神々の狂乱   作:初代小人

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今日の投稿です。バイト終わってから書くんで投稿のタイミングがバラバラです。大体1時から4時の間くらいですかね~?
今回からサラ外伝という事で何と!ロキ君が出ません。
この章では主人公をサラにしてお送りします。
ロキファンの方々、しばらくお待ちください。
サラファンの方、喜んでいただければ嬉しいです。
それではサラ外伝、どうぞ!


本編零章・サラ外伝『虎馬』
悪夢


気がつくと私は流れる水の鎧を纏って貴族に対する反乱軍(クーデター)と交戦していた。

「まただ。」と私は言うが、目の前の敵を屠る手は止まらない。

敵の1人1人は弱いものの如何せん数が多いので圧倒的な物量の違いにMSFは苦戦していた。

また、彼ら反乱軍(クーデター)はこちらを殺す気で襲いかかってくるが、こちらはなるだけ敵を殺さずに無力化しなければならない事も苦戦の原因であった。

 

 

人界暦3650年、クラウィンコロナ各地で、横柄な貴族達に平民達が暴動を起こし、反乱軍を結成、武器を取って国中の貴族を襲撃、殺害して回った未曾有の大事件が発生した。

警察だけではとても手に負えないその状況にMSFも出動、交戦することとなる。

反乱軍の多すぎる戦力に、

MSFも戦力を分断されてしまう。

大抵の場合MSFが勝利し、その地の反乱軍を鎮圧したが、やはり負けてしまう部隊もいた。

そして勝利すればそれぞれ近くで闘っているところに乱入し、場を掻き乱し、味方を援護する。

その結果起きたのはどのMSF隊員も経験したことのない史上最長の戦闘だった。

それによってMSF側では疲労により集中力が下がり、全体的な戦闘力、術式の精度などが下がっていった。

だが反乱軍側では疲労は力を与えた。

彼らは理性を失い、憎しみが残った。

そしてその憎しみはMSF隊員に向けられ、彼らは暴徒となった。

しかし総隊長のサラが率いる部隊は、彼女が士気を上げ、自らも鼓舞した為に効率的に反乱軍の人員を確保していった。

そして間もなく目の前の敵を壊滅させられるという時、

彼女に悪夢のような瞬間が訪れる…

 

 

 

「キャーーーーーーッ!」

ベッドから跳ね起きる。

息が荒い。服が寝汗でびっしょりと濡れている。時計は5:26を示している。

「随分うなされておったがサラよ、大丈夫かの?」

と尋ねてきたのはMSFの頭脳である博士だ。

「大丈夫ですよ。」と私は答える。

「またあれを見たのか?」と博士が問うてくる。「あれ」というのが何なのかは二人の中ではわかっている。

なのでサラは「ええ。」と短く肯定する。

「睡眠薬はいるかの?」

という博士の気遣いに、サラは「もう一時間半したら起床時刻だから大丈夫ですよ。」と答える。

そしてそれに続けて「起こしてしまったならすみません」と律儀に謝罪すると、博士は

「あの、な。サラや。落ち着いて聞いておくれ。前々から言おうと思っておったんじゃがな。」

となにやら気まずそうに博士が話すのを聞く。

「不謹慎なんじゃが、サラや、お主の寝汗でパジャマが濡れるじゃろう?そしたら、だな。あの、下着が、透けて見えてしまう…んじゃよ。」

博士が言いにくそうにするのは当然である。サラはMSF養成学校時代から容姿、器量共に優れており、有り体にいうと「モテて」いた。

さらに第二次性徴が来て、学生の頃はなかった胸も今はそれなりにあるため、男性からすればとても言い出しづらいことなのである。

そしてそれを聞いたサラが耳まで真っ赤になって部屋の隅で着替えたのも仕方の無いことだろう。

 

 

 

それから数日後。

「あ、もう月末ですか。」とサラが持っているチラシは毎月月末に行われる恒例イベント、MSF分隊対抗戦の告知だった。

MSF分隊対抗戦とは、その名の通り各分隊対抗で行われる集団の模擬戦で、博士が発明した電脳世界構成機が作る電脳世界に電脳体(アバター)としてダイブする技術のお陰で負傷者を出さずに安全に実戦訓練を行えるのである。

チラシを持って私が第1分隊の詰所に行くと…

「おはようございます、サラ様。今日もお美しい。」「「サラ様、ついにこの時が来ました。今こそ…(以下略」

「サラ様」「サラ様」「サラ様」「サラ様」

勤務中だというのにこの態度である。怒った私は

「あなた達には真面目さというものはないのですか!?」と怒ると、一人の隊員が、「サラ様、お怒りになった声と顔すらもお美しい…」と言うので、

「もういいです!!あなた達なんてもう知りません!」と言って詰め所から出てきてしまった。

 

1方詰め所に残された隊員達はというと。

「さ、流石にやりすぎたか…」

「いや、流石に怒ってるのに言うのはやりすぎだろw」

「いや面目ない。サラ様毎年この時期になると哀しそうだから…」

「早く吹っ切れて欲しいんだけど生真面目なとこが仇になってるんだろうね…」

という会話をしていた。そこに…

「冥福祈願」

と、第二分隊副隊長のグロウドがさりげなく混じっていた。

「わぁ!?グロウドさん、今日はどうしてこちらに?」と、割と歴戦の勇士である隊員の1人の問いかけにグラウドは

「宣戦布告」と答える。

「そうなんですか。」と相槌を打つと、

「隊長不在、再来予告」と言ってから果し状を机に置いて詰め所から退出する。

第1分隊と同格の戦力を持つ、いわばライバルである第二分隊。その副隊長、グロウドは無口で、漢文のような話し方をするのが特徴であるため、ある程度分かるものにしか意味がわからない。

ちなみに先程の「隊長不在、再来予告」とは、隊長が居ないようなのでまた出直すという意味である。

「それにしても隊長は一途だからなぁ~」

「ま、俺らが出るとこじゃないっしょ。」

「さてと、謝りに行きますか。」

彼らは支度をしてサラに謝るべく詰め所に鍵をかけて出発していった。

 

 

To be continued…




今回はプロローグといった所でしょうか。終わり方が微妙ですがこのまま書き進めたらサラ外伝を一話で終わらせてしまいそうなので。そんな長文は見るに耐えないので若干無理やりな感じではありますが分割します。


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