パズル&ドラゴンズアドベンチャー〜天元龍王の伝説〜 作:ΩスカイハイΩ
今回はパズドラの小説を書いていきたいと思います。
力不足ですが、楽しんでいただけるよう、更新を進めていくのでよろしくお願いします。
では、第1話です。
その反乱は、突然始まった。故に、誰も止めることができなかった。龍王。その名とそして零(ゼロ)の名を冠する天元龍は、突如として反逆を起こした。龍王の名に相応しいその力の前に、彼の兄弟龍でさえ、太刀打ちできなかった。
崩落する崖。全壊した神殿。干からびた河川。そして、面影のない生物の死体。龍王の力が施した地獄絵図に、一人の戦士は恐怖を覚えながらも立ち向かった。
「アアアアアアアアアアアアアア!」
天元の炎が龍王から放たれる。恐怖に襲われたその戦士は目を細めながらも、自らの碧衣で炎を受け、振り払うと、剣を構え龍王めがけて切り裂いた。
「ハァッ!」
それから何度も何度も切り裂き、距離を置いた後に切り裂いた傷口めがけて槍を構えた。
「グングニール‼︎」
彼の代名詞とも言えるその槍が天元龍を貫く。
「ここで負けるわけにはいかん!私はこの世界を、そして、我が子を守り通さねばならんのだ…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここはどこだろうか。
少年が一人。ポツンと立っている。
「どこなんだろう…なんでこんなところにいるのかな…」
彼の記憶はきえている。ただ一つ覚えているのだとすれば、随分長い間夢を見ていた気がする。ということと、自分の名前がリュートというだけで、あとはなにも記憶がない。
「とりあえず、どこか寝床くらいは確保しよう。どこか良いところはないかな…」
リュートが探索を開始すると、すぐに茂みからガサッと音が聞こえた。
「何だっ⁉︎」
茂みから、小さな龍が飛び出した。青い目の、赤い肌のとても小さな龍だ。薄い衣服一枚と無防備なリュートはその龍を警戒した。その場にはなんとも言えない緊迫した空気が漂っていた。すると、もう一度、茂みからカサカサと、音がした。
「わっ!」
リュートは警戒を強めた。が、茂みから出てきたのは一人の少女と一匹の生物だった。
「人間?」
少女はリュートを見て驚いたようだった。目を丸くし、リュートを見つめていた。
「あたしの他に人間がこの世界にいるなんて…驚いたわ…」
少女の声に耳を傾けたリュートの警戒が一瞬解けた。その瞬間にリュートの体はバランス感覚を失った。
「キュゥ!」
可愛らしい声と共に、リュートの体は地面に叩きつけられたのだ。リュートが龍の方に顔を戻すと、その龍はリュートの胸にのしかかり、目を輝かせていた。
「うわぁぁぁ!」
起こっていること全てを把握したリュートは驚きのあまり飛び上がった。
「あ、あなた…ティラを見て驚いているの?」
呆れたような表情で、少女はリュートを見た。
「え?」
「ティラはあなたに甘えているだけじゃないのぉ、どうして驚くの?」
その時、リュートは自分の臆病さに思わず赤面した。
「ご、ごめんなさい!……ところであなたは?」
「え?…あ、ごめんなさい。あたしはローラ。そしてこの子は、マーメイドよ!」
「そっか。僕はリュート!始めまして!」
2人の警戒がお互いに解けた。それと同時に大きな足音が聞こえてきた。
「なんなのよ一体!」
「何だろう?…」
二人に緑の巨神兵が立ちふさがった。
プロローグと出会いのシーンです。
次回からメインの戦闘シーンを書いていきます!
それでは、今後ともよろしくお願いします!