昨日更新した第43問、今朝10時50分段階で文章を増やしましたので、それ以前に見てくださった方はもう一度前の話に戻って見ていただけるとありがたいです。
ちょっと短いかなと思いましたので付け加えました。
今後はこういったことが出来るだけないように努めますので。
学校で何があっているか、というのはほぼ省きます。
原作通り進みますので。
では、どうぞ♪
次の日起きたらLINEが何通か来ていた。
My Mother
『今日の昼また行きます』
仕事帰りかな。お土産期待。
Yuko Kinosita
『おはよう。勇樹の分まで頑張ってくるわ』
メイド服のまま見舞いに来てくれないかな~
Hideyoshi Kinoshita
『中華喫茶のことは心配せずともよい。ワシらに任せるのじゃ』
秀吉ならば大丈夫だろう。雄二が召喚大会にかかりきりな今、秀吉にかかる負担は大きくなる。頼りにしてるよ。
Kota Tsuchiya
『昨日のメンバー数人に連絡先教えた。事後報告ですまない』
出来れば事前に許可取ってほしいけどね。昨日のメンバーなら別に構わない。
♪愛子♪
『やっほ~元気してるかい。ボクは見ての通り元気だよ♪ あ、名乗り忘れてるね。工藤愛子だよ~ムッツリーニくんに教えてもらっちゃった(^^)/何といってもお礼がしたかったからね。昨日はありがとう!! ちゃんと優子の許可を取ってお見舞いに行くからね~』
どうしてオレでなく優子に許可を取るのか…これは工藤さんね。登録名変更しておかなきゃ。
霧島翔子
『おはよう。雄二は忙しくて連絡できないから私がした。雄二と吉井は決勝戦絶対に勝てる。犯人も捕まえる。だから大丈夫』
あ、霧島。電話番号で登録されましたって出てたな。そういや一応連絡先交換してたんだった。LINEの方は交換してなかったけど…雄二たちは忙しい、か。それならば安心しておけるな。
久保 利光
『おはよう岡田くん。容態はどうだい? 異変を感じたらいつでも父に言うといいよ』
コネってすげえなあ。特別扱いしてくれんのかな。いや、違う。医者ならば患者を治すのが仕事か。
このくらいか。
寝起きにこれだけいろんな人からメッセージが来ているって言うのは嬉しいよな。登録名の変更をして、それぞれにメッセージの返信をしたくらいに、朝ご飯が運ばれてきた。
病院の飯か。食うのは初めてだが意外と量は多いな。栄養をちゃんとつけないといけないからだろうな。軽く平らげると途端に暇になった。暇つぶしになるようなものは何もない。テレビも見れないし、本も持ってきていない。Twitterに張り付くしかないかな。
しばらくすると、訪問者が。久保父だった。
「岡田くん、車いすを使うかね。動きたくてうずうずしてそうだったから持ってきたよ」
「ありがとうございます!」
「足は動かせないけれど、手は使えるからね。病院の敷地外はダメだよ」
「わかりました。早速乗りたい ー 」
「ただし、条件がある」
病院の敷地外はダメ、というのが既に条件だと思うのだが。
「誰か1人、同行者が必要だね」
「つまり、連れがいないと車いすは使えないと」
「その通りだ。両足が不自由な今、1人で出歩くのは危険だからね」
「わかりました。それは看護師さんとか捕まえてもいいのですか? お仕事の邪魔でしょう」
「お見舞いの方に頼めばいいと思うのだが、それでも耐えられないんだね。わかった。君のために1人つけよう」
よっしゃ。これで窮屈な病室から出られる。1日目で早速こういうこと思っているんだが、オレは数日も数週間も耐えられるのだろうか…心配になってきた。
「その人を呼んでくるから少し待ってなさい」
「わかりました」
この厚遇はなんだろう。逆に申し訳ないと思ってしまう。久保サンキューな。
数分待つと久保父が1人連れて帰ってきた。なんとまあおきれいな方で。……見覚えあるような。
「彼女が君についてもらう人だ。自己紹介を」
「
「よろしくお願いします……つかぬ事をお聞きしますが、曲直瀬というと~」
「姉の
あの先生の下の名前、薫って言うんだ。というかやっぱり姉妹かよ。似ているな~って思ったわ。
「君がもし不審な動きをしたら彼女のお姉さんを通じて、西村先生にも伝わるからね」
学校に伝わる、ではなく西村先生に伝わる、というあたり学校のことをよくわかってらっしゃるお父さんである。
「わかりました。え~っと曲直瀬さん」
「恵です。姉と混ざるので下の名前で呼んだほうがよいでしょう」
別にごっちゃにはならないと思うけどなあ。本人がそう望むならいいか。
「はい、恵さん。よろしくお願いします」
「勇樹君。私を呼ぶときは、ナースコールではなくこのポケベルでお願いします。緊急なときはナースコールで散歩希望の時はこちらで連絡をお願いします」
ポケベルを手渡しながら恵さんはそう言った。確かに別にしていたほうがいいと思う。いつの日かオオカミ少年になりそうだから。
「それでは、私はこれで失礼するよ。気分転換もほどほどにね。君は怪我人ということを忘れてはならないよ」
「承知しています。うまく自分の怪我とも付き合っていきますよ」
その言葉を聞くと久保父は病室から出て行った。
「では、早速散歩をしたいですか?」
「はい。お願いします」
そういうと車いすを乗りやすい位置に用意してくれた。
足を使えないからうまく上半身で車いすに乗ろうとするのだが、どうしても最後のところで補助がいる。これをわかっていたのか…1人じゃ危ないということを。
「お~車いすだ~いつもと違った景色!」
「個室出たら出来るだけ静かにしてくださいね」
「もちろんわかっていますよ」
そういうとすぐにドアの方に向かって初めての車いす運転を開始した。その後ろから歩いて恵さんがついてきた。
「あ~その前に」
「どうされました?」
「トイレ行っていいですか。この病院に来てから一度も行ってないので」
「すぐに行ってきなさい。どういうことですか…もう半日はとっくに経過してますよ」
「足は使えないからトイレに歩いていけないし、我慢していたら今になってたってだけで」
「1人でトイレ出来るのですか?」
この人は何を言っているんだ? 今年で17になるオレに向かってどうしたんだ。
と思っていたんだが、恵さんの心配事はすぐにわかった。車いすから便器に移動するだけでも一苦労。思わず結構ですと言った矢先、手を借りるのは嫌だから、今回ばかりは何とか自力で。
トイレするのに何分かかるんだろうか。それに腕が疲れた……
「これはおとなしく手伝ってくださいと言うべきだった」
「そうでしょう。普段足を使わないということがないですからね」
「その苦労が今になってわかります」
「今度からトイレの時は誰かの手を借りることですね」
その忠言、ありがたく頂戴します。トイレするだけでものすごく上半身が疲れたから、散歩はいいかなという気になった。
「今日は私が車いすを押していきましょう」
「ありがとうございます」
というわけで、1時間くらいこの広い病院の散歩を ー というか車いすを押してもらっていただけだが ー した。道中、いろんな話をした。薫さんの話とか聞かずともしてくれるからね。おかげで今度保健室の先生に会う時には、ネタがたくさんあるから楽しみですね。
LINEとか本人の登録名をそのままにしたままだとスパムっぽくなる人がいるじゃないですか。それが嫌で、登録名の編集をすることは結構あります。統一させることで検索もすぐにできるじゃないですか。
それはいいとして、車いす。
乗りましたね~懐かしい。想像以上に腕の体力消費するんですよあれ。
また曲直瀬さん。
便利だな。この勢いだと他に兄弟まだたくさんいるんじゃね? みたいに思ったり思わなかったり。
恵と薫って名前に関しては、曲直瀬って言った後にパッと思いついた名前2つです。なかなかにゴロがいいのではと自負しております。
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