無課金でグランツ研の新規引き当てた方、申し出てください。作者が発狂して襲い掛かります。
「…つまり、闇の書は今まで何度も暴走してきて、暴走するたびに主と周りの人間を巻き込んできた、そういうことか?」
〈うん。前に闇の書が暴走したのは10年前で、そのときは管理局局員の一人が自分の命と引き換えに封印したらしいよ〉
「で、転生機能でまた出てきた、と。そういや、その局員の名前はわかるか?」
〈ちょっと待ってね…よし、出てき…た…〉
「どうした?ユーノ」
〈うん、出てきたんだけど…グライド・ハラオウンって〉
「ハラオウンって、確か…」
〈うん…おそらく、クロノの父親だよ〉
「てことが今朝あったんだよ」
「管理局での知り合いが、私たちの犠牲者だったのか」
「そいつ、あたしたちのこと恨んでるんだろうな…」
「いや、恨んでるかどうかは話してみないとわかんないだろ?」
「恨んでるわよ。だって、お父さんを亡くしたんでしょう?」
「肉親を失うというのは、あまりにも辛いことだ。もし、その少年が我らがいることを知ったら…」
うわー、なにこの暗い空気。
「うち、なんとかできんやろか?」
「これはみんなの問題だからな。はやてがどうこうするんじゃなくて、本人がどう向き合うかだから、今はそっとしておけばいいよ」
というかそっとしとく以外方法ないと思う。はやてが言っても反応しないだろうし。
「取り敢えず闇の書貸して。うちの家族や知識豊富な知り合いと話し合ってみる」
「あ、貸さんとあかんか…私もついて行っていい?」
「あ、いいよ。じゃあ一緒に行くか」
「うん。みんなー、ちょっと出かけてくるなー」
「あ、分かりました、主」
「あまり遅くならないでくださいねー」
敬語使ってんのに親みたいなこと言われるとちょっと違和感あるよね。
「で、誰と話し合うんや?」
「ん、うちの家族。実際に見てもらって、今後どう動くか決めるんだ」
ユーリのデバイス解析は頭ぶっ飛んでるレベルでおかしいからな。戦闘力高くて頭もいいとかそれ悟り飯…あ、舐めプはしないから違うか。
「おかしい」
「何がおかしいんや?」
「誰かにストーキングされてる気がする。視線を感じるんだ」
「視線感じるって…戦闘民族やあらへんのやし…」
うーん…はやてんち出た辺りで出てきてるんだよなぁ…
「くるっ」
「いやそんなこと言わんでも…」
「…くるりんぽ」
「言葉選べいう意味やあらへんわ!あとくるりんぽってなんや!」
すっと頭の中に浮かんだ。深い意味はない。
「で、なんなんだろこの視線」
「無視か、そうか無視するんか。そうなんか」
「どうすっかなー、このまま行くかどっかで撒くか」
「なあ、なんで無視するん?私泣くよ?」
あー、面倒だな。
「はやて、ちょっと空跳ぶぞ」
「え?飛ぶやなくて跳ぶ…ひゃぁぁぁ!?」
車椅子ごとはやてを持って跳ぶだけの簡単なお仕事。
「あ、結構軽いな。ちゃんとご飯食ってる?」
「や、やめ、あかん落ちる!」
「まあ跳んだだけだからね。もちろん落ちるよ」
「なに当たり前かのように物騒なこと言っとるんや!あ、あかん落ちるぅぅぅぅ!」
落ち着けって。俺だって最大火力や殲滅力周りのみんなには劣るけど魔導師なんだからさ。
「チキンレース(一人)開始!地面から何cmで止まれるか遊んでみよ」
「アホなこと言ってないでさっさと飛ばへんか!」
「あ、はやて痛い。本の角で叩くのやめて。飛びますから」
あ、でも一応加減はしてくれてるのかな。本の角で叩かれると悶絶するチョップも存在するくらいだから、痛い程度で済むならいいかも…良くねえわ。さっさと飛ぼう。
「ほい。着地しましたよっと」
「あー、もうあかん。絶対寿命縮んだわ…」
「全く、そんなんじゃ魔導師やっていけないぞ?」
「誰のせいやと思っとるんや!」
「はい私のせいですねごめんなさい。ですから車椅子の車輪で靴をゴリゴリするのはおやめください」
さてと、そろそろ…
「お、犯人発見」
「このっ…え、犯人?」
「うん、この子」
そういって、俺は犯人をひょいと抱え込む。
「にゃ、にゃあ?」
「って、猫やんか。悠斗くん、冗談はよしてや」
「ところがどっこい、この子一部始終をみてオロオロしてたから」
俺たちが跳んでからこのあたりを走り回ったりしてたし、着地もほっとした顔してたからな。たぶんこの子だ。
「よし、尋問だ。家に連れ帰る」
「に"ゃ!?」
「え、でももしかしたら誰かの飼い猫かもしれんし…」
「もしかしたら管理局に所属している人の使い魔かもしれない。もしこのまま返して闇の書の情報漏れたら大変な事になるよ」
それに管理局とか使い魔とか言ったあたりで少しだけ反応したからね。たぶんあってるとは思う。
「うし、ついた。悪いけど、はやては金髪の子やディアーチェと話してて」
「悠斗くんは…聞くまでもあらへんか」
さて、楽しい尋問タイムだ。大丈夫。苦しいのは最初だけだからね。
あたしはリーゼロッテ。とある目的のために相棒のリーゼアリアと共に八神はやてという少女を監視している…のだが、最近家に出入りしている少年がいる。今日も入っていったのだが、はやてと闇の書を持って何処かに出掛けるらしい。
〈アリア、どうするよ?〉
〈私がついていく。ロッテは騎士たちの様子を見てて〉
〈了解。気をつけてな〉
まあ、いくら闇の書があっても本格的には機能してないし、ガキ二人なら大丈夫だろ。
〈ろ、ロッテ!どうしよう!〉
〈って、アリアどうした?〉
〈な、なんか男の子がはやてを抱えて跳んだ!〉
〈…は?〉
どうやらあたしの相棒はおかしくなってしまったらしい。あんな9歳の子供が車椅子ごと少女を抱えて跳べるはずがない。
〈落ち着けって〈これが落ち着いていられる!?もし怪我でもしたら…ああ落ちてきた!〉…本当に落ち着けよ〉
〈あ、なんかふわって降りてきた…よかった〉
…ん?ふわって降りてきた?ちょっとまて、もし跳んだってのが本当なら、ふわってしたのは魔法か何かを使ったんじゃないのか?そんで、なんでアリアはそれに気づいてないんだ?
〈なあ、アリ〈に"ゃ!?〉あ、アリアどうした!?〉
〈やば、ロッテ助けて!尋問されそう!〉
〈何があったんだよ!んでもってガキに捕まんな!〉
〈な、なんかこの子魔力全然感じないのに、管理局とか使い魔とかいろいろ知ってるんだ!たぶん私が使い魔ってことも確信してる!〉
…魔法使ったんならその時点で気づいてもいいと思うんだが…って、尋問?
〈ろ、ロッテ助け〉
〈…アリア?おいアリア!どうしたんだよ!?〉
〈…おかけになった念話は現在繋がりません。ご用件の方は、ピーっと音がしたあとに住所を送りますので、ご主人をお連れになって我が家まで来やがってくださいませ〉
!?こいつ、念話に入り込んできやがった!
〈おい、お前は一体何者なんだ!?〉
〈二度も同じことは言いたくないです。てか面倒くさい。マスターはこれから忙しいので私が変わりに対応します。とっととあなた方のご主人を連れて来てください。でないとアリアちゃんの無事は保証できません。早めにしてくださいってかはよしろ〉
っくそ!アリア、無事でいろよ!
「ほら、さっさと話したらどうなんだ?楽になるよ?」
「くっ…話すことなんてない…」
「強情だなー、話すまでずーっと続くってのに…ちょっと一つ段階あげてみよっか」
「え?ひゃぁぁぁぁぁ!?」
「おお、すっごい悲鳴。どう?話す気になったかい?」
「も、もうやめ…」
「やーだよ。話すまで止めたりしないよ」
「もう止めて…撫でないでぇぇ」
ただ撫でてるだけなのに凄いな。ネットの書き込みスゲェわ。google先生万歳。
あ、ちなみにまだ猫さん形態ですよ。人の言葉を喋らないって余裕もなくなったみたいだけど。
「も、もう無理…」
「あ、気絶した。…って光出したよ。変身魔法無意識に使ったんかな?」
ユーノやアルフのあれに似てるし。どんな姿なんだ…ろ…
「はあ…はあ…」
「…あかん」
何があかんって、この人の容姿ですよ。ロングヘアの整った顔の大人の女性で、ちょっとしたきっかけで下着が見えそうなミニスカの黒い制服。そんな美女が顔を赤くして息を荒くしている。そんな人の姿をみて、第三者はどう思うのだろうか…
《マスター!犯罪者ですよ、犯罪者!》
「物騒なこと言うのやめてくれ。てか伝え終わった?」
《終わりましたけど、たぶん一人で来ると思いますよ》
「十分。この人は人質っぽく扱いたかったからね」
《…そんな姿を見せる気で?》
「ごめんなさい社会的に殺されます」
マジでどうしよう…取り敢えず起きてもらわないと…
「えっと、アリアさん?アリアさーん。起きてくださーい」
「ぅん…」
やめて。そんな声出さないで。聞かれたら誤解マッハですから。顔叩いた方がいいのかな?
「アリアさー」ガチャ「悠斗。取り敢えず話はおわっ…た…」
…ディアーチェさんのご登場。ちょっと硬直しているみたいだから、状況を整理してみようか。
アリアさん、息を荒くして仰向けに倒れている。そして俺はそんなアリアさんにまたがるような体勢になっている…あ、これ誤解されてるわ。目に光ないんだもん。おわった。
「…ジャガーノート」
「えっ」
黒い光が、視界を多いつくした。
対象になる人物が変わっただけで、流れそのものが嘘だなんて誰も言ってない。悠斗くんとアリアは犠牲になりました。
ちなみに、なんでアリアこんな扱いなの?って思う方いると思いますが、この作品のキャラは一部原作と性格違いますし、いろんな方の作品でだいたいロッテが犠牲になってますので、ならアリアに犠牲になってもらおうと思ったからです。ファンの方すみません。