神々の狂乱   作:初代小人

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投稿が二ヶ月も空いてしまって申し訳ございませんでした。
リアルの方でごたごたがあったのと、バイトを初めて忙しくなったのと、単純にモチベーションが上がらなかったのが原因です。
エタった訳では無いので安心して下さい(履いてますよ)
それでは、どうぞ。


混沌

「アナタ達は、アタシが開発した画期的な薬の被験者になるの。光栄でしょ?」

謎の人物はあくまでも気楽な調子でうそぶく。まるで道化師のように。

しかし私には知りたいことがあった。だから危険承知で声を出してみることにした。

「うぅ〜〜!うぅ!」猿轡のせいでちゃんとした声は出ないけど、相手には聞こえたようで、

「何?何か言いたいことがあるのね?妙なことをしたらすぐ殺すわよ?」と言って謎の人物は私の猿轡を外す。

「その薬の効果は何なの?」という私の問いに、返ってきた答えはあまりにも意外なものだった。

「この薬はねぇ。あなた達みたいな人に、魔術を使う力を与えてくれるのよ。」

とたんに周りの人の目の色が変わる。

それまで心を占めていた恐怖はいと容易く欲望に飲み込まれた。

どうやら無差別に見せかけて魔術が使えない人だけを集めていたようだ。そして私は次の問いを投げかけることにした。

「で、その“お薬”の副作用は何なの?」

私の職業は看護師だ。だからこそ、魔術師を人工的に作る薬には人道を超えるような凶悪な副作用が伴うことを知っている。

「おやおや、ずいぶんと詳しいようじゃないか。でも、今回に限ってはその知識は不要だったようだけどね?」

そう言って謎の人物は何の躊躇もなく、一人の女性を選び、首筋に注射を打つ。

その女性はすぐに叫び声を上げ、苦しみ始めて、やがてそれが終わった時には、胴体はフジツボがついた亀、右腕はシオマネキのそれ、右腕からはイソギンチャクのような触手、顔は鮫、下半身はタコの足が本来のタコよりも明らかに多く生えている。

それを見た周りの人達はようやく状況を理解したようで叫び始める。

その声を他所に、謎の人物は「あ〜あ、外れかぁ」と呟いてから、

「黙りなさい。さもないとお注射するわよ?」といたずらっ子のような笑みを浮かべて言う。

状況と全く伴っていないその笑顔は却って凄みが出て、私たちに底知れない恐怖を与え、有無を言わさず黙らせる。。

そして謎の人物は飄々と道化を演じる。

「あらまぁ静かになっちゃって〜でも忘れてなぁい?みぃんな、この薬の、被験者になるんだよ?黙っても、結局、注射されるの。さあ実験開始。」

幼い子供に教えるように言ってから、謎の人物は私の髪を乱暴につかんで二の腕に注射器を押し当て、容赦なくピストンを押す。

意識が薄れ始め、体の形が変わろうとして激痛が全身を襲う。それでも最後まで愛する恋人を見つめ続けた。

 

そして2人分の涙が床を濡らした。

 

 

 

 

 

 

ハッと気が付くと俺は学校の医務室にいた。どうやら()()()()と行った剣術の実技訓練で油断したところを派手に吹き飛ばされて気絶したようだ。

ようだ、というのは頭を打った衝撃のせいか、実技訓練の記憶が抜け落ちているからだ。

少し違和感を感じるが、まあいいか、と考えるのを止める。

医務室の先生が、内出血と広範囲に及ぶ打撲で、軽傷とはいえ剣術の訓練にしては大きい怪我をしているため今日は帰れというので、寮に帰ることにした。

教室に戻ってカバンをとる時にガローンの一味が薄気味悪そうな目で、ラオが尊敬の眼差しでこっちを見ていたり、「あのガローンと引き分けって…」などとヒソヒソ囁くような声がしたのは気のせいだと信じて今日は帰った。

 

 

 

 

 

 

病院に行き、2、3日は大事をとって学校を休むこととなった。

そして復帰した日。

やはり周辺のクラスメイト(主に女子)は俺の方を見てヒソヒソと何かを話している。

ラオに至ってはもう何だろう、自主的にパシリを始めた。

例えば昼食の時間になると「ロキさん、こちら冷たい飲み物です。」と、どこで調べたのか俺が好きなコッカコーラを自販機から買ってきてくれたり。

俺が少しでも暑そうな素振りを見せるとどこからか明らかに大きすぎる芭蕉扇のような団扇を取り出して扇いでくれたり。

快適だし気持ちは嬉しいのだが、はっきり言って何だろう、凄くやりづらい。

それを伝えるとラオは、「ロキ様、こんな下々の者のことを気遣って下さるとは…やはりお優しい…」とか訳分からんようなことブツブツひとりで言い出してなんか怖いし…結局元の付き合いになるのに三日かかった。

あれ?記憶が確かなら俺とラオが一緒に居たのって最初の一日目だけじゃ…

なんて気にしたら負けだよね。そうだよね。

そんな訳でラオが元通りになってから更に数日が経ったある日。

俺は各々個性的な服装に身を包んだ上級生達、その数実に十数人に教室で取り囲まれていた。

いい加減クラスメイト(主にラオ)の事で苦労していたのだから、溜息こそつけど、その状況で頭を抱えて発狂しなかった俺は褒めてもらっていいと思うんだ。

まずこの先輩達は何なの?

何がしたいの?

この学校の悪しき伝統?

新入生は教室で囲んでリンチしてフルボッコだドン?

にしてもとりあえず防具を付けるのはまだしも竹刀を持ってくるのやめてもらえませんかねぇ?

あとそこの人。とりあえずそのダンベルは下ろそうね。普通に凶器になるからね。と言うかそもそも既にあなた腹筋シックスパックだよね?もう鍛えなくていいよね?何なの馬鹿なの死ぬの?

などと俺が現実逃避を始めた頃だった。

横からラオが助け舟を出してくれ…

「えーと…課外実戦活動の勧誘ですよね?」

てない。何だよ課外実戦活動とか。知らねえよ。あれですか?漢字並べときゃカッコいいでしょ的なノリですか?

何?ここの運営グループの人達みんな厨二病なの?

と、更に現実逃避を始めていると、ラオが今度こそ助け舟を出してくれた。

「あのね、ロキ、課外実戦活動っていうのは、ほかの学校で言うところの部活動なんだけどね、うちの学校は訓練の延長線上として、自分の得意な分野に特化して研究したり、強くなるために鍛えたりするための場所なんだよ。」

それを聞いて俺は、眼前のプレッシャーの塊、もとい勧誘の先輩方に、「すみません。」と話しかけることにした。

すると1人のリア充満喫してそうなチャラ男…ちょっと待て、前髪が重力に逆らって30センチほど水平になってないか?

その原理を小一時間ほど問い詰めたい…衝動をなんとか抑えていると、そのチャラ…じゃない、先輩が聞き取ったようで、「どうした?俺の胸にCome on!する気になったか?」などとふざけたことを言ってくる。

まず何だよ胸にCome on!って。ふざけてるのはそのまま前髪だけでいいんだって。なに?みんなして俺に精神攻撃してるの?そろそろ突っ込みきれずにパンクするよ?俺。いいの?

 

ゴホン。とはいえ返事しないとこの話が前に進まないので(メタい?ソンナノシラナイヨ?ホントダヨ?)、とりあえず「ごめんなさい、今日は敷地の裏山にあると担任の先生に聞いた小型のダンジョンに行く予定なので失礼します。すみません。」と言ってラオを半ば引きずるようにして連れて、教室を出る。

そこにはポカンとした様子の男達が十数人取り残されたという。

 

 

 

「ふぅーえらい目にあったな、ラオ。」と、ダンジョンの入口の前でラオに声を掛けると、ラオは虚ろな目で、「そりゃあそうだよね、ロキは強いもんね、ほら、世界に七振りしか存在しない七聖剣のうちの一つ、の持ち主だもんね。人気者なのは当然だよね。そもそもホントなら僕なんかが隣に立てる人じゃないもんね。」とブツブツ言っている。影のような何かを纏っているように見えるのはきっと気のせいだ。

というか何なんだよ今日。お願いだからラオまで変にならないで?やめて?俺のライフはもうZEROよ?

「ラオ、ラオ?」いくら話しかけても返事がない。

この辺りでこらえていた何かが爆発した。俺はダンジョンの入口の錆び付いた重い鉄扉を開き、その中にラオを叩き込んで、自分も入った。

その衝撃で我に返ったのか、やっとラオが正気を取り戻す。

「アレ?ここはどこだ?」とか言ってる哀れな友に俺は「ダンジョンに入ってすぐだ。」と、何事も無かったかのようにいう。別にアレだよ?俺が叩き込んだ事がきまりが悪くて隠したんじゃないよ?

そして、状況説明が終わって、ダンジョン内を少し進んだ時だった。

 

▼スライムが現れた。

ロキはどうする?

 

・攻撃←

・逃げる

・ラオとバトンタッチ

 

▼ロキは太刀で切りかかった。

しかし弾力で跳ね返されてしまった。

▼ラオのLv,1火属性魔法

スライムに5のダメージ。スライムに火がついて燃え上がる

▼スライムのターン

しかし炎のせいで動けない。

▼ロキは剣から炎を放った。

会心の一撃!

スライムに5000ダメージ。スライムは燃え尽きて倒れた。

更に追加でラオに10の精神的ダメージ。ラオの特性「嫉妬の炎」により、次回戦闘時の攻撃力が小アップ。

▼スライムとの戦いに勝利した。

ラオは10経験値、手に入れた。ロキは1経験値、手に入れた。

ラオは魔法薬の精製用アイテム、「謎の粘液(緑)」を手に入れた。

 

 

 

 

どうもおかしい。普通にスライムを炎で焼いて倒しただけのつもりなのに…手続きしてた1ヶ月間、暇だったからサラに手合わせしてもらって勝率五分五分くらいだったからあのスライムが弱いんだと思うんだが…さっきからラオが「おかしい…これが才能の差ってものなのか…上級生でも五人で束になって倒せるようなスライムを一撃はおかしい…」とかなんとかブツブツ独り言を言ってるんだが…やっぱり解せぬ…解せぬぞ…

まあダンジョンなわけで当然敵はまだ出てくるわけで…

 

 

▼コボルト・ナイトが現れた。

▼コボルト・ナイトの先制攻撃。

コボルト・ナイトはサーベルで切りかかった。

しかしロキにガードされてしまった。

▼ラオのLv,1草属性魔術

コボルト・ナイトはツタで手足を縛られて動けなくなってしまった。

▼ロキの居合い切り

コボルト・ナイトに80ダメージ。

miss!コボルト・ナイトを縛っていたツタも斬ってしまった。

▼コボルト・ナイトの攻撃

コボルト・ナイトはサーベルを構えて突進攻撃をする。

nice!ロキのカウンターが成功。コボルト・ナイトに10のダメージ。

▼コボルト・ナイトは倒れた。

ラオは11経験値を手に入れた。ロキは2経験値を手に入れた。

ロキは装備用アイテム、「獣人騎士の蛮刀」を手に入れた。

 

 

 

どういう事だ…どんどんラオが暗くなっていくぞ…はっきり言ってもう理由が分からん。というか助けてくれ。この沈黙が肌に突き刺さるようで痛く感じる。

 

▼ロキは状態異常、「精神圧迫」になってしまった。

 

 

そしてその後も敵を倒すごとにラオの闇は深くなっていくのであった。

 

 

その頃ダンジョンの外、サラと博士がいるMSF中央基地では、サラは木刀を持って巨木と、博士はハンダゴテなどの工具を持って機械と、それぞれ格闘していた。

そこに無線が入る。サラが出るとその相手は信じられないようなことを言った。

 

「えっ!?MSF隊員養成学校の半径2キロを突然出現した魔獣が包囲した!?()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

To be continued…

 

 




こんなはずでは無かった。二ヶ月ぶりに書いてみたら、全員キャラ崩壊した…と言うかなんだこれは…もはや違う人物じゃ…
あとホントに原本からのシナリオ乖離が酷すぎる…ホントはロキ君の授業シーンとかあったのに気がついたらカットしてたよ…orz
まずネタに走りすぎた気がするのです。
前の方が良かった、これはこれでいいんじゃない?そもそも駄作だから…など、なにか返信をください。そうしたらまた参考にさせていただきます。
2章はあと1話か2話で終わる予定です。
まあこれでも普通よりは長いですが、まだ読みやすくなったのではないでしょうか。それに関しても返信で教えて下さると嬉しいです。お願いします。

あと、キャラクターの募集をします。
能力、魔法色、属性、性別など、どれか一つでもいいですので、活動報告の方にどしどしお便りをください。お願いします
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