バカとオレと彼女たちR   作:いくや

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 アニメのこの回好きだったんですよね~

 1期5話。

 ストライカーシグマファイブ!!

 では、どうぞ♪




第2章 腕輪と裏切りと召喚獣オリエンテーリング
第10問


 

 Fクラスのちゃぶ台がミカン箱になってから数日後の話。

 家族の目覚ましが全て同じ日に壊れているということもあり、全員が寝坊してしまったというプチ事件を乗り越えた後、急いで学校へ向かった。

 

 「今日は授業やなかったよな確か」

 小走りで学校に向かいながら考える。イベントをするっては言ってたけど内容は知らされた覚えがなかったんだよな。当日公開だったっけ? やべえやべえ。

 

 「遅いぞ岡田!」

 正門に近づくと野太い声が聞こえてきた。西村教諭ですか。毎朝毎朝校門指導とはお疲れ様です。いつまでやっているんだろう。遅刻した奴にも対応してくれるとか。

 

 「すんません。家族そろって寝坊しました~」

 「珍しいな。気を付けておけよ」

 「どうも。それで今日は何があるんですか?」

 「教室に行けばわかる。さっさと行け」

 言わずもがな行きますよ。ちゃっちゃと靴を上履きに変えてFクラスの教室へ向かう。どこのクラスもざわついていた。イベントの説明でもあっているんだろうか。

 

 「すんません遅れました~」

 教室の前のドアを開けながら、話し合いの邪魔はしないようにとの配慮のもと若干小さめのボリュームで言った。ざわついていたというのもあるが、誰も気づいてくれないというのはないぜ…

 

 「お、来たのかお前」

 そんな中、前で仕切っていた坂本が反応を示した。

 

 「ああ。どんなイベントなんだ」

 「オリエンテーリングだそうだ」

 「なんだそりゃ」

 「召喚獣バトルロイヤルとでも言えばいいか」

 バトルロイヤル形式の試召戦争? クラス対抗ではないんだろうな。

 

 「それで?」

 「原則3人1組なんだが…作れない場合は2人1組もある」

 基本的に50人1クラスで構成されているから、50÷3=16余り2という形になるもんな。

 

 「グループを今決めてるのか」

 「そうなんだが…お前が来たことでややこしくなった」

 「どういうことだよ」

 「今日1人休みでお前もいなかったからちょうど48人だったんだよ」

 あーそりゃどうもすいませんね。空気が読めなくて。

 

 「まあいい。よく考えればそっちが都合いいか」

 「ん?」

 「14個3人のグループを作り、2個2人のグループを作ればいいんだよ」

 「それはそうなるだろうが…今何でもめてたんだよ」

 「数少ない女子と一緒のグループになるやつはだれかってやつだ」

 あーなるほど。2人しかいないから3人1組となった場合、姫路と島田が同じグループとしてあと1人の枠を争っているわけね…それが2人1組のグループもありとなったら誰も傷つかないで済むと。

 

 「オレはどうすればいい」

 「遅れてきた罰としてお前も2人組だな」

 「そこはどうでもいいけど…相手は?」

 「俺は明久と秀吉と組むようになったから、ムッツリーニ、岡田と組んでくれ」

 「………了解」

 どこから現れたんだよ。教室内で気配消すとかお前はヒッキーか。土屋を視線で誘導しながら、教室の人だかり)からもっとも離れた自分の席についた。土屋もその隣に陣取りなにやらカメラを取り出し手入れをしだした。そういうのを気にせず一応あいさつくらいはしておこうか。

 

 「よろしくな土屋」

 「………よろしく」

 「なんで若干嬉しそうなんだよ」

 「………この頃名前で呼ばれない」

 深刻な悩みだな。お前らムッツリーニと言い過ぎだぞ。ニックネームはいったん定着するとそれを脱却するにはさらなるインパクトを残すニックネームじゃないとダメなんだよなあ。ソースはオレ。

 

 「バトルロイヤルといえば商品が何かあるということだよな」

 「………宝探しの要領らしい」

 「宝探し形式で手に入れた商品をバトルロイヤル形式で戦うと」

 「………そう」

 相変わらずずっとカメラを手入れしながら最低限の会話をする。うーん、腕は優秀なのだろうが、オレと相性合うのか? まあ、今日このイベントを通してどんなやつかくらいは把握しておこう。秀吉ともずっとつるんでいるみたいだし、坂本も吉井も。クラスのメンバーの中で優先的にどんなやつかはね。

 

 「2人だから自然と不利になるんだな」

 「………そんなことはない」

 「ほう。自信ありげだな」

 「………この学校のありとあらゆる場所を網羅している俺にかかればそんなもの」

 何か怖いんだけど。オレらがただ単純に校内を回っているとは訳が違うんだろうな。日頃どんな活動しているんだよ。

 

 「………ただ、バトルには自信ない」

 「あーなるほど」

 保健体育以外は壊滅的だったっけ? 何やら保健体育と他の12科目の総合点を比較したとき、同じくらいの点数になるとかなんとか。どういうことだよ。

 

 「………本気で商品狙いに行くから、バトルは頼む」

 「お、おう。どんな商品があるんだ」

 「………家電量販店の10,000円券」

 そんなに立派な機材を持っているのにまだ必要なのか。あーでも電子機器にハマるとわかる気がする。オレももっと高スペックのPC欲しい。

 

 「他には?」

 「………これ」

 差し出したのはタブレット。なにやら、商品一覧が書いてあるらしい。いろいろ情報仕入れてるなあ。

 えーっとなになに? 学食のデザート1年分無料券・MP3プレイヤー・新作ゲーム・ストラップ・硬式野球ボール30個セット・文具セット・参考書などなど…結構豪華じゃねえか。しかもシークレットアイテムっての気になるよな。金持ちの道楽っていう感じがしないでもないが…もらえるものはもらっておこうぜ。

 

 「とりあえず見つけるのは土屋に任せていいんだな」

 「………任せろ」

 頼もしい。いつもカメラの手入れか鼻血を出しているイメージしかない土屋だが、これは楽しみ。

 

 「あー決まったようだな」

 前で仕切っている坂本が教室に響き渡る声をあげた。相変わらずリーダー向きの声だよなと思う。

 

 「各自時間が来るまで作戦会議でもなんでもするがいい」

 そういうと吉井と秀吉の元に向かった。作戦会議って言ってもなあ。ただオレは土屋の後を追えばいいだけだろ。

 

 「………離されるなよ」 

 短く土屋がこう言った。最初からフルスロットルでいくのか。足はえーんだろなあ。イメージ忍者。めっちゃ俊敏そう。土屋の言う通り、おいて行かれないようにしないと。

 

 「ああ」

 それっきり会話が続くことはなかった。オレが話題の提供しないと土屋はカメラの手入れをするばかりなんだ…そこまでネタねえから話は尽きてしまうよ。ただひたすら時計を見ながら開始時刻になれと祈った。今日は時計に振り回されてばかりだな。

 

 

 

 





 最初は秀吉と組ませようかなあと思ったんですけど、なんかあまりにも秀吉との会話が多いなと思いまして、むっつもとい土屋と組ませました。

 バトルロワイアルとバトルロイヤルって何が違うんだろうとwikiりましたよ今回のために。一緒なんだって。英語風かフランス風かの違いだそうだ。初めて知った。

 それで英語風のバトルロイヤルを選んだのには特になにかあったわけではないけど…

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