アミタかわいい。
「おはようございます!」
「…うん。おはよう。どったのアミタ?」
「何処かに出掛けましょう。近くのデパートとか」
「おけ、ならディアーチェたちも誘って…」
「あ…その、二人っきりじゃダメですか?」
「?うん、いいけど」
「ありがとうございます!じゃあ、さっそく出掛けましょう!」
「って待て待て!準備してから!」
いま気づいたが、これは所謂デートなのでは?
(ないか。そういった素振り今まで見なかったし)
「どうかしました、悠斗?」
「あ、いや、なんでも。で、今日は何買うんだ?」
「えーっと、服の材料を買いたいな、と思って。今度王様と一緒に作る約束があるので」
「あー、レヴィは何故か市販の服殆んど着ないもんな。あとユーリも基本作ったのばっか来てるし」
「ですね。作る側としては嬉しいんですけど…あ、悠斗も作ってみます?」
ふむ…どうしようかな…
「機械を使わない手編みならまかせろ」
「…なんでデバイスのことなら殆んど出来るのに地球の機械は使えないんですか?」
「失礼な。ちゃんと使えるぞ」
「え、どんなのがありましたっけ?」
「えーっと…洗濯機?」
「時々操作間違えますよね」
「…ハンドミキサー」
「誰かが見てないとホイップ飛び散りますよね」
「…」
「あ、あの、ごめんなさい。だから落ち込まないで、ね?」
ホント、何で使えないんだろうな。
「どれを買いましょうか…ちょっと色の濃さが違うだけでもだいぶ印象が変わりますし…」
「全部買っていったら?」
「ダメです!お金はちゃんと使わないと!」
さいですか。
アミタ、結構しっかりしてるんだよなぁ。普段熱血だからいい加減みたいに勘違いされがちだけど、実際は細かいところの気遣いまでできるし。
「本当、いいお嫁さんになれるだろうな」
「およっ!?えと、その…そんな急に言われても…」
「うん、何処に言っても恥ずかしくない、自慢の妹だ」
「…E・O・D撃ち込みますよ?」
「アイエエエエエエ!?ナンデ!?アミタナンデ!?」
「自分で考えて下さい」
えー…どこで怒ったんだよ。
「なあ、なんで怒ってるんだよ」
「知りません。考えて下さい」
「そうは言っても分かんないんだよ。なあ、一体何なんだ?」
「取り敢えず、悠斗は相当鈍いということが改めて分かりました」
なにがなんだかわからない。
「あれ?アミタ?」
「悠斗もいるよ。おーい、二人ともー!」
「あれ?わかばさん?このはさん?」
「…あ、オッス」
「お二人は今日何をしに来たんですか?」
「ちょっと、食材の買い物に。そういう二人は?」
「服を買ったり、服の材料を買ったりですね」
「へー。…悠斗と二人っきりで?」
「はい。そうですよ」
「つまり、デート…アミタ大胆なことするね」
「ちょ!?言わないでくださいよ!」
「言うって、何を?」
「それは…その…」
「お姉ちゃんとアミタ、楽しそうだねー」
「だな。会話の内容殆んどわからんけど」
鈍いってのは自覚してるんだが、直せないんだよな。まあ会話の内容分かったらプライバシー侵害してるからダメだろうけど。
暫く会話した後、わかばたちと別れた。一緒に行かなかったのかって?別れる前にわかばがアミタに耳打ちして、アミタが顔を真っ赤にして放心しているうちに「それじゃあねー」と何処かに行ったからね。説明終わり。
「さて、んじゃそろそろ昼飯食いに行くか」
「そうですね…何食べましょう?」
「んー…たぶん今夜はカレーかハンバーグだろうから、それ以外にしよう。ステーキとかそのへんは?」
「あ…ステーキはちょっと…」
あれ、いつもは喜ぶのに…あ、ダで始まってトで終わるアレをしてんのかな?
「じゃあ、うどんにでもする?」
「あ、いいですね。行きましょう!」
◯亀のうどんは美味しかったです。
「で、なんでゲームセンターにいるんですか?」
「なんかクレーンゲームとかアーケードゲームでもやっていこうかなって。あ、あのぬいぐるみ確かキリエが欲しいって言ってたっけ。取ろう」
「言いたいことは色々あるんですけど、クレーンゲームの景品をそう軽々と取ろうとしないで下さい」
「俺は悪くねぇ!だって、簡単に取れてしまうシステムが悪いんだ!俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!!」
なんか親善大使がいるぞって騒がれ始めた。なんでこんなうるさい環境で正確にネタを聞き取れる猛者がいるんですか…
「おっし、取れた」
「2コインで取れるのは営業的にどうなんでしょうか?」
知らぬ。店員さーん、袋くださーい。
「あ、マ◯ブある。やっていくか?」
「そうですね。暴れちゃいましょう」
圧倒的機動力でマシンガンとバズーカと戦車を押し付けてやるわ。
あ、相手可哀想。こっち二機ともマシンガン持ちで瞬間火力あるから補正かかっても結構削られてる。
夕方。帰宅中である。
「いやー、楽しかった。やっぱザ◯系統は強くて楽しいわ」
「Ⅲ改はそんなに使ってないですよね?」
「だって味方助けられないんだもん」
全力で追いかける相手が自分を引き離していく絶望感。あれは嫌です。フ◯ブのトラウマがあってなかなか使えないです。
「あれ?悠斗とアミタじゃねーか?」
「あ、ヴィータさん?どうしたんですか?」
「どした?アイスでも買いに行くのか?」
「あのな、いくらあたしがアイス好きだからってわざわざこんな時間に買いに行ったりしねーよ。はやてにお使い頼まれたからそれ買いに行くだけだ」
「なるほど。多少はお小遣いを貰ってて、それで好きなのを買ってこいって言われてるんだな」
「なんでわかんだよ!?」
「ちょっと考えればすぐに分かるぞ」
「悠斗はこういうところすぐに分かるんですけどね…なんで気づいてくれないんでしょうか」
「あー…まあ、頑張れ」
ん、なんやなんや。また俺が分らなかった話か。教えてちょーだいヴィータさん。
「自分で分かれ。あたしは何も言えねーぞ」
「デスヨネー」
「悠斗、そろそろ帰りましょう。ディアーチェがご飯作ってまってますよ」
「ん、そだな。じゃあなヴィータ。はやてによろしく」
「おう。じゃーな」
「遅い」
「なんで私に抱きついてきたのでしょうかなはとさん」
「自分で考えて」
今日は自分で考えることが多いなー。
「ほら、早くご飯食べよ」
「はいはい。じゃあ降りて。動きづらい」
「ん」
さて、今日の晩飯何かなー。
オチなんてないよ。
うどんの店の名前は◯で一応伏せたが、そのまま読むと全く隠せてない。怒られたりしないか少し怯えてます。
悠斗くんは親善大使ネタ使ってるという会話を聞き取れた時点でだいたい同類。
あと、気づいた人もいるかもしれませんが、新しい小説を投稿し始めました。今後はそっちに集中すると思うので、ほぼこちらの更新が死ぬことになります。ご了承下さい。