを啜る。そしてコーヒーカップをテーブルに置くと懐から封筒を後ろのテーブルに投げつける。海原が中を検めるとそこには何枚かの一万円札が入っていた。海原はそこから一枚だけ取り出し、立ち上がると封筒を一方通行の前のテーブルに戻した。

 

「これで十分です。また何か頼まれた時に断りにくくなりますから」

 

「職務を全うしろォ、お客様は神様だろォが?」

 

「そうやって、何でも屋にいろいろやばいことを頼む人がいますからね。ある程度はお客さんもモラルをもってもらわないと。それからこれはあなたに預けます」

 

海原はテンソウダーから赤と銀の光を出現させ、ディケイドライバーへと送る。

 

「こいつはァ…」

 

「いざというときにあなたの力になると思います。それでは」

 

そういうと自分のテーブルの伝票を持って海原は店から去った。一方通行はしばらくディケイドライバーを眺めていたが、やがて店から出て、マンションへの帰路についた。

 

「(闇を知らないやつがァこれだけのことをするには、それなりのバックがいる…しかしリベンジャーは何故ェあンな奴を支援する?)」

 

予知能力者として学園都市では有能といえる藤岡だが、リベンジャーが特別、彼を必要とする理由が理解できない。人望?能力?それならほかにもいい人間はいるはずだが…

 

「きゃー!」

 

思考の海に沈む一方通行を突然の悲鳴が覚醒させた。みると白い影が少女を持ち上げて、空を飛び回っている。

 

「ほらほら、ここから落とせば一発であの世行きだぜ!」

 

「や、やめて!」

 

白い影は体につる座の紋章を持つ『グルスゾディアーツ』だった。グルスゾディアーツは腕を離し、少女を地面に落としてしまう。悲鳴と共に地面に落ちていく少女。

 

「きゃああああ!」

 

[Kamen Ride Knight]

 

[Attack Ride Guard Vent]

 

少女が地面に落ちる直前にナイトにカメンライドしたディケイドがウィングウォールを装着して飛行し、間一髪のところで少女を救った。Dナイトは着地すると少女を地面に下ろし、空を飛ぶグルスゾディアーツを見上げた。

 

「じゃまをしやがって…おらあ!」

 

イラつきながら火球をDナイトに放つグルスゾディアーツ。それをDナイトはウイングウォールを翻すして受け流し、再度グルスゾディアーツに目掛けて飛翔する。

 

「くう、喰らえ!」

 

火球を乱射し、Dナイトを撃ち落とそうとするグルスゾディアーツだが、全てをかわされて更にイラつく。イラつきながら放った火球が当たるはずもなく、全てをかわされ逆に懐に飛び込まれる。そしてDナイトのライドブッカーの一閃がグルスゾディアーツの右の翼を切り裂き、地面へと落下させた。

 

「ぐお…」

 

「はァ…オマエらみてェな馬鹿を相手にするのは本当に疲れるなァ…」

 

「な、なんだと…」

 

姿を戻したディケイドの言葉にグルスゾディアーツは怒りくるい、火球を乱射する。ディケイドは軽やかなステップでそれを避け、カードを一枚手に持つ。

 

[Kamen Ride Kaixa]

 

カードが装填されると、黄色いフォトンブラッドがディケイドの周囲を駆け巡り、ディケイドは『仮面ライダーカイザ』へと変身した。X字型の銃剣『カイザブレイガン』を手にグルスゾディアーツへと突っ込んでいくDカイザ。カイザブレイガンから伸びた黄色い刀身が左下から残った左の翼を斜めに切り裂き、振り切られた刀身がグルスゾディアーツの首を右側から捕えた。

 

「こいつでェ終いだ」

 

[Final Attack Ride KKKKaixa]

 

右腕でカイザブレイガンを掴み、左腕でカード装填したDカイザは両腕でブレイガンを持ち直しグルスゾディアーツをまず右上から斜めに切り裂き、さらにX字を描くようにもう一度切り裂いた。グルスゾディアーツはゆっくりと倒れ、普通の人間へと戻る。傍らに転がったスイッチをディケイドは足で粉々に踏みつぶした。

 

「(この制服…かなりレベルのたけェとこだなァ…)」

 

変身を解除した一方通行は男を適当に縛ると再びマンションへの帰路へついた。

 

「(リベンジャーの奴らがァそこまで期待する何かが藤岡にはあンのか?それとも…)」

 

藤岡の後ろで蠢くリベンジャーの影を一方通行は確かに感じていた。一方通行の疑念が解決されるのはそれからずいぶん先のことだった。

 

 

 

同じころ学園都市第二学区、アンチスキルの訓練所の会議室では黄泉川や鉄装を含めたアンチスキルの面々がTPCの研究者によって集められていた。

 

「今日はご多忙の中、お集まりいただきありがとうございます。私はTPC・科学アカデミア研究員の『ナカジマ・ツトム』と申します」

 

「同じく研究員の『ホリイ・マサミ』です。よろしゅう」

 

白衣を着た小太りの男と同じように小太りで関西弁を話す男が壇上に上がった。同時に会議室のカーテンが閉まり、スクリーンに映像が映し出される。それは過去に現れた怪人たちの映像だった。

 

「昨今、全世界をこういった怪人・怪獣たちの脅威が襲っています。とくにこの学園都市はその被害の多さや出現率の高さで群を抜いており、また学生が怪人となり暴れるといった厄介な事件も起こっています。こういった事体に対応するには我々だけでなくみなさんの協力が必要不可欠であると考えられます」

 

「そこで我々TPCはこのたび、アンチスキル向けの対怪人・怪獣用兵器の開発を思い立ったちゅうわけです」

 

会議室のアンチスキルのメンバーは胡散臭そうにスクリーンを見ており、中にはあくびをしているものもいる。無理もない、壇上の二人は研究者というよりも漫才コンビのような感じの印象しか受けないからだ。

 

「そしてこちらが今回開発された新型兵器です」

 

スクリーンに映し出されたのは小型バズーカ砲とアサルトライフルのような武器だった。会場が突然ざわめく。しかしそれは驚きではなく、落胆によって発生したざわめきだった。

 

「おいおい、新兵器ってSCAR〈スカー〉かよ…」

 

「外じゃ特殊部隊用かもしれんが、この学園都市じゃ型落ち銃でももっとましにつかえるぜ」

 

そのざわめきの中、後ろのほうの席であくびをしていた黄泉川は横の鉄装に小声で尋ねた。

 

「おい、鉄装。すかーってなんじゃん?」

 

「銃の名前ですよ。あれは多分バレルの長さからheavyタイプかな?外の世界では特殊部隊がしようする銃ですね。黄泉川先生の使ってるシグタイプの銃の口径が5.6mmなのに対してSCAR-Hは7.62mmなので威力は高いでしょうが…」

 

「外の銃で怪人への対抗は難しい…ってわけじゃんな」

 

確かに学園都市の最新鋭兵器が通用しないのに外の銃がいまさら効くとは思えない。そんななか、アンチスキルの一人が突然立ち上がった。

 

「馬鹿馬鹿しい、今更そんな武器があいつらに通用するもんか!」

 

「しかしこれはTPCが総力を挙げて作り上げた新兵器で…」

 

「こんなもんが無くてもあのヒーローたちが何とかしてくれるぜ!こんな得体の知れない組織の兵器に頼るくらいならその方がマシだ!」

 

その言葉が周りの空気を一変させた。ざわついたアンチスキルの面々は皆黙り込み、悔しそうな表情を見せる。メビウスの登場以来、増加した強力な怪人・怪獣の出現の前にアンチスキルは何の成果も出せずにいるのは事実だった。銃弾は弾かれ、盾は簡単に破壊され、特殊車両も吹き飛ばされ、多くの者がアンチスキルを退任、もしくは再起不能になっている。

 

「生徒を守るためにこちとら命を懸ける覚悟を持ってきた!でもな、あんな化け物相手じゃ、どんなにあがいても仕方ねえじゃねえか!俺たちはあんたらみたいに本職じゃないんだよ!日夜、化け物倒す方法だけ考えてりゃいいあんたらとは違うんだ!」

 

そう啖呵をきるアンチスキル隊員。さすがに言い過ぎだと感じた黄泉川は席を立とうとするが、それよりも速くホリイが壇上から降りてアンチスキル隊員の前に立った。

 

「な、なんだよあんた…」

 

「オドレ舐めとるんやないぞ、コラァ!!」

 

ホリイの右フックがアンチスキル隊員の頬を捉え、隊員は椅子を吹き飛ばしながら倒れこんだ。あまりのことに周囲が騒然となる中、ホリイは隊員にさらに殴りかかろうとするがそれを慌ててナカジマが止める。

 

「な、なにやってんですかホリイさん!」

 

「離せナカジマ!このドアホの性根叩き直したる!」

 

殴られたアンチスキル隊員は頬をおさえながらゆっくりと立ち上がる。そんな隊員にホリイは怒鳴るように言い放つ。

 

「ええか、ヒーローだって俺らとおんなじや!悲しんだり、怒ったりしながら敵とぶつかってるんや!そんなあいつらのことを少しでも楽にしてやるにはお前らや俺らが精一杯一緒に戦ってやることが必要なんやないんか!」

 

「…」

 

ホリイはナカジマを振り払い、白衣の乱れを直すと再び隊員を睨んだ。

 

「それにな、俺たちは怪獣や怪人を倒すためだけに研究をしとるわけやない!俺たちだって地球の平和のために自分の生み出した科学を使いたいと思っとるんや!こんなことのために使いたいとは俺たちTPCの職員は一人として思っとらんのや!」

 

隊員はその言葉に顔を伏せて黙って席についた。ホリイとナカジマは壇上に戻ると再び話を再開する。その姿を見ていた黄泉川はさっきとはうって変わって真剣な目でスクリーンを見つめなおした。

 

「…あの武器は思ったより期待できそうじゃん」

 

「へ?」

 

 

 

 

同じころ、学園都市第十九学区の中華料理屋では若い男女が早めの晩御飯を食べていた。

 

「半蔵様、相変わらずこんな中華料理屋でもただの野菜炒め頼むんですね」

 

「べつにいいだろう、俺なりのこだわりなんだから」

 

黙々と野菜炒めを頬張る男は『半蔵』といい、真っ黄色のミニ浴衣を身に纏う女は『郭』といった。中華料理屋のTVには先ほどのクウガやディケイドの姿が映し出されていた。その姿を郭は見つめている。

 

「相変わらず、すごい力ですね。あんなの最新鋭パワードスーツでもだせませんよ」

 

「確かにな…」

 

「私たちもこれつかってバンバン仕事しちゃえばいいじゃないですか」

 

郭はそういいながら左腕に装着した水色のメダルのついたブレスレットを半蔵に向ける。それを見た半蔵はため息をつきながら箸を置いた。そしてあきれ顔で郭を見る。

 

「はあ…、お前相変わらず短絡的だな」

 

「な、なんでそんなこといわれなきゃならないんですか!」

 

「あのな、変身ヒーローがいきなり銀行強盗とかしてみろ…ほかのヒーローがわんさか駆けつけてタコ殴りに会うだけだぞ」

 

「そ、それは…」

 

「それに浜面たちとことを構えたくはない…これはあくまで怪人相手に使うんだ」

 

そういうと懐から印籠のようなものを取り出し、半蔵はそれを眺めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第七学区の鉄橋から沈みゆく夕日をある人物が眺めている。そんな人物にゆっくりと近づいていく三つの影があった。

 

「学園都市第四位の能力者、『原子崩し〈メルトダウナー〉』麦野沈利ってのはあんたかしら?」

 

「…だったら、何?」

 

三つの影の一つが、夕日を眺めていた麦野に声をかけた。

 

「私はフューチャーのメンバーの一人『魚見 樹座〈うおみ きくら〉』」

 

「同じく『井出外 羅〈いでぞと うすぎぬ〉』」

 

「佐曽利 夢『〈さそり ゆめ〉』…」

 

長身の女性魚見、上品な感じの男性井出外、無口な少女佐曽利は麦野を取り囲むように立っている。麦野は三人を見渡すとため息をして、リーダー格であろう魚見に尋ねた。

 

「で、なんのようなのよ」

 

「高位能力者主義世界実現のために力を貸しなさい」

 

「断るといったら?」

 

「死んでもらうわ」

 

そういうと懐からスイッチを取り出し、押す魚見。すると魚見の体が半魚人型の怪人『ピスケスゾディアーツ』へと変貌する。

 

「魚見さん、まだ第四位の返答を聞いてないですよ」

 

「いいのよ、どうせレベル5の腰抜けどもは邪魔なだけなんだからさ」

 

ピスケスゾディアーツは井出外の言葉にそう返すとヴァジュラのような鋸を両手に構える。他の二人はやれやれという感じでスイッチを取り出し、それを押す。すると井出外は羊型の怪人『アリエスゾディアーツ』に、佐曽利は蠍型の怪人『スコーピオンゾディアーツ』に変身し麦野を睨む。

 

「さあ、ここで死ぬかしら?それともその力を藤岡に捧げるのかしら?」

 

三体はゆっくりと麦野に近づいていく、しかし麦野は驚く素振りも見せず懐からファイズフォンをゆっくりと取り出し開く。そしてなにかの操作をし始めた。

 

「最近の小娘は風情がないわね。遺書までメールで済ませるのかしら?」

 

「さっきの質問の答えを言ってなかったわね…答えは」

 

麦野がファイズファンから顔を上げ、三人を見る。同時にエンジン音のようなカン高い音があたりに響く。

 

「なによ、この音…」

 

「答えは…NOだ」

 

麦野の答えと同時に鉄橋の下から何かが飛び出した。その何かは麦野の前に着地すると左腕に装備された盾のようなものを突き出す。すると盾のようなものから大量の12mm弾が発射され、三体の怪人を襲った。

 

「な、なによあれ…」

 

倒れたピスケスゾディアーツが現れた何かをよく見ると、それは鋼のボディーを持つ身長2mのロボットだった。ロボットはファイズギアを麦野に投げ渡すと、三体の怪人に向けて突撃していく。

 

「初めて使ってみたけど、なかなかの性能ね」

 

ファイズギアを腰に巻きながら、三体の怪人と戦うロボット『オートバジン』に感心する麦野。そして麦野はファイズフォンにコードを打ち込む。

 

[Standing by]

 

「変身!」

 

[Complete]

 

フォトンブラッドが麦野の体を包み込み、仮面ライダーファイズへと変貌させる。

 

「レベル5ってのはみんなその力を持ってんの?本当にめんどくさい」

 

「めんどくさいで済めばいいけどね」

 

そういうとファイズはファイズフォンをフォンブラスターへと変形させ『103』と入力する。

 

[Single Mode]

 

単発のエネルギー弾がフォンブラスターから発射され、ピスケスゾディアーツを襲う。ピスケスゾディアーツはそれを避けると地中を泳ぐかのように高速移動し、ファイズをかく乱する。エネルギー弾を乱射するファイズだが、12発撃ったところで弾はでなくなってしまった。

 

「ちっ、弾切れか」

 

「間抜けね!」

 

地中から飛び出したピスケスゾディアーツの鋸がファイズを襲う。しかし横からオートバジンがそれを阻んだ。その間にファイズは『279』のコードを入力し、フォンブラスターのリチャージを行う。

 

[Charge]

 

「オラ!オラ!」

 

リチャージされたフォンブラスターから放たれた光弾がピスケスゾディアーツを撃ち抜き、吹き飛ばす。その間にスコーピオンゾディアーツがファイズの背後から手刀を振りかざす。ファイズはそれに瞬時に気づき、ブラスターをベルトに戻すとオートバジンの左肩のハンドルのようなパーツにミッションメモリをセットして引き抜く。するとハンドルのようなパーツがエネルギー剣『ファイズエッジ』へと変わり、スコーピオンゾディアーツの手刀を受け止める。

 

「…」

 

「こっちはあの魚と違ってずいぶん無口ね」

 

ファイズエッジとスコーピオンゾディアーツの手刀がぶつかり合い、火花を散らす。ファイズエッジを両腕で受け止めるスコーピオンゾディアーツだが、空いた腹をファイズに蹴られ吹き飛ばされる。

 

「ぐ…」

 

「さて、このままい…う!」

 

追撃しようとしたファイズだが、突然の眠気に襲われ片膝をついた。ファイズが振り返ると、そこには杖を構えるアリエスゾディアーツの姿があった。

 

「ずいぶんと男らしくない能力ね…」

 

「ほめ言葉と受け止めておきます。はあ!」

 

コッペリウスと呼ばれる杖を振るアリエスゾディアーツに対し、ファイズは何とか体を起こしエッジでコッペリウスを弾くが、後ろからのスコーピオンゾディアーツの蹴りが背中に炸裂し吹き飛ばされる。それを見たオートバジンはピスケスゾディアーツを川に投げ捨てるとアリエスゾディアーツをガトリング砲『バスターホイール』で攻撃する。

 

「ぬわ!」

 

アリエスゾディアーツの能力が薄れたファイズは背中に攻撃を続けるスコーピオンゾディアーツをローリングソバットで吹き飛ばす。

 

「きゃ…」

 

鉄橋の柵にスコーピオンゾディアーツが激突したのを確認するとファイズはエッジからメモリを抜き、ポインターにセットする。

 

[Ready]

 

「これで終わりよ」

 

そしてベルトのファイズフォンを開き、エンターキーを押そうとするファイズだったが、その時異変が起こった。突如、下の川から大きな水柱が立ち、それが氷の柱へと変わったのだ。そしてその上には腕組をしたピスケスゾディアーツの姿があった。

 

「はは、さすがレベル5といったところね。でも勝負はここからよ」

 

そういうとピスケスゾディアーツの高圧水流がファイズの足元を撃ち、その水が瞬時に凍ってファイズの動きを止めた。

 

「こ、これは…」

 

「私たちは高位能力者組織よ。このくらいの能力は持ってるわ」

 

「く…」

 

ピスケスゾディアーツは氷柱の上から飛び上がり、身動きのできないファイズに襲い掛かる。ミッションメモリやポインターも氷漬けにされて武器も使えないファイズはいたぶられるのみだった。

 

「おら!おら!おら!」

 

「ぐお…」

 

ついに片膝をつくファイズ。オートバジンは二体の怪人の前に足止めを喰ってしまい助けにもいけない。

 

「これでとどめだ!」

 

とどめをさすために両腕の鋸を振り上げるピスケスゾディアーツ。しかしそのとき、周囲にエンジン音が響いた。

 

「うん…なんの音?」

 

「うおりゃあ!」

 

ピスケスゾディアーツが振り返ると、そこにはウィリー走行で突っ込んでくるビートチェイサーの姿があった。慌てて避けるピスケスゾディアーツ。

 

「な、なにすんのよ」

 

「こっちのセリフだ!麦野になにしやがる!」

 

ビートチェイサーから降りたクウガはファイズの足元の氷を砕き、ファイズを助ける。

 

「お前、こんなところで何やってんだ」

 

「浜面こそなにやってんのよ?」

 

「俺は…その…」

 

なんでこんなところにクウガがいたかというと、さっきの戦いの後変身を解除しようとしたらパパラッチに見つかりやれインタビュー受けてくれだとかと素顔を見せてくれだとかと追い回されてしまいようやく巻いたところ偶然氷の柱を見つけ、不審に思って来てみると偶然ピンチのファイズがいただけなのである。

 

「む、無知の知らせってやつさ」

 

「あら素敵!…どうせ偶然だろ」

 

「はい、その通りです」

 

「うじゃうじゃとでてきやがって…夢!井出外!こいつもやってやるぞ!」

 

そういうとピスケスゾディアーツは鋸をふり、二人に襲い掛かる。

 

「そうはいくか!超変身!」

 

クウガはファイズの前に立つと、タイタンフォームに変身し、そのボディで鋸を受け止める。

 

「く、固い…」

 

「どうだ!」

 

「よし、浜面。そのまま押さえてろよ!」

 

そういうとファイズはクウガの肩を踏み台にしてジャンプし、ファイズフォンのエンターキーを押した。

 

[Exceed Charge]

 

「喰らえ!」

 

ファイズのクリムゾンスマッシュがピスケスゾディアーツの鋸を粉砕し、ピスケスゾディアーツは吹き飛ばされた。

 

「ぐお…」

 

「魚見さん!く、ここはいったん引いた方がいいですね…佐曽利さん!」

 

「うん…」

 

スコーピオンゾディアーツとアリエスゾディアーツはピスケスゾディアーツに肩を貸すと、そのまま川に飛び込んだ。クウガとファイズはいそいで川を覗くがそこに三体の影はなかった。

 

「くっそ!逃がしたか」

 

「あれもフューチャーとかいうやつらの仲間か?」

 

「多分ね…仲間になれと言われたけど突っぱねてやったわよ」

 

「ならないとあったら実力行使か…恐ろしい組織だ」

 

変身を解除した二人は半分沈んだ夕日を見つめる。

 

「…どうもおかしいわね」

 

「え?」

 

「いや、あの組織…名乗りなんかあげて…どうもおかしい」

 

麦野は顎に手を当てて、深刻そうな顔で何かを考えている。しかし浜面はもっと別のことが気になっていた。

 

「ところでこの人はどちらさん?」

 

浜面は麦野の背後にいるオートバジンを指さして尋ねた。

 

「ああ、これ…これは」

 

オートバジンの胸のエンブレムを押す麦野。するとオートバジンはロボット形態からバイク形態へと一瞬で変形した。その姿に浜面が驚く。

 

「うお、すげえ。バイクに変形した!」

 

「こんくらいで驚くことないだろ、ライダーからバイクになるやつもいるんだし」

 

「まあ、そうだけど…」

 

「そろそろ帰るか…滝壺たちが心配するしな」

 

そういうとオートバジンにまたがる麦野。浜面もそれに続きビートチェイサーに跨った。

 

「私とあんたが一緒に帰ったら滝壺がどんな顔するかしら?」

 

「え、それは…」

 

「明日まで生きてられるかしらね?」

 

そういうと麦野はオートバジンを発進させる。浜面もそれにつづいてビートチェイサーを発進させた、滝壺への言い訳を考えながら…

 

 

続く




御「前回の~♪クイズの~♪回答~♪ゼロ~♪」

佐「作者~♪ショック~♪寝込む~♪更新~♪遅れる~♪」

黒「今回はまともな二人がおかしくなってますの」

御「最近作者はこの小説を続けるか非常に悩んでるのよ」

初「なんですか、藪から棒に…」

佐「最近この小説…お気に入り増えないしね…」

黒「ここらが潮時かもしれませんの」

初「なんで作者は誕生日にこんなくらいことを…」※今日は作者の19回目の誕生日です

御「じつは最近作者は一つ気になることがあるのよ…」

初「なんですか?」

御「これを見て」

初「これって、この小説の感想じゃないですか?」

黒「そうですの、最近300件超えましたの」

初「いいことじゃないですか」

佐「確かにそうね…でもね」

御「最近感想がないのよ…」

初「それは、作者の更新が遅れたから…」

黒「そういう意味ではないですの」

佐「最近小説の内容についてよりも作者自身への質問やリクしかないんだよ初春」

御「作者は最近この小説がおもしろくないのではないかとおもってるのよ」

初「たしかに最近勢いがないですね」

御「フューチャー編に入ってから相次ぐ更新遅延…最強フォームはでない…オリジナル設定はスルー…もらった話はかけない…ネット版も書けない…このままだとこの小説は終わりね…」

黒・佐・初「た、確かに…」

御「そこで…」

黒・佐・初「へえ?」

御「この小説も新企画に打って出るわ!」

黒「や、やめた方がいいと思いますの!」

佐「前にもそういうことやって、何度か失敗してるじゃないですか!」

初「ネット版もそれで失敗したじゃないですか!」

御「やかましい!最近、私の扱いが不遇なんだからいいじゃない!」

黒「本音がでましたの…」

佐「で、どんな企画やるんですか?」

御「まず、次回より新章突入!」

初「おお…」

御「新章は『フューチャー決戦編』と題して、次々次回からは今までの禁書→科学→特別編のルールを一時無視するわ!」

佐「まあ、テンポ悪い理由の一つはそれですからね」

御「次に、次章が片付いてしばらくたったら今までにもらったストーリー案のなかから厳選した話を連続でやるわ!」

黒「それってもらってからだいぶたってませんか?」

御「次に…ネット版は未定!」

初「未定なんですか…」

御「ネタはあるんだけど、いつ書けるかわかんないのよ…」




御「ということで今からは通常営業よ」

佐「テンション一気に落ちましたね」

御「今回はついにあのオートバジンが登場したわよ」

黒「注目するとこそこですの?」

初「まあ、ファンにも人気のキャラですからね」



オートバジン・バトルモード 登場作品 仮面ライダーファイズ

仮面ライダーファイズ専用バイク『オートバジン』が変形したロボット。
全長2050mm。後輪が変形したスクランブルローターで飛行やホバー走行を行い、
格闘攻撃や16門のガトリングマズルが仕込まれた前輪・バスターホイールを装備し、12mm弾を1秒間に96発連射する射撃攻撃でファイズを支援する。
ハンドル手前のエンブレムを押すことで変形する他、組み込まれたAIでの自動変形なども行う。
今作ではファイズフォンに現在位置を送信するとどこにいても助けにくる。
さらに今作では胸のエンブレム横のスマートブレイン社マークは消されている。



御「結構強いのよね」

佐「原作でもファイズの危機を何度も救いましたよね」

初「ネット上でもバジンたんの愛称で知られてますね」




御「今回のキーポイントはフューチャーの新幹部三人とレベル5二人の感じた違和感ね」

佐「私はよくわかんないんですけど…御坂さんはなにか違和感を感じますか?」

御「まあ、確かに感じなくもないけど…」

黒「違和感といったら幹部の名前もなんかおかしいような…」

初「まあとあるなら…」

御「原作のフォーゼだと、アナグラムとかローマ字とかに意味があったわよね…」

佐「でも魚見や佐曽利はともかく、井出外は星座と関係ないし…」

黒「名前は人の運命を決めてしまうものですから、そんな変な決め方しないですの」

初「これはずばり作者からの挑戦状かもしれないですね。当ててみろってことかも…」

御「うーん…あ!私わかったかも!」

黒・佐・初「え?」

御「ヒントはズバリ佐天さんと婚后さんね」

佐「私と婚后さんですか?」

御「この小説の読者ならきっとわかるわ」




御「そういえば前回のクイズの答えをそろそろ発表しましょうか」

佐「そうですね」

黒「前回のクイズの内容はお姉さまを助けたディエンドの召喚ライダー三人の共通点ですの」

初「アギト・ファム・クウガペガサスフォームの三人ですか…」

御「ポイントはクウガがペガサスフォームだったことね。それからアギトのモチーフが竜であること」

佐「ペガサスとドラゴン…ファムは白鳥…星座ならキグナス…」

初「この三人が黄道12星座の敵と戦う漫画といえば…」

黒「今年リメイクが決まった『聖闘士星矢』ですの」

御「聖闘士星矢と特撮には切っても切れない関係があるのよ」

佐「超獣戦隊ライブマンで初登場したスーパーライブロボはライブロボにライブボクサーがバラバラのパーツとなって合体する、スーパー合体の元祖ロボなんですよね」

初「このアイデアのもとになったのが、聖闘士星矢のクロスという鎧なんですよね」

黒「もともとクロスはそのモチーフとなった星座の動物などのオブジェのような形から鎧へと変形しますの」

御「それをモチーフにして戦隊のスーパー合体が始まったのよ。ちなみにペガサス以外の二人が戦った相手も元ネタが戦った黄金聖闘士がモチーフなのよ」



御「さて、次からの新章。みんなで盛り上げるわよ!」

黒・佐・初「おお!」



新章予告

高位能力者の楽園を作らんとするフューチャー…
そしてそれに賛同した高位能力者たちが学園都市に宣戦布告をしかける!

「スイッチ、メモリ、ダークスパーク…我々を含めた50体以上の怪人・怪獣が学園都市を楽園へとかえるのだ!」

迎え撃つ戦士たち…

「駿河…お前は間違ってる!」

「僕かてレベルは低いで、でもこんなにたくさんの友達がおる。その人たちのために戦うことのなにがいけないんや!」

「お前のような奴に負けるわけにはいかない。この一撃にすべてをかける…」

そんな彼らを助けるためにあの戦士から意外な使者がこの世界にやってくる。

「パム~」

「なに、この子かわいい!」

そして始まる最後の戦い…

「俺の見たお前たちの敗北する未来は揺るがないのさ!」

「ぐう…」

フォーゼの危機にあの人物が現れる

「恨みだけじゃ前には進めないよ、上条当麻君」

そして新たなスイッチがフォーゼを新たな力を与える。

「俺の新しいスイッチを見せてやる!」

新章『フューチャー決戦編』次話よりスタート!



次回予告

駿河秋についてを調べていた上条は彼のルーツがあの事件にあったことを知る。
そして彼と上条の驚くべき共通点が明らかになる。
上条と駿河の戦いは果たして…

『宇・宙・願・望』
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