友達の家族がトラウマ対象
本日は6月4日。はやての誕生日。
「プレゼントよし。ケーキよし。ディアーチェを拉致る準備完了。よし、はやてんち行くぞ!」
「おい今妙な言葉が聞こえたぞ。詳しく話せ」
「え?どの部分?」
「我を拉致するとかいう部分だ!なぜ急にそんな話になる!」
「本日はやての誕生日。喜ばせてあげたい。はやてはディアーチェに懐いてる。OK?」
「理解はしたが承諾はせん。貴様だけでいけ」
「ふっ、拉致すれば問題ない」
「ならばあの権利を発動s「言わせるかぁ!」むぐっ!?」
ふははははは!バインドで口を塞がれれば喋れまい!
「さあいくぞ!」
「むー!」
「こんちはー!はやてー、来たよー!」
はやて家前。ディアーチェを拉致しながらケーキとかいろいろ持ってきた。ちなみにディアーチェは泣いてます。
「…あ…わ……と……」
「どう…ましょう……」
「な……んだ………たの…」
「あり?」
はやて以外に声がする。石田先生が来てるかもだけど、明らかに二人以上いるし…
〈取り込んでいるのだろう。また今度に〉
「こんちはー」
〈って、おい!勝手に入ってはいかんだろう!〉
そんなん気にしない。勝手知ったるなんとやらだ。
「はーやて。誕生日おめ…でとう…」
待って待って待ってなんでここにいるんだよそうだこれは夢だそうに決まってる
「あ、あのな。悠斗くん。この人たちは「いやぁぁぁぁぁぁ!」な、なんや!」
「やめて!そこの赤い子怖いの!部屋から出してぇぇぇぇ!」
「……はい?」
「やめて!ギガシュラしないで!防御の上から押しつぶしてくるのやだぁぁぁ!」
「落ち着いたか?」
「はい、取り乱してすみませんでした。反省しております」
ディアーチェに頭を殴られたおかげでなんとか正気に戻れた。まだヴィータちゃんみると震えるけど。
「でよ。なんでお前はあたしが使う魔法を知ってんだ?」
「え?なんのこと?」
「とぼけんなよ。ギガシュラって、ギガントシュラークだろ?」
「違うよ。ギガシュークリームソーサラーのことだよ」
「なんだよそれ!そんなの聞いたことねーぞ!」
「適当なことを言うな」
また殴られた。場の空気が重かったから和ませようとしたのに、さらに重くなったよ。
「ごめんなさい、正直に答えます。くらったことあるからです」
「…何を言っている?私たちは今日初めてお前とあったのだぞ?」
「…ならあんたらの名前全部言えばいいよな?ヴォルケンリッター」
その言葉に、4人が驚愕する。
「ピンクが烈火の将・剣の騎士シグナム。赤が鉄槌の騎士ヴィータ。緑が湖の騎士シャマル。獣耳が盾の守護獣ザフィーラ」
「な…なんだよ、お前。なんでその名前を…」
「存在を知ってて、最大魔法までくらったんだぞ?忘れるわけがない。えーっと…自分たちと魔導師の大群で、男と少女を襲ったときの男の方って言えばわかるか?」
ディアーチェが何してると言った目で睨んできた。でもしゃーないじゃん、はやてが関わってんだもん。小言なら後で聞くからさ。
「馬鹿なことを言うな。私たちが戦ったのは大人だ。君はどう見ても子供ではないか」
「そうね…でも、先祖から記憶を継承したってことも」
「いや、本人だよ」
「だが、明らかに背丈が違う」
「あんときの魔導師の一人にかけられた魔法が原因だと思う。そっからは全くわからん」
…しばらく誰も喋ってないし、はやては何がどうなっているのかわかってない顔をしていた。が、シグナムさんが質問をしてきた。
「…我らのことを、管理局に報告するか?」
「しない」
「はあ!?そんなの信じられるかよ!」
「え、何?報告して欲しいの?」
「ちげーよ!敵の言葉なんて信用できるわけ「こら、ヴィータ!」痛っ!」
あ、はやてがヴィータの頭を叩いた。
「何がどうなっとるかはわからんけど、今ヴィータは悠斗くんのことを敵言うたよな?悠斗くんはうちの友だちや。そればっかは許さへんで」
「いや、はやて?ヴィータの反応は尤もだし、俺も煽っちゃったし」
「けど、今は悠斗くんはお客さんや。お客さんに対して失礼な態度をとったってことも反省させんとあかん」
「おかん、別に気にせんでええよ」
「誰がおかんや!」
あんたやあんた。
「あー、ヴィータちゃんは説教されてるから話せないけど、俺は嫌だっていうなら管理局に伝える気はないですよ」
「…どうして、言わないんですか?私たちはあの時… 」
「ああ、気にしてませんよ。俺が気にしてるのはあの時訳わからん魔法かけてきたやつとあのクソジジイを魔力強化かけた手でぶん殴れなかったってことだけですから」
「…ずいぶん、物騒なんだな」
「物騒で結構。…にしても、まさか夜天の書がはやてのとこにあるなんてな」
「…?何を言っている?これは闇の書だぞ?」
「え?」
どゆこと?え?ヴォルケンズは夜天の書のプログラムだよな?あ、でも無限書庫でそんなのを読んだような…
「さー、やってきたで!しっかりみんなに合った服を選んでやるからな!」
「あ、主。私は別に…」
「まーだ言うとるんか、シグナム。そんなピッチピチのエロい黒い服着とったら目立つから、ちゃんとした服を着んとあかん」
「そうよ、シグナム。…あ、これかわいい!」
「シャマルの奴…もう順応してやがる…」
さすが女性陣、こういうときはテンションが高くなるな。
「じゃあ、行きましょうか、ザフィーラさん」
「うむ」
……会話が続かない。
「あー、ザフィーラさんはどういった服を着たいですか?」
「よくわからんからな。お前に任せる」
「わかりました」
「…」
「…」
…続 か な い !
「…お前は」
「はい?」
「お前たちは、今の生活が楽しいか?」
「はい、それはもう。毎日楽しいですよ」
「そうか…」
「大丈夫ですよ。はやては優しい子ですから。これから楽しくなりますよ」
「罪を犯した我々でもか?」
「そんな過去のことなんてどーだっていいんです。投げ捨ててください。今が楽しけりゃそれでいいんですよ」
「ほ、本当にそれでいいのか?」
「ええんや」
罪の意識がなんだ。そんなんあったら紫天の書とユーリ連れ出して逃げたりせんわ。
「さー、次は食べ物や!ご馳走作ったるからなー!」
「料理なら我も手伝うぞ。貴様の家族が増えた記念なのだなら、腕を振るわねばな」
「なあ、悠斗、料理ってなんだ?」
え、それも知らないのか…歴代の主はマジでなんだったんだよ…
「あー、料理っていうのはですね?肉とか魚とか、そういった食材を焼いたりして美味しくするもののことですよ」
「なあ、あたしに敬語ってめんどくさいだろ?楽にしていいぞ?」
「いや、ヴィータさんたちって昔から生きて「それってあたしが年取ってるって言いたいのか?」…わかった。ヴィータちっちゃいし、敬語も使うことなかったな」
「ちっさい言うなよ!あたしちっさくねーよ!」
「こら、ヴィータちゃん。騒いじゃだめよ。他のお客さんの迷惑になっちゃう」
「う…わかったよ…」
「さて、何を作る?」
「あ、そんなら、これを…」
「ふむ…なら我は…」
さて、説明会…つーか、確認だな。
「さて、じゃあ、まず闇の書について話してもらえますか?」
「話すも何も、我らが宿っている書だ。お前が言う夜天の書とは何だ?」
「偶然ですね、夜天の書もあなたたちヴォルケンリッターが宿っている書のことですよ」
「…どういうことだ?」
「俺の方こそどういうことだ?って感じなんですけど…」
こういうときは…
「教えて!ユーノ先生ー!」
〈なんなのさ一体…〉
「先生!闇の書と夜天の書って、何が違うんですか?」
〈ええ?えっと、確かこの前無限書庫で読んでた時にそれっぽい本があったような…ちょっと文章写してそっちに送るね〉
「…え?ユーノって今無限書庫にいるの?」
〈ああ、うん。…美由希さんが、ちょっとね…〉
「ああ、逃げてきたと」
確かに、美由希のアレはキツいからな…。
〈兎に角、今分かってる情報だけでも取り敢えず送っておくよ〉
「ありがとう、助かるよ」
〈いいよ、暇だったし。詳しいことが分かったらまた連絡するよ〉
「おう。じゃ、またな」
ユーノとの通信を切り、送られてきた情報を確認する。…なぁにこれぇ。
「結論。どっちも一緒でした」
「どういうことだ?」
「今友人から送られてきた情報によると、闇の書と夜天の書は一緒のものみたいなんです。呼び方が違うだけで」
「はあ?なんでそんなことになってんだよ?」
「今はこれくらいしか…また情報が分かったら伝えます」
「ええ、分かったわ。…それにしても、夜天の書って…なんだか、懐かしい気がする…」
あー、早く情報出ねぇかな…ハッキングしようかな…いや、本物調べりゃ早いか。
「すいません。ちょっとやて…闇の書見せてくれませんか?ちょっと気になるんで」
「変なことしねーだろうな」
「大丈夫大丈夫。もしやったらギガシュラしていいから」
「泣くくらいなら言うなよ…」
だって、信頼してもらうには自分の弱点さらけ出すのがいいじゃん。俺はそう思うよ?
「んじゃ、取り敢えず隅から隅まで調べますか」
はい、ここから先考えてないんです。ここまでの話は浮かんでました。ポンポンネタが出てくれば更新早くなると思いますので、頑張ります。