リリカルな世界のお話   作:リリカル☆レモン

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デートの様子とか全然想像出来ねぇ…恋愛要素ありでかいてる人たち凄いわ


第十一話

朝起きて飯食ったあとにユーリが腕に抱きついてきた。なので、どうした?と、胸の高鳴りを必死に抑えながら聞くと、「昨日の夜に、一緒に、その…デートするっていいましたし」と言われた。…ごめんなさい、枕投げの途中から記憶抜け落ちてるんです。シュテルに聞いたらすっごい不機嫌になったし。私、なにかしましたか?

 

「て、ことで、今日はユーリと一緒に出掛けるよ」

「はい…お気を付けて…」

「さっさと行ってこい。そして微妙な雰囲気になれバーカバーカ」

「なんでお前らそんな不機嫌なの?マジで俺なんかやらかしたの?」

「あのねー、悠斗。二人はむぐっ!?」

「ええいレヴィ、うぬは黙っておれ!」

「あはは…悠斗、行ってらっしゃい」

「お土産よろしく〜」

「はいはーい」

「じゃあ、行きましょう、悠斗」

 

 

 

 

 

「…やはり気になる。二人を追いかけるぞ!」

 

そう我が宣言した途端、皆が「えー」という目で見てきた。

 

「なぜそのような目で我を見る!?うぬらも気になるであろう!?」

「確かに気になるけど…二人の邪魔をしてまで行くのはあたしはちょっと…」

「そうですよ。ユーリ、昨日凄くはしゃいでましたから、後をついていくのはダメだと思います」

「王。もう少し大人になってください。悠斗とユーリも気持ちも考えて…」

「う、うるさい!大体、うぬが余計なことを言うから、その…デートに発展してしまっただろう!?」

「…」

「…すまぬ、我も少し言い過ぎた。だから顔をあげてくれ」

「でさ、王様。どうするの?追いかける?」

「当然だ。流石に邪魔はせんが、急接近するのだけは避けねばならぬ」

 

 

 

 

「とは言っても、この辺のこと全く知らないんだよな…ユーリ、行きたいとこあるか?」

「私は…あ、あのお店入っていいですか?たこ焼きってかいてあります」

「了解。じゃあ行こっか」

 

店内に入り、ユーリが欲しいと言ったたこ焼きを購入。

 

「ほら、ユーリ。熱いから気をつけろよ」

「ありがとうございます。…あの、悠斗」

「ん、どうしたの?」

「あ、あーん…」

 

少し顔を赤らめながら、一つたこ焼きを差し出してきた(ちゃんと息かけて冷ましてくれてます)。

 

「お、おう…あーん…」

「ど、どうですか…?」

「うん、うまい!ありがと、ユーリ」

「い、いえ…」

「ん、ユーリ、俺からもやってやるよ。あーん」

「ふえ!?うぅ…あーん」

 

そうやって食べさしあってると、何かふざけるな、とか落ち着け、というような会話が聞こえてきた。。一応周りを見渡してみたけど、路地裏とかないし、集団も見かけなかったから、たぶん気のせいだろう。

 

「どうかしましたか?」

 

と、急に周りを気にしだした俺を心配したのか、ユーリが話してきた。それに何でもないと頭を撫でながら答え、また二人で食べさしあった。

 

 

「あれ、悠斗。あそこにも小さい湯がありますよ?」

「ああ、あれは足湯だな。外とかで足だけを湯に入れてあったまるためのものだよ」

「へー、そうなんですか…あ、あったかい」

「そだなー、なんか落ち着くなー…」

 

こんな会話をしているときも、二人で手をつないでいました。

 

 

 

 

 

「なんだあの甘い空気は…イライラしてくるぞ…」

「王、落ち着いてください。行動に移してしまっては終わりです」

「そういうシュテルも、さっきからそわそわしてない?」

「いーなー、ユーリ。悠斗とあんなに楽しそうに遊んでるんだもん。ボクも遊びたいなー」

「だめですよ、レヴィ。今日は我慢です。また別の日に頼みましょう」

 

 

 

「あ、猫がいます」

「ベンチの上で寝てるな…あったかいのか?」

「ぽかぽかしてて暖かいですよねー」

「ちょっと休憩するか。座って待ってて。なんか買ってくるよ」

「あ、わかりました。行ってらっしゃいです」

 

なんかないかなー。和菓子とかあればいいけど…

 

 

 

 

 

「む、悠斗が離れるぞ」

「ユーリはベンチに座ってますね…何か買ってくるのでしょうか」

「王…猫が頭に登ってきました」

「我慢せい」

「あれ?ユーリに誰か近づいてるよ?」

「あれって…もしかしてナンパってやつ?」

「…ロリコンか。うぬら行くぞ。あのような塵芥共は皆殺しにせねばならぬ」

「あ、待ってください、王。どうやら私たちの出番がなくなりそうですよ」

 

 

 

 

「あれ?君、一人?」

「え?いえ、私は」

「こんなところに一人でいてもつまんないって。俺らと遊びに行こうぜ」

「そうそう。すっげー楽しいことしてあげるよ」

「いえ、あの…」

「おら、早くしろって」

「や…!離してください!」

「ったく、とっととこっちにk「おら喰らえやザビーネ!(ザビーネ=ゴミ)」うごっ!」

 

あー、やばい。プッツンしてる。この抑えきれない衝動どうしてくれよう。

 

「てめ、何すんだこの糞餓鬼が!てめえコーヒーの中身入った缶蹴りやがって!」

「てめえこそ何してくれやがんだ蛆虫が!(ピー)して(自主規制)して(**)すんぞオラァ!」

「んだとンの野郎!おいお前ら、やっちまえ!」

 

おお、不良モブのボスが言いそうな台詞と一緒に囲んできた。何この構図。こいつら殺っちゃっていいよね?ユーリ泣かせたし。

不良Aが右から殴りかかり、更に後ろから不良Bが蹴りかかってくる。Bの攻撃が遅く来るので、俺はAよ足を少しだけ払い、バランスを崩させた後に胸倉を掴んで引き寄せ、Bの攻撃の盾にした。

 

「あがっ…」

「なっ…て、てめえ、よくもさっちゃんを盾にしやがったな!」

「知らねーよ。お前が蹴ろうとしてたのが悪いんだろ」

「チッ…いい気になってんじゃねえぞ餓鬼が!」

 

そういって、ボス猿くんが懐からバタフライナイフを取り出し、俺に向かって突撃してきた。 …うん、俺がただの一般人だったらそれで十分だった。けどな、俺は戦闘狂の師匠に剣を習ってるし、馬鹿でかいハンマーに潰されかけたりもしてる。なにより、

 

 

こいつはユーリを泣かせた。

 

 

だから、怯える要素なんて何処にもない、あるのは明確な殺意だけ。

 

俺の顔目掛けて振られるナイフを懐に飛び込む形で避けつつ、腹パン。

さらにくの字に曲がり、顔の位置が低くなったところへアッパー。

体を浮き上がらせたところへ、腹に全力で肘うち。

顔面に膝蹴りをし、最後に頚椎(首の裏のとこ)に手刀を叩き込む。この一連の行動が終わるのに2秒。我ながらブチ切れてると思う。

 

「ほい、こんな危ないもんは持つべきじゃないよっと。こんな餓鬼にボロ負けするんだもん、逆にお前が危険な目にあうぞ」

「グッ…てめえ…」

「お前、さっきからてめえ、てめえばっか。それしか言えないのか?」

「なっ…てめえ!」

「ほらまた言ってる。…ほれ、なんとかこれ以上やりすぎないように抑えてんだ。最初に俺が言ってたこと

されたくなかったらどっかいけ」

 

そうやって、俺が出せる最大限の殺気をぶつける。

 

「ヒッ…す、すいませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!」

「たく…なんでこんな観光地にまで出るんだ?ああいったゴミは。ユーリ、大丈夫だったか?」

「ゆ、悠斗ぉ…」キュッ

「……うん?」

 

……えっと、今わいにユーリが抱きついてきて…ふぁ?

 

「え、えええ!ちょ、ユーリさん!?」

「怖かったです…嫌な人たちに囲まれて、何されるかわからなくて…」

「…ごめん。ちゃんと近くに居るべきだったな」

「いえ、いいんです。私のことを気遣って、ベンチに座ってるように言ってくれたんですよね」

「ああ…」

「だったら、いいんです。すごくうれしかったんです。悠斗は今も昔も、私のことを助けてくれたんだなって。だから、いいんです」

「…あーもう、わかった。わかったから。この話はおしまい。ほれ、気取り直して、次のとこ行こ。まだ昼過ぎたばっかだぞ!」

「はい、わかりました!」

 

 

 

 

 

「こ、怖かった…悠斗って、怒るとあんな阿修羅みたいになるんだ…」

「黒いオーラみたいなのが出てた…腕とか角とか生えてきそうだったよ…」

「……」

「…王?どうされました?」

「ユーリ以外がああなっても、あいつは同じように怒るのだろうか…」

「…怒ると思いますよ。以前アリサさんやすずかさんが誘拐されたときにも、一目散に自分の安全を考えずに飛び込んでいきましたから。恋愛感情とかそういったものではなくて、自分の好きな人が傷ついたら、怒るような人ですよ、悠斗は」

「…そうか」

 

 

 

 

「悠斗、ほら!次はあのお店に入りましょう!」

「わかったから!店は別に逃げないって!だから落ち着け!」

「早く行きましょう!お店が私を待ってます!」

「あー…反動ではしゃぎまくってるよ…」

 

「クレープって、いろんなのがあるんですねー。勉強になりますね」

「ハワイブルーマウンテン?ミラクルフレッシュジャーキー?クレープの種類でこんなのあったっけ…」

 

「ゲームセンター?悠斗、ゲームセンターってなんですか?」

「あー、簡単に言うと、一般人家庭に回らないゲームで遊ぶ施設かな?クレーンゲームとかメダルゲームとか、そういったものがあるよ。他にもたくさんあるけど」

「クレーンゲーム?あ、あれです…か…」

「うん、あれ。…だいたいわかった。何が欲しいの?」

「あの、うさぎのぬいぐるみを…」

「了解です。さて、マルチタスクの無駄遣いをして取ってくるぜ!」

 

 

 

 

 

「楽しかった?」

「はい!すっごく!今日はありがとうございました!」

 

あれからいろんな場所を回ってはしゃいできたら、いつの間にか夕方になってしまっていた。

 

「よかった。あ、最後に寄りたいとこあるから、行っていいか?」

「はい。いいですよー」

 

さてと、聞いた話だと…確かこっちだな。

 

「あの、悠斗?ここって森の中、ですよね?」

「うん、森の中。でも、もうそろそろ着くよ」

「一体どんな場所に…わあ…!」

 

お、ちょうどいい時間だったかな?

俺がユーリを連れてきたのは、森の中にある湖。夕方だからちょうどいい景色になってるかと思ったけど、ビンゴだったな。

 

「悠斗…ありがとうございます」

「いいって。言ってくれたらまたいつでも「いえ、そうじゃないんです」?」

「あの日、全てに絶望していた私を救ってくれて。今こうして、幸せにすごせる日々を与えてくれて。だから、ありがとうです」

「…俺は好きでやったからいいんだよ。あのクソ野郎も気に入らなかったし。だから礼はいいよ」

「わかりました。…帰りましょうか」

「そうだな。ディアーチェたちも待ってるだろうし」

 

 

「みんな、ただいま」

「お帰りなさい。悠斗、ユーリ」

「おかえりー!ねえ悠斗、お土産は?」

「おう。ほれ、団子だ」

「やたー!ねえ、食べていい?」

「待て待て。温泉に入って、夕食を食べてからだ。旅館の方が出してくれる料理を残してはいかんからな」

「ねえユーリ、今日はどうだったの?」

「えっとですね、今日は…」

「アミタ、グランツさんは?」

「士郎さんと少し話してます。夕食のときには戻ってくると思いますよ」

「そか…」

「お、いたいた。悠斗」

「あれ、恭也さん。どうしたんですか?」

「いや、外で変な連中を見つけてな。バタフライナイフ持ってるくせに泣きながら助けを求める声を出していたからな。危険だから捕まえておいたが、お前が関係しているんじゃないかと思ってな」

「へー、そんなやつらもいるんですか。観光地って言っても変な集団って出るんですね」

 

全く、周りの人の迷惑も考えて欲しいよ。




ちょっといいことがあったんで頑張りました。でもデートの描写とか年齢=彼女いない歴の私には無理でしたよ…
ちなみに悠斗は完全に不良連中のことを忘れています。どうでもいいと思った存在はすぐに記憶から消すので。
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