「みんな逃げろー!」
俺はそう叫びつつ、その後全員散らばった。と思ったら、すぐ俺に目掛けて砲撃が飛んできた。
「プロテクs『暴走してるようなものだから、防御はほぼ無意味だと思う』先に言ってくれませんかねぇ!」
全力で体を反らして避けたけど…うわ、避けた先の地面にクレーター出来てる…ホントに防御無意味だな…
「うわっ!ぅぉほっ!なんでっ俺ばっか!」
『バグ取り除いた原因だからじゃないの?あ、屈んで』
「へ?」
取り敢えず屈むと、頭の上を物凄い速度で槍が通過していった。か、髪の毛が…
『全く、危なっかしい』
「ありがと、なはと。…どうしたもんかね」
『作戦立てたいけど、立てる暇がないもんね』
「…そうだ。おーい、みんなー、作戦立てといてー」
必殺、他力本願。これが一番楽だと思います。
「あ、そのことなんだけどね…最大魔法をみんなで撃ち込もうって話になったの」
「…what?」
「だから悠斗はそのまま引きつけてて。注意がそっちに向いてる方がやりやすいから」
「ちょっと待って「それじゃ、みんな行くでー!」…死ねと?」
『頑張れ』
そんなー(´・ω・`)
「あたしから行くぞ。轟天爆砕!ギガントシュラーク!」
「え」
『あ、あれ?なんで止まってるの?ねえちょっと』
は、ハンマーが迫って…ハンm
『ああ、もう!ちょっと借りるよ!」
「おうっ!?』
あ、あれ?俺体動かしてないのに勝手に動いてる…掠ったけど。ていうか…
『気持ち悪い…』
「え、あれ?酔ったの?」
『うぇ…てか、何やってんの?』
「主導権貰って動いてるんだけど…大丈夫?」
『酔ったりトラウマで動けそうにない。よろしく』
「ああ、うん。…それにしても、あなたの魔力量少ないよ。殆んど私の分なんだけど」
『言わないで』
三重攻撃で俺の心がボドボドに…
「行きますよ、なのは」
「うん。やろう、シュテル!」
あ、ちょっとまって。君たちは冗談抜きでやばい。
『なはと!全力で逃げて!』
「エクセリオンバスター!」
「ハーキュリーブレイカー!」
「ひゃあ!」
うわっ、二人とも新魔法か。にしても、蒼い砲撃とかまた凄いの考えたなシュテル。
「な、何いまの…」
『ん、今の砲撃か?あれが二人だよ。バ火力の羨ましい砲撃。あんな魔法普通じゃないよ、俺には出来ない。あ、次シグナムっぽい』
「次は私が行こう。翔けよ、隼!」
えっと、確かあれはシュツルムファルケン、だっけか。カッコイイな。
「今度はボクたちだね。いくぞーフェイト!」
「うん。レヴィ、合わせてね!」
「砕け散れ!雷神滅殺!極光斬!」
「撃ち抜け、雷神!ジェットザンバー!」
うっわ、バカデカイ大剣(?)で斬られてる。痛そう。
「で、なんであれだけの攻撃を受けても私たちの方に来るの!?」
『アホだろあいつ!って、バグだから知能はないのか?』
「そんなこと考えてる場合じゃ…あ、やばっ」
なはとがだいぶ追い詰められていたが、なにかが高速で飛んできて助けられた…ていうか、アミタの射撃だった。
そして、アミタとキリエがアクセラレイターで高速接近し、連続で切り抜けていく。
「エンド・オブ・デスティニー!この弾丸で、撃ち抜いて!」
「ヴァリアント・ブレイク!」
『姉妹コンボ。正直言ってミニスカであんな動きされるとお兄ちゃんは心配です』
「振りおろしたり何度も方向変えてるからね。見ようと思えば見れるタイミング多過ぎるね」
終わったら色々と話さないといけないかな?
「悠斗、大丈夫ですか?」
「どこか怪我したりしてない?」
「え、ええ。大丈夫よ」
「?ちょっと喋り方おかしくないですか?」
「…オカマに目覚めちゃったの?」
やめて。そんな凄い心配されたら…理由話したあとに君たち逆ギレで襲いかかってくるじゃん。怪我するよ。
『なはと、戻らせて』
《ん、わかった》
「大丈夫大丈夫。ありがと、アミタ、キリエ」
「ねえ、さっきの口調」
「話はあと。まだ終わってないぞ」
「あとでちゃんと話してくれるんですよね?」
…怖い。
「彼方より来たれ、やどりぎの枝。銀月の槍となりて、撃ち貫け。石化の槍、ミストルティン!」
「悠久なる凍土。凍てつく棺のうちにて、永遠の眠りを与えよ。凍てつけ!エターナルコフィン!」
…石化したやつ氷漬けにするのって結構えぐいな。それでも動いてるあいつはなんなんだろう。
「っと、俺らもやるか。なはと、手伝って」
『なにするの?』
「斬る」
『いや、それは分かるよ。どうやって斬りに行くの?』
「次に動こうとした時に光速で斬る。だから魔力でありったけ強化してくれればいいよ」
『分かった』
〈ってことは私の出番ですね!やっちゃいましょう!〉
「うっし、やるぞ。…桜花旋風陣」
うわ、思ったより速い。取り敢えず当たったか確認すると、斬りつけた場所が時間差で何度も傷つけられている。
『あなた、さっきえぐいとか言ってたけど、人のこと言えないよ』
〈マスターは矛盾した発言結構する気楽なバカ野郎ですからね。気にしない方がいいですよ〉
『そう、わかった』
さりげなく相棒にバカにされた件について。
「さあ、行くよみんな!」
「いつでも行けるよ!」
「悲しい思い出は、ここで全部終わらせんとあかん。私たちが、ここで!」
「うーんと、これが終わったらアイス食べて…」
「レヴィ、緊張感を持ってください」
「まあ、何をやるかは分かっておるから、説教は後にするか」
3人ずつ、真面目かそうじゃないかで会話してるな。真面目じゃなくても魔法陣くそデカいんだけど。
「スターライトブレイカー!」
「プラズマサンダーブレイカー」
「ラグナロク!」
「真・ルシフェリオンブレイカー!」
「雷刃封殺爆滅剣!」
「ジャガーノート!」
全員が最大魔法を撃ち込んだ。カードリッジロードして。
『なにあれ…消えちゃったんじゃないの?』
「……いや、まだ終わってない」
ボロボロになりながら、再生が目に見えて遅くなりながらも、まだバグは生きていた。
「ま、あと一人規格外がいるから問題ないんだけどね」
『え?』
さ、後は任せたよ。
「皆さんが使った残留した魔力を全て集めて力に変える、私の最大魔法。受けてください!」
受ける機会あっても受けたくないです。
「エンシェントマトリクス!」
あ、あれ?なんかデカくないですか?もっとこう、細くて…そんなブレイカー並じゃなかった気が…
「ーーーーーーー!」
あ、消滅した。
「エイミィ、反応は?」
《完全消滅。跡形もなく消えたよ》
「ってことは…終わったのか」
…あり?なんか目の前が真っ暗に…
『あれ?ねえ悠斗?どうしちゃったの?』
〈ふむ…マスターは気絶系男子、と…〉
最後に聞き捨てならない言葉が聞こえたけど、反論する余裕もなく、そのまま意識を失った。
「…知らない天井だ……」
アースラなのかな、ここ。頭痛い。
「あ、目が覚めましたか」
「シュテル。ここって…」
「アースラの医務室です。あの後すぐに悠斗とはやてが気絶して、ここに運び込まれました」
「そっか…はやては?」
「先に目が覚めて皆のところにいます。立てますか?」
「ちょい頭痛いけどなんとか。連れてって」
「分かりました」
そういや、なはとはどうしたんだろう。
「シュテル、なはとは?」
「なはと?もしかして、悠斗の中にいた子ですか?その子も皆さんと一緒にいますよ」
「あ、そうか。よかった」
…あれ?そういえば、俺が女の子と知り合うとすぐみんな怒るのに、今回怒ってないな…ま、まさか、怒ってないふりしてフルボッコにする気か!?
「着きましたよ…どうしたんですか?」
「あ、いや、なんでもない。…なんでもない」
「そうですか」
一人で勝手にビビってる間に着いたみたいだ。確かここ食堂だっけ?
「みんな、おはよう」
「あ、悠斗だー!」
「い つ も の」
寝起きドッキリ(物理)
「こら、レヴィ。そんなことしちゃだめだろう?」
「はーい、ごめんなさい」
「いや、いいんだよ、リインフォース。いつものことだから」
「そ、そうなのか?」
「うん」
…なんか、久しぶりに心配された気がする。
「そういや、なはとは?」
「ああ、あの子ならそこにいるよ」
「えーっと、どこ?」
「ほら、あそこ。す少し離れたところの椅子の上
…見慣れない動物ならいますね。え、あれなはとなの?
「なはとー」
「あ、悠斗だ」
「おはよう。で、その姿何?」
「楽な体系。誰かさんが寝てて暇だったからこの後のことやってくれるまで楽にしてようと思って」
「ああ、うんわかった。んじゃ、夜天の書調べて、何も異常がないの再確認できたらそっちに写して「や」…や?」
「や。紫天の書に写して」
「なんで?」
「なんでって…悪くないのは分かってるんだけど、夜天の書の中にいるとまた出られなくなるんじゃないかって怖くて」
「…そっか。分かった。はやてに説明しとくよ」
はやてさーん。ちょっとあなたの本の子が〜。
「なはと、と言ったか?」
「あなたは…ディアーチェ、だったっけ。何か用?」
「先ほどの会話を聞いておったが…怖い以外にも理由はあるのだろう?」
「…何を言ってるのかよく分からない」
「誤魔化さなくてもよい。大方、悠斗と一緒にいたいからであろう?」
「そう、なのかな?私、人と話したことなんてないから、自分の気持ちもよくわからなくて」
「そうか。大丈夫だ。あいつは馬鹿で抜けているところも多いが、優しいやつだ。いろんなところに連れ出して、うぬの知りたいことを教えてくれるだろう」
「そっか。それは楽しみ。…これからよろしくね、ディアーチェ」
「ああ、こちらこそ」
短いかな、とは自分でも思ってますが、これで完結です。なはとの姿は皆さん分かってるかと思いますが、マテリアル娘のナハトです。かわいい。
最終回とか完結とか言いましたが、別にこの作品自体が終わったとは一言も言ってませんからね。