バカとオレと彼女たちR   作:いくや

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 一度はこういった学園祭みたいなのをしたかったなと思い高校を卒業、

 大学ではサークルにまともに行っていないため学園祭の楽しみ方が分かっていない今現在。

 何かクラスでこういうのをやってみたかったなあ。

 では、どうぞ♪




第27問

 

「あーちょっと話を聞いてくれ」

 ざわついていた教室に戻り、秀吉や島田と共に前に立って話を始める。

 

「中華喫茶と決めたのはいいが役割を決めていない」

「キッチンは任せろ。何せ俺が提案したのだからな」

 自信ありげな須川。そこまで言うのならば大丈夫だろう。たぶん。

 

「わかった。須川、他にキッチンに必要な人はいるか」

「そうだな…ムッツリーニはどこにいるのだ」

「土屋なら今は別の仕事をしているが…土屋が必要か」

「あいつの料理の腕前ならば信用できる」

 へえ。そこまでか。とはいっても須川の腕前をまだ見ていないので何とも言えないんだけどね。

 

「他にはどうしようか」

「特に料理が得意という人はいるか?」

 須川の問いかけにみな静まる。雰囲気でわかったよ。それならば…須川と土屋を軸にして他は交代制で補うといった形になるだろうか。

 

「人が少ないようでしたら私がやりますよ。召喚大会の時は抜けさせてもらいますけれども」

 ここで立候補したのは姫路。姫路ならば料理も出来るのではないか。

 

「そうか、それなら ー 」

 いいんじゃないかと続けようとしたところで、秀吉がオレのシャツの袖を握って震えていた。

 

「どうした?」

 オレの問いかけにも返事せずブルブル震えているだけの秀吉。

 

「体調悪いのか?」

 さっきから突然調子がおかしくなった。何があったんだ…

 

「島田、秀吉を保健室に連れて行ってくれ。こっちはオレに任せろ」

「わかったわ。ほら木下、大丈夫なの。保健室行くわよ」

 ほぼ無理やり島田は秀吉を教室から引っ張り出して保健室へと連れて行ってくれた。

 

「えーっと話はどこまでいっていたかな…あ、そうか。姫路がキッチンに入るかっていう話だったな。う~ん…せっかくならば客引きとかホールとか接客業をするのはどうだ?」

 姫路ならばFクラスの中でもいい意味で評判だから、クラスの顔ともいうべき人は裏方ではなく、表で働いてほしいものだ。

 

「そうですか…わかりました」

「じゃあ、島田も同じような仕事任せるから」

「美波ちゃんもですね。わかりました」

 ちなみに秀吉も。美少女?と評判高き秀吉も表で働いてもらうのが賢明でしょう。

 

「後は特に決めることはないかな…よし、今名前を呼ばれなかった者はテキトーに仕事振り分けるからそのつもりで。もし、部活や他のクラスを回りたいということでこの時間からは外してくれというのがあったら、早めに言ってきてくれ」

「岡田、その心配はいらねえ。俺たち部活に入ってねえし、一緒に行く相手もいないから」

 須川の言葉。その言葉をきっかけにズンとこの教室の空気が重くなった。

 

「んじゃ後は坂本が帰ってくるまで自由にしててくれ」

 その言葉をきっかけに再び教室は喧噪の海にのまれた。さて、シフト表でも作るか。いや、その前に…計画をいろいろと立てないといけないな。自分の席についてルーズリーフを取り出し思案する。

 

「須川、ちょっといいか」

「なんだ」

 騒ぎの中心だった須川をちょっと呼び出す。

 

「メニューはどうするか決めているのか」

「ウーロン茶と胡麻団子にしてはどうだろう。手軽だ」

「それでいこう。金のことは一度作ってみてからにしよう」

「わかった。用件はそれだけか?」

 ああ。とだけ言うと、須川はすぐにおしゃべりの中心に戻っていった。

 ウーロン茶と胡麻団子ね。オレたちFクラスは余計なコストを使えない。だからメニューも簡素化する必要がある。メニューの数を増やすごとにコストもかかるからシンプルにいこう。

 

「岡田くん、何か手伝うことはありますか?」

 しばらくルーズリーフと向き合っていると、姫路がやってきた。どうやらこの空気の中、会話に入りにくく、かといって勉強や読書を出来るような環境にもないため、手持ち無沙汰だったんだろう。

 

「んー店の装飾とかはどうすればいいと思う。この見栄えじゃ流石に人は来ねえぞ」

 計画の中でもシフト表作成のような紙上で出来るようなことは一人でも出来るんだが、どうしても紙上では出来ないような、感覚の問題は一人で考えるわけにはいかない。価値観というものが偏ってしまうからな。こういうのは様々な意見を聞くべきだ。

 

「そうですね…よくよく考えてみればお店が出来る教室ではないですよね…」

「安易に飲食店などと請け負ったはいいものの、これが一番難しい問題だよな」

「壁はかわいい布を用意してそれを張るだけで雰囲気は出ると思いますよ」

「なるほど。天井もそれでいこう」

 上を見上げてごらん。もう少ししたら天の川が見えるかもしれないよ。それは冗談。ここ3階。上にも教室あるから。とはいっても穴が空いているところがちらほらあるからねえ…

 

「問題は床と机だと思います」

「腐った畳とちゃぶ台では商売できねえ」

 問題山積。こちらのほうにコストがかかりそう…いっそのこと前もって予算で子の教室の出来るところから整備を始めておくとか。いや、経営失敗した時のリスクが高すぎるか。クラスのメンバーの自腹を切るという形は出来るだけ避けたい。

 

「帰ったわよ」

「ただいまなのじゃ」

 姫路としばらくどうすればいいか考えていたら、保健室に行っていた島田と秀吉が帰ってきた。秀吉は顔色悪いながらもさっきのような震えは止まっているようだった。

 

 





 さて、と。

 勇樹は姫路の弁当を食った時間(原作通り)には別室にいましたね。

 だからこそ知らないあの恐怖…

 
 今日、七夕ですね。
 何か短編でも書こうかと思いましたがやめました。
 理由は簡単です。雨が降っていて天の川が見えないから←


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