リリカルな世界のお話   作:リリカル☆レモン

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独自設定バンバン出すよ!


第六話

「…というプログラムで構成されており、夜天の書を乗っ取るために、あの娘にプログラムを組み込もうと思う」

「待ってくれ!ただでさえあの子につらい思いをさせているのに、まだ続けるつもりなのか!?」

「何を言っている?夜天の書は様々な戦乱を呼び起こしてきた。それをたった一人使うだけで全て終わらせることができるのだ。何を迷う必要がある?」

 

…目が覚めた瞬間に明らかに黒い話がされてて、自分は口を動かしていないのに自分の声が聞こえるって初めて体験したよ。いやーすごいすごい。ていうか僕の状況、ATMだな。あ、でもATMは憑依に近かったから、ちょっと違うな。強いて言うなら俺は悪くねえさんか。

 

暫く口論が続くと、僕は部屋から出ていった。と思ったら急に暗い場所に移動した。

 

「おっすおっす、金髪ロリ娘。ちゃんと飯食った?」

 

いやなんだよこのキャラ

 

「あ、悠斗さん。おはようございます?それともこんにちは?こんばんは、でしょうか?」

 

てか、なんだよこの部屋…まるで独房じゃんか…!

 

「ごめんな、何も出来なくて…」

「いいんですよ。こうして会いに来てくれるだけでも、気が楽になりますから」

 

暗い。重い。すっげー胸が痛む。僕の過去ってこんな暗かったんだ。

 

また場面が切り替わった。なんか、記録した映像を部分ごとに再生しているのを見せられてる気分だ。

 

「まさか傭兵が依頼主に逆らって、勝手に紫天の書を持ち出すとはな。…言え。どこにやった?」

「さて、どこでしょうね。記憶に残ってないので分かりません。鞭で打たれようが火で焼かれようが答えようがないです」

 

わたし、ユウトさん。今知らない場所で拘束されてるの。

 

「…地下の小娘がどうなってもいいのか?」

「んん?あれれ〜?ボケちゃったんですか自称天才のキチガイさん。この施設にはあんたと俺しかいないんですけど?」

「…あいつごと動かしたのか」

「ついでに言っとくと、あんたが頑張って作ってる紫天の書も移動させといたよ。片付け全くしないから気づかなかったよ(∀`*ゞ)テヘッ」

「ふざけるなよこの小僧が!」

 

キチガイさんが鞭を振ってきたが、何故か僕には当たらなかった。というかすり抜けた。

 

「なっ!?」それ僕の台詞でもあります

「はい残念〜。これただの幻だから。ジュエルシード使って作り出してる立体映像だからねー。あ、そこにジュエルシードないから探しても無駄ですよ」

 

なるほど。ジュエルシード使ったのか…え、ジュエルシード?…え?

 

 

 

「いやー、煽った煽った。あんだけやれば少しはこっちに意思向けるだろ」

『あの、大丈夫なんですか?』

「だいじょぶだいじょぶ。なーんにも問題ない。…って言いたいけど、あれでこっちに集中するわけはないからなー、またなんか考えないと」

『馬鹿者。これは我らの問題なのだ。うぬが気に病む必要はない。放っておけばよかろう』

『とかいって〜、王様実は嬉しいんでしょ?』

『な、なにを馬鹿なことを!おいこら待たんかレヴィ!』

『なるほど。つまり心の中では「本当はあなたにつらい思いをさせたくないのに…でも、ありがとう。大好き」と言っているわけですか』

『おぬしら…さては我のことを敬っておらぬな?』

『え?そんなことないよ。ボクは王様のこと好きだもん!』

『そうですよ。私たちは王のことを尊敬しています』

『あのー、悠斗のことを心配してる話だったのにどうしてディアーチェを敬っている話になるんですか?』

「それよりなんか飯食お。腹へった」

「あ、じゃあ私が作りますよ」

「え?いや、いいよ。俺が作るから」

「でも、悠斗って傭兵だったんでしょう?美味しいものよりも手軽に済ませられるものや栄養が偏ったものばかり作ってたんじゃないですか?」

「うっ…痛いところ突いてくるな…」

「ですから、私に任せてください」

「分かった。でも、今度は俺が作るからな」

 

 

「まずい」

「え?…口にあいませんでした?」

「あ、いや違うんだユーリの作ってくれたご飯はおいしいよ。…ハゲ野郎にバレた」

 

それだけで、ここにいる全員が構えた。いや、マテリアルの3人は肉体がないから反応しただけだけど。

 

『え!?ど、どうしよう!?シュテルん、なんかない?』

『…ぶっちゃけ言ってやばいです。以前はあちらが油断していたことで成功していたので、完全に悠斗ぶっ殺すマンになっている状態では無理です』

『ジュエルシードを使う、という手はどうなのだ?』

「もうやってる。ダミーの転移魔法の反応だして、到着地点にジュエルシード集めて俺らの魔力反応作ってる。でも、時間稼ぎにすらならないと思う」

「…移動しましょう。ここにいてもどうしようもありません」

「だな。ひとまずあいつらと反対方向にいこう。何もしてこないわけないけど」

 

 

結論。軍隊が待ってました。もう「兵隊さん、これから戦争に行かれるんですか?」って人数の魔導師がいるよ。

 

「うわあすっごいや」

「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!」

 

そう言いつつ、ユーリがなにかモーションをとっている。あ、アレ飛ばすな。

 

「エンシェントマトリクス」

 

突然大技ぶっぱしたので、対応しきれていない大勢の魔導師が吹っ飛んでいった。まあ、焼け石に水なんだが。

 

「わお無慈悲。魔力大丈夫?」

「だ、大丈夫です。まだまだいけます」

「とかいいつつ半分くらい消費してる件について」

 

さて、本当にどうしようこれ。 …あ、これ記憶だった。【俺】がどう考えようが関係なかったわ。

 

『悠斗、周囲の魔導師の魔力を全部吸ってください。そこから使えるの選んで出てきます。ディアーチェとレヴィもそう言っています』

「戦力増加はありがたいんだけど、それやる暇がない。やってたら足が止まって袋叩きにされる」

 

そういいつつ、弾幕をよけながら砲撃魔法を撃ち出す。が、

 

「フッ!」

「あ、来ちゃった」

 

忠犬ザフィーラ、通称ザッフィーに防がれた。難易度がハードからアルティメットに変更されました。

 

「紫電一閃!」

「電気関係ないよねそれ明らかに炎系統だよねこわいよ」

 

「ラテーケンハンマー!」

「うん。見てて思うんだ。目回らない?」

 

で、一通りツッコミを入れたあとに広域結界。シャマルさん引きこもりですか?

 

「にしても、あんだけ毛嫌いしてたヴォルケンズまで出すとか本気だな。もう泣きそう」

「だったら泣いたらどうだ?最も泣いたところで私の気は収まらないが」

「お、ハゲさんおっすおっす。気分どう?さっさと体調崩しまくって不治の病にかかって死んでくれない?」

「…さっさと紫天の書を差し出せ。そうすれば殺しはしない」

「殺さないって言ってるだけで死にたくなるようなことはしないとは言ってないんだよなー、それともその言葉聞いて俺が素直にはいどうぞって渡すと思ったの?ボケてるの?それともただの馬鹿?」

「悠斗、私たちを差し出してください」

「はい?」

 

老害と会話してたら、ユーリが訳わかんないことを言い出した。

 

「確かに、このまま渡したところで、悠斗の言った結果になると思います。でも、もう私たちの魔力はほとんどありません。私たちを渡せば、少しは意識がそちらにそれるはずです。ですから」

「デコピン」

「あう!?」

 

ああ、思い出した。思い出したよ。今までのことも、これから起こることも。いろんなことが君がきっかけで起きてるな。

 

「ここでお前ら渡すくらいなら最初から行動してないっての。第一、そんな悲しそうな顔して自分たち差し出せなんて言うな」

「でも…」

「あーもう、うだうだ言うならこうだ!」

 

そういって、俺はユーリに転移魔法を使った。残ってる魔力のほとんどを使って。

 

「え、そんな!待ってください悠斗!悠斗!!」

「あー聞こえない聞こえなーい。またな。しばらくすればまた会えるから」

 

そういって、ユーリの姿が完全に見えなくなった。よし、これで大丈夫だろ。

 

「貴様…何をしたのか分かっているのか?貴様が紫天の書を転移させたことで、新たな悲しみや憎しみが生まれるのだぞ」

「平和の為に犠牲は仕方ないとか考えてる俺カッコイイみたいな考えしてるやつに言われてもねぇ…結局俺すごいことやったよ褒めて褒めて言われたいだけだろ?そんなんで女の子巻き込むとかゴミだな。死んだらどう?」

「これ以上話をしても無駄だな。命乞いをしながら死んでいけ」

「あ、あんなこと言った手前死ぬわけには行かないから。逃げさせてもらうよ。結界無視移動まだ使えるし」

「っ!?誰か、呪いをかけろ!なんでもいい!」

「え、ちょ、おま」

 

ぎゃぁぁぁなんかかけられた!困る!すっげぇ困る!

 

「だったらこっちも仕返ししてやるわおらぁぁぁ!質量兵器大量射出ゥゥゥゥ!」

 

 

 

 

 

「あれ?」

 

目が覚めたら、俺が9年間過ごしてきた部屋にいた。

 

「あー、頭痛い…まあ以前の記憶が逆流してきたようなもんだからしゃあないか」

 

傭兵やってて盗みだろうが殺人だろうがなんでもやってたな…で、ユーリに会ってやめたんだっけ?で、ディアーチェたちの事は…

 

「ん…」

「うん?」

 

横を見ると、金髪が…

 

「くぁwせdrftgyふじこlp!?」

 

「どうしたんで…すか」

「なにかあっ…た」

 

 

 

「「何してるの?悠斗」」

 

ユーリさんや。起きてくれんかの。せっかく記憶取り戻したのにワシピンチなんじゃ。

 

 

なんとか二人の誤解を解いて、ようやく落ち着けるようになった。ちなみに、ユーリやディアーチェたちはあれだけの騒ぎがあっても寝ている。シュテルは起きてるかもしれないが。

 

「えっと、ごめんね?悠斗」

「すみません。昨日起きたことすっかり忘れて取り乱してしまって」

「ああ、もう別に気にしてないから。それより腹減ったよ。朝飯作るよ」

「え!?ダメですよ、起きたばっかなんですから」

「それに、悠斗は昨日作ったでしょ?だから今日は私が当番で…」

「あー、ごめん。今日ばっかりは譲れない。約束してたから」

「…ユーリさんと、ですか?」

「うん。だから、俺に作らせて」

 

 

 

「なんか、悠斗変わったね」

「はい、そうですね…強引になったというか、強気になったというか…」

「自分の事、前まで僕って言ってたのに俺っていってたよね。でも…」

「「なんかカッコイイ…」」

 

 

 

「ほれ、ユーリ起きて。朝ごはんだぞ」

「うみゅ〜?」

 

なにこの小動物、かわいいんだけど。

 

「ほら、冷めちゃうから早く起きて顔洗って」

「はーい」

 

「っ!?」ピキーン(NTのアレ)

「どしたんユーリ?なんか嫌いなもの入ってた?」

「いえ、大丈夫です、悠斗。…ところで、これは何と言う食べ物なんでしょうか?」

「ハンバーグだけど…」

「ハンバーグ、ですか…悠斗、一ついいですか?」

「…なにかね、ユーリくん」

「…作り方と材料、教えてもらってもいいですか?」

「ああ、いいけど…」

「でも悠斗。寝起きで凝ったもの作って疲れてるんじゃない?」

「え?いやとくには「そうですね。なので、悠斗は少し休んでてください。変わりに私たちが教えてますから」いや、でも…そうだな、分かった」

 

有無を言わせない目をしていたので、大人しく引き下がった。なんだったんだ今の。

 

 

「おっすみんな、おひさー」

『…王である我にそのような態度であることに言いたいことはあるが、久しぶりの再開なのだ。不問にしてやろう』

『と、言っていますが、本心では「ど、どうしよう!?久しぶりに悠斗と話せるのに言葉が出てこない!またキツイ言い方しちゃったし…はあ…」と思っています』

『なっ!?シュテル!貴様また『どうどう。落ち着いて下さい、ディアーチェ。それと悠斗、お久しぶりです』話を聞かんか!』

『オッス悠斗!久しぶりー!』

 

ああ、みんなと話すのも随分久しぶりだな。でもその前に

 

「みんな、ちょっと言っておきたいことがあるんだ」

『だいたい貴様は…なんだ、悠斗』

「あの時、ユーリの言葉を聞かずに転移させて、すっごい心配させたし、下手すりゃ泣けせるようなことをしたのは申し訳なく思っている。でも、後悔はしてないよ」

『悠斗…』

「確かにさ、他に方法があったかもしれない。永遠結晶起動させて殲滅とかあったかもしれないけど、俺はユーリやお前らにそんなことをさせたくなかったし、あれ以上辛い目にあってほしくなかったんだ」

『えー、ボク別に悠斗の為ならそんなこと気にしないのにー』

「俺が気にするの。…だから、俺は後悔はしてない。自分の取った行動で、後悔だけはしたくなかったから。でも、それじゃあディアーチェは納得しないだろう?」

『当たり前だ。我がどれだけ心配していたと…』

「だから、罰として、ずっと一緒にいるって誓うよ。何が起ころうとも、ずっと」

「…なら、もう一つ誓いを立ててください。もう二度と、あんなことはしないと。私たちに心配をかけないと、誓ってください」

「ボクも、もう悠斗とは離れたくないんだ。だから、ずっと一緒に居てよね」

『シュテル、レヴィ………おぬしら、なぜ表に出ている!?』

「え、紫天の書にあったデータ使っただけだよ?」

「早い者勝ちです、ディアーチェ。空きはもうありませんよ?」

 

うん、普通に何事もなかったかのように続けてきたからスルーしかけた。なんかなのはとフェイトの体(情報)使って出てきたな。てか、いつ情報とったんだお前ら。

 

『…い』

「あ、やべ。怒って」

『二人とも、ずるい!なんで私のぶんがないの!』

「……ディアーチェ?」「王様?」

『だいたい、二人は私が思ったこと悠斗に話して!そのくせポイント稼いで!なんなのよ!』

「……ディアーチェが壊れた…」




やっとやりたいとこまでやれた…これでマテリアル参戦です(Dさんから目を逸らしながら)
ディアーチェのキャラ崩壊は、いろんな方の小説を読んでてドMだったりするときはあったんですが、普通の少女みたいな話し方になるのは見たことなかったんで、どんな感じになるかなーと思って書いてみました。
一応今後機会があれば出すかもしれませんが、苦情が殺到したらやりません。
それではこの辺で。また次回ノシ
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