IS インフィニット・ストラトス 黒い刃と白い刃 作:ウサ黒
一夏がやらかした二時間目が終わり、休み時間になる。さすがに視線にも慣れ(慣れるの速いな俺)、心にも余裕が出てきたので、この時間こそはゆっくりしよう!と心に誓った俺。だが、そんな誓いなど『天元突破!金パツドリル』によってドリルブレイクされてしまった。
そう、『されてしまった』のだ。事は三分前、セシリア嬢の『ちょっと、よろしくて?』という初対面からしたらかなりムカつく感じで声をかけられた事から始まった。
今は、『天元突破!金パツドリル』ことセシリア嬢が教師を倒した事について、食って掛かっている。
「あ、そういえば遊騎も倒してたよな。教員試験の時に」
おいおい一夏君、今ここでそんな事を言うんじゃないよ!!俺にまでセシリア嬢の口撃が飛び火するじゃない「それは本当ですの!?」・・・・・。ほれ見ろ、巻き込みやがって。あとで覚えてやがれ、一夏。あとで絶対、コンクリと熱烈なKissを交わさせてやる。
「ああ、そうだよ。倒したけど何か文句でもあるのか?」
「貴方みたいなのも教官を倒したですって!?いったいどうやって倒したんですの!?」
皆さん聞きました?貴方『みたいなの』だってよ?世の中の男、もとい俺と一夏ってどんだけ下に見られてんの?軽くイラっとくるな
「いったいどうやって倒したっていうんですの?」
「どうって、最初は一夏と同じだよ。まあ避けなかったけど。いきなり突っ込んでくるから、ブレードで頭を思いっきりぶった叩いただけ。そしたら動かなくなっちゃって・・・・・。」
ああ、みんな。そんな恐ろしい物を見るような目で見るの止めて!!ちょ、そこっ!『試験だからって教官に容赦無いよねー』なんて小声で話さないで、頼むから!!!
「そんな、そんな馬鹿な事が!!」
セシリア嬢がヒステリックに叫ぶ。
「まあ、落ち着けよ・・・」
一夏がなだめようとするが、まるで聞かない。
「あ、貴方ねぇ!これが落ち着いて・・・・・」
キーンコーンカーンコーン
セシリア嬢の声を遮るかの如く三時間目の予鈴が鳴り響く。
「くっ、またあとで来ますわ。逃げない事!よくって!?」
そういって、急いで自分の席に戻っていくセシリア嬢。机に突っ伏す俺に『災難だったねー』と声をかけてくれるのほほんさん。嗚呼、癒やされるな。のほほんさんと居ると。
始業の本鈴が鳴り、姿勢を正して授業の用意をする。
ほどなくして、織斑先生と山田先生が入ってきて授業が開始された