リリカルな世界のお話   作:リリカル☆レモン

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ついにみんなが魔法のカードを大量使用する戦争が始まりましたね。それに合わせてフェイトの出番を増やすといったことはしません。あくまでこの小説はマテリアルと花姉妹がメインなので。


第十二話

温泉旅行から帰宅して数日後。俺たちはまたみんなで手分けしてジュエルシードを探していた。で、懐かしの思念体になってたのでボコってます。

 

「瞬雷!炎雷剣!あとソードビーム」

《最後でやる気なくさないでくださいよ。確かにどうってことない相手なんですけど》

「いいじゃん特に言うことない相手なんだから。数回斬れば終わるし。けど、だいぶ見つかってきたな」

《でも、もうそろそろ見つからなくなってくる頃ですよ。残り10個だとあまり人がいない場所にある可能性がありますし》

「だよなぁ…その辺行くと補導される可能性あるし、気を付けないとな…レイジングハートとバルディッシュに伝えといてくれるか?」

《わかりました。今日はもう帰りますか?》

「んー、そうだな。もう暗くなってきたし、このへんで切り上げよう」

 

というわけで、帰宅することに。

 

「にしても、魔力量がどうなってんのか気になるな…大雑把に見て前より少なくなってるくらいしかわからんしな」

《使える魔法限られてますもんね…幼児化した際になにかあったんでしょうか?》

「さあ?管理局が来た時に一応調べるか。ハッキングして」

《バレないようにしてくださいね?》

「…うぬらは何を言っておるのだ」

「あ、ディアーチェ。帰る途中なの?」

「話を逸らすな。何故管理局にハッキングするなどという発想に至ったのだ?」

「管理局が初動遅い→もしかして人手が足りないんじゃないか→貸しを作ったらつけこまれそう→なら自分で勝手にやっとけば大丈夫って発想になりました。あと責任を個人に擦り付けるような組織は信用できないし」

「…管理局の目の前では言うなよ。そこまで行うような組織に歯向かったらどうなるかわからんからな」

「へいへーい。と、今日の夕飯何ですかい?」

「ふむ…ハンバーグカレーにでもしようかと思っておる」

「約二名のために作ろうと考えているのが手に取るようにわかります」

《王様、私にも夕飯を》

「無理難題を言うな。デバイス用の食事を用意するなどできんわ」

《そんなー(´・ω・`)》

「諦めろってリン。今度手入れしてやっからさ」

《ありがとうございますマスター!愛してます!》

 

愛の安売りである。

 

 

 

 

 

「ただいまー」

「お帰りなさい」

 

家に着くと、ユーリが出迎えてくれた。というか、この会話の流れ…

 

「◯ザエさんのような流れだな。他のものははどうした?」

「レヴィは途中でフェイトに会ったので、しばらく話してから帰ってくると思います。シュテルは公園で猫に囲まれてて、アミタとキリエはもうすぐ帰ってくると思いますよ」

「ふむ…取り敢えず夕飯を先に準備するか。ユーリ、悠斗。手伝ってくれ」

「ほっほーい」

「わかりました」

 

あれ、でもユーリが作るハンバーグって確か…

 

「……」

「ま、まあちゃんと練習していけば作れるようになるって!大丈夫大丈夫!」

「だ、大丈夫だ。我も練習には付き合う。きっと大丈夫だ!」

「いつもこれなんですよ?何度も練習しているのに上手くいかなくて…シュテルも綺麗にできてて、最近はレヴィも料理を作り始めたのに…」

 

まあ、シュテルは基本スペック高いからしゃーない。天然なのが玉に瑕だけど。で、レヴィか。

 

「そういや、前「今度おいしいの食べさせてあげるからねー!」とか言ってたっけ。それで練習してんのか」

「レヴィが…悠斗のために…?」

「え、そこ驚くとこなん?たしかに自分にメリットがないときは基本何もしない子だけどさ」

〈ディアーチェ。やっぱり〉

〈いやまて、そうと決まったわけではない。だが…〉

〈ええ。もしそうだったら厳しくなります〉

〈ああ。桃子さんはスタイルがいいし、その娘のなのはも将来的にスタイルが良くなる可能性が高い。そしてシュテルはなのはの遺伝子データを使っておる…〉

〈話によれば、フェイトの母親のプレシアさんも相当美人さんだと聞きます。となれば、先ほどのことを当てはめればレヴィも…〉

〈それに引き換え、我らは不確定要素が多すぎる〉

〈もし二人が将来、悠斗に体で迫れば…〉

〈……悠斗だったら……どうなる?〉

〈…拒否しそうですね。「ディアーチェたち」のことは娘か妹感覚で見てますから〉

〈我らを強調してきよったな…だが血は繋がっておらん。その認識を粉々に打ち砕いてやれば良い。それを言うなら、うぬだって同じかもしれんぞ?〉

〈…どういう、ことですか?〉

〈もしかしたら、あの時の悠斗の反応は「なかなか甘えてくれない娘が甘えてくれた」という反応かもしれん。もしそうだったらうぬも同じ土俵ぞ?〉

〈くっ…意外と説得力があって否定しきれません…普段から悠斗にべったりしていれば…!〉

〈レヴィを見て同じことが言えるのか?わかってはいたが、かなり壁が高いぞ〉

 

…真剣な顔して二人で見つめあっている…あの、そうなるとワイ空気になるんやで?わかっとるんですかい?…他の皆迎えに行こ。

 

 

 

「ってことがあったんですよ」

「なるほど…相談してもらって悪いが、俺にも二人が何故そうなったのかはわからん。すまんな」

「あ、大丈夫ですよ。にしても、なんなんだろうな」

「時折真剣な顔をして目で語り合う…そしてそうなるのは毎回悠斗が関係している…お前は本当に何もしていないんだろうな?」

「自分でわかる範囲では何も。だから悩んでるんですよ」

「…私からすればどっちも鈍すぎるから話し合っても解決しないって言いたいんだけどさ…打ち合うのか話し合うのかどっちかにしなよ」

 

え?なに言ってんのさ美由希さん。

 

「「打ち合いながら話せばいいじゃないか」」

「…無意識に反応できる二人だからできるんであって、私には出来ないよ」

「ほう…なら少しメニューを増やしてみるか」

「え、ちょっと待ってよ恭ちゃん!悠斗くんも何か言って」

「頑張ってください。応援してます」

「こんなことって…あんまりだよ…」

 

あ、現在お互い二刀で打ち合ってます。恭也さんの動きを出来るだけしっかりと見て、力の入れ方とかを覚えるようにしてます。というかシグナムもここまで動けてなかったような気がするんだけど…え、御神の剣士って化け物ばっかなの?

 

 

「ありがとうございました!」

「ああ、お疲れ。しかし、お前もここに来てだいぶたったな」

「もう2年になりますからね…そのせいで風切り音で攻撃がくる場所がわかるようになりましたから」

「だがまだまだだ。そこまではやらないが、俺や父さんは気配で人の位置がわかるぞ」

「うへぇ…奇襲なんて通じないですねそれ…スペック高すぎじゃないですか。泣きますよ」

「俺だってまだまださ。父さんの全盛期の足元にも及ばない」

「そしてその恭也さんが未熟と言う美由希さんに勝てない俺って…」

「いや、私だって割と小さい頃から頑張ってるんだからね?2年ちょっとの悠斗くんには負けられないよ」

 

壁が高すぎる件について。

 

 

 

で、また数日後。なのはとフェイトがジュエルシードを発見したらしい。が、場所は港近くのコンテナが集まっているところ。誰もそんなところ気付かねえよ…

 

「で、来たんだけどさ。なにあの木。この間も街全体に木が生えなかったっけ」

「それに、なのはとフェイトの砲撃を耐えてますね。学習して耐性つけてきたんでしょうか?」

「いや、前のジュエルシードとは無関係だからね。でも丁度よかったよ。全員が揃えば流石に通ると思う」

「あ、それなら…みんなー!集合ー!」

 

俺がそう叫ぶと、シュテル、レヴィ、ディアーチェが召喚された。

 

 

「全く、呼ぶなら事前に言え。急にやられると我も困る」

「ですが、急がなければいけないのは事実です。さっさとやっちゃいましょう」

「よーし!それじゃボクが」

「待て待て。個人でやってもだめだって。せーのでやってくれ。他のみんなは何かあった時のために備えておいてくれ」

「はーい!」

「それじゃ、やるぞ。せーの!」

「ディバインバスター!」

「サンダーレイジ!」

「ディザスターヒート!」

「天破・雷神槌!」

「アロンダイト!」

 

みんなが砲撃魔法を過剰と思えるほどの威力をもって撃ち込んだ。…あそこまでやるとなんか可哀想に見えてくるな…

 

「悠くん!」

「あ、うん。ジュエルシード、封印!」

 

封印魔法をかけ、ジュエルシードが暴走しないように抑えた。そしてフェイトが確保しようと近づいていった。

が、

 

「そこまでだ!」

『!?』

 

声が聞こえたと同時に、ここにいる俺たち全員にバインドがかけられた。

 

「こちらは時空管理局だ。管理外世界での魔法の行使、ロストロギアの件について、詳しく話を聞かせてもらう」

 

横目でレヴィがバインドを砕いているのを見ながら、俺は重要なことに気がついた。

…管理局の良く分からないやつが、ここにいる全員にバインドをかけている…あれ?これって…

 

「やばい!逃げろ!」

「悪いがそれを許すことは出来ない。こちらにも立場というものが…」

「違う俺たちじゃない!お前だよそこの黒いの!」

「黒いのって…そもそもなぜ僕が」

 

その後の彼の言葉を聞くことはなかった。なぜなら、空から紫色の雷が彼に直撃したからだ。

 

「え?えー!?」

「やっべ…フェイト!アルフ!今すぐ戻って!出来れば甘えまくって!」

「え?でも」

「いいからいくよフェイト!このままじゃとんでもないことになる!」

「う、うん…」

「で、この黒いのは」

[あの、すみません…]

「え?」

 

聞きなれない声がしたので見上げると、空にモニターがあり、それに女性が苦笑いを浮かべながら映っていた。

 

「…えーっと、どちらさまですか?」

[私たちは、時空管理局というものです。先ほどそこに倒れている、クロノ・ハラオウンが言った通り、管理外世界での魔力行使や、ロストロギアのことについて、私たちの船で詳しく話を聞かせて欲しいのです]

 

…胡散くさいな。ロストロギアのことならユーノが伝えてるし、魔法行使もそのことを考えればわかるだろう。

 

〈…みんな、どうする?〉

〈私は反対です。魔法に関係ない世界に管理局の法を持ち出してくるような組織は信用できません〉

〈私は出来れば今まで起こったことを話したいんですけど…〉

〈お姉ちゃん、気持ちはわかるんだけど、だからって向こうの本拠地に乗り込むわけにはいかないわよ〉

〈…悠斗、お前はどうする?〉

 

…ま、返答は決まってんだけどな。

 

「わかりました。そちらに向かわさせていただきます」

[そうですか。なら今から転移の座標を「ただし」?]

「こちらが向かうのは、私と数名だけです。それ以外のものは、ここに残らせてもらうか、家に帰させてもらいます」

[ええ、構いません。では、準備ができしだい、そこにいるクロノも運んでもらえますか?]

「はい、わかりました。…じゃあ、ユーノ、シュテル、いいか?」

「え、うん…」

「はい、構いません」

「悠斗、何故二人を選んだのだ?」

「ユーノは発見者だし、管理局に連絡を届けた人物だからな。で、シュテルは冷静でいてくれるから、俺たちが言いきれないこともちゃんと補足して言ってくれるから。なのはとディアーチェはなんかその場に流された発言しそうだし、レヴィは論外」

「論外…論外って…ボクは信用されてないの?」

「あ、違うよ。レヴィだって、自分が説明するのに向いてないとは思うだろ?」

「うん…」

「それだと、向こうの人の認識を狂わせるかもしれないし、何よりこれはレヴィの分野じゃない。だから、今回は出番はなしなんだ。大丈夫、レヴィがいらない子ってわけじゃないから。な?」

 

そういって、俺はレヴィの頭を撫でる。レヴィは少し照れながら、

 

「あ…えへへ…」

 

と声を出した。

 

「よし、じゃあそこの黒いのも連れてくか。みんな、先帰ってていいからな」

「では、行ってきます」

「ちゃんと話し合って、これからのことを決めてくるからね」

 

あー、知らないとこの転移って緊張するな。初めて庭園行ったのが懐かしい。

 

「ねえ、ディアーチェ」

「なんだ?」

「私たち、軽く悠くんに馬鹿にされた気がするの」

「…帰ってきたらエクスカリバーを叩き込むか」

 

よし、転移するぞー!




やっぱり自分の小説は文章が短いと思う。でも文章力は全然上がらないし、ここが区切りがいいと思って終わらせてしまう。なんかいい方法ないかな?
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