リリカルな世界のお話   作:リリカル☆レモン

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がっこうぐらしのたろUMRかっこいい…ゾンビになってもゆきを助けに来てくれたとか、漢じゃないっすか…

で、ヘリはどこ?


第五話

「えーっと、まず、あなたのことを教えてもらえないでしょうか?」

「はい。私はユーリ•エーベルヴァインといいます。元人間で、現紫天の盟主です」

「その紫天の盟主と言うのは?」

「私が…正確には、私たちが宿っている紫天の書には、私の他に、マテリアルという存在がいます。私は、その存在を纏めるために組み込まれたのです」

「悠斗に久しぶりですね、と言っていましたが、どういった関係なのでしょうか?」

「悠斗は、私たちの恩人なんです。あるデバイスを支配するために組み込まれそうになったところを命懸けで助けてもらって、救い出してくれたんです。その後、追っ手に見つかってしまって、悠斗が紫天の書を転移させたので、その後のことは私にも分かりません」

「悠斗は小さい頃から私たちと一緒で、ずっと育ってきましたが、そのあたりのことは分かりますか?」

「恐らくですが、追っ手の追跡を誤魔化すために自分に何かの魔法をかけたか、転移中にかけられたのかと思います。ですが、今ここにいる悠斗は間違いなく私たちを助けてくれた存在です」

「なるほど。あと―」

「お姉ちゃん、ストップ」

「なんですか、キリエ。まだ聞きたいことが」

「面接みたいな聞き方とか、いろいろ言いたいことはあるんだけど…肝心の悠斗が放心状態だから」

「あれ?」

 

 

 

 

 

「アカン、頭痛くなってきた。自分が覚えてないことをいろいろ語られて、しかもその光景が思い浮かぶから、なんかよく分からなくなってきた」

「大丈夫ですか、悠斗。横になります?」

「あー、いいよ、大丈夫。あと、なんかごめんね。君はずっと会いたかったんだろうけど、肝心の僕が何も覚えてなくて」

 

彼女が…ユーリが二人で話したいと言ったので、アミタたちには席を外してもらっている。

 

「いえ、いいんですよ。こうしてまた会えただけで、私は嬉しいんです。…二人は、そうは思っていないみたいですが」

「マテリアル、だっけ。その娘たち、怒ってる?」

「怒っているというより、ちょっと不機嫌ですね。一人は私と同じで喜んでいますが、二人は覚えてなかったことがショックみたいです」

 

どうすりゃいいんだろ。今謝ったとしても、何も覚えてない僕が言ったところで何も変わんないだろうし…

 

「ねえ、ユーリ」

「なんですか?膝枕してほしいんですか?」

「いやそうじゃなくて…僕の記憶って、取り戻す方法、ある?」

「ありますけど…二人に謝りたいから、ですか?」

「……まあ、そんなところ」

「…その状況をある程度再現して、それを見てもらって記憶を取り戻すという、ショック療法に近いやり方です。つらい思い出でしょうし、二人はそこまでしなくても、と思っています。それでも、悠斗は思い出したいですか?」

 

それを聞いて、一瞬戸惑った。

 

「…思い出したいよ。どんな記憶だって、僕のものなんだ。それに、そこまで思ってもらえてるんなら、以前と変わらないようにみんなと話したい」

「……わかりました。こうなると、悠斗は何も聞きませんもんね。でも、テストはさせてください」

「テスト?」

「はい。再現するときは、記憶の中の悠斗の体に入って体感する、といったものなんですが、あの時、追っ手にはとても強い魔導師や、ヴォルケンリッターと呼ばれる方たちもいました。そんな場を再現しても、きっと今の悠斗だとトラウマになってしまうと思います」

 

なので、とそこで一息いれ、

 

「そこで、私と戦ってもらいます。私の攻撃で怯えてしまっては、どうしようもないですからね。場所はは…紫天の書で空間作ってそこでやりましょう」

 

と、笑顔で言われた。軽い気持ちで承諾してしまったが、僕は彼女の言ったことを思い返していればよかったと後悔した。そう、支配するために組み込まれそうになった、という言葉を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょ、待って!弾幕キツイってば!」

「何言ってるんですか。過去を再現すれば大勢の魔導師と戦うことになるんですから、これよりももっと多くなるんですよ」

「いや、一発一発が重いんだって!掠っただけで衝撃がものすっごいくるんだから!」

「…以前の貴方ならこれくらい涼しい顔をして避けていたのに…記憶をなくしてしまって、感覚が鈍ってしまったんでしょうか?」

 

現在、僕の周囲に突然出現し高速で飛んでくる魔力弾(たまに誘導してくるのが混ざっている)を避けている、というとんでもない状況になっている。加えて、

 

「さあ、そろそろもう一発行きますよ〜」

「いや待ってくださいやユーリさん」

 

少し間隔をあけてから、でかい槍を飛ばしてくる(後で聞いてみたたところ、ジャベリンというらしい)。

てか、これ普通トラウマになると思うんだけど。これより酷いの、過去の僕が置かれた状況。

 

「はい、それはもう。カードリッジで魔力倍増させながら最大魔法打ち込んできたり弾幕作られたりする人が大勢いたので。途中で転移させられて、心配だったんですよ?」

「心配させたってことは謝るけど、さらっと心を読まないで欲しい」

 

 

 

 

 

「まあ、このあたりで大丈夫でしょうか。だいぶ余裕を持てるようになりましたし」

「…疲れた」

「やっておいてなんですけど、大丈夫ですか?」

「なんとか。これからさっきよりやばい光景みるってのは怖いけど、思い出さきゃ、みんなと向き合えないと思うんだ。だから、お願い」

「…わかりました。それでは、始めますよ。目を閉じて、意識を紫天の書に集中させて下さい」

 

言われたとおり、意識を集中させていた。だが、暫くすると、僕の意識は突然落ちていった。

 

 

 

 

「…始まりましたか」

 

悠斗の意識が落ちました。後は悠斗次第ですね。

 

《ユーリ…なぜ許したのだ?》

《ディアーチェに同意します。あの出来事は壮絶なもので、今まで平和に生きてきた悠斗には厳しいことと思います》

「私もそのことは初めに言われた時に思いましたよ。でも、言ってたじゃないですか。私たちと向き合いたいから、記憶を取り戻したいって」

《そうだよ、王様、シュテルん。悠斗がやりたいって言ってたんだからいいじゃん》

《しかし…》

《もうよい、シュテル。我らがここで何を言おうが、もう始まってしまったのだ。ここでうだうだ言うよりも、悠斗にかける言葉を考えておいた方がよかろう》

 

 

「ユーリさん?もういいですか?」

「あ」

 

…どうしましょう。アミタさんたちに説明するのを忘れてました。




今回投稿が早かったかと思いますが、この話は前から妄想で考えていたから早かっただけで、次からはまた遅くなるかと思います。
あと、マテ娘SR買って来ました。シュテルんに私達色に染めちゃうぞって言われたいです。
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